邦画の青春映画は、面白い作品がたくさんあります。大人になってから青春映画を観る機会はめっきり減るかもしれませんが、大人になってからこそ青春映画を観て、あの頃のもどかしい気持ちや学生ならではの恋愛を思い出してみましょう。
今回は、邦画でおすすめの青春映画を紹介します。部活での青春や恋愛作品から、その他の青春映画まで幅広くピックアップしているので、気になる作品を見つけた際は、ぜひ観てみましょう。
邦画でおすすめ!感動の日本青春映画【部活】
まず初めに、部活動を通して青春をするおすすめの青春映画を紹介します。学生ならではの部活動の中には様々なドラマがあり、青春があるでしょう。懐かしい気持ちも蘇る部活動の青春映画ばかりなので、チェックしてみて下さい。
邦画でおすすめの青春映画①桐島、部活やめるってよ
『桐島、部活やめるってよ』は、2012年に公開されたヒューマンドラマ作品です。早稲田大学在学中に小説家デビューを果たし、見事小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウさんの小説を原作に、吉田大八監督が映画化しました。
また、日本アカデミー賞では、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞に受賞しています。バレー部キャプテンの桐島が、部活を辞める噂が全校に広まりました。
キャプテンで勉強もできる桐島は、文武両道の鏡で慕う生徒も多く人気者です。そんな桐島が部活を辞めたことで、スクールカーストまでもが歪み始めるのでした。
『桐島、部活やめるってよ』は、青春映画で学生向けと思いきや、実は大人が観るべき映画となっています。学生のスクールカーストは大人社会でも似たものはあり誰でも経験したことのあるテーマなので、共感できる部分も多いでしょう。
邦画でおすすめの青春映画②ちはやふる
『ちはやふる』は、2016年に公開したロマンス青春作品で、末次由紀さんによる原作の少女マンガは累計発行部数1400万部と驚異の数字を叩き出しています。また、広瀬すずさんを始めとした、野村周平さん、真剣佑さんと今をときめく若手俳優たちが出演したことも話題となりました。
幼なじみの千早、太一、新は幼い頃から競技かるたで競い合う程の仲良しグループです。小学校から全員バラバラになるも、千早、太一は高校で再開し昔と変わらぬ関係性を築きあげます。
かるた永世名人の孫で、千早たちにかるたを教えた新にカルタを通して再会を果たすために、千早はかるた部を立げるのです。
『ちはやふる』は上の句・下の句・結びと3部作あります。漫画の実写化は賛否両論ある作品が多いですが、こちらの作品は漫画ファンをも唸らす作品となっているのでぜひ観てみて下さい。
邦画でおすすめの青春映画③くちびるに歌を
『くちびるに歌を』は、2015年公開の音楽をテーマとするヒューマン作品です。アンジェラ・アキさんの代表曲である「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を題材に描かれた中田永一の小説を三木孝浩監督が映画化しました。
主人公の柏木ユリは、産休を取る幼馴染の代わりに音楽の教師として中五島中学校にやってきます。ユリは、コンクール出場を目指す合唱部の顧問を任せられると、「15年後の自分」へ宛てた手紙を書くよう生徒たちに命ずるのでした。
『くちびるに歌を』は、青春を謳歌する若者や社会を生き抜く大人どちらが観ても感動する作品です。逃げずに挑戦し続けることの大切さを教えていくれるでしょう。
邦画でおすすめの青春映画④リンダリンダリンダ
『リンダ リンダ リンダ』は、2005年に公開されたコメディドラマ作品です。キャストには、香椎由宇さんや前田亜季さんの他にも、韓国の大人気女優であるペ・ドゥナさんも出演しています。
芝崎高校の生徒である恵、響子、望は、明日の文化祭を重い途方に暮れていました。彼女たちは文化祭で披露する為にバンドを組んでいましたが、ギターが指を骨折し、直前のギターの骨折に激怒したボーカルも抜けてしまい、メンバーが欠けてしまったのです。
ところが、偶然聴いたブルーハーツの「リンダ リンダ」と、韓国人の留学生ソンを見つけたことで、文化祭最終日までもう奮闘するのでした。
『リンダ リンダ リンダ』は、ザ青春映画と言う作品で、全大人が学生時代の記憶がよみがえってくること間違いなしでしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑤ピンポン
