結婚相手の選び方は、交際相手の選び方とは異なります。そのため「交際相手には良くても、結婚相手としては違った」と離婚後の女性が言うケースは、意外に多いです。この記事では、結婚相手の選び方ポイントを紹介します。実際に既婚男女が考える結婚の決め手も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
結婚相手と交際相手の選び方の違いは?
結婚相手と交際相手だと、選ぶ基準が根本的に異なります。結婚相手は、人生を共にする相手です。「病める時も健やかな時も」と言われるように、結婚相手は良い時ばかりでなく困難に直面している時も共に過ごします。
そのため、結婚相手を選ぶ際には内面の相性が特に重要です。内面の相性とは、困難に直面した時でもお互いに助け合えるかどうかがポイントになります。つまり、結婚相手とは価値観が合うかどうかが大切です。
一方で、交際相手は人生設計や価値観まで重視しなくてもうまくいく場合があります。なぜなら、交際相手を選ぶうえで重視するのは現在だからです。
交際相手を選ぶ時には、現在を一緒に楽しめるかどうかで選びます。恋愛対象としての外見の好みや駆け引きなどが楽しいかどうかで、交際相手を選ぶ人も多いです。
まとめると、結婚相手を選ぶ際には将来を共に過ごすうえで価値観が合うかどうかが大切で、交際相手を選ぶ時には現在を一緒に楽しめるかどうかが大切になります。
結婚相手の選び方ポイント
結婚相手を選ぶうえで特に大切なのは、価値観です。近い言葉でわかりやすく言い換えれば、内面の相性ともいえます。ここで紹介するのは、結婚相手の選び方ポイントです。結婚を検討している方や結婚を検討する相手がいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
結婚相手の選び方①お互いの価値観を理解できる
お金の使い方や人間関係など、あらゆるシーンの判断で結婚相手が影響します。そのため、結婚相手があなたとって理解できない価値観を持っていると、判断を要するシーンに直面する度に辛くなるでしょう。
例えば「結婚相手の生き甲斐が趣味にお金や時間を費やすことだけど、家計を重視してくれないパートナーの価値観が理解できない」などです。独身の頃と同じようなお金の使い方や人間関係でいるパートナーにもう片方のパートナーが疲弊するのは、意外によくあります。
結婚相手の価値観が理解できないために、お互いに辛い思いをする夫婦は多いです。しかし、価値観が全く同じ相手というのはそこまで出会えません。よって、価値観の相性とは相手の価値観が許容できるかどうかともいえるでしょう。
結婚相手の選び方②尊敬できる
恋愛対象としてのリスペクト以外に、人間として魅力的な人物かどうかも大切です。恋愛としての魅力は一時的に激しく燃え上がりがちですが、月日が経過するとおおよそ落ち着きます。
相手を恋愛対象以外に魅力を感じていない場合には、恋愛の熱が冷めた時に幻滅してしまう場合が多いです。しかし人間として魅力を感じているのなら、長く一緒に過ごすとしても必要以上に幻滅することを防げるでしょう。
また、人間として魅力を感じる人物を選べていると夫婦喧嘩をした場合にも冷静に話を聞きやすいです。結婚相手を選ぶ際には、長く信用できる人物かどうかも重視しましょう。信用しやすい人物かどうかは、相手を人間として魅力を感じるかどうかで判断します。
結婚相手の選び方③思いやりがある
交際相手を選ぶ時にも当てはまりますが、結婚相手の場合にも思いやりは大切な部分です。一方が思いやりを持っていたとしても、もう一方が思いやりを持っていないと長期的な関係が築きにくくなります。
思いやりがない相手は、自分本位です。自分本位な人は自分の悪い部分は都合よく交わし、相手の細やかな欠点を指摘します。他にも、自分勝手な意思決定をして、相手を困らせる場合もあるでしょう。
お互いに思いやりを持った人同士が結婚していると、平常時に喧嘩をすることを防げるうえに人生の困難な時にも支え合えます。思いやりがなければお互いの足を引っ張り合う人生となりますが、思いやりがあれば結婚したからこその助け合う人生が歩めるでしょう。
結婚相手の選び方④嫌な部分も受け入れられる
どんな人にも欠点は必ずあります。恋愛中に強く惹かれている時には盲目になりがちですが、結婚して長く過ごすと相手の欠点が見えてくる場合が多いです。
