懐かしいアニメから最新のアニメまで、日本には素晴らしいアニメ作品が多く存在します。また、アニメ映画はテレビアニメや漫画、小説で大ヒットした選ばれし作品だけが劇場版として製作されているため、どれも名作ばかりなのです。
今回は、夏におすすめのエモいアニメ映画を紹介します。豊富にあるエモいアニメ映画の中から、20作品を厳選してピックアップしたのでぜひ夏休みなどの長期休暇に観てみて下さい。
夏に見たい!エモいアニメ映画おすすめ15選
さっそく、夏におすすめのエモいアニメ15選を紹介します。社会現象になるほどの大ヒットアニメ映画から、コアなファンが絶賛するアニメ映画まで幅広く紹介していくので、まだ見たことのない作品はぜひチェックしてみて下さい。
夏におすすめのエモいアニメ映画①あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、2013年に公開された恋愛ファンタジー作品です。フジテレビ系深夜アニメ枠で放送されたアニメの劇場版となります。
宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道は「超平和バスターズ」と言うチーム名を付けるほどの仲良し小学生でした。
いつも6人は秘密基地に集まり、小学生らしい遊びをして楽しんでいます。ところがある日、本間芽衣子ことめんまが事故によって亡くなったことにより、自然と残りの5人も疎遠になりました。
深い悲しみから時は立ち、小学生だった彼らが高校生になる頃、宿海仁太の元に亡くなったはずのめんまが現れます。ところが、めんまの姿は仁太にしか見えず、めんまは成仏できない思い残しを仁太に叶えて欲しいと頼むのでした。
劇場版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、テレビアニメで放送された全11話の総集編です。アニメを観たことがない方も、楽しめる作品で映画を観た後に、アニメを観ても楽しめるでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画②サマーウォーズ
『サマーウォーズ』は、2009年に公開されたサイエンス・フィクション作品です。『時をかける少女』の細田守監督が手掛ける長編アニメーションで、毎年夏にはテレビでも放送されるほど多くの人々に愛されています。また、第33回日本アカデミー賞アニメーション作品賞も受賞しました。
数学が得意な男子高校生である健二は、憧れの先輩である夏希の魅力的な依頼を引き受けます。依頼の内容は、夏休みに夏希の婚約者として田舎の親戚たちに挨拶すると言うものです。
夏希の親戚たちに圧倒されながらも依頼をこなす健二でしたが、ネット上の仮想空間OZで起きた事件に巻き込まれてしまったことで、波乱の展開が幕を開けるのでした。
『サマーウォーズ』は、田舎の親戚とほっこり要素もありつつ、現代チックな仮想世界の融合が面白い作品です。思春期特有の甘酸っぱい恋模様や、健二と真希の親戚たちの絡みも見どころな映画なので、ぜひチェックしてみて下さい。
夏におすすめのエモいアニメ映画③君の名は。
『君の名は。』は、2016年に公開された青春SFファンタジー作品です。新海誠監督の大ヒット作で、アニメーションと思えないリアルで美しい風景も見どころでしょう。
1000年ぶりの彗星の接近が1ヶ月後に迫ったある日、ある少年と少女が夢の中で入れ替わりました。自然豊かな田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉と東京に住む男子高校生立花瀧は、夢の仲だと理解するとお互いの身体を使いそれぞれの日常ではできない青春を楽しみます。
お互いにコミュニケーションを取るまで入れ替わりを繰り返す頃、突然入れ替わりがなくなり、不思議に思った瀧は宮水三葉について調べ始めるのでした。
『君の名は。』は、社会現象を巻き起こしたほど大ヒットを遂げた作品で、興行収入は250億円を超えています。また、主題歌を務めたRADWIMPSの『前前前世』も大ヒットし、バンド初となる紅白歌合戦の出場も果たしました。
夏におすすめのエモいアニメ映画④時をかける少女
『時をかける少女』は、2006年に公開されたサイエンス・フィクション作品です。筒井康隆の名作小説を、細田守監督がアニメーションで映画化しました。
