社会問題にもなっているDV被害は、意外と身近なところに潜んでいるかもしれません。ご自身では気づかないうちにDVされているというようなこともありますので、ここではDV男の情報について知ってみましょう。
DV男とはどのような男性なのか、そしていざDV被害にあった時の対処方法を知っておけば、いざという時に必ず役立つはずです。DVに悩まされる前に、良い方向へ向ける方法をチェックして下さい。
DVは身体的暴力だけではない
DVと聞くと殴られたり、蹴られたりするような姿を連想してしまいがちですが、必ずしもそうとは限りません。暴力にも色々な種類がありますので、まずはどのような状態をDV被害と呼ぶのかを知ってみましょう。
DVの種類①身体的暴力
どんな理由があるにしても暴力が許されることはありません。日常的に殴られたり蹴られているような状態は、紛れもなくDVです。
通常の男性であれば、女性や子供に手をあげるようなことは絶対にないので、暴力をふるわれた時点で異常な事態となります。
ただしDVをする男性の中には、自分がDVをしているという認識が一切ないというパターンも存在しています。エスカレートしてくると包丁やナイフなども出してくる場合がありますので、我慢することは止めて下さい。
DVの種類②心理的暴力・精神的暴力
悪口を言われたり暴言をはかれることもDVの一種です。ちなみに友人関係を管理してくるようになったり、1人で外出禁止、自分以外の男性との電話を禁止するというような行為も心理的暴力の1つなので危険です。
DVの種類③性的暴力
女性の気持ちを考えずに行われる性行為は性的暴力です。無理やり性行為をされたり、周りの男性との関係に嫉妬したり、避妊してくれないような行為もDVの一環となります。
DVの種類④経済的暴力
生活費を十分に貰えずに生活苦になっている場合は、経済的暴力をされていると考えて下さい。仕事をしてくれなかったり、無断で借金を作ってくる男性の存在もDVです。
まず現金がないことには何もすることができません。今の生活を抜け出したいと思ったとしても、現金がないために逃げ出すこともできないなんていう女性が現実にはたくさんいます。
お金がない状況を改善したいのに、お金がないことで何も始まらないという悪循環がループしてしまいます。経済的暴力の報告も年々増えている状態です。
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DV男の特徴は？
DV男の特徴を知っておけば、DV被害にあうリスクを少しは減らせるかもしれません。意外とたくさんの共通点がありますので、いくつかあてはまる男性に出会ってしまった時は注意をして下さい。
DV男の特徴①異常な嫉妬深さ
極端に嫉妬深い男性は、DV男である可能性があります。男友達と喋るだけで怒られるようなことがあると、今後の友人関係にまでヒビが入ってしまいます。
もっとエスカレートしてくると勝手にスマホや手帳をチェックして、「○○とは付き合うな」というように命令してくる男性もいます。
もちろんこれは女性のことを好きだからこその行動ではあるのですが、女性が窮屈に感じるような押し付けは決して愛ではありません。
DV男の特徴②感情の起伏が激しい
いきなり怒り出したかと思えば機嫌が直ってニコニコし始める男性は、DV男の危険性が強まっています。このような男性はご自身の感情をうまくコントロールできていない証拠で、ほんの些細なことでも怒りに変わってしまいやすいです。
感情の起伏が激しい男性と一緒だと、せっかくのデートでも嫌になってしまいます。そして精神的にも肉体的にも攻撃されるような事例に発展してしまう可能性もありますので、あまりにも喜怒哀楽が激しい男性は少し距離をおきましょう。
DV男の特徴③被害妄想が激しい
女性に非がなかったとしてもただの情報だけでどんどん妄想を膨らませて、男性にとって悪い環境であると思い込むような被害妄想癖がある男性とのお付き合いは止めましょう。
自分に従わせるために今後暴言、暴力をむき出しにされる未来が待っていますので、近寄らないことをおすすめします。
DV男の特徴④プライドが高い
DV男は自信満々な男性に見えがちですが、実は自分に自信がないというパターンがとても多いです。そんな弱い自分を隠すためにも普段は態度が大きくなって、強く見せるようにしています。
もちろんどなたでもプライドは持っているものではありますが、DV男は人一倍プライドが高い傾向にあります。例え自分のミスだったとしても絶対に謝らないという特性もありますので、頑なになっている男性は要注意です。
DV男の特徴⑤物に当たる
