オードリー・ヘップバーンは、数多くの人気作品に出演した名女優です。映画界だけでなく、ファッション界のカリスマとしても活躍しました。この記事では、オードリー・ヘップバーンの髪型をご紹介します。ヘップバーンカットは、1950年の日本で大流行したスタイルです。ぜひ日々のおしゃれの参考にしてみてください。
目次
オードリー・ヘップバーンとは
引用:映画.com
オードリー・ヘップバーンは、ハリウッド黄金時代に活躍した女優です。1953年に公開された『ローマの休日』や1954年の『麗しのサブリナ』など、約70年の時を経た現在でも名作と名高い作品に多く出演しました。
女優としての高い実力や美貌を備えるだけでなく、ファッション界のカリスマとしても活躍します。まず始めにご紹介するのは、オードリー・ヘップバーンのプロフィールや出演作品です。
オードリー・ヘップバーンのプロフィール
女優名 | (おーどりー・へぷばーん/Audrey Hepburn) |
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本名 | オードリー・キャスリーン・ヘプバーン=ラストン |
生年月日 | 1929年5月4日 |
没年月日 | 1993年1月20日(享年63歳) |
出身 | ベルギー・ブリュッセル |
身長 | 170cm |
オードリー・ヘップバーンは、ハリウッド黄金時代に活躍した女優です。女優として活動していた期間は、1948年から1989年でした。出身地はベルギーですが、国籍はイギリスです。
『ローマの休日』や『麗しのサブリナ』など、数多くの話題作品に出演しました。映画界だけでなく、出演作品で披露したファッションが大流行するなど、ファッション界のカリスマにもなります。
オードリー・ヘップバーンの出演作品
公開年 | 作品名 |
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1953年 | 『ローマの休日』 |
1954年 | 『麗しのサブリナ』 |
1957年 | 『パリの恋人』 |
1957年 | 『昼下りの情事』 |
1961年 | 『ティファニーで朝食を』 |
1963年 | 『シャレード』 |
1964年 | 『マイ・フェア・レディ』 |
1953年に公開された『ローマの休日』で初めて主役に抜擢されたオードリー・ヘップバーンは、アカデミー賞主演女優賞を受賞しました。こちらをきっかけに一気にスター女優としての地位を確立します。
1954年に『麗しのサブリナ』に出演したオードリー・ヘップバーンで、再び大成功を収めました。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたうえに、英国アカデミー賞最優秀主演英国女優賞を受賞します。
ハリウッドを代表する女優の1人となったオードリー・ヘップバーンは、長くにわたって人気映画で主演を演じ続けました。時を経た現在も知名度の高い名女優です。
オードリー・ヘップバーンの可愛い髪型
オードリー・ヘップバーンの魅力のひとつは、美しさを際立たせる髪型です。映画でオードリー・ヘップバーンが披露した髪型は、日本でも大流行しました。エレガントで美しいスタイルばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
髪型①ヘップバーンカット
ヘップバーンカットは『ローマの休日』で披露した髪型です。オードリー・ヘップバーンが演じるアン王女が1日だけ、王女ではなく1人の女性として過ごします。その際に美容院でロングヘアを短くカットするため、大きな変化を感じさせる髪型です。
前髪と毛先をカールさせて、サイドは後ろに流します。ヘップバーンカットは似合う人が限定される髪型ともいわれますが、似合う方が行うと上品なかわいらしさが演出できる髪型です。おでこが広く、顔立ちがはっきりとした方が良く似合います。
髪型②ポニーテール
オードリー・ヘップバーンのポニーテールスタイルは、『麗しのサブリナ』で披露されました。『麗しのサブリナ』で演じるのは、社交界のプリンスに憧れる使用人のサブリナです。
前髪をぱっつんに切りそろえて、高くなり過ぎない位置でポニーテールにしてます。ごく自然なスタイルにも見えますが、顔の小ささや腰の細さ、手足の長さを際立たせる美しいスタイルです。
髪型③ショートカットアレンジ
ショートヘアも、サイドの髪を余すことなくまとめるとロングのアップスタイルに見えます。アップスタイルはドレスやフォーマルなファッションともよく似合います。
髪型④ボリュームアップ
『ティファニーで朝食を』で披露したボリュームを感じさせるアップスタイルは、ゴージャスな雰囲気が持ち味です。こちらのヘアスタイルには、ティアラの置き場所が重要になります。