例えば、普段の口癖や食事の仕方、人間関係に対しての考え方が挙げられます。また、交際している時には相手の欠点が許容できていたとしても、一緒に過ごす時間が長くなると相手の欠点が我慢できなくなったという意見も多いです。
相手の欠点を客観的に考えた時に、我慢ではなく現実的に受け止められるかどうかで判断します。相手にも欠点があるように、自分にも欠点があると考えられるような相手であれば結婚生活でも安心して過ごせるでしょう。
結婚相手の選び方⑤自然体でいられる
交際相手だとお互いが背伸びをするような関係は、刺激的で心地良さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。一方で、結婚相手は自然体でいられるような相手が理想です。
長く人生を共に過ごす相手だからこそ、無理をしあう関係では持続性が難しくなります。親しき仲にも礼儀はありますが、ある程度素の自分をさらけ出しても認めてくれるような人を結婚相手に選びましょう。
既婚男性・女性別の結婚の決め手とは
結婚の決め手は、男性と女性で傾向が異なります。男女ともに共通するのは、結婚相手には内面の相性を重視している点でした。
他にも、結婚の決め手のなかには結婚生活を想定した事情があるのも特徴です。ここでは、既婚者が思う男女別の結婚の決め手を紹介します。
既婚男性の結婚の決め手
既婚男性が思う結婚の決め手は、結婚相手としての安心感でした。一緒にいる時の居心地の良さや自身の家族との仲、そして困難に直面した時に自分を立ててくれたといった内容が挙げられています。
最も多く挙げられたのは、居心地の良さです。多くの男性は恋愛だと刺激を求めますが、結婚相手となれば家族としての安心感を求めます。仕事で疲れて帰ってきた自分を労わってくれたり、家事が上手で料理が上手だったりなどです。
結婚は当事者だけでなく、お互いの家族も関わります。嫁姑問題があれば厄介ですので、自身の家族との相性を重視する男性も多いです。
他にも、困難に直面した時に自分を立ててくれたといった内容も男性にとっての結婚の決め手に挙がってます。「転職をする際に応援してくれた」「体調を崩した時に看病をしてくれた」などです。
大変な時があっても、必ず自分の味方をしてくれるというのも男性が結婚相手に求めるポイントとなっています。
既婚女性の結婚の決め手
既婚女性が考える結婚の決め手にも、結婚相手の内面に関する内容が多く挙げられています。女性は男性と比べると身体的な力が弱く、妊娠や出産で働けなくなるなど、将来を考えるうえでリスクが多いです。
そのため、結婚相手が自分を守ってくれるかどうかは結婚の決め手のなかでも特に重要視されています。結婚をする前の場合、どんな時も自分を味方をしてくれるかどうか、自分を信用してくれるかどうかでが判断基準です。
他にも仕事や家事を頑張る女性にとって、ありのままの自分を受け入れてくれる男性は強い味方になります。そのため、包容力も結婚相手を選ぶ決め手です。
さらに、穏やかで優しい気質であることも決め手となっています。すぐに怒る男性や自分には優しくても周囲の人や店員さんなどに厳しく当たる男性は、多くの女性が恐怖心を抱きやすいです。
他人に対しても優しく落ち着いて接することのできる男性となら、自分や自分の家族も含めて安定した結婚生活ができると感じられるため、結婚の決め手となります。
結婚前にチェックしておきたいこと
実際の選び方はわかっても、結婚を考えている相手のどこを確認すれば良いのかわからないという方も多くいらっしゃるでしょう。ここでは、結婚前にチェックしておきたいことを紹介します。
生活に関すること
生まれ育った環境が異なるからこそ、生活習慣の違いは確認しておきたいポイントです。なぜなら、細やかな部分でも片方が我慢し続けると大きな問題になりえます。
まず、家事に対する考え方もすり合わせておくことが大切です。1人暮らしをした経験がなかったり実家にいた頃に特定の人物が全ての家事をこなしていたりした家庭で育った人だと「家事はどちらか片方がやって当たり前」という価値観が根付いてる可能性が高いです。
もちろん、双方が納得しているなら問題ありません。しかし、そうではなくどちらもフルタイムで共働きを前提に考えている場合だと、片方にばかり負担がかかりやすく、不満を抱きやすい環境となるでしょう。
お金に関すること
