韓国発の泣ける映画作品を鑑賞してみませんか?この記事では、韓国で作られた泣ける映画を15選にしてご紹介します。涙腺が緩んでしまうこと間違いなしの名作から、意外な感動作まで幅広くまとめます。韓国映画が好きな方も、あまり馴染みがない方も、この機会にぜひ感動できる映画を見てその世界観を堪能してみてください。
涙活におすすめ!感動で泣ける映画
「涙活(るいかつ)」という言葉をご存知ですか?涙活とは、自ら進んで涙を流すことによって心のデトックスをする行為のことを指しています。涙を流すことで、抱えている精神的なストレスや緊張を和らげる効果があるとされているのです。
リラックスしたい時に「わざと泣く」というのは、現代社会においては有効なストレス解消の手段と言えるかも知れません。しかし、何もないのに涙を流すことは難しいでしょう。そこで涙活をしたい時にもってこいなのが、”感動できる映画”です。
ちなみに涙活とは、同じように泣きたい人が集まって涙を流す行為が一般的なようですが、他人の前で泣くのは抵抗があるという方も多いでしょう。そんな時は、1人で映画を見て涙してみてはいかがでしょうか。
どこか心のモヤモヤを抱えながら日々を過ごしている方も、涙活をすることで前向きな気持ちになれるはずです。
感動で泣ける韓国映画おすすめ15選
早速、涙活にもってこいな感動できる映画をご紹介します。ここで紹介する作品は全て、韓国で製作されたものです。邦画や洋画の感動できる映画とはまた一味違ったテイストの作品が揃います。韓国映画初心者の方にもおすすめできる作品ばかりなので、ぜひ参考にして映画鑑賞を楽しんでください。
感動で泣ける韓国映画①私の頭の中の消しゴム
純愛を描くラブストーリー、「私の頭の中の消しゴム」です。韓流ブームの火付け役ともなった作品で、鑑賞したことはなくても名前だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。韓国で人気を誇る俳優ソン・イェジンとチョン・ウソンが共演したことでも話題になりました。
主人公は、建設会社の社長の娘・スジンです。彼女が建築家志望の男性・チョルスと出会ったことによる物語は始まります。2人は出会って恋に落ち、結婚まで漕ぎ着けます。それから後も順風満帆で幸せな結婚生活を送っていたのですが、しばらくするとスジンの物忘れが酷くなってしまいます。
ついには自分の家へ帰る道順すらも分からなくなってしまったスジン。病院で診察を受けると、若年性アルツハイマーという病名を言い渡されます。
感動で泣ける韓国映画②七番房の奇跡
数々の賞を受賞した、世界中で話題となった作品「七番房の奇跡」です。主人公は知的年齢が6歳の父親・ヨング。その娘はしっかり者の6歳・イェスンです。イェスンの入学式に出席することを楽しみにしていたヨングでしたが、突然殺人の容疑をかけられてしまい、逮捕・収監されてしまいます。
突然引き離された娘と父は、お互いを思い寂しく過ごす日々。そんなある日、ヨングは7番房の房長と仲間たちの命を救うことになります。ヨングに恩を返すため、彼らはイェスンを秘密裏に刑務所に潜入させる作戦を思いつきます。
しかし、2人の幸せな時間は長く続きませんでした。裁判の最終弁論で、ヨングはなぜか無実の罪を認めてしまいます。そんな彼を救うため、数年後に弁護士となったイェスンは父の無罪を証明するべく奔走します。そして、あの時父が本当に守りたかったものが明らかになろうとしていました。
感動で泣ける韓国映画③猟奇的な彼女
笑って泣けるラブコメディ、「猟奇的な彼女」です。主人公のキョヌは、どこにでもいる気立ての良い大学生。そんなある日、地下鉄の中で自分好みの女性を見つけます。しかし彼女は泥酔している様子で、キョヌは関わらないでおこうとします。
しかし彼女は突然電車の中で倒れてしまい、キョヌはなぜか自腹でホテルまで運ぶ羽目になりました。それからというものの、生意気で凶暴、でも曲がったことは大嫌いな猟奇的な彼女の起こす問題行動にどんどん巻き込まれてしまうことに。
それでもキョヌは、なぜか彼女の魅力に引き込まれていくのでした。そんなある日、彼女は親から言われた相手とお見合いをすることになります。2人の恋の行方は一体どうなってしまうのでしょうか。
感動で泣ける韓国映画④ただ君だけ
韓国を代表する有名俳優を起用した、純愛を描くラブストーリー「ただ君だけ」です。独自の芸術性が高く評価されているソン・イルゴン監督による作品で、映画マニア必見の一本です。
主人公は、ボクサーとしてチャンピオンに輝いた経歴を持ちながらも暗い過去を背負っていることから心を頑なに閉ざしているチョルミン。駐車場の狭い部屋で、ひとり寂しい毎日を過ごしていました。そんなある日、明るく可愛らしい女性、ジョンファが現れます。
まるで花のように愛らしい彼女に対し、これまで誰とも素直に接することのできなかったチョルミンは次第に心を開いていくことになります。
感動で泣ける韓国映画⑤悲しみよりもっと悲しい物語
そのあまりの反響に、近年台湾でもリメイク作品が製作された映画「悲しみよりもっと悲しい物語」です。ベストセラー詩人でもあるウォン・テヨンが監督して初めて手がけた作品としても注目された映画です。
主人公は両親に捨てられた過去を持つラジオプロデューサーのケイ。そんなケイの一番近くで彼を支えてきたのが、交通事故により一瞬にして家族を失ってしまった過去を持つ作詞家のクリムです。2人はお互いの心の隙間を、時に家族として、また時には友人として埋め合いながら生きていました。