男友達の間宮千昭や津田功介と一緒になって騒ぐ女子高生の紺野真琴は、実験室に落ちていたクルミを肘で割ってしまったことで、タイムリープ能力を手に入れます。
最初こそ戸惑う真琴でしたが、段々と味を占めていき、自分の都合よくタイムリープをして今を楽しみました。ところが、あの時割ったクルミは思いがけない人物の所有物で、真琴が気づかない間にとんでもないことをしてしまったのです。
『時をかける少女』は青春時代の儚さや、別れの切なさをうまく表現した作品で、何度見ても切ない気持ちで心が痛みます。特に、ラストの終わり方がなんとも言えないもどかしい気持ちにさせてくれる素晴らしい展開なので、観たことがない方はぜひ観てみましょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑤天気の子
『天気の子』は、2019年に公開されたロマンス・ファンタジー作品です。新海誠の『君の名は。』の後に続く多くの期待が寄せられた作品で、声優陣の豪華さも見どころとなります。
疎外感を感じる離島から東京へ家出をした高校生の帆高は、少ない所持金も尽きてしまい職もないため路頭に暮れます。
そんな中、東京に来るまでの船で出会った男性の紹介でオカルトライターを始めることになりました。帆高は、ここ最近何日も降り続く雨について取材を始めると、一人の不思議な力を持つ少女に出会うのです。
『天気の子』は、バッドエンド作品で余韻が長く続きます。一部では『君の名は。』のアンサーストーリーでもあると言われており、自然災害を回避する『君の名は。』と自然災害を受け入れる『天気の子』両者を続けて観ると、新しい発見があるかもしれません。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑥言の葉の庭
『言の葉の庭』は、2013年に公開されたロマンスドラマ作品です。リアルなアニメーションが国内外で大絶賛され、アニメとは思えないリアリティある物語も特徴でしょう。
靴職人を目指す大人びた高校生のタカオは、不良ではありませんが雨の日は近くの公園で学校をサボる変わったルーティーンがありました。ある雨の日もいつもと同じように公園でサボっていると、年上の社会人女性と出会います。
彼女は職場で居場所を失ってしまったらしく、雨の日になると二人は公園に集まるようになったのです。タカオは自分がどこに進めば良いかわからないユキノのために靴を作ろうとしますが、二人の仲はある出来事により変化していきました。
『言の葉の庭』は46分と短いアニメ映画ですが、深いメッセージがたくさん詰め込まれている作品です。早く大人になりたいタカオと、大人の当たり前に苦しむユキノそれぞれの悩みに共感できるでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑦聲の形
『聲の形』は、2016年に公開されたロマンス作品です。週刊少年マガジンでの連載中に高い評価を受けたことで、京都アニメーションと山田尚子監督が映画化しました。退屈なことが嫌いなガキ大将の石田将也は、退屈な毎日に飽き飽きしています。
ところが、転校生の西宮硝子が将也の前に現れたことで、退屈な毎日は一変しました。将也は硝子に恋をし、楽しい毎日を送っていましたが、ある出来事で将也はクラスからのけ者になり、そこから5年間孤独な毎日を送るのです。
『聲の形』は、いじめや障害にテーマを置いている作品です。アニメ映画では珍しくリアリティあるテーマでもあり、観ていて胸が締め付けられる描写もあります。
傷つける側は、傷つけられる側にならないとわからないこともあり、この作品を観ることで学生だけでなく大人も考えさせられるでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑧秒速5センチメートル
『秒速5センチメートル』は、2007年に公開されたメロドラマ作品です。サクラをモチーフにした作品で、鬱映画とも言われています。
小学生の貴樹と明里は幼いながらに初恋相手で、特別な感情を持っていました。しかし、小学校卒業と同時に明里が遠くへ引っ越すことになり、二人は離れ離れになってしまいます。
違う中学へ進学した後、明里から一通の手紙を貰ったことで貴樹は遠く離れた明里に相手に行くことを決めました。