金銭感覚の確認は、結婚相手だと特に確認したい部分です。結婚相手がお金持ちである必要はありませんが、金銭感覚のだらしない人と結婚してしまうと必要以上に苦労する可能性があります。
具体的には、買い物やギャンブルに依存している人は結婚相手には不向きです。貯金ができなかったり借金やローンに抵抗感がなさすぎたりする人も、安定的な結婚生活を送りたいなら避けたほうが良いでしょう。
結婚をする前だとしても、お金遣いの荒さや買い物をする際の金銭感覚で検討がつきます。堅実な金銭感覚を持っているかどうかを確認しましょう。
仕事に関すること
後悔ない人生を送るには、結婚相手と長期的な計画を練っておくことが大事です。前もって、話し合いができれば思わぬタイミングで仕事をやめなければならない事態を予防できます。
例えば、マイホームや車などの大きな金額になりやすい買い物にたいする考え方や子作りへの考え方、他にもお互いの親が病気になった時にはどうするのかといった内容です。
長期的な計画に失敗すると、仕事に大きく影響します。仕事にこだわりがなくても、金銭的に余裕がなくなると夫婦仲が険悪になる可能性が高いです。結婚をする前には、価値観に関わる話し合いをしましょう。
結婚相手との出会い方
人によっては、大人になってから男女の出会いができる機会が急激に減ったと感じる人が多いです。しかし、意外なところに見落としがあるかもしれません。ここでは、結婚相手との出会い方の一例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
出会い方①仕事関係
職場は、人間性がわかりやすい場所でもあります。職場状況によっては、家族よりも同僚と過ごす時間のほうが長いという方もいらっしゃることでしょう。
そのため、同じ職場の上司や同僚、頻繁に会う取引先の人物とは仲が深まりやすいです。「社会人になってから出会いがない」と考える人は多いですが、職場の人物に目を向けると意外に運命の相手がいるかもしれません。
出会い方②友達の紹介
信頼している友達から紹介された人物であれば、初対面だとしても全く知らない人物との出会いよりは心が近い状態が築けます。もし人見知りだったとしても、助けてくれる友達なら話が全く弾まないという事態も避けられるため安心です。
本当にあなたのことを考えてくれる友達であれば、紹介相手にあなたの良いところをさりげなく伝えてくれる可能性があります。友達経由の出会いは、強いサポートがあるため結婚にまでたどり着きやすいでしょう。
「見ず知らずの人物との出会うのは不安」と考える方にもおすすめの出会い方です。信頼できる友達がいれば、紹介してもらえる人物はいないか確認してみましょう。
出会い方③趣味や習い事
昔から熱中している趣味や習い事がある場合には、趣味仲間から結婚相手を見つけるのもひとつの方法です。趣味が合う相手とは価値観も合いやすく、円満な夫婦関係も築きやすいでしょう。
さらに趣味という共通の話題があることから、初対面だとしても会話に詰まりにくいのもメリットです。異性との会話が不慣れな方や人見知りの方だったとしても話が盛り上がりやすくなります。
趣味や習い事がないという方であれば、好きなものから結婚相手を見つけてみましょう。好きなスポーツチームがあればスポーツ観戦に参加したり、好きなゲームやアニメがある場合にはイベントに参加するのも良いでしょう。
出会い方④婚活パーティ
最近は婚活パーティーで結婚相手と出会ったという方も多いです。芸能人の方にも、婚活パーティーで結婚相手と出会ったという方がいらっしゃいます。婚活パーティーは、結婚相談所主催するイベントからカジュアルな大人数のパーティーまで様々です。
なかには、年齢や年収が設定されている婚活パーティーもあります。理想の結婚相手に巡り会えそうな婚活パーティーが近くで開催されていないか探してみましょう。
後悔しないように結婚相手は慎重に選ぼう
この記事では、結婚相手の選び方をご紹介しました。結婚相手は交際相手と違って、男女ともに内面の相性が重視されています。大きく分けて、生活習慣や金銭感覚、仕事に対する考え方がありました。
お互いが納得できていれば問題ありませんが、長く一緒に過ごすならあなたが無理せずに過ごせる安心感のある結婚相手を選ぶことが大切です。
結婚相手となりそうな相手に安心感を感じさせられるような努力をするのも素敵ですが、後悔ない結婚生活を送るためにも安心感を感じる相手を選びましょう。