痛いおばさんとはどのような女性なのでしょうか。若い人なら同じような見た目や言動を許される場合もありますが、おばさんとなると痛い人と認定されてしまいますので注意が必要です。年齢にふさわしい知性と女性らしさを身に付けて、痛いおばさんではなく素敵な大人の女性になりましょう。
目次
痛いおばさんとは
痛いおばさんとはどのような人物を指すのでしょうか。痛い人とはどんな人なのか、また、痛いおばさんと素敵な大人の女性にはどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
そもそも痛い人とはどんな人?
痛い人とは、「見ていて心理的にいたたまれなくなる、痛々しい人」を指します。常識に欠ける振舞いや言動をしたり、幼稚でひとりよがり、自分大好きなナルシストな人は見ていて痛々しく感じます。
たいてい本人は自分の行動が痛いと思われていることに気付いておらず、周囲の人々がドン引きしているのが良くある状況です。
痛いおばさんと素敵な女性の違い
素敵な大人の女性とは、痛いおばさんと言われるような行動や言動をしないのはもちろんのこと、大人の女性ならではの魅力をまとっています。
若い女性はそれだけで魅力的ですが、素敵な大人の女性は人生を長く経験している分、大人ならではの知性と立ち居振る舞いを身に付けています。
また、年齢を重ねても「女性らしく美しくあろう」という気持ちがあり努力もしているので、若い女性にはない大人の女性ならではの内面から輝く美しさと魅力が備わっているのです。
痛いおばさんの特徴【見た目】
痛いおばさんはどのようなファッションを身にまとっているのでしょうか。メイクや持ち物を含めた全体的な見た目にも特徴があります。
特徴①年齢にふさわしくないファッション
流行のファッションを取り入れておしゃれすることは大いに取り入れて欲しいところですが、若い女の子向けのアイテムで全身を固めてしまうのはいただけません。
若い子に流行りのプチプラアイテムや、身体のラインを拾うスリムなシルエットのアイテムなどは部分的に取り入れる程度に留め、加齢による体型や見た目の変化を受け容れ、年齢にふさわしいおしゃれを楽しみましょう。
特徴②若者向けのメイク
若者向けのメイクは、若者のみずみずしい肌だからこそ似合うメイクです。加齢した肌に若者向けのメイクをしても似合いませんし、滑稽に見えてしまうでしょう。
また、自身が若い頃にしていたメイクをそのまま変えずに続けるのも同様です。似合わなくなっているのです。濃すぎるメイクもおすすめできません。
特徴③身だしなみが整っていない
服がシワだらけだったり、ほつれがあったり、髪がぐしゃぐしゃ、肌がボロボロ、靴が磨かれていないなど、身だしなみが整っていないことも痛いおばさんにありがちです。だらしない見た目は大人として認められません。
たとえ服装やお肌が整っていたとしても、ふと見えたバッグやポーチの中身がぐしゃぐしゃだったりすると、だらしない印象だけが強く残ってしまいます。
特徴④昔流行ったアイテムやブランドを使う
ひと昔前に流行して、今はすっかり下火になっているアイテムやブランドの品物を今も愛用しているおばさんも痛いです。
品質的にはまだまだ使えるのかもしれませんし、お気に入りなのかもしれませんが、ひと昔前のアイテムは若い人から見るととてもダサい印象を与えてしまいます。思い切って使うのをやめて、今の自分と時代に合ったアイテムに切り替えましょう。
痛いおばさんの特徴【言動】
痛いおばさんは言動にも特徴があります。話しを聞かされるとストレスが溜まってしまいますので、上手にかわすようにしてください。
特徴①自虐ネタを披露する
自分のことを「わたし、おばさんだから」と自虐している女性も痛いおばさんと言えるでしょう。自分はおばさん、と自虐して、相手が自分のことをどう思っているか試しているのです。
肯定すると気分を害しますし、笑いに変えたり、「そんなことないですよ」と直接的に否定しても不機嫌になったりするので周囲は余計に扱いに困ってしまいます。無意識に自虐している場合もありますので、「おばさんだから」と軽率に口にする女性には気をつけましょう。
特徴②若者言葉を使う
流行りの若者言葉を使うことも痛いおばさんの特徴です。例えば「それな」「~しか勝たん」などの若者言葉を会話中に使うおばさん、若者との境界線を無くして若く見られたいがための言動ですが、周囲からは無理に若作りしているように思われてしまいます。
プライベートならまだしも、仕事の場面で若者言葉を使うと信頼感を失ってしまいますし、知性の欠けた大人と認識されてしまいますので注意しましょう。
特徴③一人称が自分の名前