髪の流し方が和風の髪型のようにも感じられる髪型です。かんざしやコームを指す部分にティアラを置いて、独特の魅力を確立しています。
髪型⑤クラッシックボブ
クラシックなボブは、まとまりを感じさせるカールがポイントです。シンプルなスタイルなので、顔のパーツがとても映えます。自然な太眉とマスカラで彩った印象的な目元ですが、髪型とのメリハリで上品です。
髪型⑥大人斜め前髪
斜めに流す前髪はどの長さの前髪でもできるうえに、手軽にできます。オードリー・ヘップバーンは前髪の分け方で、かわいいから綺麗な大人スタイルまで披露しました。
短い前髪をふんわりと分けるとかわいいスタイルで、長めだと大人っぽいスタイルになれます。伸ばしている途中でもできるので、非常に便利です。
オードリー・ヘップバーン風ヘアスタイルの作り方
ここでは、オードリー・ヘップバーン風ヘアスタイルの作り方をご紹介します。簡単にできるスタイルなので、ぜひあなたのおしゃれに取り入れてみてください。
ポニーテールの作り方
オードリー・ヘップバーン風のクラシカルなポニーテールを作るには、まず毛先をランダムに巻いておきます。きっちりとまとめるので、ワックスやヘアスプレーを使いましょう。
完成したポニーテールにリボンをつけると、さらにオードリー・ヘップバーンらしい仕上がりになります。大きなリボンだとしても、リボンが見えるのは後ろ姿のみの位置でポニーテールを作ると、大人の方にも取り入れやすいです。
ハイシニヨンの作り方
オードリー・ヘップバーン風のハイシニヨンは『ティファニーで朝食を』で披露したスタイルです。まず全体をランダムに巻き、フロント・サイド・バックに分けてボリューム感を出すために逆毛を立てます。
髪を片方に寄せて、反対側はピンやスプレーでタイトにまとめてください。トップにボリュームが出るようにしながら、全体を持ち上げてトップ位置でまとめます。トップのシニヨンの大きさとサイドのタイトさを意識して作ってください。
オードリー・ヘップバーンのファッションにも注目
オードリー・ヘップバーンの髪型以外にも、話題となったファッションスタイルもご紹介します。映画をきっかけに話題となったスタイルで、現代ファッションに影響を与えたスタイルもありますので、ぜひ確認してみてください。
サブリナパンツ
オードリー・ヘップバーンは、黒のシンプルなサブリナパンツを着用しました。さらに黒で無地のトップスと合わせて、極限までシンプルなスタイルを披露します。
長い手足と美しい顔立ちの小顔が美しいという評判のオードリー・ヘップバーンですが、ハリウッド女優として痩せすぎていると当時は言われてました。黒は特に細く見せる色ですので、痩せすぎを気にするなら避けたい色です。
オードリー・ヘップバーンは細さを隠さないことで、自分だけの美しさを披露しました。当時の女性がパンツスタイルを許されるのは、休暇を楽しむ時や動きやすさがどうしても必要なシーンのみです。
サブリナパンツが大流行してカジュアルスタイルとして浸透したのは、ファッションだけでなく価値観まで一新する出来事となりました。
ジバンシィのドレス
ジバンシィは、ユベール・ド・ジバンシィが設立したフランスのブランドです。ユベール・ド・ジバンシィは、オードリー・ヘップバーンのファッションに深い影響を与えました。
『ティファニーで朝食を』で着用しているリトルブラックドレスの他にもハットやスーツ、サングラスまでジバンシィのものを多く身に着けていました。
オードリー・ヘップバーンとユベール・ド・ジバンシィが出会ったのは、『麗しのサブリナ』の衣装を自ら探していた1953年です。まず『麗しのサブリナ』でサブリナが帰郷するシーンで着用していたグレーのジャケットを選びます。
『パリの恋人』でくっきりとした美しさを演出した赤いイブニングドレスも、ジバンシィです。オードリー・ヘップバーンとユベール・ド・ジバンシィは、価値観が合う者同士の深い絆で結ばれていました。
その深い信頼関係から、晩年のオードリー・ヘップバーンが自分の遺言の証人にユベール・ド・ジバンシィを指名します。
オードリー・ヘップバーンの髪型を真似してみよう
この記事では、オードリー・ヘップバーンの髪型を紹介しました。オードリー・ヘップバーンの魅力は、時を経た現代も色褪せません。自己表現が難しい時代に生まれながらも、髪型やファッションを通じて信念を表現していました。
数多くの流行ファッションスタイルを創造したうえに、それまでの人々の価値観まで一新してしまったのが凄いところです。多くの人を魅了する美しさを備えるうえに、自分らしさまでも両立してしまうオードリー・ヘップバーンの髪型をぜひ真似してみてください!