犯人がわかっているのにも関わらず、未解決になる事件があるのを知っていますか?この記事では、日本だけでなく海外で起きた未解決事件の概要や犯人を厳選して紹介しています。また殺人罪の時効についてもポイントを解説しているのでぜひチェックしてみてください。
犯人がわかっている未解決事件22選【日本】
まず初めに、犯人がわかっているのにも関わらず、未解決のままになっている事件のうち、日本で実際に起きた事件について紹介していきます。
犯人がわかっている未解決事件①北関東連続幼女誘拐事件
犯人がわかっている未解決事件1つめは、「北関東連続幼女誘拐事件」です。群馬県と栃木県の2県で起こった5つの事件で、未だに犯人は逮捕されておらず、時効が成立しているものもあります。
事件の概要
この事件は、1979~1996年に起きた事件です。発生場所は群馬県と栃木県で、期間内で起こった件数は5件です。いずれも、幼い少女が誘拐・殺人されています。未だに犯人は逮捕されておらず、むしろ冤罪を作ってしまい、警察の失態とされています。
犯人は特定されていますが、冤罪という警察のミスを世間にさらしてしまうことになるため、パチプロの藤田は逮捕されていないのではないかと推察されています。
また、5件の事件のうち、4件については時効がすでに成立しているため、1996年の1件だけが立件が可能となっているようです。
犯人について
4件目である1990年の足利事件においては、菅家利和という人物が逮捕されていますが、DNA鑑定をした結果、冤罪であることがわかっています。
冤罪は、ジャーナリストである清水潔さんにより証明されています。ジャーナリストの清水さんによると、犯人はルパンに似ている男性が真犯人であるとし、「パチプロの藤田」だと特定されています。
犯人がわかっている未解決事件②三億事件
犯人がわかっている未解決事件2つめは、「三億事件」です。この事件はマスコミ各社でも大きく報道され話題になりました。それだけではなく、小説や映画のテーマとしても取り上げられました。
事件の概要
この事件は、少年たちが白バイ部隊に変装し三億もの大金を現金輸送車を襲撃し、強盗した事件です。この事件に関しては、発生当初から証拠も多く揃い、犯人も目星もついているのにも関わらず犯人が逮捕されていません。また、時効を迎えたこともあり、未だに未解決事件として残っている奇妙な事件です。
犯人について
犯人とされている人物は、とある少年グループのSだとされています。しかし一般的な少年であれば、白バイそのものを手に入れることができません。白バイを使用したということは、構造や操作に詳しい人物で、警察関係者ではないかと言われていました。
そして、容疑者の候補として父親が警察組織の白バイ部隊のメンバーではないかという仮説が立てられ、少年Sが浮上したのです。しかしこの少年Sは、青酸カリという毒物で自殺したという報道がされました。
この自殺については、いくつかの不審な点が残されているため、少年Sは現在も生きているのでは?と噂が出回っています。
その理由は、「自殺をするような人物ではない」「特に前触れもなかった」「使用した毒物の包装紙には父親の指紋しか検出されなかった」ことなどが挙げられています。
犯人がわかっている未解決事件③足立区女性教師殺人事件
犯人がわかっている未解決事件3つめは、1978年に発生した「足立区女性教師殺人事件」です。この事件は、女性教師が失踪して行方不明となり迷宮入りすると思われましたが、犯人が時効成立後に出頭した事件です。
事件の概要
この事件は、女性教師が失踪し発見されていない未解決事件です。事件は未解決だとされていましたが、時効成立後に「和田信也」という人物が「自分がやった」と自供しています。和田さんの自宅の床下に遺体となった女性教師を埋めたと発言しています。
犯人について
犯人とされている「和田信也」は、女性教師に何度も嫌がらせを受けていたと発言していてます。ある日、和田さんが女性教師を廊下で注意した際に、女性が殴りかかってきたので首を絞めて殺したといういきさつを語っています。