『秒速5センチメートル』は、3部作の単編アニメーションによって構成されています。初恋の特別さや、すれ違い、大人になると言うことを丁寧に描かれている作品なので、ぜひチェックしてみて下さい。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑨エヴァンゲリオン新劇場版
『エヴァンゲリオン新劇場版』は、序、破、Q、:||の4部作あります。1995~96年に放送され社会現象にまでなった『新世紀エヴァンゲリオン』の新たな物語が、劇場で帰ってくるとファンの間で大きな話題となりました。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は2007年にアニメに引き続き庵野秀明監督が手掛け公開されました。
14歳の碇シンジが10年ぶりに父親と再会すると、人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗り使徒と戦うことを命じられます。恐怖と父への怒りが交差するシンジですが、使徒に立ち向かうのです。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、2009年に公開された劇場版第二部です。汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗り、使徒と戦う道を選んだシンジは新たな仲間も加わり、より激化する戦いに繰り出します。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、2012年に公開された劇場版第三部です。軌道衛星上に初号機と封印されたシンジは、ミサトやアスカのおかげで地上へ帰ることができました。しかし、地上はシンジの知っていた状況から大きく一変していたのです。
『シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版』は、2021年に公開された四部作目です。平和な世界は戻らずに未だ戦い続けている世界で、シンジはかつての仲間たちと再会します。
赤い大地が広がる地上は果たしてどんなラストを迎えるのでしょう。25年以上続いたヱヴァンゲリヲンシリーズをぜひ観てみて下さい。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑩弱虫ペダル
『弱虫ペダル』は、2015年に公開されたスポーツ青春映画です。大人気アニメ『弱虫ペダル』の完全新作作品で、原作者の渡辺航による完全オリジナルストーリーが描かれています。
インターハイで優勝した総北高校自転車競技部の小野田坂道は、3年生の卒業を控えながらもその想いを継承すべく、日々練習に励んでいました。
ある日、全国の強豪校が集まるレースへ招待された総北高校自転車競技部はより一層練習にも熱が入りますが、予期せぬ事態に見舞われるのです。
劇場版『弱虫ペダル』の魅力はなんと言っても、オリジナルストーリーだと言う点でしょう。本編の番外編が楽しめる作品なので、ファンには堪らないでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑪君の膵臓をたべたい
『君の膵臓をたべたい』は、2018年に公開されたロマンスドラマ作品です。原作の大ヒット小説を実写映画化した後にアニメーション映画として製作されました。
他人に興味がなく本ばかり読んでいる「僕」は、高校の中でも孤立しています。ある日、「僕」は「共病文庫」と記載されている一冊の本を拾ったことで、クラスの人気者である山内桜良と関りを持つようになりました。しかし、山内桜良は膵臓の病気により死んでしまったのです。
『君の膵臓をたべたい』は、実写を観た方も楽しめる作品でしょう。アニメ映画の方が実写映画よりも原作寄りとなっているので、ぜひ観てみて下さい。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑫打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』は、2017年に公開されたヒューマン作品です。1995年に岩井俊二監督が手掛けたテレビドラマを、新房昭之監督がアニメーション映画化しました。
花火大会を控えた中学生たちが、花火は横から見るのか下から見るのか論争を繰り広げています。明るい話題だった中学生たちですが、クラスのマドンナだったなずなが親の離婚のため転校することが判明しました。
