今も昔も輝くような美しさを誇る女優のシャロン・ストーンですが、彼女はこれまでにどんな作品に出演してきたのでしょうか。この記事では、シャロン・ストーンの出演した作品の中でも特におすすめの映画を厳選してご紹介します。代表作をチェックすることで、彼女の幅広い演技の魅力を奥深くまで楽しむことができるでしょう。
シャロン・ストーンはどんな女優?
そもそも、シャロン・ストーンとは一体どんな人物なのでしょうか。まずはシャロン・ストーンについて、基本的なプロフィールや経歴をご紹介します。
シャロン・ストーンのプロフィール
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シャロン・ストーンは、1958年3月10日生まれのハリウッド俳優です。ペンシルベニア州出身で、身長は174cmです。これまでに二度の結婚と離婚を経験しており、3人の養子がいます。私生活ではチャリティー活動に積極的に取り組む姿勢を見せています。
シャロン・ストーンの経歴
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子供の頃はIQが154と非常に頭脳明晰で、飛び級で大学進学を果たしたことで知られています。その後州立エディンボロ大学を中退し、ミス・ペンシルベニアコンテストにて優勝を飾ります。
これを機にニューヨークにてフォード社のファッションモデルを務めることになり、スクリーンデビューの話もとんとん拍子で決まりました。デビュー作は1980年に公開されたウディ・アレン監督の『スターダスト・メモリー』でした。しかしその後しばらくは大きく目立った活躍は見せません。
彼女に転機が訪れたのは、1990年の映画『トータル・リコール』で主演を務めたアーノルド・シュワルツェネッガーの相手役を演じた時のことでした。この作品で知名度を高めた彼女は、さらに1992年に公開された『氷の微笑』で演じた役がヒットし、知的でセクシーな女優としての地位を確立します。
映画『カジノ』では、1996年の第53回ゴールデングローブ賞のドラマ部門で主演女優賞にノミネートされています。さらに『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』では2004年の第56回エミー賞ドラマ・シリーズ部門でゲスト女優賞に輝きました。
日本では、銀座ジュエリーマキやヴァーナルのCMキャラクターとしての活動をしていたことがあります。2021年には、自身の回顧録として”The Beauty of Living Twice”を出版し、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなりました。
シャロン・ストーン出演のおすすめ映画8選
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ここからは、シャロン・ストーンが出演した映画の中でも特におすすめの名作をご紹介します。彼女の名を一躍世に知らしめた作品から、隠れた名作まで、幅広くまとめるので気になるものがあればぜひ鑑賞してみてください。
シャロン・ストーンのおすすめ映画①スターダスト・メモリー
シャロン・ストーンのデビュー作にあたる「スターダスト・メモリー」です。1980年に公開された作品で、監督のウディ・アレンが脚本と主演を兼ねています。ウディ・アレンは、この作品の中で現実の彼と同じ立場である売れっ子の映画監督役を演じています。
この映画が公開された年は、ビートルズのジョン・レノンが凶弾に倒れた年にあたります。ファンに攻撃され、身が危険にさらされるという時代特有の空気感がアイロニックに表現されています。
売れっ子映画監督を取り巻く映画製作者、評論家、偽知識人、マネージャー、ファンらが巻き起こす悲喜劇が描かれたこの作品ですが、シャロン・ストーンは汽車の中の女性という端役を任されました。俳優としてのスタートを切ったばかりの初々しい姿が見られます。
シャロン・ストーンのおすすめ映画②キング・ソロモンの秘宝
1985年の映画「キング・ソロモンの秘宝」です。H・R・ハガード原作「ソロモン王の宝庫」は、この映画を持って四度目の映像化となりました。翌年にはさらに続編『キング・ソロモンの秘宝2/幻の黄金都市を求めて』が製作されています。
この映画に出演した当時、シャロン・ストーンはまだブレイク前であり、今とはまた違った表情が見られます。冒険アドベンチャーということで、今見てもハラハラとしながら楽しめる内容の作品です。
ジェシーは、アフリカで行方をくらませてしまった考古学者である父ヒューストンを探してほしいと、冒険家のクォーターメインに依頼します。実はヒューストンはソロモンの秘宝のありかを知っており、そのために秘宝を狙う集団から付け回されていたのでした。
そして集団に秘宝のありかを漏らしてしまったヒューストンは、拷問を受け弱っていたこともありクォーターメインらに秘宝の行方を託すこととします。そしてヒューストンはジェシーと共に秘宝が眠るという山へ向かうのでしたが…。
シャロン・ストーンのおすすめ映画③氷の微笑