真偽は不明ですが、被害に遭った女性教師の親族によると、女性は普段から暴力的な一面はないと言っているようです。そのため、和田さんの証言に信ぴょう性がないとされています。
和田さんが自供した理由は、自身の自宅周辺が区画整理の対象地域となっているため、遺体が見つかる可能性があるのではないかとされています。
時効が成立していることを見計らって出頭しているため、罪に問われないことを計算しているのでしょう。現在では、千葉県の南房総に建てられた立派な家に住んでいるとのことです。
犯人がわかっている未解決事件④島根女子大生バラバラ殺人事件
犯人がわかっている未解決事件4つめは、「島根県女子大生バラバラ殺人事件」です。アイスクリームショップでアルバイトをしていた女子大生が行方不明になり、その後発見されるも無残な状態でした。
事件の概要
この事件は、島根県になるアイスクリームショップで働いていた「平岡さん」という女性が行方不明になった事件です。平岡さんは2009年10月にアルバイトをしたのを最後に消息を経っています。
心配になった両親が2日後に捜索願を出しましたが、翌月の11月に遺体として発見されました。発見場所は臥龍山山頂で、平岡さんの体にはいくつかの傷がありました。しかし何かしらの動物が食べたのではないかと思うくらい損傷した部位もあり、事件の残虐性が明らかとなりました。
捜査線上に犯人が浮かび上がり、所有していたデジタルカメラに被害者が切り刻まれる様子が撮影していた証拠が見つかり、特定に至りました。映像には、犯人の家であることも判明しています。
犯人について
この事件の犯人は、「矢野富栄」という人物として特定されています。犯人を特定するのに7年かかったとのことです。矢野さんは、高校生のときからイケメンだったことが有名で、防衛大学への進学が決まっていましたが、地元の国公立大学へ入学したとのことです。
顔だけでなく学力も高かった矢野さんは、実は女性にモテないというコンプレックスを抱えており今回の事件にも関わっているのではないかとされています。デジタルカメラの映像が証拠となっていますが、矢野さんは平岡さんが亡くなった2日後に高速道路上で事故を起こして死亡しているため、殺害動機も不明のまま未解決事件となっています。
犯人がわかっている未解決事件⑤八王子スーパーナンペイ事件
犯人がわかっている未解決事件5つめは、「八王子スーパーナンペイ事件」です。この事件は女性3人が銃殺され、捜査特別報奨金制度の対象にもなっています。
事件の概要
この事件は、八王子にあるスーパーナンペイにて1995年に起きた事件です。スーパーナンペイの大和田店で、何者かが拳銃で女性の従業員3人を殺害したという事件です。殺害された女性の中には高校生2人も含まれていました。
被害に遭った女性の口には粘着テープが貼られていて、手は縛られてしました。至近距離から後頭部を撃ったと見られています。3人の女性が殺害されましたが、金品などが奪われた形跡がなく、怨恨説や強盗だとされています。
犯人について
被害女性の口に貼られていた粘着テープなどに付着した指紋から、犯人が特定されていたため、逮捕までは時間の問題とされていました。
しかし指紋は12点一致していないといけいないルールがあり、犯人の指紋は8点しか見つけられなかったため、犯人は未だに逮捕されていません。
犯人は、元運送業の男性とされており、知り合いに暴力団関係者がいることも判明しているため、拳銃が手に入る環境だったことが推察されています。しかしこの犯人とされている男性は2015年以前に亡くなっていることが判明しています。
犯人がわかっている未解決事件⑥城丸君事件
犯人がわかっている未解決事件6つめは、「城丸君事件」です。この事件は、資産家の子供を狙ったのではないかとされていて、犯人が特定され裁判もしましたが、結果的に時効成立になり無罪になりました。
事件の概要
この事件は、1984年に札幌で発生した男児死亡事件です。1月に札幌市豊平区にて、当初9歳であった城丸秀徳君が行方不明になり、死亡が確認されました。