『ピンポン』は、2002年に公開したスポーツコメディ作品です。松本大洋さんの同名コミックを映像クリエイターの曽利文彦さんが映画化しました。
卓球に青春を捧げ絶対的自信を持つペコと、暇つぶしに卓球をしているクールな男スマイルは幼馴染です。二人は幼い頃から卓球を習っており、高校生になっても卓球部に所属していました。
ペコとスマイルが勝負をすると、必ずペコが推しますが、熱血顧問の小泉はスマイルの才能に気づくのです。
『ピンポン』はまずキャストが窪塚洋介さんや井浦新さん、中村獅童さんなど渋い俳優さんが勢揃いなところが魅力です。一見地味に見られがちな卓球できすが、情熱や躍動感が醍醐味の作品となっているので、チェックしてみましょう。
邦画でおすすめの青春映画⑥青空エール
『青空エール』は、2016年公開のラブロマンス作品です。数々のヒット作を生み出している河原和音さんの人気コミックを、漫画原作映画を多く世に輩出している三木孝浩監督が映画化しました。吹奏楽の名門高校で吹奏楽部に入ったつばさは、トランペット初心者です。
名門なだけあって全国大会を目標にした厳しい練習に、挫折しそうになるつばさでしたが、同級生の野球部である大介に励まされます。切磋琢磨し合う二人は、甲子園に立つ大介をつばさがスタンドで演奏し応援する約束を立てるのでした。
『青空エール』は、部活を頑張った経験を持つ方なら誰でも共感できるであろう、挫折や成長が描かれている作品となります。青春時代特有の爽やかなつばさと大介の関係にも注目です!
邦画でおすすめの青春映画⑦チア男子!!
『チア男子‼』は、2019年公開の青春スポーツ作品です。直木賞作家の朝井リョウさんが、実在する男子チアリーディング部をモチーフに執筆した小説を、横浜流星さんと中尾暢樹さんのW主演で映画化されました。
道場の長男で、幼少期から柔道に明け暮れていた晴希は、ある試合で肩を負傷してしまいます。怪我をきっかけに実力の限界を感じていた晴希は柔道を辞めようか悩んでいたところ、共に柔道を頑張ってきた一馬から、一緒に男子チアリーディング部を創設しようと提案されるのでした。
『チア男子‼』は、異例の男子チアリーディングを挑戦する7人の若者の奮闘物語です。それぞれが抱えている悩みに向き合いながら、お互いに切磋琢磨し合える素敵な関係が眩しすぎるので、ぜひ観てみて下さい。
邦画でおすすめの青春映画⑧チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は、2017年に公開された青春作品です。全米チアダンス選手権大会で見事優勝した福井県立福井商業高校の実話を映画化しました。
友永ひかりは明るい女の子で、サッカー部に憧れていた男の子がいたことでチアリーディング部に入部します。
軽い気持ちで入部したひかりでしたが、厳しい練習に心が折れそうになりながら、仲間と助け合いチアリーディングに励んでいくにつれ、チアリーディング自体に情熱を捧げるようになるのです。
『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は、実話を基にしている作品で、チアリーディングの本場アメリカの大会で優勝するまでの課程が描かれています。みんな普通の女の子たちですが、チアリーディングにかける情熱は熱いので、ぜひ観てみましょう。
邦画でおすすめの青春映画⑨アルプススタンドのはしの方
『アルプススタンドのはしの方』は、2020年公開のヒューマンドラマ作品です。文部科学大臣賞を受賞した兵庫県立東播磨高校演劇部の戯曲を映画化しています。
夏の甲子園1回戦で、熱い声援を送っている生徒たちの端で、変な会話を楽しむ演劇部の女子二人野球に全く興味がありませんでした。元野球部の藤野と、成績優秀だけど友達がいない宮下も加わった4人は、それぞれの悩みを抱えながら野球部の試合を観戦するのです。
『アルプススタンドのはしの方』は、学校では目立つ方ではない4人が、野球観戦を通して少しだけ青春を謳歌する若者になれる物語です。みんなで一緒に盛り上がろう!みたいな団結が苦手な子もいるでしょうが、楽しんでみたら案外楽しいんだよと気づかせてくれる作品でしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑩幕が上がる
『幕が上がる』は、2015年に公開されたコメディ作品です。劇作家・平田オリザのデビュー小説を、ももいろクローバーZ主演で映画化されました。
