自分の話しでもなく、周囲の方を傷つけることもなく、その場を盛り上げることができる怖い話は、1つ持っておくと便利です。また、長すぎる怖い話よりも、1分程度で完結する怖い話の方が飽きずに最後まで聞いてもらえるでしょう。
今回は、実話もあるかもしれない1分だけで話せる短いけど怖い話15選を紹介します。どの話も1分程度で話し終わる簡単かつ怖さ十分の内容なので、ぜひチェックしてみて下さい。
目次
- 1 実話もあり⁈1分で話せる短いけど怖い話15選【短編集】
- 2 1分で話せる短いけど怖い話①B子
- 3 1分で話せる短いけど怖い話②一つ多い
- 4 1分で話せる短いけど怖い話③黄色い縄跳び
- 5 1分で話せる短いけど怖い話④山小屋
- 6 1分で話せる短いけど怖い話⑤ナースコール
- 7 1分で話せる短いけど怖い話⑥タンス
- 8 1分で話せる短いけど怖い話⑦ビジネスホテル
- 9 1分で話せる短いけど怖い話⑧赤いクレヨン
- 10 1分で話せる短いけど怖い話⑨カレンダーの書き込み
- 11 1分で話せる短いけど怖い話⑩顔を半分覗かせる少女
- 12 1分で話せる短いけど怖い話⑪深夜のバイト
- 13 1分で話せる短いけど怖い話⑫洗濯物
- 14 1分で話せる短いけど怖い話⑬後ろの子
- 15 1分で話せる短いけど怖い話⑭侵入者
- 16 1分で話せる短いけど怖い話⑮棺桶の中にいたのは…
- 17 怖い話は盛り上がるネタになる!
実話もあり⁈1分で話せる短いけど怖い話15選【短編集】
さっそく、実話もあるかもしれない1分で話せる短いけど怖い話15選を紹介します。どの怖い話も本当にありそうな内容ばかりなので、ぜひこちらの項目で気に入った怖い話があれば、飲み会や友人との集まりで使ってみて下さい。
1分で話せる短いけど怖い話①B子
一つ目に紹介する短い怖い話は『B子』です。小学生のA子とB子は仲良しで、その日の放課後も遊ぶ約束をしていました。B子と一緒に下校し、一旦お互いの家に帰り荷物を置きに行ったA子は、急いで遊びに行く準備に取り掛かります。
すると、家の電話が突然なり始めました。準備を中断し電話に出てみると、かけてきたのはB子だったのです。B子は「…私今日用事で遊べなくなったの。ごめんね。また遊んでね」と告げると一方的に電話を切ってしまいました。
A子はさっきまでのB子の声色と電話越しの声が違うような気がして不思議に思っていると、いつもより早く仕事から母親が帰宅します。すると母親は「帰り道に、トラックの人身事故を見た」と明かしました。翌日になってA子は、母親が見たトラックの人身事故で亡くなったのがB子だったと知るのです。
1分で話せる短いけど怖い話②一つ多い
2つ目の短い怖い話は、『一つ多い』です。AさんはBさんCさんの仲良し3人組で、珍しくホラー映画を観に行きました。雰囲気を存分に楽しむためにも、地元の古い映画館を選んだ3人でしたが、映画の内容が思ったよりも恐怖心を煽ったため、観終わった頃には誰も言葉を発しませんでした。
重い空気のまま街を歩く3人はティッシュ配りのお姉さんにティッシュを貰います。Aさんが3人分のティッシュを貰ったのですが、手には何故か4個のポケットティシュがありました。少し違和感を感じたままファミレスへ向かうと、店員が水を運んできます。
しかし、またもや3人客のはずなのに、水は4杯置いてあったのです。違和感が重なったため、3人は慌てて店員を呼び「水が一つ多いです」と申告すると、店員は「そちらのお客様はよろしかったでしょうか」と空席に見ながら返したのでした。
1分で話せる短いけど怖い話③黄色い縄跳び