城丸君は、「ワタナベさんのお母さんのところへ借りたものを返しに行く」という趣旨の内容を残し、家を出ました。この時、母親は兄を一緒に行かせましたが、途中で見失ってしまいそのまま行方がわからなくなりました。
犯人について
事件当日に、小学生が「Kさん」という女性が住むアパートの階段をのぼっていく城丸君姿を目撃していることや、Kさんが大きなダンボールを運んでいる姿を見ている人がいることから、Kさんが容疑者として浮上しました。
Kさんは、元ホステスで事件当日は、城丸君が自身の家に来たことは認めましたが、間違っていたからすぐに帰ったと供述しているとのことです。
この事件は裁判になりましたが、Kさんは400個にも及ぶ質問に答えず黙秘を続けましたが、状況証拠からKさんは無期懲役を求刑されています。しかし、時効が成立したこともあり、結果的に無罪になりました。
犯人がわかっている未解決事件⑦加古川小2女児殺人事件
犯人がわかっている未解決の事件7つめは、「加古川小2女児殺人事件」です。この事件では、自宅前で少女が何者かに刺された事件です。犯人の手がかりがなく未だに逮捕されていません。
事件の概要
この事件は、兵庫県の加古川市にある自宅の前で小学校2年生の女子が殺害された事件です。被害に遭った少女は、自宅に帰ろうとした際に何者かに腹部や胸を刺されてしまいました。
少女の悲鳴を聞いてからすぐに自宅にいた家族が駆けつけましたが、犯人はすでにその場にいなかったと言います。
犯人について
少女が病院へ搬送される際、「大人の男」と犯人像を伝えていましたが、手がかりや証拠がなくその後も見つかっていません。この事件は、津山小3殺人事件と同じ手口だとされていて、犯人は「勝田州彦」とされています。
犯人がわかっている未解決事件⑧国松長官狙撃事件
犯人がわかっている未解決事件8つめは、「国松長官狙撃事件」です。この事件は当時警察庁長官を何者かが背後から銃撃した事件で、犯人も浮上していましたが解決に至っていません。
事件の概要
この事件は、当時警察庁長官である「國松孝次」さんが自宅から出てきた際、何者かに背後を狙撃された事件です。
1995年3月に隅田川近くの高級マンション郡「アクロシティ」内で発生しています。犯人は、2~3発の銃弾を的中させ、心臓停止や出血性ショックの状態でしたが、國松さんは一命をとりとめました。
犯人について
この事件の犯人は、オウム真理教信者や強盗殺人未遂犯説など諸説出ています。オウム真理教幹部会にて、麻原が「警察庁につっこんで総監の首をつかまえて振り回してこいといったらどうする?」といった示唆をしています。
また、使用された拳銃の購入ルートが判明していることや強盗殺人未遂事件の犯人である「中村泰」が認めていることがわかっています。
犯人がわかっている未解決事件⑨愛知県豊明市一家四人殺人事件
犯人がわかっている未解決事件9つめは、「愛知県豊橋市一家四人殺人事件」です。この事件は、父親が不在のときに家にいた母子四人が殺害・放火され死亡している事件です。
事件の概要
この事件は、2004年に愛知県豊橋市の民家で家事があり、焼け跡から母子4人の遺体が発見された事件です。遺体には傷跡があり、灯油をまいた跡も残されているため、外部から何者かが侵入し、4人を殺害後に放火した可能性が高いとされています。
犯人について
事件当時、父親だけ家にいないことがわかっており、会社で残業をしていたとのことです。しかしこの父親が、「ホステスと不倫していた」「夫婦関係は破綻していた」「犬が吠えなかった」などの点から犯人として浮上しました。関係のあったとされるホステスもこの父親が犯人ではないかとしていましたが、父親は別の事件で詐欺容疑で逮捕されています。
犯人がわかっている未解決事件⑩悪魔の詩訳者殺人事件
犯人がわかっている未解決事件10個目は「悪魔の詞役者殺人事件」です。この事件の犯人は日本人ではなく外国人が関わっているとされています。
事件の概要