会話の中で一人称が「わたし」ではなく自分の名前を使うのも、痛いおばさんです。自分の名前以外にも、学生時代のあだ名や親から呼ばれていた子供時代の愛称、自分の名前にちゃん付けするなどの一人称使いは、周囲を困惑させてしまいます。
同年代の気心知れた仲間内で冗談交じりに使う分には許容されるかもしれませんが、基本的に「わたし」以外の一人称を使うことは大人として認められません。
特徴④ぶりっ子みたいな話し方をする
主に男性に対して無知なふりをしたり、か弱いふりをしたり、わざとらしく女らしさを強調するのがぶりっ子ですが、それをおばさんがやってしまうと、かなり痛い状況となってしまいます。
痛いぶりっ子おばさんも若い頃は実際に女らしく可愛らしかったので許されていたのかもしれませんが、おばさんと言われる年齢になって同じ態度を取っていると周囲に相手にされなくなってしまいます。
誰にでもおおらかに接する愛されるキャラクターと、異性に対してのみ女らしさをアピールするぶりっ子の違いは周囲の人たちは良く見ていますので注意しましょう。
特徴⑤声が大きい
周囲に気を配ることを忘れてしまっているのもありがちな行動です。普通に話しをしているだけなのに、おばさんの声だけが大きくて会話が周りに丸聞こえになっている状況を目にすることがあります。
ゲラゲラと大声で笑ったり、手を叩きながら笑う、相手の肩を必要以上の力で叩くなどの大げさで下品な態度も周囲から引かれてしまう要因となります。
飲み会やパーティーなど周囲が騒がしく皆が盛り上がっている状況であれば、ある程度声のボリュームを上げても構いませんが、そうでない場合はTPOに合わせた声のトーンとボリュームで会話したいものです。
特徴⑥家事が苦手
30歳や40歳を過ぎても家事ができない、または苦手な女性も痛いおばさんと言えるでしょう。20代前半の女性が料理や掃除、洗濯が苦手、というのはまだ分かりますがおばさんと呼ばれる年齢になって家事ができないのは自分の面倒を自分で見ることができない困った大人です。
特に実家暮らしの女性は例え40歳を過ぎていても親に食事や洗濯、部屋の掃除や服のクリーニングまでやってもらっているケースも珍しくありません。
ネットや本で家事を勉強することもできますし、親に教えてもらっても良いので、大人の女性なら一通りの家事はできるようになりましょう。
痛いおばさんの特徴【インスタ】
女性に人気のSNS、インスタグラムですが痛いおばさんの特徴はインスタの投稿にも顕著に表れてしまいます。痛いおばさんのインスタ投稿とはどのような内容なのでしょうか。
特徴①自撮り写真を載せる
知り合いが見たら誰だか分からないほど加工した自撮り写真をインスタにアップするおばさんはかなり痛いといえます。実物よりも肌が綺麗でシミ、シワなどはもちろん無く、ぱっちりとした大きな瞳で小顔と、実物とはかけ離れた加工を施しているのに、本人は実物とそれほど差があると思っていないのでしょう。
若く美しく見られたい気持ちは分かりますが、実物との違いを全く認識していない自撮り加工写真を喜々としてインスタに投稿してしまうのです。10代、20代では当たり前の自撮り加工ですが、おばさんがやると嘲笑されてしまいます。
特徴②度々映えるスポットの写真を投稿
美しかったり珍しかったりするスポット、いわゆる「映える」スポットの写真はインスタに数多く投稿されています。インスタに映えるスポットの写真を投稿するのは良いのですが、その場所が旅行先や近場ではなく、わざわざ出向いて撮った写真だと分かると痛いと思われてしまいます。
他に用事もないのにインスタに投稿するためだけに映えスポットに出向き写真を撮る、その行為は「インスタ映えのためにそこまでする?」と呆れられてしまいかねません。
良い歳をした大人の女性が、多くのいいね!を獲得することに夢中になっている姿は、あまり恰好良いとは言えません。ふとした日常の中にも映えスポットは見つけられますので、自分の年齢にふさわしい写真を投稿しましょう。
特徴③彼氏との写真
彼氏彼女とのラブラブな様子の写真は若いカップルならある程度は許されるかもしれませんが、それがおばさんとなれば、写真を見せられたほうはたまりません。おばさんが男性とイチャイチャしている様子など見たい人はいません。
彼氏ができて舞い上がっているのは分かりますが、そこは冷静になってください。大人の女性であれば節度を持って彼氏との幸せを噛みしめましょう。
特徴④頑張っているアピール
インスタにジムで運動している写真をアップして「スタイルキープ頑張ってます!」とアピールするおばさん、若者から見れば押しつけがましくてかなり痛いのです。
欠かさずにジムに通って努力しているストイックな姿を自慢したいのでしょうが、必死さばかりが目立って見ている人を幻滅させてしまいます。美しくなるための努力は見せびらかすのではなく淡々と続けたいものです。