3つ目の短い怖い話は、『黄色い縄跳び』です。Aさんは学生時代に交際した元カノB子とのエピソードが忘れられないと語ります。AさんとB子は学生ながらにして長年連れ添ったか夫婦のようなカップルだったようで、お互いの思っていることがなんとなく間柄でした。
2人はある日、エスニック料理を食べに行きます。席に着くと、B子が「私の気持ち分かる?」と手を差し、Aさんは握り返し答えると連続で奇跡的に的中させました。盛り上がるB子は「私がこの前、お姉ちゃんの娘ののんちゃんに買ってあげたものは何だ」と尋ねます。
Aさんはまた「黄色の縄跳び」と答えを的中させました。Aさんは自分の回答が合っていることに驚いていると、薄暗い店内の片隅でこちらを見ている黄色い縄跳びを持った少女が見えました。
すると、その時B子のスマホが鳴ります。すると、B子は「え、のんちゃんが縄跳びしてて、車に轢かれた⁉」と大きな声で叫んだのです。Aさんがのんちゃんの霊を見た時刻と、のんちゃんが亡くなった時刻は同じだったようです。
1分で話せる短いけど怖い話④山小屋
4つ目の短い怖い話は『山小屋』です。この数年の間に山で子供たちが行方不明になる事件が立て続けに起こり、男性Aさんが捜索することになりました。山をどんどん歩き続けたAさんは、まさかの自分も帰り道が分からなくなってしまい遭難してしまったのです。すると、一軒の山小屋が表れ、中から老婆が出てきました。
その老婆にAさんは一晩泊めさせてほしいと頼むと、提案を受け入れてもらいます。食事の時間になり、老婆は肉入りのスープをAさんに差し出しながら「もう何年も外に出ていないの」と身の上話を始めました。
一部始終聞き終わったAさんは、持っていたナイフで老婆を刺し殺したのです。なんと、その老婆は山に迷い込んだ子供たちを食料にし、生活していたのでした。
1分で話せる短いけど怖い話⑤ナースコール
5つ目の短い怖い話は、『ナースコール』です。恐怖体験を語るのは、男性看護師Aさんです。5年前の夏、一般病棟で暫くの間入院していた40代女性が亡くなりました。女性は末期のガン患者で余命を告げられていたため、最後は集中治療室で家族に看取られました。
女性は2人部屋を1人で使用していたため、入院していた部屋は当日限定で空き部屋になります。その日夜勤だったAさんが業務に追われていると、空き部屋からナースコールが鳴りました。他のナースが受話器を取ると、悲鳴を上げてすぐに受話器を置いたのです。
Aさんがどうしたのか尋ねると、「うめき声のような音が聞こえた」と答えました。Aさんは他の部屋の利用者の体調が急変し、空き部屋のナースコールを使った可能性を考え空き部屋に向かいます。駆けつける途中で次第に怖くなったAさんですが、意を決してドアを開けると誰もいませんでした。
何かのいたずらかとほっとした瞬間、ナースステーションから「きゃああああ!」と叫び声が聞こえたのです。急いで戻ったAさんが「どうした?」と聞くと、ナースはケロッとした顔で業務をしていたのです。
1分で話せる短いけど怖い話⑥タンス
6つ目の短い怖い話は『タンス』です。Aさんが小学生だった頃、両親が出かけたため、弟と2人で留守番することになりました。Aさんと弟は、かくれんぼを始め、Aさんが鬼になり、弟が隠れ始めます。親の部屋を探し始めたAさんはタンスの中に手を突っ込んだ瞬間、中から手を引っ張られました。
弟が中に入っていると確信して引っ張り返すと、全然外に出せませんし、喋りかけても一切返事をしないのです。不思議に思っていると、後ろから弟が表れて、「お兄ちゃん何しているの?」と話しかけてきました。
まさかの後ろからの弟の登場に、一気に恐怖心を抱いたAさんは引っ張る手を振りほどき弟を連れ家の外に出ます。あの時の腕の正体は今でも分からないと明かすのでした。
1分で話せる短いけど怖い話⑦ビジネスホテル
