本当は両思いなのに、お互いに片思いだと思い込んでいる「両片思い」を脱却するにはどうすれば良いのでしょうか?今回は、両片思いの2人に共通する特徴や脱却方法を解説します。「両片思いかどうかを知りたい」「両片思いを脱却したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
両片思いってどんな状態のこと?
両思いとも片思いとも違う「両片思い」とは、どのような状態のことをいうのでしょうか?はじめに、両片思いの意味について見ていきましょう。好きな人との関係性に悩んでいるあなたは、もしかすると両片思いの状況に置かれているのかもしれません。
お互いに「片思い」だと思い込んでいる状態
両片思いとは、本当は両思いであるにも関わらず、お互いに片思いだと思い込んでいる状態のことです。お互いに相手の気持ちがわかっていないため、関係がなかなか進展しません。
周りの人から「てっきり付き合ってるんだと思った」「まだ告白してなかったの?」と言われがちなのも、両片思いの特徴です。
「両思い」と「両片思い」はどう違う?
両思いと両片思いの違いは「相手が自分に恋愛感情を持っていることをわかっているかどうか」です。お互いに相手が自分のことを好きでいてくれているとわかっている場合は両思いに、わかっていない場合は両片思いになります。
お互いに好きなのに両片思いになってしまう原因とは?
「相手との関係を大切に思っているからこそ告白できない」「自分に自信がなく気持ちを伝える勇気がない」など、両片思いになってしまう原因にはさまざまなものがあります。ここからは、両片思いになってしまう原因について解説します。
原因①関係が壊れるのが怖くて告白できない
長い付き合いのある異性の友達を好きになった場合や、恋人にならなくても相手と心地よい関係を築けている場合、関係が壊れるのを恐れて告白できないことがあります。これは、両片思いになってしまう原因の1つです。
恋人同士になるためには、相手に「好き」という気持ちを伝える必要があります。しかし、今の関係が壊れることを恐れている人の多くは「相手も自分を好きでいてくれている」という確信がないと告白ができません。
そのため、お互いのことが好きなのに関係が進展しない状態が続き、両片思いになってしまうのです。
原因②お互いに恋に積極的になれない
お互いに奥手な性格で恋に積極的になれないのも、両片思いになってしまう原因です。自分が控えめな性格でも、相手が積極的なタイプであれば関係は自然に進展します。食事に誘ってくれたり、話題を振ってくれたりなどのアプローチをしてもらえるからです。
お互いに奥手な性格の場合、そのようにアプローチをしてくれる存在がいないため、関係がスムーズに進展しません。「好きなのに何もできない」という状態が続き、友達以上恋人未満のままになってしまうのです。
原因③好き避け状態になってしまう
好きであるがゆえに「好きだということがバレたら恥ずかしい」という気持ちが生まれ、相手に冷たくしてしまうことを「好き避け」といいます。好き避けの具体的な行為としては、わざと相手を無視したり、会話中に視線を合わせなかったりするなどが挙げられます。
好き避けをしている側に悪気がなくても、冷たい態度を取られた相手は「嫌われたのかも」と感じてしまいます。この好き避けが原因で両片思いになってしまうことも少なくありません。
原因④自分に自信が持てない
両片思いになってしまう原因として、自分に自信が持てないということも挙げられます。「自分なんかを好きになってもらえるわけがない」「自分なんかじゃ釣り合わない」という気持ちが強いと、告白やアプローチをする勇気が持てなくなるものです。
それだけでなく、相手の好意にも気づきにくくなるため、両片思いの状態に陥りやすくなります。「自分なんか…」という考えをやめることで、両片思いの脱却の道が開けるかもしれません。
両片思いの2人に共通する特徴
ここからは、両片思いの2人に共通する特徴について解説します。「好きな人がいるけど片思いかもしれない」と悩んでいる方は、当てはまる項目がないかチェックしてみてください。当てはまる項目が多いほど、両片思いである可能性が高くなります。
特徴①マメに連絡を取り合っている
両片思いの2人は、連絡の頻度が高いことが多いです。「おはよう」や「お疲れさま」を送り合うだけの他愛ないLINEが途切れなかったり、毎日決まった時間に電話で話していたりするなどの特徴がみられます。
何とも思っていない相手であれば、毎日のようにやりとりが続くということはないはずです。お互いに恋愛感情を持っているからこそ、相手と少しでも長く話していたいという気持ちが沸くのでしょう。
特徴②頻繁に目が合う
頻繁に目が合うのも、両片思いの2人に共通する特徴です。職場や学校で何気なく周りを見渡したときに、偶然好きな人と目が合ったという経験をしたことはありませんか?
