潔癖症アピールを繰り返す女性は、周囲からウザイと思われてしまう傾向にあります。この記事では、潔癖症アピールをすることで周りから嫌われてしまわないように、その特徴をご紹介します。潔癖症の節がある方や、綺麗好きが高じて潔癖症に転じていないか心配な方はぜひチェックしてみてください。さらに、潔癖症と綺麗好きとの違いについても迫ります。
潔癖症と綺麗好きとの違い
潔癖症と綺麗好きは、一見同じように見えますが似て非なるものです。ではどんなところが違うのかというと、まず綺麗好きとは単なる性格の特徴です。一方、潔癖症とはある種の強迫性障害につながることもある、深刻な状態と言えます。
綺麗好きは、身の回りが散らかっていたり汚れていることに対し、我慢ができずに掃除をしたり、自分自身を清潔に保っておくために行動したりします。
例えば、シャワーやお風呂の回数が人より多いくらいで、日常生活に影響はありません。本人も不安や恐怖を感じることはなく、好きでしていることなのでストレスもありません。
一方の潔癖症は、悪化してしまうと不潔恐怖症という強迫性障害につながることがあります。別名では洗浄脅迫とも言われ、事実とは異なるのに「不潔」であると思い込む強迫観念に囚われてしまうのが特徴です。
さらに、恐怖や嫌悪感、それに伴う苦痛をなくすために、まるで義務のように手洗いを繰り返し、日常生活はもちろん人間関係にまで支障をきたしてしまうことがあります。また、これらの行為を自分で止めることができず、本人も非常な苦しさを覚えます。
潔癖症の特徴
潔癖症にはどんな特徴が見られるのでしょうか。ここでは、潔癖症の方に多く見られる特徴をまとめます。自分は潔癖症に当てはまっていないか、心配な方はぜひチェックしてみてください。また、潔癖症にならないためにも、綺麗好きの方はチェックしておくことをおすすめします。
潔癖症の特徴①菌が怖い
潔癖症の方は、菌が怖いと感じやすい特徴を持っています。そのため、除菌を異常に意識している傾向にあります。特に昨今の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、普段よりもこの傾向を強めている方が多いようです。
過剰な除菌により、手指のアルコール除菌や手洗いが肌荒れを招くこともあります。最低限の除菌であれば良いですが、目に見えないものを恐れすぎて逆に自分や周囲を疲弊させてしまうことの内容に気をつけたいところです。
潔癖症の特徴②物を触るごとに手を洗う
潔癖症の方は、物を触るごとに手を洗うという特徴を持っています。ですから、潔癖症かどうかを見分けるためにはものを触った後の行動に注視すると良いでしょう。潔癖症の方は、何かに触ればすぐに手を洗ったり、除菌ジェルなどを手に塗り込む傾向が見られます。
また、潔癖症の方は汚いものを触った時だけではなく、新品のものを触った時にも手を洗おうとすることがあります。さらに、物を触ったのがたった一瞬でもすぐに手を洗ってしまうため、周囲から見るとある種異常行動に思えることもあるでしょう。
潔癖症の特徴③人と飲食を共有できない
潔癖症の方は、他人と同じ食べ物を共有することができません。特にお鍋料理などは、それぞれが自分のお箸を使って食べることが多いため、意識的に避けようとしている方も多いようです。また、部活などでよく見られる回し飲みと言った行為も、潔癖症の方にとっては耐え難い行為です。
人によっては飲食店のお箸が使えないため、マイ箸を持ち歩いていることもあります。割り箸を求める人もいるので、外食をすれば潔癖症かどうかを見分けられるでしょう。ただこれらの行為は、食卓を共にする相手にとって不快に思われることもあります。
潔癖症であるが故に、人間関係に亀裂が入ってしまうようなこともあるため、自分にこの節が見受けられると感じた際は角の立たない言い方を工夫するなど、対策をしておきましょう。
潔癖症の特徴④人の手作り料理が苦手
潔癖症の方は、人の作った料理を食べるのが苦手と感じる節があります。特に家庭料理には苦手意識がある方が多く、中でも人の握ったおにぎりには抵抗感を覚えるという場合が多いようです。しかし、なぜか飲食店のお寿司やご飯などは平気で食べられるというのも、特徴の一つとして見られます。
また、他人の家で炊かれた白ご飯を食べられないという意見も見られます。これらの特徴は、潔癖症の方だけではなくあらゆる方に見られる特徴ではありますが、行き過ぎると他人との関係に亀裂が生じてしまうことがあるので注意が必要です。
潔癖症の特徴⑤つり革を持てない
潔癖症の方は、電車の中でつり革を持てないのが特徴です。またこれはつり革に限った話ではなく、電車内に設置されている手すりなど、あらゆるものに触ることができません。人によっては座席に座ることも厳しいという場合もあります。