通常イライラすることがあっても大人なら周りに悟られないようにするものですが、DV男の場合は物にあたります。物を破壊することで自身の苛立ちを収めるようにするからです。
しかもそれは次第に物だけではなく、彼女や奥さんも対象になってしまいます。それが暴力に発展して本格的なDV行為となっていくため、すぐに物にあたるような男性には近づかない方が無難です。
DV男の特徴⑥付き合う前は優しい
付き合う前は凄く優しかったのに、いざ付き合い始めたり、同棲をスタートさせると性格が豹変するのがDV男の特徴です。
一緒に住んでから本性を現すと逃げ場がなくなってしまう可能性がありますので、共通の友達がいる場合は事前に男性の情報をチェックしておくのも良いでしょう。
DV男の見分け方
DV男を見分けるためにも、DV男とはこのような男性という特徴をチェックしてみましょう。すべてあてはまる場合はDV男の可能性が高くなるため、よく考えてみて下さい。
見分け方①外面だけが良い
友人の前や職場ではとても評判が良いのに、いざ彼女の前だと雑な対応になったり、暴言をはくようであればDV気質があると言えます。DV男は完璧主義者である傾向にあって、周りから良く思われるように徹底しているからです。
見分け方②クレーマー
いつもは優しくて温厚なのに、ちょっとしたことで怒りが爆発するような男性も危険です。些細なことなのにクレームを入れたり、店員さんに直接文句を言うことが多いのであれば、そのクレームは今後女性に対しても向く可能性があります。
見分け方③連絡がマメ
男性はマメに連絡を返さない方も多いのですが、DV男はまったくの逆で、仕事中であったとしても必ず連絡をしてきます。女性からすると凄く嬉しいことのように思えますが、その連絡内容をよく見てみましょう。
例えばLINEであれば、「俺は○○」、「俺だったら○○」など、自分本位の文章ばかり送られてきていませんか?自分のことが大好きなDV男の特徴でもあるため、マメだからと言って安心しないようにしましょう。
見分け方④酒癖が悪い
実はお酒とDVには深い関係があって、お酒を飲みすぎることで自身の感情を抑えられなくなってしまい、暴言・暴力に発展してしまうケースもたくさんあります。
アルコール依存症の男性がその典型です。お酒を飲みすぎることで感情的になり、そして攻撃性が高まるという負のループがついてきてしまいます。
見分け方⑤車の運転が荒い
車を運転している時は男性の本性が見え隠れする瞬間でもあります。落ち着いたゆったりとした運転をする男性は普段から温厚なことがほとんどですが、荒い運転をする方は起伏の激しい男性である可能性が高いです。
DV男から身を守ろう！対処法は？
DV男に出くわしてしまった時の対処方法を事前に確認しておくようにしましょう。我慢するのではなく、DV男から離れることが大切です。
対処法①別れる時は人がいるところで
別れる時は必ず人目がつくような場所で行うようにして下さい。静かな空間や2人きりの空間だとDV男が暴走してしまうこともありますので、周りの目が凄く重要になります。
対処法②物理的に距離を置く
DV男と会話する時は電話だけにしたり、直接会わないようにするだけでもDV被害は減少します。仮に逃げられない状況になってしまっているのなら、一時的に保護してくれるような女性用シェルターを利用してみるのも1つの方法でしょう。
直接触れ合えないことでDV男が女性をコントロールできない状況になるため、安全策と言えるのではないでしょうか。
対処法③DVの証拠を集めておく
DVされたという証拠を集めておけば、DV男を社会的に制裁してもらうことができます。LINEのやりとりのスクショや暴言の録音、暴力をふるわれた際の証拠写真などがあるととても強いです。
弁護士相談は無料で実施してもらえるところもありますので、悩まずにまずはDVされているということを打ち明けてみましょう。
対処法④相談窓口に相談する
DVをされ続けてしまうと、悲しいことにその行為自体に慣れてしまう女性も少なくありません。洗脳の一種とも言われているほどDVは怖いので、不安になった時点ですぐに専門窓口に相談するようにして下さい。
ほんの小さなことでも大丈夫です。少しでもDVの可能性があるのなら的確なアドバイスを求めて、いまできる対処方法を実践してみましょう。
DV男には毅然と対処しよう
DV男からの攻撃に負けないためにも、強い気持ちを持ってDV男との縁を切りましょう。自分だけではできないことでも、周りの方々を頼ることで必ず打開策は見つかります。DV男を拒否する心が何よりも大事なので、まずは自分のことを大切にしてあげて下さい。
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