絶賛なずなに片思い中だった典道はショックを受けますが、なずなから駆け落ちの誘いを持ちかけられるのです。
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の見どころは物語はもちろん、なずなが広瀬すずさん、典道を菅田将暉さん、祐介を宮野真守さん、なずなの母を松たか子さんが務める声優の豪華さでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑬STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ
『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』は、2013年に公開されたSFロマンス作品です。Xbox 360用ゲームを元に、小説やテレビアニメ化された話題作で、佐藤卓哉監督と浜崎博嗣監督により映画化もしました。
大学生の岡部倫太郎は、過去に送信できるメール(Dメール)を発明します。歴史的な発明をした倫太郎ですが、Dメールの誕生により世界規模の大事件に巻き込まれてしまうのでした。
『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』はマイナーな作品でもあり、一見難しそうな内容ですが作品の評価は高くコアなファンが多いです。テレビアニメを観てから劇場版を観ると、物語をしっかり理解しながら楽しめるでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑭おおかみこどもの雨と雪
『おおかみこどもの雨と雪』は、2012年に公開されたファンタジードラマ作品です。細田守監督による長編アニメーション映画で、アカデミー賞では優秀アニメーション作品賞を受賞しています。19歳の大学生である花は、自身の通う大学で出会った狼男と恋に落ち子供を生みました。
ところが、狼男の彼は子供たちと花に栄養のある物を食べさせたく、オオカミの姿に戻り狩りをしようとしたところで交通事故に遭い無くなってしまいます。残された花は人間と狼のハーフである特殊な子供たちを、女手一つで懸命に育てていくのでした。
『おおかみこどもの雨と雪』は、狼男が登場する印象が強いのでファンタジーな作品に想われがちですが、子育てをする親の苦労や、子供の自立が嬉しくも切ない親の心情が描かれています。現在子育て中の方や既にお子さんが巣立った方は、この作品で涙すること間違いないでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑮竜とそばかすの姫
『竜とそばかすの姫』は、2021年に公開されたアドベンチャードラマ作品です。細田守監督が、『サマーウォーズ』ぶりの超巨大インターネット空間の仮想世界での物語を描きました。高知県の田舎で暮らす高校生のすずは母親が亡くなったことで父親と二人暮らしをしています。
幼少期に母親と一緒に歌うことが大好きだったすずでしたが、母の死をきっかけに歌えなくなってしまいました。
ある日、友人から誘われた仮想空間「U」に遊びに行くとすずは自然と歌えたのです。すず(ベル)の歌声は仮想空間で瞬く間に有名になっていき、いつしか現実世界で世界中から注目される存在になりました。
『竜とそばかすの姫』は、現代社会の軸でもあるネットをテーマにした作品です。仮想空間の中で認められていくうちに、現実世界の鈴自身も変化していく様子は、実際のSNSの配信者のようで現代の若者を象徴しているでしょう。
夏に見たい!エモいジブリ映画おすすめ5選
続いて、夏におすすめのエモいジブリ作品を紹介します。エモいアニメ映画と言えばジブリ作品で、多くが数十年前に製作されている古い作品ですが現在の若者にも刺さる物語となっています。ジブリ作品の中でも特にエモい名作をピックアップしたので、ぜひ家族揃って観てみて下さい。
夏におすすめのエモいジブリ映画①魔女の宅急便
『魔女の宅急便』は、1989年に公開されたファンタジーアドベンチャー作品です。角野栄子さんによる同名タイトルシリーズを宮崎駿監督が映画化しました。魔女を母に持つキキは古いしきたりによって、13歳で知らない町に住み魔女の修行をしなければいけません。
しきたり通り黒猫の相棒ジジと港町で魔女修行を始めたキキですが、町の人々は珍しい魔女のキキを始めは受け入れられませんでした。ところが、キキは持ち前の人懐っこさと好奇心で、町の人々との関係を築いていくのです。