この事件は、つくば大学助教授の「五十嵐さん」がキャンパス内で殺害されるという事件です。死亡解剖の結果、前日に殺害されたことが判明しましたが、捜査を進めていくとイスラム組織と何か関係があるのではないかとされています。
犯人について
五十嵐さんは、亡くなる1年前に悪魔の詞を邦訳しており、その内容は反イスラムとのことでした。そのため、バングラデシュ出身の少年やシーア派に属するイラン人など、様々な犯人が浮上しました。しかし犯人とされている人物たちが海外へ逃亡したため、未解決のままです。
犯人がわかっている未解決事件⑪石川舞ちゃん行方不明事件
犯人がわかっている未解決事件11個目は、「石川舞ちゃん行方不明事件」です。この事件は、親戚の家に遊びに来ていた数名の子供のうち一人だけが消えるという事件です。
事件の概要
この事件は、当時親戚の家に遊びに来ていた子供たちのうち、石川舞ちゃんだけが姿を消すという事件です。子供3人で遊んでいて、夜ベッドで寝ていましたが、深夜に舞ちゃんだけがいなくなりました。
犯人について
舞ちゃんがいなくなる際、寝室に男性が入ってきて舞ちゃんと話をしたあと、鍵がかかっている部屋から男性と一緒に出ていったという目撃情報があります。
捜査を進めていく中で、警察犬を使った際、ある家の前で犬が止まったことにより、この男性が犯人とされていましたが、未だに逮捕されていません。
犯人がわかっている未解決事件⑫北山結子さん行方不明事件
犯人がわかっている未解決事件12個めは、「北山結子さん行方不明事件」です。この事件は、被害者が未だに見つかっておらず、犯人も特定されましたが、釈放されています。
事件の概要
この事件は、待ち合わせをしていた友人に結子さんが「あと10分で着く」と電話をした以降、消息をたったという事件です。
犯人について
犯人は、何度も結子さんに連絡していたため、警察が逆探知により「刀根幸宏」という人物を特定しました。しかし、刀根さんは結子さんのことを知らないと言い張り、黙秘を続けたことで証拠不十分として釈放されました。
犯人がわかっている未解決事件⑬江戸川区女性監禁行方不明事件
犯人がわかっている未解決事件13個目は「江戸川区女性監禁行方不明事件」です。この事件は被害者と出会い系サイトで知り合った男性が犯人ですが、逮捕されずに未解決事件となっています。
事件の概要
この事件は、石田佳奈子さんが出会い系サイトで知り合った男性に殺害された事件です。事件当時、被害に遭った石田さんは自ら警察に「覚せい剤を打たれた」と通報しています。
犯人について
犯人は出会い系サイトで知り合った「塩野直樹」という人物だと特定され、車内から血液反応があったため逮捕されました。しかし証拠不十分で殺人罪は不起訴となり、覚せい剤取締違反として懲役2年とされ、現在では出所したとみられています。
犯人がわかっている未解決事件⑭伊勢湾沿岸バラバラ殺人事件
犯人がわかっている未解決事件14個目は、「伊勢湾沿岸バラバラ殺人事件」です。この事件は、通報した女性の夫が犯人でしたが、時効成立のため未解決事件となっています。
事件の概要
この事件は、伊勢湾にて片足が1つずつ発見された事件です。名古屋市内のマンションの住人から「異臭がする衣装ケースがある」と通報があり、事件が発覚し犯人が浮上しました。
犯人について
犯人は、通報した女性の夫でした。男性は、「20年前に交際していた女性を殺害した」「下半身は捨てた」と自供しました。しかしこの事件はすでに時効となっていたため、未解決事件とされています。
犯人がわかっている未解決事件⑮習志野市茜浜女性殺害事件
犯人がわかっている未解決事件15個めは、「習志野市茜浜女性殺害事件」です。この事件は犯人が特定されましたが、外国籍であるため母国に返されたことなどから未解決事件となっています。
事件の概要
この事件は、千葉県習志野市にある緑地帯で女性が首を圧迫されたことにより殺害された事件です。被害に遭った女性は、遺体が発見される前日に会社に勤務する予定でしたが、無断欠勤したことから同僚が連絡しましたがつながりませんでした。