1992年公開の映画「氷の微笑」です。全世界でなんと3億5千万ドルを超える興行収入を記録したこの作品は、作中のシーンが数々の作品でオマージュとして再現されるなど、高い注目を集めました。シャロン・ストーンの出世作にあたる作品です。
ある男性が殺され、身体中にアイスピックによる傷痕が残った状態で発見されます。警察は犯人が殺された男の妻であ美しい女性作家であると睨んで捜査を進めます。というのも、被害者の殺され方が彼女の著作の中に見られるものとほとんど一致していたからです。
しかし、この事件の解決を試みる刑事は、次第に容疑者である彼女の妖艶な魅力に取り憑かれてしまうのでした。そして、自分自身が容疑者としての疑いをかけられてしまうこととなります。映画内では、シャロン・ストーンが足を組み替えるシーンがあり、これが大きな話題となりました。
シャロン・ストーンのおすすめ映画④ボーダー・ラン
クライムサスペンス作品「ボーダー・ラン」です。この作品で、シャロン・ストーンは主演のほか製作総指揮も務めました。アメリカとメキシコの国境問題を描いた映画です。
主人公の女性ソフィーは、アメリカで記者として働いています。彼女の弟アーロンは、メキシコで行方をくらませていました。
弟を探すべく現地に向かったシャロンでしたが、そこで弟の同僚ロベルトと行動を共にすることになります。
調査を行う中で、弟と共に越境請負人に客を回していたというハビエルに出会います。彼は、弟が越境請負人と接触した直後に行方不明になったと証言しました。それを聞いたソフィーはアジトに向かいますが…。
シャロン・ストーンのおすすめ映画⑤硝子の塔
サイコサスペンス「硝子の塔」です。フィリップ・ノイスが監督を務め、「ローズマリーの赤ちゃん」で知られるロバート・エヴァンスが製作を務めました。この作品で、シャロン・ストーンは主役を演じています。
常に何者かによって監視されるヒロインが、連続殺人事件に巻き込まれていく様子を描いた映画で、エロティックな描写もあり芸術作品としても楽しめます。
シャロン・ストーンのおすすめ映画⑥トータル・リコール
シャロン・ストーンの出世作、トータル・リコールです。題材となったのはフィリップ・K・ディックの短編小説「追憶売ります」で、主演はアーノルド・シュワルツェネッガーが務めました。
時は2084年、地球の植民地となった火星では、鉱山の採掘を仕切るコーヘイゲンと、彼に対抗する者たちとの間で争いが続いていました。
その頃、地球で暮らすダニエル・クエイドは、なぜか毎晩のように火星の夢を見てはうなされていました。そこで彼は、「火星旅行の記憶を売る」というサービスに参加します。
すると、今の自分は偽の記憶を持って生きており、本来の自分はコーヘイゲンの右腕として活躍した諜報員ハウザーだったことが判明します。真実を知るため火星に向かうクエイドでしたが、コーヘイゲンは彼によって秘密が暴かれるのを阻止しようとします。
シャロン・ストーンのおすすめ映画⑦カジノ
1995年公開の映画「カジノ」です。マーティン・スコセッシが監督を、ロバート・デ・ニーロが主演を務めました。舞台は1970年台から80年台のラスベガスで、この頃現地はとある天才賭博師を通じ、マフィアの支配下にありました。
大部分が実話に基づいて作られています。天才的才能を持つ予想屋の男レフティが、友人に紹介を受けてラスベガスのカジノ「スターダスト」で職を得ます。やがてカジノを任せられるようになった彼は、妻を得て贅の限りを尽くした生活をすることになります。
しかしある時、昔馴染みで乱暴者のトニーがラスベガスに移住してきたことにより、レフティの前には暗雲が立ち込めることとなるのでした。
シャロン・ストーンのおすすめ映画⑧クイック&デッド
1995年公開の映画クイック&デッドです。シャロン・ストーンを主演に据えたこの作品は、女ガンマンの活躍を描いた西部劇です。映画界の奇才として知られるサム・ライミが監督を務めました。また、シャロン・ストーンは主役を演じると共に、製作にも携わっています。
当時はオーストラリアで知る人ぞ知る存在だったラッセル・クロウを相手役に、また当時期待の若手として活躍を始めていたレオナルド・ディカプリオに交渉して両者の出演が決定しました。寂れた田舎街のリデンプションを舞台に繰り広げられる争いを描きます。
年に一度の早撃ちトーナメントが開催される前日、街にやってきた女ガンマンのエレンはその内部に復讐の炎を燃やしていました。彼の父はこの街の悪名高い権力者へロッドに殺されていたのです。
勢いトーナメントに参加することになった彼女が見つめる先には、同じく大会に参加するへロッドの姿がありました。
シャロン・ストーンの代表作を見直してみよう
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シャロン・ストーンは、これまでに色々な作品に出演者として、また時には製作者としても携わっています。この記事に紹介した作品は、彼女が若い頃の活躍を楽しむことのできる名作ばかりです。気になるタイトルがあれば、ぜひ鑑賞してみてください。
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