『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー役として名を馳せたキーファー・サザーランドは、若い頃から現在に至るまでどのような活躍を見せているのでしょうか。この記事では、これまでのキーファー・サザーランドの活躍をわかりやすくまとめます。彼の経歴を辿ることで、知られざる名作に出会えることでしょう。
目次
キーファー・サザーランドとは
この記事で紹介するキーファー・サザーランドとは、一体どんな人物なのでしょうか。まずはキーファー・サザーランドについてその人となりを知るべく、基本的なプロフィールをまとめます。
キーファー・サザーランドのプロフィール
キーファー・サザーランドは1966年12月21日生まれの俳優です。イギリスのロンドンに生まれ、アメリカ・カナダで育ちました。身長は174cmです。彼の父である1935年生まれのドナルド・サザーランドも、俳優として現役で活動しています。
また、母のシャーリー・ダグラスも役者で、両親が仕事でロンドンにいたときにキーファーが生まれたということです。父は『スペースカウボーイ』『ハンガー・ゲームシリーズ』などに出演している、カナダを代表する俳優です。
キーファー・サザーランドはエレキギターを趣味としており、アメリカの有名楽器メーカー「ギブソン」のギターを特に気に入っています。自宅にはヴィンテージギターのコレクションがあり、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジやAC/DCのアンガス・ヤングを尊敬しているようです。
ギター好きが高じて、彼はミュージシャンとしての活動もしています。2016年にはアルバム『DOWN IN A HOLE』の中でギターを弾きながら熱唱している様子が見られます。
キーファー・サザーランドの経歴
キーファー・サザーランドは、両親の影響もあって子役としてテレビ番組に出演していました。本格的にスクリーンデビューを飾ったのは、彼が17歳の時、映画『ニール・サイモンのキャッシュマン』に出演したことによるものでした。
シングルマザーのノラと息子のマイケルの物語である今作では、キーファーはマイケルの高校に通う不良少年という役を演じました。この映画には彼の父のドナルド・サザーランドも出演しています。
その後、キーファーは『24 -TWENTY FOUR-』に出演したことによって人気を博します。アメリカのテロ対策機関『CTU』の捜査官であるジャック・バウアーがテロ組織に立ち向かう様子を描いた作品で、キーファーは主人公のジャック・バウアー役に抜擢されました。
この作品に出演したことで、キーファーといえばジャック・バウアーというイメージが世間に定着することとなります。私生活においては、キーファーは少しスキャンダラスな俳優ということができるでしょう。これまでに何度も逮捕されています。
2007年にはロサンゼルス市内で飲酒運転していたところを逮捕されました。また、これ以前にも飲酒運転で捕まったことのあったキーファーはこの時、保護観察下にある最中だったようです。
2009年には、とあるパーティーで暴行傷害罪の罪に問われています。このパーティーで、キーファーはファッションデザイナーのジャック・マッコローが、モデルで女優のブルック・シールズにぶつかって彼女を転倒させてしまう様子を目撃しました。
これを受けて腹を建てたキーファーは、マッコローに頭突きを喰らわせ、顔面に怪我をさせてしまったようです。
キーファー・サザーランドの若い頃の画像
現在も俳優として活動を続けるキーファー・サザーランドですが、若い頃はどのようなルックスだったのでしょうか。若かりし頃の彼を振り返るために、こちらの項目ではキーファー・サザーランドのかつての写真をご紹介します。
若い頃の画像①子供の頃のキーファーと父親ドナルド
Donald Sutherland: Portrait of an Actor’s Actor – with son Kiefer, 1970 | http://t.co/776IHAoOSk #happybirthday pic.twitter.com/j1bZlAcmpc
— LIFE (@LIFE) July 17, 2014
幼少期のキーファーと父ドナルドの写真です。父ドナルドはさすが名俳優なだけあって、堀が深く男前であることはもちろん、どことなくオーラを感じさせます。幼少期のキーファーもとても可愛らしく、白髪がよく似合っています。
若い頃の画像②映画デビュー時のキーファー
Happy birthday to @RealKiefer. While many know him for his iconic roles as #ThomasKirkman, #JackBauer, or even Ace in #StandByMe, we haven’t forgotten his teenaged pre-Bauer, pre-everything self, pictured here at the Genie Awards alongside his dad. We wish you many happy returns. pic.twitter.com/u3fd52sTFC
— The Canadian Academy (@TheCdnAcademy) December 21, 2018