犯人について
犯人は、防犯カメラの画像解析により、中国国籍の「楊暁春」という人物が浮上しました。この人物は、当時別の事件ですでに刑務所にいて、中国に強制送還されたことや証拠不十分として不起訴になっています。
犯人がわかっている未解決事件⑯弘前大教授婦人殺人事件
犯人がわかっている未解決事件14個目は、「弘前大学教授婦人殺人事件」です。この事件は、冤罪を生み事件に関係のない男性が長期間服役することになりました。
事件の概要
この事件は、青森県にある弘前大学の教授婦人が殺害された事件です。犯人として逮捕された男性は無罪で冤罪でした。
犯人について
真犯人は、時効を知り名乗りでましたが、捕まえることができませんでした。犯人は「瀧谷福松」という人物でした。冤罪として誤認逮捕された人物は「那須隆」でした。
犯人がわかっている未解決事件⑰あいりん労働福祉センター前路上女性看護師殺人未遂等事件
犯人がわかっている未解決事件17個目は、「あいりん労働福祉センター前路上女性看護師殺人未遂等事件」です。この事件は犯人が判明していましたが、時効成立のため不起訴処分となっています。
事件の概要
この事件は、当時34歳の女性が男性に刺される事件でした。被害に遭った女性は一命をとりとめましたが車椅子生活をしているとのことです。
犯人について
犯人は、別の事件で取り調べを受けていた男性で、被害者が勤務していた病院とトラブルがあったと話しています。しかし時効が成立しているため、犯人は不起訴とされています。
犯人がわかっている未解決事件⑱世田谷一家殺害事件
犯人がわかっている未解決事件18個目は、「世田谷一家殺害事件」です。この事件は、犯人の異常性や未だに逮捕されていないことから、世間にも衝撃を与えた事件です。
事件の概要
この事件は、東京都内の住宅で一家四人が殺害され、この家で経営していた20万円がなくなった事件です。この住宅では、移転補償金1億円が入ることがわかっていて、それを知った宗教団体の幹部が起こした事件なのではとされています。
犯人について
犯人は、事件後に現場でアイスクリームを食べるなどの異常性があり、指紋も残されていて手がかりがありますが未だ逮捕に至っていない未解決事件です。
犯人がわかっている未解決事件⑲札幌信金OL殺人事件
犯人がわかっている未解決事件19個目は、「札幌信金OL殺人事件」です。この事件では犯人が特定されていますが未だに逃亡を続けていて逮捕には至っていません。
事件の概要
この事件は、札幌の信用金庫に勤務していた当時24歳の女性が行方不明になり、その後自宅近くで遺体として発見された事件です。
犯人について
犯人は、被害女性の後輩であった「長田良二」という人物を指名手配しています。女性の通帳に長田さんの指紋があったことや「つかまらないために逃げる」と書き置きしたメモが見つかったことから浮上しました。
犯人がわかっている未解決事件⑳四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件
犯人がわかっている未解決事件20個目は「四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件」です。警察が犯人を間違えて誤認逮捕してしまいました。
事件の概要
この事件は、ATMコーナーで財布を盗んだ女性が被害者である男性に乗っかり心不全で亡くなった事件です。被害者の男性は68歳でした。
犯人について
事件当初、死亡した男性が犯人だと間違えられてしまい、時効成立後に冤罪と発表されています。犯人とされる女性は、「財布を取られた」と叫んでいて、事件現場からそのまま姿を消しています。
犯人がわかっている未解決事件㉑福徳銀行5億円強奪事件
犯人がわかっている未解決事件21個目は、「福徳銀行5億円強奪事件」です。この事件は、時効が成立し犯人が逃げ切っています。
事件の概要
この事件は、神戸市にある銀行で現金5億円以上が奪われた事件です。これは、一回に起きた強盗事件として日本で一番高額になった事件でもありました。