富士ヶ丘高校の演劇部は、地区予選の敗退ばかりしています。そんな中、3年生の先輩が引退したことで、部長になった2年生・高橋さおりは、部員をどう引っ張っていけばよいか悩んでいました。
ところが、新年度からやってきた学生演劇の女王の異名を持つ新任の吉岡先生により、全国大会出場と高い目標を掲げ演劇部たちは奮闘するのです。
『幕が上がる』は、ももクロファン以外も楽しめる青春映画です。演劇部の奮闘劇も見ごたえ満載で、豪華キャストも見どころでしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑪スウィングガールズ
『スウィングガールズ』は、2004年に公開したミュージカル・コメディ作品です。柴主高秀さんが脚本と監督を手掛けており、上野樹里さんと平岡祐太さんがW主演を務めています。
13人の落ちこぼれ女子高生たちは、夏休みも補習で潰されていました。補習を適当に終わらせた彼女たちは、ブラスバンド部に仕出し弁当を配りに行きます。
ところが、その弁当を口にした部員たちは次々と食中毒になってしまい、責任を取らなければいけない落ちこぼれ組は、1人の男子生徒を筆頭に代理演奏の猛特訓に励むのです。
『スウィングガールズ』は、これまで何にも興味が持てなかった女子高生たちが、ひょんなことからジャズにハマっていく物語です。観ると元気ができる映画なので、ぜひ観てもらいたい作品となります。
邦画でおすすめの青春映画⑫ROOKIES-卒業-
『ROOKIES-卒業-』は、2009年に公開された青春スポーツ映画です。森田まさのりのベストセラー漫画を原作にした大ヒットドラマの最終章が映画化されました。
不良が集まる高校で、熱血教師・川藤と出会ったことで野球に慎むニコガク野球部はついに最終学年の3年生です。ニコガク野球部としての最後の夏に甲子園を目指す彼らは、川藤と共に暑い青春を送るのでした。
『ROOKIES-卒業-』は、ドラマに引き続き、教師と不良の熱い野球に涙があふれる感動作品です。ドラマを見たことがない方や野球に興味のない方でも、間違いなく楽しめる作品なので、ぜひチェックしてみて下さい。
邦画でおすすめ!感動の日本青春映画【恋愛】
続いて、邦画の青春恋愛映画を紹介します。日本の作品は、少女マンガを原作としている青春恋愛映画が多くあり、胸キュンシーンも満載で面白いです。
大人に観てもらいたいおすすめ作品を厳選しているので、ぜひチェックしてみて下さい。また、今では人気俳優の少し若い頃も観れ作品も含まれているので、様々な視点で楽しめるでしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑬高校デビュー
『高校デビュー』は、2011年に公開された学園ラブコメディです。別冊マーガレットで連載された河原和音による人気コミックを、溝端淳平さんと大野いとさん主演で映画化されました。中学時代にソフトボールだけをしてきた長嶋晴菜は、高校では恋愛をすると決めています。
ところが、これまで部活に全集中を捧げていたことで、アプローチ方法がわからず、積極的に男子と関わろうとするも、離れていく始末です。そこで、晴菜は2年生でモテモテの小宮山ヨウに恋愛の指導を頼むのでした。
『高校デビュー』は、大野いとさんのデビュー作でもあり初々しい姿が観れる作品です。高校デビューに奮闘する不器用な晴菜が魅力なので、胸キュンラブストーリーを探している方は、ぜひ観てみて下さい。
邦画でおすすめの青春映画⑭ういらぶ。
『ういらぶ。』は、2018年に公開された青春ロマンス作品です。累計発行部数180万部の星森ゆきもによる人気コミックを実写化した映画となります。
同じマンションで幼少期から仲の良い凛、優羽、暦、蛍太の美男美女4人組は、その美しさから学校でもたくさんのファンがいました。しかし、優羽はドSの凛に昔からいじめられている所為で、自分に自信がネガティブ女子に成長しています。
でも実は、凛も悩みを抱えており、優羽のことが好きすぎて、素直に接することができず、結果的にいぢめてしまっていたのでした。
『ういらぶ。』は、大人気の平野紫耀さんのかっこいいシーンが満載な作品で、すれ違いばかり起きるもどかしい二人の関係性が見どころでしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑮オオカミ少女と黒王子
『オオカミ少女と黒王子』は、2016年公開の学園ラブコメディ作品です。八田鮎子の人気コミックを実力派俳優の二階堂ふみと山崎賢人のW主演で映画化されました。