痛いおばさんにならないための注意点
ここまで痛いおばさんの行動や言動などの特徴を見てきましたが、痛いおばさんにならないためにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。しっかりとチェックして、痛いおばさんではなく、素敵な大人の女性を目指しましょう。
注意点①ファッション・メイクを年齢に合わせる
好みのファッションやメイクで着飾ることは誰もが与えられた権利ですが、だからと言ってゴーイングマイウェイで年齢に合わないファッションやメイクを貫いていると周囲から浮いてしまいます。
年齢を隠せないひじ、ひざ、デコルテなどはさりげなく隠しながら自分のアピールポイントを活かした清潔感のあるおしゃれができれば、痛いおばさんではなく魅力的な大人の女性と言えるでしょう。
そして、例えば靴だけ、バッグだけ、アクセサリーだけなど1アイテムだけ若者には手が出ない少しお値段の張る良いものをコーディネートに取り入れてみてください。それによって年齢にふさわしい余裕が生まれ、素敵な大人の女性らしさを演出できます。
注意点②年齢に合った言葉や話し方をする
若者言葉や流行語ばかりを多用した会話は、実年齢とのギャップを強調し、さらに知性の無さも感じさせてしまいます。若者言葉や流行語の存在やそれぞれの意味を知識として知っておくことは良いことですが、それらを使って会話するのはやめましょう。
また、話し方についても、大きすぎる声で話したり、自分のことばかりを話題にする、「わたしが若い頃は」などの決まり文句ばかり、などは痛いおばさんの特徴です。
話す相手とは適度な距離を取り、落ち着いたトーンの声で会話しましょう。上手にアイコンタクトを取りながら相手が話しやすい雰囲気を作るようにします。
家族やペット、他人の噂話しだけではなく、さまざまなテーマで会話できるよう、ニュースをチェックしたり、本などで知識を得ることも大切です。
相槌ひとつにしても「そうそう」「うんうん」などの一定で単調な相槌ばかりではなく、「それで?」「羨ましいです」「素晴らしいですね」など、上品で相手が話し続けたくなるような相槌のバリエーションを持つようにしましょう。
注意点③最低限の家事をこなせるようになる
料理や掃除、洗濯といった一般的な家事はできるようにしておきましょう。実家暮らしで親に家事を頼っていると、光熱費や食費といったモノの価格も分かりませんし、税金についての知識も身に付きません。
ひとり暮らしで家事は一通りできる場合も、忙しさにかまけてとても汚い部屋に住んでいるなどとという状況にならないようにしましょう
注意点④感情をコントロールできるようにする
怒ったりはしゃいだりと感情の起伏が激しい女性も周囲から痛いおばさんと見られてしまいます。恋愛や仕事、体調不良などのイライラを表面に出して周囲にぶつけていては大人の女性とはいえません。
長く生きていればいるほど悩みは深く大きくなっていくものですが、できるだけメンタルを安定させるように心がけましょう。いつもメンタルが安定している女性は、仕事面でも評価が高い傾向があります。
メンタルを安定させるためには規則正しい生活をして健康を維持することがまず大切ですが、熱中できる趣味や、リラックスできる好みのアイテムや音楽などを見つけておくことも効果的です。
押さえられそうもない怒りの感情が湧き上がってきてしまったら、まず心の中で6秒数えましょう。怒りのアドレナリンのピークは6秒後に訪れるそうなので、6秒我慢できれば心をコントロールしやすくなります。
注意点⑤チャレンジ精神を持ち続ける
年齢を重ねれば重ねるほど、いつもの生活習慣を変化させるのにはパワーが必要になってきます。いつも通りの生活は安心できますしラクですが、刺激がないので若々しさが失われてしまいます。
何かに興味を持つこと、やってみたいことにチャレンジしてみる気持ちを持ち続けることで気持ちにハリが出て内面から元気が湧き上がってきます。年齢を理由にしり込みすることなく、とりあえずチャレンジしてみる勇気を出してみましょう。
痛いおばさんと思われない見た目・言動を意識しよう
痛いおばさんの特徴的な見た目や言動をご紹介してきました。若い人なら許される見た目や言動もおばさんと言われる年齢になると周囲に許容されず、痛いおばさんと認定されてしまいます。
周囲の人々と調和し、年齢なりの知性と女性らしさを常に意識して、痛いおばさんではなく、素敵な大人の女性になりましょう。
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