近年ネットを中心に使われるようになった子供部屋おじさん(こどおじ)という言葉ですが、どのような男性のことを指すのでしょうか。この記事では、子供部屋おじさん(こどおじ)の特徴や抜け出し方、結婚に向いていない理由などをご紹介します。自身が当てはまっていないか不安な方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
目次
子供部屋おじさん(こどおじ)の意味は?何歳から?
昨今よく耳にするようになった「子供部屋おじさん(こどおじ)」という言葉ですが、これは成人を過ぎても実家の子供部屋で過ごしている中年の男性のことを表す言葉です。略すと「こどおじ」になり、インターネット掲示板などでネットスラングとして定着しました。
この子供部屋おじさん(こどおじ)と呼ばれる男性は、ニートや引きこもりに限りません。しっかりと外に出て稼いでいる男性のことも含みます。彼らが子供部屋おじさん(こどおじ)になる経緯はさまざまですが、多くの場合は独身で、恋人がいないことが起因していると考えられます。
子供部屋おじさん(こどおじ)について、具体的に何歳からという定義はありませんが、中年男性を指す言葉とされています。中年とは40前後を指して言われることが多いので、子供部屋おじさん(こどおじ)も30代後半以降の男性を指していると言えるでしょう。
子供部屋おじさんの特徴
社会現象化している子供部屋おじさん(こどおじ)ですが、彼らにはどんな特徴があるのでしょうか。自分自身が子供部屋おじさん(こどおじ)に当てはまっていないかを確認するためにも、ぜひ一度ここで特徴をチェックしてみてください。
炊事や掃除などの家事はすべて親任せ
子供部屋おじさん(こどおじ)は、基本的に家事を親任せにしています。経済的な援助はしてもらっていないにしても、洗濯や食事などの家事全般は全て親任せなのです。食事も毎食親の手料理を食べているということがあります。
さらに、リビングどころか自分の住んでいる子供部屋でさえも、親に掃除してもらっていることがあります。買い出しについても、親がしてくれることがほとんどです。
趣味にお金と時間をかける
子供部屋おじさんは趣味に没頭しやすい性格をしているので、仕事や友人、恋人との付き合いよりも、自分一人の時間を大切にしています。また、自分の趣味にお金と時間をかけるのも彼らの特徴です。
しかし、おじさんの持つ趣味によっては莫大なお金がかかるため、ひとり暮らしをしてしまうと、なかなか思うように費用を捻出できなくなってしまうのです。そこで、彼らは実家暮らしを選択するということです。
基本的にめんどくさがり
子供部屋おじさんは基本的にめんどくさがりなので、自分の好きなこと以外のことは何もしたくないというタイプの方が多く見受けられます。
例えば掃除や洗濯、料理などの生活上必要な家事全般も、面倒に感じてしまいます。そんな彼らにとって、家事に関することを全て親が代わりにしてくれるという実家は、まさにオアシスなのです。
優しくて穏やかな性格
意外に思うかもしれませんが、子供部屋おじさんのほとんどは、優しくて穏やかな性格をしています。また、一緒に住んでいる両親との関係も極めて良好であることが多いため、実家にいても居心地が悪くならないのです。こうした事情もあって、子供部屋おじさんはなかなか実家を出て行こうという気になりません。
学習机や本棚をそのまま使用している
子供部屋おじさんが住んでいる部屋には、彼らが子供の頃から使っている家具がそのまま置かれています。さらに、彼らはその家具を今も愛用しているのです。ここで、子供部屋おじさん三種の神器と呼ばれる家具をご紹介します。
まず一つは学習机、そして子供時代に購入したベッド、最後に子供時代に購入した本棚です。子供部屋おじさんによって、そこにディスプレイされているものは違いますが、これらの部屋の大部分を占めるような大きな家具が、全てそのままにされているのが特徴です。
このため、子供部屋おじさんの住んでいる部屋は、どうしても部屋の雰囲気が子供っぽくなってしまいがちです。
理想通りの恋愛を求め過ぎている
子供部屋おじさんは、別に恋愛に興味がないというわけではありません。しかし、実家で親に面倒を見てもらっているうちにわがままになり、女性に対して求めるハードルが高くなってしまうのです。
自分の価値観に合う女性でないと、結婚をする意味がないとすら思っている子供部屋おじさんもいます。そんな彼らのほとんどは、口うるさいタイプの女性を厭います。共働きであれば家事をするのは仕方がないと思えるものの、自由を奪われるのは我慢ならないのです。
また、彼らが女性に求める条件を満たしているというだけでは、相手は結婚相手として目に映りません。さらに、その女性に対して女性としての魅力を感じるかどうかということも、彼らに撮っては重要なのです。