恋人がいると見栄を張る篠原エリカは、とうとう友達にも本当に彼氏がいるのか怪しまれ始めたことから、街で盗撮した知らないイケメンを彼氏だと言い張ります。
ところが、運の悪いことに、そのイケメンは同じ学校のモテモテ男子で、嘘を見破られたくないエリカは、イケメン佐田恭也に彼氏のフリをしてほしいと頼み込むのでした。
『オオカミ少女と黒王子』は、豪華キャストが魅力で、悪役女子に池田エライザさんと玉城ティナさんが登場しており、二人とも美人だからこそ役がぴったりです。実力派若手俳優たちがたくさん出演しており見ごたえのある作品となっています。
邦画でおすすめの青春映画⑯センセイ君主
『センセイ君主』は、2018年に公開されたラブコメディ作品です。幸田もも子さんの人気少女漫画を、『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督と浜辺美波さんが再びタッグを組み映画化されました。
彼氏が欲しい佐丸あゆはは、可愛い見た目なのにもかかわらず、告白連敗記録を更新中です。そんな中、偶然出会った大人な男性に新たな恋をしたあゆはでしたが、なんとその男性は、あゆはのクラスの新しい担任の先生だったのでした。
『センセイ君主』は、あゆはことさまるんを応援したくなる作品です。あゆははいつでも全力投球で駆け引きなんてできない系女子だからこそ、堅物の弘光先生の心をも動かしてしまうのでしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑰LDK
『LDK』は、2014年公開の学園ラブストーリーです。別冊フレンドで連載されていた渡辺あゆさんの人気漫画を実写化し、剛力彩芽さんはこちらの作品で初主演を果たしました。
父親の海外赴任が決まったことで、日本に残り一人暮らしを始めた女子高生の西森葵は、初めての一人暮らし開始早々にボヤ騒ぎを起こします。このボヤ騒ぎをきっかけに同じ学校でツンデレ王子の久我山柊聖と同居することになってしまったのです。
『L DK』は、少女マンガ好きには堪らない胸キュン映画です。山崎賢人演じる久我山柊聖のツンデレっぷりが魅力で、全女子のハートを射止めるでしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑱PとJK
『PとJK』は、2017年に公開されたロマンスコメディ作品です。三次マキ原作の同名コミックを廣木隆一監督が映画化しており、亀梨和也さんと土屋太鳳さんが主演を務めたことで話題となりました。
高校1年生のカコは、人数合わせで年齢を偽って参加した合コンで警察官の功太と出会います。いい感じに仲が縮まる二人でしたが、カコが女子高生だと発覚すると、功太はカコをあしらいます。しかし、すでにぞっこんなカコはなんとは振り向いてもらおうと奮闘するのです。
『PとJK』は、歳の差恋愛が楽しめる作品です。土屋太鳳さんが演じるカコが功太に振り向いてもらうために、健気にアピールする姿も可愛らしく、大人でましてや警察官の功太の揺らぐ心情の変化も見どころでしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑲orange-オレンジ-
『orange-オレンジ-』は、2015年に公開されたロマンスファンタジー作品です。月刊アクションで連載されている高野苺さんの人気漫画を土屋太鳳さん、山崎賢人さんで実写映画化されました。
高校2年生の春に高宮菜穂の元へ、10年後の自分から手紙が届きます。手紙には、転校してくる翔を好きになることや、その翔が死んでしまうことが書かれており、最初は信じない菜穂でしたが手紙通りに起こる出来事から、手紙の内容を信じ未来を変えるべく奮闘するのでした。
『orange-オレンジ-』は、学園物のラブコメディ作品ではなく、比較的に重めな内容となります。青春作品ですが、どちらかと言えば大人が楽しめる作品とも言えるでしょう。
邦画でおすすめの青春映画⑳ピーチガール
『ピーチガール』は、2017年公開のラブコメディ作品です。テレビアニメ化や台湾でドラマ化された上田美和さんによる人気コミックの実写映画となっています。
見た目はギャルで学校内でも遊び人と噂されているももは、実は超が付くほどのピュアな心の持ち主です。しかし、ある日、お調子者でチャラいカイリにキスされたことで、ももは激怒しますが、カイリはももの純粋な一面を知るうちに、本当に好きになっていくのでした。
