カート・ラッセルの現在は？若い頃の出演作や結婚・子供について

カート・ラッセルとは

カート・ラッセルは80年代から活躍している俳優ということで、現在10代から30代の方はあまりご存じないかもしれません。ここでは、カート・ラッセルとはどんな俳優なのか、そのプロフィールや経歴にスポットを当ててみます。

カート・ラッセルのプロフィール

カート・ラッセルの本名は「Kurt von Vogel Russell」と綴ります。アメリカ・マサチューセッツ州スプリングフィールド市出身で、1951年03月17日に誕生しました。

両親より、ドイツ系、イングランド系、スコットランド系、アイルランド系の血を引いています。身長は180cmあり、スクリーンでも見栄えのするしっかりとした体格をしています。

母親ルイーズ・ジュリアはダンサー、父親ビング・ラッセルはニューヨーク・ヤンキースで活躍した元野球選手でかつ、俳優でもあります。カート・ラッセルは、芸能界を身近に感じながら育ちました。

カート・ラッセルの経歴

カート・ラッセルは1963年にテレビシリーズの「ジェミーの冒険旅行」で俳優としてのキャリアをスタートさせました。その後、同年に公開されたエルビス・プレスリー主演の映画「ヤング・ヤング・パレード」にてスクリーンデビューし、以後しばらくはディズニー映画を中心に子役として活躍しました。

元々野球選手だった父親の影響で、1970年代はいろいろなマイナーリーグを転々としながら、プロの野球選手として活躍する道を模索していたものの、肩にケガをして再び俳優業へと舞い戻っています。

1978年にテレビ放送された映画「ザ・シンガー」にて、自身がデビュー作で共演したエルビス・プレスリー本人を演じ、迫真の演技でエミー賞主演男優賞にノミネートされました。惜しくも受賞は逃したものの、その後は俳優業に力を入れ、華やかな活躍を見せています。

カート・ラッセルの若い頃の出演映画

カート・ラッセルは若い頃どんな作品に出演していたのか、ここでは彼が出演した代表作についてご紹介するので、ぜひ一度チェックしてみてください。彼の魅力が感じられる作品がたくさんあります。

出演映画①ゴースト・ハンターズ

1987年に公開された映画「ゴースト・ハンターズ」は、現在では名作映画の一つとして語り継がれています。

この映画は、青年たちが誘拐され生贄にされそうになっている女性を救うべく、怪人や妖怪、魔法使いなどが待ち受けているアジトに潜入し、カンフーで戦いを挑んでいくというコメディタッチの冒険映画です。

カート・ラッセルは間抜けでへまばかりしている主人公、ジャック・バートンを好演しており、そのコミカルな演技は多くのファンを惹きつけました。カート・ラッセルの魅力を語るに当たり、外せない作品の一つです。

出演映画②潮風のいたずら

「プリティ・ウーマン」などの代表作で知られるゲイリー・マーシャル監督の映画「潮風のいたずら」は、1988年に公開されました。ストーリーは傲慢な富豪婦人ジョアナが、船内家具を大工のディーンに注文したところ、その出来上がりに文句をつけて代金の支払いを拒むところから始まります。

ある日ジョアナは誤って船から落ちて記憶喪失となり、それを知ったディーンは労働で支払ってもらおうと、彼女を自分の妻だと嘘ついて病院から引き取ります。育ち盛りの子供達4人の母として、あわただしい毎日を送っているうちに、ジョアナはそんな日常を愛おしく思い始めるのです。

ディーンとジョアナの関係に注目したい、ロマンチックコメディです。ジョアナ役を演じているゴールディ・ホーンは、現在カート・ラッセルの私生活のパートナーでもあります。

出演映画③バックドラフト

1991年に公開されたロン・ハワード監督の「バックドラフト」は、公開当時、劇中での派手な演出効果が世界中で大きな注目を浴びました。消防士を務める兄弟を中心に、消火活動に明け暮れる男たちの青春像を描いています。

バックドラフト現象を利用した殺人事件が連発し、消防士として活躍している兄弟ブライアンとスティーブンは協力しながら、真犯人を見つけようとします。兄スティーブンにコンプレックスを抱きながらも消防士として精進していくブライアンの背中が頼もしく見える作品です。

劇中でカート・ラッセルは、亡くなった父親と兄スティーブンの2役を熱演しています。ロバート・デ・ニーロ、ドナルド・サザーランド、スコット・グレンなどの名優も出演している大作です。