犯人について
犯人は、「森本喜博」という人物と、他の1人です。森本さんは時効を逃げ切っていますが、もう一人の犯人は自殺しているため、未解決事件となっています。
犯人がわかっている未解決事件㉒静岡銀行鷹岡支店行員殺人事件
犯人がわかっている未解決事件22個目は「静岡銀行鷹岡支店行員殺人事件」です。この事件の犯人は時効成立で逃げ切っていますが、テレビに出演しインタビューに答えていました。
事件の概要
この事件は、1978年に銀行に務める支店長が千枚通しという文房具で刺されて死亡した事件です。被害者が銀行員であることから、強盗殺人事件として捜査が進められました。
犯人について
犯人は時効を迎え逃げ切っていますが、1998年にテレビに出演し「自分が犯人である」とインタビューを受けています。時効が成立しているため、真犯人であるかは不明です。
犯人がわかっている未解決事件3選【海外】
続いて、犯人がわかっている未解決事件の海外編を紹介します。日本の事件とは違い、犯人が近しい人であったり、殺害方法が残虐で世界に衝撃を与えた事件ばかりです。
犯人がわかっている未解決事件①切り裂きジャック
「切り裂きジャック事件」は、犯罪歴があることや殺人現場周辺にいたことから犯人が特定されました。またDNA鑑定により逮捕されると思われましたが、専門家から疑念の声があがり未だに未解決事件となっています。
事件の概要
この事件は、ロンドンで2か月間に5人の人間がバラバラにされた殺人事件です。被害者は全員、売春婦でした。犯行現場は公共移設や都心部だったことから話題になりました。
犯人について
犯人は「アローン・コミンスキー」という人物で、職業は美容師とのことです。事件当時も現場の近くにいたことや犯罪歴もあることから犯人として浮上しましたが、証拠不十分となっています。
犯人がわかっている未解決事件②ボドム湖殺人事件
「ポドム湖殺人事件」は、キャンプ中に襲撃された事件で、映画化もされました。犯人は一緒にキャンプをしていた仲間だったことから衝撃的な事件となっています。
事件の概要
この事件は、ポドム湖でキャンプをしていた4人組のうち、3人が死亡した事件です。キャンプ中に3人が襲われ、一人が助かっています。
犯人について
犯人は、一緒にキャンプをしていた男性で、恋愛関係がもつれた挙句の犯行でした。一度逮捕されましたが、敏腕弁護士により無罪となっています。
犯人がわかっている未解決事件③リジー・ボーデン事件
「リジー・ボーデン事件」は、夫婦が斧で殺害されますが、犯人として浮上したのは身内でした。確固たる証拠がないため、未解決事件となっています。
事件の概要
この事件は、アメリカの夫婦が斧で惨殺された事件です。容疑がかかった犯人が浮上しましたが、返り血を浴びた布が見つけられませんでした。
犯人について
犯人は、次女とされており、青酸カリを購入しようとしていたことがわかっています。「アザラシの毛皮のコートを洗うため」と証言していたり、焼かれたドレスは「ペンキで汚れたから処分した」と発言しています。
殺人罪に時効はある?
それでは最後に、殺人祭の時効について紹介します。改訂する前と後のポイントについてふれているのでぜひチェックしてみてください。
2010年改定で殺人罪の公的時効は廃止
2010年の法改正により、殺人罪の公的時効は廃止されています。これにより、犯罪を犯した犯人が逃げきれることはなく、起訴できるようになりました。
改正前に公訴時効成立の場合は罪に問えない
ただし、2010年改訂以前に時効が成立している事件については、罪に問えません。時効が進行するのは、犯罪行為が終了した後となっています。
未解決事件を風化させてはいけない!
知っている事件や記憶に残っている事件はありましたか?犯人がわかっていても、時効が成立していたり、加害者が死亡している場合は未解決事件となってしまいます。未解決事件により被害を受けた人や遺族のためにも風化させてはいけないことを肝に銘じましょう。