ですから、潔癖症の方は電車内でなるべく端っこで立っているようにしている場合が多いようです。他に、エスカレーターなどで手すりに触れないなど、公共の場のあらゆるものに触れないように生活を送っている傾向にあります。
潔癖症アピールがウザイ理由
潔癖症アピールは、なぜ人からウザいと思われ嫌われてしまうのでしょうか。ここからは、潔癖症アピールがウザイ理由についてまとめます。気がつけば潔癖症であることをアピールしてしまっている…そんな方は要チェックです。自分の行いを省みるきっかけとして活用してみてください。
潔癖症がウザイ①几帳面すぎる
潔癖症がウザイと思われるのは、几帳面すぎる性格ゆえです。さらに、几帳面な性格からくるマイルールを他人にも押し付けてしまうところに、嫌われる要因があります。例えば、物の位置に細かいルールを設けており、少しでもずれたら取り乱して他人を非難する…などといった特徴が見られます。
他人を家に招いた際には、相手に対し知らず知らずのうちにルールを押し付けてしまい、嫌われる原因を作っているかも知れません。招かれた側も、少しでも汚せば逆鱗に触れるのではないかと気が気ではないため、良好な人間関係が築きづらくなります。
潔癖症がウザイ②悲劇のヒロイン気取り
潔癖症が嫌われてしまうのは、悲劇のヒロインを気取っているからでもあります。「自分は潔癖症であることによってこんなにも苦労しているのだ」ということを話したり、他人に迷惑をかけるような行動を省みないどころか、それによって嫌われてしまったということを恨み節のように話したり…。
周囲のことを考えずに、まるで自分ばかりが辛い思いをしているかのように振る舞っては嫌われてしまうのも仕方がありません。さらに、その原因を作っているのが自分であるというなら尚更です。
潔癖症がウザイ③自分以外はバイ菌扱い
潔癖症の方は、自分以外をまるでバイ菌のように扱うために嫌われてしまうことがあります。人が座ったり触ったりしたところを除菌シートで片っ端から拭いていくなど、相手が見ると不快に感じるようなことをしてしまっていませんか?
潔癖症がウザイ④意外とだらしない
人には几帳面な性格を押し付けているのに、自分自身は意外とだらしないというのも、潔癖症が嫌われる要因の一つです。
世間一般が持つ潔癖症のイメージとは異なり、テーブルの上だけをこまめに掃除して、あとは散らかしっぱなしという方もいます。そんなタイプの潔癖症の行動を見ると、周囲は不思議に思うのと同時に辟易としてしまうでしょう。
潔癖症がウザイ⑤マイナスの感情が出てる
潔癖症の方は、自分でも気がつかないうちにマイナスの感情を出してしまっていることがあります。そしてこの行動こそが、他人に嫌われる原因を作っているのです。
何気ない会話をしている時にも、「古着を買うなんてありえない」「汚いから私ならそんな仕事はできない」など、無神経な発言をしてしまうことがあります。
潔癖症がウザイ⑥彼氏でもベタベタできない
潔癖症には、たとえ自分が愛している相手でもベタベタされるのが苦手という人が多く見られます。反して男性は彼女と触れ合いたいと考えている場合が多いですから、ここで軋轢が生じてしまうのも無理はありません。
これが2人の間の気持ちのすれ違いを招き、ゆくゆくは衝突につながってしまう恐れもあります。
潔癖症がウザイ⑦二面性がある
潔癖症が嫌われるのは、そのはっきりとした物言いにあります。普段は大人しく見えるような人でも、いざ不潔と感じる場面に遭遇すると、途端にズバズバ本音を言うことがあります。これによって他人は二面性を感じてしまうのです。
潔癖症がウザイ⑧潔癖症を言い訳に使う
潔癖症の方は、それを盾にして自分を守ろうとする節があります。「潔癖症だからこんなことはできない」「潔癖症だから許してほしい」など、普通の人も嫌がるようなトイレ掃除などを押し付けることがあります。
潔癖症を免罪符にして、特別に免除されて当然だと思っている節があると、周りから嫌われてしまうでしょう。
潔癖症アピールはウザイと思われやすいので注意!
潔癖症であるというアピールをする方は、周りからウザイと思われてしまいやすいので注意が必要です。この記事に紹介したような潔癖症の特徴に当てはまると感じた場合は、なるべく克服できるように努力してみると良いでしょう。
ただ、生まれ持った性格でもあるために克服が難しいのが潔癖症です。そこで、完全に自分を変えようとするのではなく、まずは潔癖症アピールをやめるように心がけてみましょう。
潔癖症でも、周囲への気遣いを忘れないようにすればウザイなどと思われることはなくなります。潔癖症という特性をうまく付き合っていきましょう。
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