『魔女の宅急便』はジブリ作品の中でも人気の名作で、とにかく観ていてワクワクします。物語はもちろん、登場する小物や機器のライフスタイルもかわいい作品となっています。
夏におすすめのエモいジブリ映画②となりのトトロ
『となりのトトロ』は、1988年に公開されたファンタジー作品です。スタジオジブリの代表作でもあり、監督・原作・脚本すべてを宮崎駿監督が手掛けました。
メイとサツキは考古学者の父と自然豊かな田舎に引っ越してきます。母は妊娠中で病気のため入院しているので、母親替わりのサツキはしっかり者です。一方、メイはまだまだ甘えたい盛りのお年頃で、お父さんやサツキにべったりでした。
引っ越し先である新しい家の屋根裏を除いたサツキとメイは、まっくろくろすけに遭遇します。なんと、この家には不思議な生き物が住み着いており、素敵な出会いが待っているのでした。
『となりのトトロ』は子供にしか見えないトトロや猫バス、まっくろくろすけと不思議な生き物がたくさん登場します。夏の自然も美しく描かれており、まさにジブリの良いところが詰め込まれた作品と言えるでしょう。
夏におすすめのエモいジブリ映画③耳をすませば
『耳をすませば』は、1995年に公開されたロマンス作品です。柊あおいさんによる同名少女コミックをスタジオジブリが映画化し、2022年10月に実写映画が公開されます。
中学生3年生の月島雫は、明るい性格で友達も多く図書館で本を読むことが大好きです。ある日、ふと読んでいる本の貸し出しカードを見た雫は「天沢聖司」と言う名前に興味を抱きます。顔も知らない天沢聖司は、雫の読む本の大半の貸し出しカードに名前が記名されているのです。
誰かわからないまま夏休みを迎えた雫は、一匹の猫に誘われある雑貨屋さんに入店します。この出来事をきっかけに、雫は人としても女性としても成長するのでした。
『耳をすませば』は、中学3年生特有の甘酸っぱい青春が楽しめる作品です。進路や初恋様々な初めてにもがく雫が見どころでしょう。
夏におすすめのエモいジブリ映画④海が聞こえる
『海がきこえる』は、1993年に公開されたロマンス作品です。氷室冴子さんによる同名小説を望月智充監督が映画化しました。高知の名門私立で中学から高校までを過ごした杜崎拓は、東京の大学に進学し無事にひと学期を終えたことで高知に帰省します。
既成の道中、拓は高校で出会った里伽子を思い出すのです。里伽子は、親の離婚が原因で東京から引っ越してきた同級生でした。
成績優秀でスポーツ万能だったことから、一躍有名人となりますが誰とも仲良くしない里伽子は、自然とクラスで浮いた存在になっていきます。加えて、彼女は修学旅行で不可解な行動をするのでした。
『海がきこえる』は、親の離婚に振り回された里伽子をメインに物語が描かれています。最初こそよくわからない里伽子の行動は、物語の後半で段々納得のいくものに変わっていくのです。ジブリ作品の中では比較的に大人も楽しめる映画なので、ぜひチェックしてみて下さい。
夏におすすめのエモいジブリ映画⑤おもひでぽろぽろ
『おもひでぽろぽろ』は、1991年に公開されたメロドラマ作品です。岡本螢と刀根夕子原作の同名コミックを、高畑勲監督が長編アニメーションとして映画化しました。
27歳の会社員タエ子は、10日間の休暇ができたことで姉の夫の親戚がいる山形県に向かいます。山形への一人で来たつもりだったタエ子であるが、どうやら小学5年生のタエ子も連れ来たようです。
小学5年生のタエ子により自身の幼少期を思い出していく27歳のタエ子は、山形へ着くと、田舎の人々に触れ本来の自分と向き合うのでした。
『おもひでぽろぽろ』は、子供向け作品と言うよりは大人向けでしょう。子供の頃に観て響かなかった方も、大人になり再度見返すことで作品の魅力がわかるかもしれません。
エモいアニメ映画を見て夏を満喫しよう!
今回は、夏におすすめのエモいアニメ作品20選を紹介しました。日本のアニメ映画は海外でも評判が高く、古い作品から最新の作品まで名作が豊富にあります。普段アニメ映画をあまり見ない方も、紹介したアニメ映画は絶賛された作品ばかりなので、気になる作品をぜひ観てみて下さい。
また、日本のアニメーション映画の代表とも言えるジブリ作品にも、夏だからこそ観たいエモい映画がいくつもあります。休日や夏休みの空いた時間にエモいアニメ映画を観て心をリフレッシュさせましょう。