こちらは青年時代のキーファーと、その父ドナルドです。ドナルドは先程の写真よりも歳をとっていますが、ダンディで渋い魅力を携えています。息子のキーファーは好青年に成長しており、ハリウッド俳優としての風格が出始めています。
この写真が撮影されたのは1983年のことで、キーファー・サザーランドが父のドナルドと共に『ニール・サイモンの キャッシュマン』に出演した頃のものです。キーファーはこの映画で本格的にスクリーンデビューを果たすこととなりました。
若い頃の画像③脚光を浴びた『スタンド・バイ・ミー』の悪役
こちらの動画内で、タバコを咥えた金髪の不良少年を演じているのがキーファーです。この動画は映画「スタンド・バイ・ミー」での一幕で、彼は「エース・メリル」という不良を演じました。
不良グループのリーダーという役どころで、この名作に出演したことで彼の知名度は一気に跳ね上がります。映画史に残る名悪役ともいうことができるでしょう。
若い頃の画像④『再会の街』マイケル・J・フォックスと
『#再会の街/#ブライトライツ・ビッグシティ』
マイケル・J・フォックス…宮川一朗太
キーファー・サザーランド…小山力也
フィービー・ケイツ…堀江美都子
スージー・カーツ…一城みゆ希
ダイアン・ウィースト…谷育子
トレイシー・ポラン…山田栄子#俺が実費で製作したい吹替#もしも新録するなら pic.twitter.com/gkzImlNHjQ— ダメガネ😎 (@Lingmu_Jianren) June 11, 2021
映画「再会の街」でマイケル・J・フォックスと共演しているキーファー・サザーランドです。マイケル・J・フォックスといえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などでお馴染みの名俳優です。
そんな若かりし頃の彼とキーファーが共演している様子は貴重と言えるでしょう。どちらも映画スターとして名を馳せていますが、その溢れるばかりの輝きが感じられる写真の数々です。
キーファー・サザーランドの近年の出演作
若かりし頃から現在に至るまで、映画界のトップを走り続けるキーファー・サザーランドですが、これまでにどのような作品に出演しているのでしょうか。ここでは、キーファー・サザーランドが出演した作品の中から、おすすめのドラマ・映画をご紹介します。
出演作①ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』
カリフォルニア州で行われる大統領予備選挙戦当日の24時間を描いた『24 -TWENTY FOUR-』です。アメリカ合衆国で初となる黒人大統領候補が暗殺されるという情報が入り召集を受けた捜査官たちの奮闘を描きます。
キーファーはこのドラマで主人公ジャック・バウアーを演じており、エミー賞など各賞を受賞しています。さらに、シーズン2〜5では製作を6からは製作総指揮を務めるなど、幅広く活躍を見せています。
出演作②ドラマ『サバイバー:宿命の大総統』
2016年のドラマ『サバイバー:宿命の大総統』です。アメリカの運命を背負うことになった男をめぐる、サスペンスドラマです。
ワシントン襲撃事件がきっかけで、下位の閣僚だった男に、突然重荷がのしかかることになります。このドラマで、キーファーは主人公を演じています。
出演作③映画『ミッシング・ポイント』
、モーシン・ハミッドの小説「コウモリの見た夢」を映画化した『ミッシング・ポイント』です。パキスタンにて、アメリカ人の教授が誘拐されてしまいます。CIAは教授の同僚でパキスタン人のチャンゲスが事件に携わっていると考え、現地工作員ボビーを派遣します。
チャンゲスはボビーの正体に勘付き、かつてアメリカで過ごした日々について話し始めるのでした。アメリカ・イギリス・カタール合作、2012年製作の映画です。
出演作④映画『Where is KYRA?』
2017年製作の映画『Where is KYRA? 』です。ニューヨークで暮らす女性にフィーチャーした作品で、追い詰められた女性の苦しい現実が描かれています。アメリカの直面する問題について考えさえられる映画です。
キーファー・サザーランドのジャック・バウアーが復活?
キーファー・サザーランドは、2017年に公開された「24 twenty four」シリーズのスピンオフ「24 レガシー」には出演していません。しかし彼はバウアー役に思い入れがあるようで、「今後私が価値を見いだせる脚本が書かれ、何らかの貢献ができると感じたら協力することになるだろう」と話しています。
また、「あのキャラクターを演じるのが好きだ。そして、あの物語は未解決だと思っている」とも話していることから、その意欲はかなり高いものと思われます。
なお、「24 twenty four」の復活については、シリーズの制作総指揮を担当しているハワード・ゴードン次第だということで、今後の展開が待たれます。
子役から活躍するキーファー・サザーランドに今後も期待
子役時代から活躍を続けるキーファー・サザーランドは、ジャック・バウアー役がヒットしてからというもの、ドラマや映画界には欠かせない俳優として名を知られています。
今後もさまざまな映像作品に出演して楽しませてくれることでしょう。また、ギターという趣味を生かして近年では音楽活動にも取り組んでいるので、ぜひそちらの活動もチェックしてみてください。
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