そんな風に好きな人と目が合うことが1日に1回以上あるのであれば、それは偶然ではなく、両片思いである可能性が高いでしょう。ふと顔をあげたときに目が合いやすいのは、相手があなたに恋愛感情を持っていて、無意識のうちに見つめている証拠なのです。
特徴③居心地の良さを感じる
「一緒にいるとなんとなく落ち着く」などの理由から、相手に対して居心地の良さを感じやすいという特徴もあります。両片思いの2人はお互いの会話のペースや物事に対する考え方が似ていることが多いため、自然と居心地の良さを感じるのでしょう。
雰囲気や口癖などが似ていることも多く、周囲から「とっくに付き合ってるものだと思ってた」と言われやすい傾向にあります。
特徴④お互いのプライベートを知りたがる
お互いの休みの日の予定や好きな人がいるのかどうかなど、相手のプライベートが気になるのも両片思いの2人に見られる特徴です。デートのお誘いや告白などの直接的なアプローチはしないものの、お互いの近況は常に把握しておきたいと思っています。
相手のことが好きだからこそ、プライベートが気になってしまうのです。好きな人から「週末何してるの?」「好きな人はいる?」と聞かれることが多いなら、両片思いである可能性が高いでしょう。
特徴⑤共通の話題が多い
両片思いの2人に共通する特徴として、共通の話題が多いことも挙げられます。「趣味が同じ」「好きな食べ物が似ている」などの共通点があると、それだけで楽しく会話を続けることができます。
両片思いの2人は趣味を通じて一緒に遊びに出かけたり、食事に行ったりすることも多いでしょう。恋人同士ではないものの、頻繁に一緒に出掛けるほど仲が良い異性がいるのなら、その相手とは両片思いであると考えられます。
特徴⑥お互いの距離が近い
日頃からボディタッチが多い、下の名前や他の人が呼ばないあだ名で呼ぶなど、2人の距離が近いのも特徴です。他の人に対する態度と自分に対する態度が明らかに違うようであれば、両片思いの可能性が高いでしょう。
両片思いの人の好きな相手に対する態度の違いはとてもわかりやすく、気づけば本人以外の全員に恋愛感情があることがバレているというケースも少なくありません。
両片思いを脱却したい!おすすめの方法はある?
「好きな人と両思いになりたいのに、思うように関係が進展しない…」そんな両片思いの時期が長期間続くのは辛いものです。今まさに両片思いの状態に置かれていて、脱却方法を探しているという方も多いのではないでしょうか?
ここからは、両片思いを脱却するためのおすすめの方法を紹介します。自分に合った方法で両片思いの状態を解消しましょう。
脱却方法①勇気を出して告白する
両片思いを脱却する方法の中でも、1番確実なのが思い切って告白をすることです。あなたか相手のどちらかがアプローチをしなければ、永遠に今の苦しい状態が続いてしまいます。
今の関係を崩したくない、振られたり嫌われたりするのが怖いなどさまざまな思いがあるかもしれませんが、勇気を出して告白してみましょう。長いあいだ両片思いの状態が続いていた2人なら、嫌われてしまうことはないはずです。
どうしても不安なら、冗談っぽく「試しに付き合ってみる?」と伝えるのがおすすめです。この方法なら、万が一相手から良い返事がもらえなくても「冗談だから気にしないで」と話題を切り替えることができます。
脱却方法②「一緒にいると楽しい」と伝える
告白する勇気が出ないという方には、相手に「あなたと一緒にいると楽しい」と伝える方法がおすすめです。「あなたは自分にとって特別な存在だ」「一緒に過ごしている時間がとても幸せだ」という気持ちを伝えて、さりげなくアプローチをしてみましょう。
あなたにどう思われているかわからないうちは、相手としても告白しにくいものです。アプローチをすることであなたに好意があるとわかれば、相手も告白を考えてくれるかもしれません。恥ずかしさを少しだけ我慢して、素直に気持ちを伝えてみてください。
脱却方法③共通の友達に手伝ってもらう
積極的にアピールするのが難しい場合は、共通の友達に手伝ってもらいましょう。信頼できる友達に「脈ありかどうか確認してもらいたい」「好きな人と良い関係になれるように協力してほしい」と相談してみてください。