『ピーチガール』はキャストの豪華さが魅力で、山本美月さんや伊野尾慧さん、真剣佑さん、永野芽郁さんが出演しています。原作とはまた違った面白さがあるので、原作を読んだことがある方もぜひチェックしてみて下さい。
邦画でおすすめ!感動の日本青春映画【その他】
続いて、恋愛や部活以外の邦画おすすめ青春映画を紹介します。子供と大人の狭間を生きる感受性豊かな学生たちだからこその作品を厳選しました。感動系から、大人も勉強になる作品まで揃っているので、気になる作品はぜひ観てみて下さい。
邦画でおすすめの青春映画㉑青の帰り道
『青の帰り道』は、2018年に公開された青春ヒューマンドラマ作品で、山田孝之プロデュース作『デイアンドナイト』でお馴染みの藤井道人監督が手掛けています。
東京近郊に住む7人の高校生たちは、高校卒業後にそのうちの4人は地元を離れることが決まっていました。
プロの歌手を夢見るカナ、東京の大学に進学するキリとユウキ、浪人生のタツオ、地元組で建設会社の採用が決まったリョウとコウタ、妊娠したマリコは、それぞれ違う道を歩みはじめるのです。
『青の帰り道』は、大人になることで諦めなければいけない夢や、思い通りにならない葛藤が描かれた作品です。現在悩みを抱えている若者にぜひ観てもらいたいおすすめの映画となります。
邦画でおすすめの青春映画㉒何者
『何者』は、2016年に公開した青春映画で、朝井リョウさんが直木賞を受賞した原作小説である『何者』を三浦大輔監督が映画化した作品です。
就職活動に奮闘する22歳の大学生5人は、様々な悩みや問題を抱えていました。就活を続けながら、本心をSNSで吐き出していくうちに、5人の関係性は歪み始めるのです。
『何者』は、実力派俳優が勢揃いしている作品で、就職活動を通して変化していく人間関係が描かれています。就活をしたことがある人はとても共感できる内容ですし、マウントの取合いなど人間の嫌なところを表現している面白い作品なので、観てみて下さい。
邦画でおすすめの青春映画㉓君の膵臓をたべたい
『君の膵臓をたべたい』は、2017年に公開した青春ロマンス作品です。住野よるさんの同名ベストセラー小説を実写化した映画、衝撃的なタイトルで話題となりました。
級友だった女生徒の桜良の助言により、母校で教師をしている「僕」は、生徒に話をしている話題から自身の学生時代を思い出します。
誰にも心を開かない高校生時代の「僕」は、明るい桜良の秘密を知ったことで秘密の関係性になりました。桜良は死んでしまい、大人に成長した「僕」は彼女が本当に伝えたかった想いを知ることになるのです。
『君の膵臓をたべたい』は、作品を観た後にタイトルの意味を理解する作品です。感動する深い映画なので、時間を取って一人でじっくり観てみましょう。
邦画でおすすめの青春映画㉔僕たちは世界を変えることができない。
『僕たちは世界を変えることができない。』は、2011年に公開したヒューマンドラマ作品で、自費出版された現役大学生の葉田甲太さんによる体験記を基に製作されています。
医大生の田中甲太は、150万でカンボジアに屋根のある家を建てられるパンフレットを目にしました。すぐ田中は仲間を集めますが、参加してくれたのは、友人の芝山と矢野、合コンで出会った本田のみです。人数は4人ですが、田中はチャリティ・イベントを開催するため奮闘するのでした。
『僕たちは世界を変えることができない。』は、実話を基に製作されており、ドキュメンタリー風の演出も相まって、他の作品とは一味違います。カンボジアの現状も理解できる映画なので、ぜひチェックしてみて下さい。
邦画でおすすめの青春映画㉕町田くんの世界
『町田くんの世界』は、2019年に公開されたメロドラマ作品です。手塚治虫文化賞で新生賞を受賞した安藤ゆきさんが、別冊マーガレットで連載した漫画を実写映画化しました。
人類皆に優しい町田くんは、運動も勉強もできず、見た目も地味ですが、彼の周りは人が集まってきます。そんな町田くんは、猪原さんと言う女子高生に出会ったことで、いままで抱えたことのない感情に翻弄されてしまうのです。
『町田くんの世界』は、誰も嫌な気持ちにならない映画です。町田くんの優しさにみんなが救われますし、キャストが高校生とは思えない配役なのも面白さをプラスしています。
青春映画を見て青春時代を思い出そう!
今回は、邦画でおすすめの青春映画を紹介しました。日本には面白い青春映画が揃っているので、大人になってからこそ、もう一度青春映画を観てみましょう。
日本特有の少女マンガを原作にした作品から、部活に明け暮れる青春作品、将来や世界に視野を向ける作品など様々なジャンルの青春映画を楽しんでみて下さい。