子供部屋おじさんの見分け方
子供部屋おじさんかどうかを見分けるには、まず相手が家事ができるかどうかをチェックしましょう。実家に住んでいるおじさんでも、洗濯や洗い物など、一定の家事をこなすことができるのであれば、子供部屋おじさんではありません。
なんでも親に任せきりではなく、たとえ下手でも料理を作るなど、ある程度の家事スキルがあるかどうかが大切な判断材料となります。また、仕事を確認することでも、その男性が子供部屋おじさんかどうかを見分けることができます。
仕事をしていないのは、ただの引きこもりおじさんということになってしまうので論外です。しかし、家業を継いでいるという男性や、どうしても実家から通わなくてはならない事情があるという男性は、子供部屋おじさんと言うことはできません。
子供部屋おじさんが結婚相手に向かない理由
子供部屋おじさんは結婚相手に向いていないと言われますが、なぜそのように言われるのでしょうか。ここからは、子供部屋おじさんが結婚相手として相応しくない理由をまとめます。
実家暮らしと同じ環境を求めている
子ども部屋おじさんは、実家を出たとしても、実家に住んでいた頃と同じくらいの水準の暮らしを求めます。親は家事全般をしてくれて、自分は好きなことだけをしていればそれで良かったので、それを忘れられない子ども部屋おじさんは、結婚相手の女性にも同じかそれ以上のものを求めるのです。
生活レベルを落とさず、親以上に自分を気にかけて欲しいなどと無理な要求をすることもあります。そして結局女性には何も与えようとしないので、離婚に終わる夫婦が多いようです。
行政手続きや契約方法がわからない
一人暮らしの経験があると、住民票の移動や保険の手続きなどをすることになったり、不動産屋で契約書を交わしたり、火災保険に入ったり、源泉徴収票や所得証明書を提出するなどの手続きを一通り理解できます。
しかし子供部屋おじさんはこのような手続きを一切せずに中年になっていることがある。ので、自分では行政手続きや契約方法の全てをどうすればよいか、何もわからないことが多いのです。
親も子離れできていない
子供部屋おじさんが問題なのは、その親も子供に対して依存している一面があるということです。つまり相互依存状態にあるため、結婚をしたとしても、親が何かと夫婦生活に干渉することが考えられます。
一生独身を回避!子供部屋おじさんの脱却方法
子供部屋おじさんを続けていれば、一生独身のまま終わってしまう恐れがあります。老後の不安なども日に日に募るばかりでしょうから、今のうちに対策を打っておくことが肝心です。そこでここでは、子供部屋おじさんからの脱却方法をまとめます。
実家を離れて一人暮らしを始める
まずはなんといっても、一人暮らしをすることが先決です。子供部屋おじさんを一瞬にして脱却できる方法は、これしかないと言って良いでしょう。
環境を変えることによって、自立しなくてはならないという気持ちが芽生え、自分のことは自分でできるようになり、素敵なパートナーを引き寄せる魅力が備わってくるはずです。
一生独身の男女が急増中!結婚したくない理由は?生涯独身のメリット・デメリット
一生独身の男女の割合は まず初めに、一生独身で良いと考える男女の割合を紹介します。2021年に国立社会保障・人口問題研究…
できるだけ自分のことは自分でする
いきなり一人暮らしをするのは敷居が高いと感じるのであれば、まずは精神的に実家から自立することを考えてみましょう。収入が不安定で、一人暮らしができるほどの経済的な余裕がない人は特に、まずは家の中でできる自立をするのがおすすめです。
その初歩として、自分のことは自分でするということを心がけてください。食事を作り、食器を洗ってから出勤し、夕飯時にも片付けや洗い物をして、洗濯物を干して自分で畳みましょう。ゴミ出しも大切ですし、休日だけでも良いので家族に料理を振る舞ってみましょう。
そのほか、自分の部屋だけでなく家の中の共有部分の掃除も行い、自治体など地域の活動があるなら、自身も思い切って参加してみましょう。
子供部屋を模様替えする
子供部屋おじさんを特徴付けている学習机や漫画、ゲームなどの類は、思い切って処分してしまいましょう。机を変えるだけでも、部屋の雰囲気が変わって子供部屋おじさん脱却の一歩を踏み出せるかもしれません。
子供部屋おじさんは将来について真剣に考えよう!
自身が子供部屋おじさんと呼ばれるに相応しいような特徴を身につけていると感じた方は、これを機会に自分の将来について真剣に考えてみましょう。子供部屋おじさんから脱却できるよう、この記事の内容も参考にしてみてください。
その他の関連記事はこちらから