7つ目の短い怖い話は、『ビジネスホテル』です。島根県にある今は有名なビジネスホテルは、以前まで個人経営のこじんまりとしたビジネスホテルでした。当時、出張で島根に来たAさんは、そのこじんまりとしたビジネスホテルに宿泊したようです。
古い建物なので、上の階の足音が気になって中々落ち着かなかったAさんですが、やっと眠ることができました。すると、うめき声のような音で目が覚めます。上の階の客が体調不良で倒れたのではないかと心配したAさんは、すぐにフロントへ駆けつけると事情を話しました。
しかし、フロントスタッフは「お客様の部屋は最上階でございます」と驚きの返答をしたのです。さらに「ご迷惑おかけしますが、何も起こらないのでご安心ください」と続けました。その慣れた対応に核心を得たAさんは、恐怖心を抱えながら再び眠りにつきましたが、本当に他には何も起きなかったようです。
1分で話せる短いけど怖い話⑧赤いクレヨン
8つ目の短い怖い話は、『赤いクレヨン』です。こちらの話は、伊集院光さんがとある新婚夫婦から聞いた怖い話となります。新婚ほやほやの夫婦は奮発してマイホームを購入しました。中古物件にしては新築同然の物件でさらに格安で販売されていたため、夫婦は大変気に入っていたようです。
引っ越して間もない頃、夫婦は部屋に赤いクレヨンが落ちていることに気づきます。夫婦には子供はおらず、クレヨンも持っていなかったため不思議に思い、家の部屋を捜索することにしました。すると、間取り的に部屋があるはずの場所が壁になっており、一つの部屋が封鎖されていることに気づきます。
思い切って壁をはがしてみると、釘で打ち付けられたドアが表れました。ドアの向こうには、壁一面に真っ赤な文字で「おかあさんおとうさんごめんなさいだして」と書かれていたのです。
1分で話せる短いけど怖い話⑨カレンダーの書き込み
9つ目の短い怖い話は、『カレンダーの書き込み』です。1人暮らしをするAさんは今後の予定をカレンダーに書き込む習慣がありました。いつものように予定をカレンダーに記載していると、違和感を感じます。なんと、これまでに書いていた予定の内容が少しだけ変わっているのです。
「6/3 スーパーで日用品をまとめて火事ですか」「6/11 市役所で住民票を事故ですか」「6/26 11時に農協が来るので病気ですか」と不気味な語尾に変わっていました。
恐る恐る7月のカレンダーを除いて見ると、全ての日にちに「どんな死に方がよいですか」と記載されていたのです。その字を見た瞬間、Aさんは急いでカレンダーを燃やしたようです。
1分で話せる短いけど怖い話⑩顔を半分覗かせる少女
10個めの短い怖い話は『顔を半分だけのぞかせる少女』です。ある4人兄弟の長男が、複数人の友達とグランドで野球をしていました。グランドの隣には薄暗い雑木林があり、長男はふと気になり目を向けます。
すると、雑木林から自分と同じくらいの小学校低学年ほどの少女が木から顔半分だけだし、ずっとこちらを見ていたのです。一緒に遊びたいのかと思った長男は「一緒に遊ぼうよ」と木の近くに歩み寄ります。しかし、少女は顔を隠してしまい、木の後ろ側を見てもその姿はありませんでした。
しかし、違う木からまた少女は顔を半分だけだし見つめてくるのです。何度も同じことを繰り返し不気味に思った長男たちは、グランドを後にしました。
帰り道、「みんなで気持ち悪い女の子だったたね」と話していると、1人が「あれ!」と指さしたのです。指さす電柱には、雑木林にいた少女が顔を半分だけだし、こちらを見つめていたのです。
1分で話せる短いけど怖い話⑪深夜のバイト
11個目の短い怖い話は、『深夜バイト』です。個人経営のコンビニで深夜バイトをしていたAさんは、煙草を買いに来た女の接客をしました。銘柄を探し振り向くと、その女はいなくなっていたのです。
