あなたの周りに「闇が深い人」はいますか?他人を寄せ付けないオーラを放っていたり、本音が分かりにくかったりするため、接し方がわからないという方も多いでしょう。そこで今回は、闇が深い人の特徴や上手な接し方について解説します。闇が深い性格を直す方法にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
闇が深い人ってどんな人?特徴をチェック
「闇が深い人」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?他人を寄せ付けないオーラを纏っている人、口数が少ない人、いつも笑顔だけど絶対に本心を見せない人など、その印象はさまざまでしょう。
今回は、そんな闇が深い人について徹底解説していきます。まずは闇が深い人に共通する特徴を見ていきましょう。あなたの周りにいる闇が深い人に当てはまる項目がないか、チェックしてみてください。
特徴①自己肯定感が低い
自己肯定感とは「私は今のままで良いんだ」と”自分らしさ”を肯定する感覚のことです。闇が深い人の大半は、この自己肯定感が低い傾向にあります。「どうせ自分なんか」という気持ちが強く、他人と対等な立場に立つことができません。
周りの人に対して常にへりくだった態度でいるため「何を言っても断らない都合の良い人」だと思われやすい傾向にあります。その結果、対人関係において損をすることも多いでしょう。
特徴②ギャップが激しい
派手なメイクをしているのに人見知りだったり、優しそうな外見なのに実は毒舌だったりというように、外見と中身のギャップが激しいのも闇が深い人の特徴です。闇が深い人の多くは「本当の自分を知られたら、きっと幻滅されてしまう」という不安を持っています。
そのため、親しくない人の前では本当の自分の姿を隠し、理想の自分を演じているのです。親しくなるにつれて本来の姿が見えてくるケースが多いため、見た目と中身のギャップが激しい人だと思われてしまいます。
特徴③本音が見えない
自分の意見を言わない、プライベートについて話そうとしないなど、本音が見えないという特徴もあります。自分の本音を伝えることで場の雰囲気を乱してしまったり、反対意見を言われたりすることを恐れているのです。
ただし、闇が深い人がそのような気持ちを周りに伝えることはありません。そのため、何を考えているのかがわかりにくく、とっつきにくい人・不思議な人だと思われやすい傾向にあります。
特徴④単独行動が好き
闇が深い人の多くは、集団行動よりも単独行動を好みます。人と一緒にいると気を遣いすぎて疲れてしまうため、大勢でいるよりも1人でいるほうが楽だと考えているのです。
飲み会や同窓会などに誘われても、理由をつけて断ることが多いでしょう。周囲からは「付き合いが悪い人だ」と思われがちですが、その背景には闇が深い人なりの理由があるのです。
特徴⑤人のことを信用していない
闇が深い人には、人のことを信用していないという特徴もあります。他人に対する不信感や警戒心が強く、仲良くなるまでに時間がかかります。そのため、最初のうちは話をしていて壁を感じることも多いでしょう。
他人を信用できない性格のため、困ったときに周囲に助けを求められず、自分1人で頑張りすぎてしまうことも少なくありません。他人を信用できる人と比べると、何かと損をしやすい性格と言えるでしょう。
特徴⑥他人の目を気にしすぎる
必要以上に他人の目を気にしていて、自分らしく振る舞えないという特徴もあります。「勝手に仕事を進めたら怒られるかな」「私なんかが意見を言って生意気だと思われないかな」というように、何かにつけて「他人を不快にさせてしまうかもしれない」と考えているのです。
他人の目を気にしすぎるあまり、やりたいこと・やるべきことができず、仕事や私生活に支障が出てしまうことも珍しくありません。闇が深い人自身も、そんな自分の性格を直したいと思っていることが多いです。
闇が深い人になってしまう原因とは?