キューピッド役になってもらうことで、直接アピールをしなくても距離を縮めることができます。友達を通じて脈ありだとわかれば、告白する勇気も沸いてくるのではないでしょうか?「○○は意外とモテるんだよね」などと伝えてもらい適度に相手を焦らせる方法も有効です。
脱却方法④脈ありサインを送る
わかりやすい脈ありサインを送るのも、両片思い脱却の方法としておすすめです。軽めのボディタッチをしてみたり「彼氏(彼女)はいるの?」と聞いてみたりして、好意をアピールしましょう。
共通の友達に手伝ってもらう場合と同様に、あなたが好意を持っているのがわかれば、相手から告白をしてきてくれる可能性が高まります。やりすぎは厳禁ですが、消極的なアピールでは意味がありません。普段よりも積極的かつわかりやすいアピールをして好意を伝えることが大切です。
脱却方法⑤相手と距離を置いてみる
押してダメなら引いてみるという言葉があるように、相手とあえて距離を置いてみるという方法もあります。アプローチをしても2人の関係に変化がみられないなら、一旦相手と関わるのをやめてみましょう。
具体的な行動としては、LINEの返信を遅らせてみたり、電話に出ないようにしてみたり、遊びの誘いを断ったりするなどが良いでしょう。あえて距離を置くことで、相手に「自分の元から離れてしまうかもしれない」という危機感を持ってもらえます。
「他の異性に取られてしまう前に、何とかしなければ」と思わせることができれば、2人の関係は進展していくでしょう。
これはNG!両片思いの時期にしてはいけないこと
ここからは、両片思いの時期にしてはいけない行為について解説します。両片思いの期間が長く続くと「どうにかしてこの状況から抜け出したい」という気持ちが生まれ、焦ってしまうかもしれません。
しかしどんなに焦っても、相手を露骨に避けたり、一方的な行動に出たり、嫉妬を誘ったりするのはNGです。このような行為がなぜNGとされるのか、具体的な理由を見ていきましょう。
NG行為①相手を避けて気を引こうとする
両片思いの脱却方法として「相手と距離を置くこと」をおすすめしましたが、やりすぎはNGです。気を引くためとはいえ、必要以上に相手のことを避けすぎると「嫌われてしまったのかも」と誤解される恐れがあります。
「距離を置く」「無視をする」「避ける」という行為は、少なからず相手を不安にさせるものです。たまになら効果的ですが、繰り返し行うと「計算高い人」「面倒な人」だと思われて嫌われてしまうこともあります。くれぐれも適度にとどめ、多用は控えましょう。
NG行為②焦って一方的な行動を取る
相手の気持ちを考えずに一方的な行動を取るのも避けましょう。たとえば「両思いになりたいから」と焦ってしつこくデートに誘ったり、気持ちを確かめるようなことをし続けたりすると、相手をうんざりさせてしまいます。
焦る気持ちもわかりますが、一方的なアピールを続けたせいで相手との関係性が崩れてしまっては意味がありません。人の気持ちはそう簡単に変わるものではありませんので、焦らずゆっくり距離を縮めていきましょう。
NG行為③相手の嫉妬を誘う
好きな人の目の前でわざと別の異性と仲良くするなど、嫉妬を誘うような行動をとるのもNGです。相手の性格によっては、そのような駆け引きが有効に働くこともあります。しかし、その一方で「わざと嫉妬させるような行動を取る人は嫌い」と思う人がいるのも事実です。
あなたの好きな人が後者のタイプであった場合、相手にネガティブなイメージを与えてしまうことになります。相手の嫉妬を誘う行為はそれほどリスクが高いものでもあるので、両片思いの時期には避けておくのが無難です。好きな人の気を引きたいのなら、別の方法を選びましょう。
両片思いの時期を上手に乗り越えよう
好きな人との関係がなかなか進展しない両片思いの時期は、とても辛いものです。長引けば長引くほど「早くどうにかしたい」ともどかしい気持ちになるかもしれません。しかし、焦る気持ちを我慢して適切に対応できれば、2人の関係性は良い方向に進んでいくはずです。
自分からアプローチをしてみたり、友達の力を借りたりして、上手に両片思いの時期を乗り越えていきましょう。好きな人とあなたの関係がより良いものになることを願っています。