不思議に思ったAさんは、翌週のバイトで再びその女の接客をしました。指名された銘柄を探し振り向くと、またもや女の姿はありません。さすがに2回連続で不思議なことが起きたAさんはスタッフルームにある監視カメラで、どのタイミングでいなくなっているのか確認します。
すると、Aさんが銘柄を探し始めた途端、女は死角に隠れるように床に這いつくばり、Aさんが今いるスタッフルームへ入っていったのでした。
1分で話せる短いけど怖い話⑫洗濯物
12個目の短い怖い話は、『洗濯物』です。Aさんの母校の近くには、建築年数がずいぶん経過したボロアパートがありました。Aさんが上京後、そのアパートは廃墟になったようです。久しぶりの帰省中、Aさんは廃墟となったアパートの前をたまたま通りかかりました。
すると、誰も住んでいないはずなのに、ベランダに洗濯物が干されていたのです。不思議に思い管理会社に連絡すると、スタッフとAさん・友人で部屋を確認することになりました。部屋に入ると誰もいませんでしたが、やっぱりバスタオルと白い靴下が干されています。
友人が洗濯物を取り込もうとした瞬間、急に叫び始めたのです。放り投げたバスタオルを見ると、裏側にはびっしりと茶色くなった血痕が付着していたようです。
1分で話せる短いけど怖い話⑬後ろの子
13個目の短い怖い話は、『後ろの子』です。大学生のA子さんは、自動車免許を取るために車校に通っていました。車校へ向かう為に送迎バスを利用していたのですが、その日はA子さんと一番後ろに座る黒メガネの同世代女性だけです。
運転手は運転席の真後ろに座るA子さんばかりに話しかけ、一番後ろの女性には話しかけません。自分だけ話しかけられて気まずいA子さんは、降りるときに後ろの席を確認しました。すると、驚くことにさっきまで座っていた黒メガネの女性の姿がなかったのです。
1分で話せる短いけど怖い話⑭侵入者
14個目の短い怖い話は、『侵入者』です。大学生のA子さんは、独り暮らしをしていました。ある日、バイトから帰ってくると、何者かに侵入されたかのように部屋が荒らされていたのです。怖くなったA子さんはすぐに警察に通報すると、数分後警察が到着し、家の中の捜査を始めました。
結果盗まれたものもなく無事でしたが、一つだけ不可解なことがあったのです。なんと他者の指紋だけではなく、A子さんの指紋すら発見されませんでした。奇妙な一件により、A子さんはすぐにそのアパートを引っ越したようです。しかし、荷造りをしている時、知らない割れたマグカップを発見したと明かてします。
1分で話せる短いけど怖い話⑮棺桶の中にいたのは…
15個目の短い怖い話は、『棺桶の中にいたのは…』です。A子さんの親友の旦那さんが、35歳という若さで亡くなりました。親友夫婦は23の若さで結婚し、すぐに旦那さんにガンが見つかると、長い闘病生活を送ったようです。
A子さんも旦那さんに何度か会っているおり、亡くなる2日前にも面会しているので、顔を見間違えるわけがありません。お通夜では顔を観ることができなかったA子さんですが、出棺の前に意を決して顔を見にいきます。
すると、棺桶の中にいたのは見知らぬ80代ほどの男性の老人が眠っていたのです。慌てて親友の方を見るAさんですが、Aさん以外誰も別人が入っているような反応はしていません。明らかに旦那さんではない棺桶の中の人物の謎は、今も謎なままのようです。
怖い話は盛り上がるネタになる!
今回は、心霊系から事件系までの1分で話せる短編の怖い話15選を紹介しました。全て1分程度で完結する短編なので、ぜひ場を盛り上げたい時などに使用してみて下さい。また、紹介した怖い話の中には、実話かもしれない話も混ざっており、より恐怖心を掻き立てられるでしょう。