闇が深い人になってしまう原因にはさまざまなものがあります。ここからは、その中でも代表的なものを3つ紹介します。両親との関係や、信頼していた相手に裏切られた経験など、闇が深い人の背景にはつらい過去があることがほとんどです。
原因①幼い頃の家庭環境
闇が深い人になってしまう原因の1つめは、幼い頃の家庭環境です。幼い頃に両親から冷たい態度を取られたり、甘えたいときに甘えさせて貰えなかったりした経験などが関係しています。
幼い子供にとって、両親は自分の一番の味方であってほしい存在です。そんな両親に暴言を吐かれたり、信頼を裏切るような行為をされたりした経験は、自己肯定感の低さや人間不信につながります。
両親の心ない行為によって受けた傷は、簡単に消えるものではありません。大人になっても自分自身を認められず、他人を信用できなくなるため、結果として闇が深い人になってしまうのです。
原因②恋人や友達に裏切られた経験
恋人や友達に裏切られた経験も、闇が深い人になる原因です。「長年付き合った恋人に浮気をされていた」「親友だと思っていた友達に悪口を言われていた」などのつらい経験は、心に大きな傷を残します。
「二度と同じ目には合いたくない」という気持ちから、他人を信じたり人前で本当の自分を出したりすることができなくなり、闇の深い人になってしまうのです。裏切られた日を境に、人との関わりを避けるようになることも少なくありません。
原因③いじめなどのトラウマ
闇が深い人になってしまう原因の3つめは、いじめなどのトラウマです。学校や職場で受けた理不尽な嫌がらせは、自己肯定感の低下や人間不信を招きます。つらい目にあった以上、人を信用できなくなるのは当然といえるでしょう。
いじめを経験した人の中には、再びいじめられるのを恐れて「周りから孤立しないように」「嫌われないように」と神経を張り巡らせながら生活をしている人も少なくありません。闇が深い人になってしまう背景には、そのようなつらい過去が隠れているのです。
闇が深い人との上手な接し方
身近に闇が深い人がいて、どのように接すればいいか悩んでいるという方も多いでしょう。そこでここからは、闇が深い人との上手な接し方について解説します。闇が深い人の特徴を踏まえ、相手を傷つけない接し方を心がけていきましょう。
注意点①心の傷に触れようとしない
闇が深い人の悩みを無理矢理聞き出そうとしたり、トラウマに関する話を振ったりするのはNGです。闇が深い人の中には、自分のトラウマやつらい記憶に触れてほしくないと考えている人もいます。
あなたがどんなに「力になりたい」と思っていても、闇が深い人が話したくないと思っている以上は迷惑になってしまいます。無理矢理話を聞こうとするのではなく、普段通りに接して闇が深い人から話をしてくれるのを待ちましょう。
注意点②聞き役に徹して助言を避ける
闇が深い人の話を聞くときは、聞き役に徹してあげましょう。話を聞いていてアドバイスをしたくなることもあるかもしれませんが、口を挟まないことが大切です。これまでにたくさんのつらい出来事を経験している闇が深い人に、ありきたりなアドバイスは通用しません。
アドバイスをすることで「そんなこと言われなくてもわかってるよ」「わかったようなことばかり言わないでよ」と嫌悪感を持たれてしまう可能性もあります。下手に助言しようとするのはやめて、相手の話をしっかりと聞いてあげましょう。
注意点③闇が深い人の過去や考えを否定しない
「そのくらいなんてことないよ」「世の中にはもっとつらい思いをしている人がたくさんいる」などと言って、闇が深い人の過去や考えを否定するのはやめましょう。そのような言葉は、闇が深い人の励ましにはなりません。
痛みやつらさは、実際に経験した本人にしかわからないものです。否定をすることで、闇が深い人の心を閉ざしてしまう原因にもなります。話を聞くときには寄り添う姿勢を忘れないようにしましょう。
注意点④一定の距離を保ちながら接する
常に一定の距離を保って接することも大切です。闇が深い人のネガティブな話ばかりを聞いていると、あなた自身にもストレスがかかってしまいます。闇が深い人の話を聞いていたせいであなたまで落ち込んでしまったのでは、元も子もありません。
「あの人は自分に優しくしてくれるから」と、闇が深い人があなたに依存してしまう可能性もあります。お互いの関係を良いものにするためにも、つかず離れずの関係を維持していきましょう。
闇が深い性格を直す方法とは?
自分自身が闇が深い性格をしていて、そんな自分の性格を直したいという方もいるでしょう。闇が深い性格を直す方法には、具体的にどんなものがあるのでしょうか?ここからは、闇が深い性格を直す3つの方法を紹介します。
方法①自分を褒めてあげる
闇が深い性格を直したいなら、自己肯定感を高めることが大切です。まずは自分を褒める習慣をつけましょう。褒める内容は「いつもより早起きできた」「笑顔で挨拶をすることができた」などの些細なことで構いません。
毎日自分を褒めてあげることで、自信が持てるようになります。自分に自信が持てれば、他人の言葉に傷ついたり、必要以上に気を遣ってしまったりすることがなくなります。ネガティブに考えてしまう癖が改善されれば、闇が深い性格も徐々に直っていくでしょう。
方法②環境を変える
両親や家族との関係がうまくいっていないのなら家を出て一人暮らしをはじめる、上司からモラハラを受けているのなら部署の異動や転職を考えてみるというように、環境を変えることも大切です。
闇が深い性格になった原因が近くにある以上、どんなに努力をしても状況は改善しません。あなたの人生を前向きに生きていくためにも、勇気を出して環境を変えていきましょう。
方法③闇が深い自分を否定しない
「闇が深い自分が嫌い」「もっと強い人間になりたい」と思っている方も多いでしょう。しかし、闇が深い自分を認めることも大切です。闇が深い性格はあなたの個性でもあり、決して悪いものではありません。
重要なのは、闇が深い性格を自覚したうえで「自分の人生を今以上に楽しむにはどうすれば良いか?」を考え、行動に移すことです。一度きりの人生を充実したものにするためにも、まずは自分を否定しないことから始めていきましょう。
闇が深い人と接するときは聞き役に徹してあげよう
闇が深い人の中には、傷つくことを恐れていたり、他人を信用できなかったりする人が多くいます。その原因は、劣悪な親子関係や恋人・友達の裏切りなど、これまでに経験してきたつらい出来事です。
そんな闇が深い人と接するときには、無理にアドバイスをしようとせず、聞き役に徹してあげましょう。あなたが優しく話を聞いてくれる人だとわかれば、闇が深い人も心を開いてくれるはずです。