出演映画④不法侵入

1992年に公開されたサスペンスドラマ「不法侵入」では、カート・ラッセルは強盗に入られた家に住む夫のマイケル・カーを演じています。

ストーリーは、ある高級住宅地に住む夫婦の家に強盗が入り、駆け付けた警官の一人ピートと仲良くなるものの、次第にピートの言動が過剰なことにマイケルは疑念を抱き始めます。

ピートはマイケルの妻カレンに強く惹かれており、彼女を我が物にしようとマイケルを罠にはめようとします。ついにマイケルは無実の罪で逮捕されるというハラハラのストーリーです。今年の5月に亡くなった名優レイ・リオッタがピート役を怪演しています。

カート・ラッセルの現在【結婚】

カート・ラッセルは現在どんなプライベート生活を送っているのか、結婚相手はどんな人なのか、子供はいるのかなどについてチェックしてみます。彼の人となりを理解するのに役立つことでしょう。

カート・ラッセルの結婚歴

カート・ラッセルは1979年に女優シーズン・ヒューブリーと最初の結婚をしています。シーズン・ヒューブリーとは映画「ザ・シンガー」で共演しており、それが交際そして結婚へ発展しました。しかしながら結婚生活は長くは続かず、1983年に離婚しています。

ゴールディ・ホーンとの出会い

カート・ラッセルは1984年に公開された映画「スイング・シフト」で共演した女優ゴールディ・ホーンと1983年のバレンタインから交際を始め、現在に至ります。

2人は結婚という形を取らず、内縁関係にあります。ちなみにゴールディ・ホーンの方がカート・ラッセルよりも5つ年上です。2人も過去に離婚経験があるので、結婚という形にこだわらなかったのかもしれません。

現在ゴールディ・ホーンとの関係は？

カート・ラッセルは現在もゴールディ・ホーンと私生活を共にしています。交際期間40年以上になる2人ですが、2人の愛情は色褪せることなく強い絆で結ばれ続けているようです。

結婚という形にこだわらず、お互いの考えや仕事を尊重しながら交際してきたからこそ、現在の理想のカップルとしての形があるのかもしれません。ある意味、先進的な異性関係を築いてきたカップルと言えるでしょう。

カート・ラッセルの現在【子供】

カート・ラッセルには子供がいるのか、何人なのか気になる方もいるでしょう。また、有名俳優を父親にもっているということで、子供も俳優や女優として活躍しているのかチェックしてみます。

実子は2人

カート・ラッセルと血の繋がった子供は2人います。前妻であるシーズン・ヒューブリーとの間には1980年に生まれた息子ボストンがおり、後妻であるゴールディ・ホーンとの間に1986年に生まれた次男ワイアットがいます。

ワイアットは若い頃はアイスホッケー選手として活躍していたものの、ケガを理由に引退した後は両親と同じ道を進み俳優として活動しています。映画「エスケープ・フロム・L.A.」と映画「ソルジャー」にて子役として出演し、父カート・ラッセルと共演を果たしています。

最近では2021年に放送されたマーベル・スタジオのテレビドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」にて、ジョン・ウォーカー役で出演しています。顔立ちや体格が父親に似ていると評判です。

ケイト・ハドソンとの関係

カート・ラッセルと女優ケイト・ハドソンの関係がしばしばメディアに登場することもあります。カート・ラッセルはケイト・ハドソンの継父に当たります。

ケイト・ハドソンは、ゴールディ・ホーンとその前夫で歌手のビル・ハドソンの間に生まれましたが、彼女が3歳のときからそばにカート・ラッセルがいたということで、しばしばメディアでも「カート・ラッセルこそが父」だと公言しています。それほど、2人の間にはゆるぎない父と娘の絆が存在しているのでしょう。

実子以外にも、継父としてケイト・ハドソン、そしてその兄をしっかりと育て上げたカート・ラッセルは父親としても立派な人物だと言えます。

カート・ラッセルは現在も俳優として活躍中

今回はアメリカの俳優カート・ラッセルについてご紹介しましたが、いかがでしたか？カート・ラッセルはこれまで「ゴースト・ハンターズ」や「バックドラフト」など数々の有名作品に出演している一流俳優です。

今回の記事を参考にして、ぜひ彼の出演している作品を一度チェックしてみてください。現在活躍している俳優とは違う存在感に圧倒されることでしょう。

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