深い悲しみを持つクリムに対し、最後のプレゼントとしてケイはあるプレゼントを用意します。そこへ、歯科医師の男性ジュファンが現れます。賢く親切なジュファンは、健康体でクリムを守り抜くことのできる男性として相応しい存在でした。
そんなジュファンはクリムに一目惚れをします。愛を口にしないケイ、クリムと一生を共にしたいと願うジュファン。そして、2人にとって1人だけの恋人クリム。それぞれ違った愛の形が始まります。
感動で泣ける韓国映画⑥建築学概論
韓国で大ブームの巻き起こった恋愛ドラマ、「建築学概論」です。心理描写が細かく、繊細なラブストーリーに惹きつけられる作品です。韓国では恋愛映画の興行成績を塗り替えるほどのヒットを記録しました。
主人公は建築家のスンミン。彼の元にある日、かつての初恋の相手ソヨンが仕事を依頼しに訪れます。ソヨンの実家の位置するチェジュ島に新しい家を建設しながら、スンミンの脳裏には初恋の記憶が蘇ります。ソヨンに対して新たな感情の芽生えるスンミンでしたが、彼には婚約をしている女性がいるのでした。
感動で泣ける韓国映画⑦ビューティー・インサイド
2013年度のカンヌ国際広告祭グランプリを受賞したソーシャル・フィルム「The Beauty Inside」を原案とした作品、「ビューティー・インサイド」です。元はインテルと東芝の合作で製作された40分あまりの物語でした。
これを韓国のCM界を代表するビジュアル・クリエイターのペク監督が映画化したのが今作で、監督の長編デビュー作でもあります。韓国を代表する豪華な俳優が多く出演しているほか、日本の人気女優・上野樹里さんが出演していることでも話題となりました。
毎日目を覚ますたびに外見が変わるというユニークな設定の作品で、愛に対する本質的な問いを投げかけます。愛の本当の意味を考えるきっかけとなる、新しい形のファンタジーロマンス作品です。
感動で泣ける韓国映画⑧私のオオカミ少年
恋愛映画ジャンルで興行成績第1位のヒットを記録した「私のオオカミ少年」です。日本の少女漫画テイストが組み込まれた作品と評価されており、韓国のみならず国外からも絶賛の声が多く寄せられた映画です。
主人公は、病気のために心を閉ざしていたスニ。家族と共に閑静な村に引っ越してきますが、そこで闇に身を潜める謎の少年を見つけます。まるでオオカミのように周囲を警戒し、野生的な目つきを見せる彼。言葉も口にせず、人間離れした行動を見せます。
しかし、ひょんなことから家族の一員として迎えられることになります。少年はチョルスと名付けられ、スニから社会で生きていく方法を教わっていきます。生まれて初めて手を差し伸べてくれたスニに対し、切ない感情を覚え始めるチョルス。
そんなある夜、大家の息子・ジテが、嫌がるスニに無理矢理迫る様子を見たチョルスは様子を一変させます。彼の隠された危険な本性が明らかになろうとしていました。
感動で泣ける韓国映画⑨僕の彼女を紹介します
韓国の人気映画「猟奇的な彼女」の監督と主演女優がタッグを組んだ、「僕の彼女を紹介します」です。猟奇的な彼女と同じく、キツい性格だけれどキュートな一面のあるヒロインをチョン・ジヒョンが演じます。
主人公は高校教師のミュンウ。誤認逮捕がきっかけで熱血女性警察官のギョンジンと出会います。2人は次第に愛し合うようになり、ミョンウは無鉄砲なジョンジンのことをヒヤヒヤしながらも見守る日々を送ります。そんな2人に、ある過酷な運命が待ち受けていました。
感動で泣ける韓国映画⑩ハロー!?ゴースト
公開してから長らくランキング上位を占めるヒットを記録した作品、「ハロー!?ゴースト」です。人気俳優のチャ・テヒョンが「スピード・スキャンダル」から2年ぶりにスクリーン復帰した映画でもあります。笑って泣けるコメディ映画です。
主人公は生きていくことに疲れたドジな青年・サンマン。何度も自殺を図りますが、ことごとく助かってしまいます。そんなある日、彼は4人の幽霊に取り憑かれてしまいます。片時もそばから離れてくれない彼らのせいで、死ぬに死ねなくなってしまったサンマン。
幽霊達の願いを聞いて、それを叶えることで彼らを成仏させようとします。奮闘の先には一体何が待ち受けているのでしょうか。
感動で泣ける韓国映画⑪私たちの幸せな時間
コン・ジヨンによる同名の小説を映画化した「私たちの幸せな時間」です。韓流スターのカン・ドンウォンが主演を務め、共演には日本でも人気を博す女優イ・ナヨンがいます。涙を流すこと必至のヒューマンロマンスです。
主人公は、3人を殺害した罪を背負う死刑囚の男。死ぬことだけを考え、世の中を憎んでいる彼でしたが、週に一度許された面会で同じ考えを持つ女性と出会うことになります。
女性は3度に渡り自殺を図った過去を持っていました。お互いの存在で癒しを感じ合いながら、自分の姿を見つめ直していくことになった2人でしたが…。
感動で泣ける韓国映画⑫タクシー運転手 約束は海を越えて
ドラマチックな感動を味わえる作品、「タクシー運転手 約束は海を越えて」です。実在の人物をモチーフに作られた作品で、史実を追うのにも適した映画です。ありのままを描くことで、1980年5月に起きた光州事件を紐解いていきます。
ユルゲン・ヒンツペーターは戒厳令の敷かれた光州で言論統制を潜り抜け、唯一5.18の実情を伝えた人物。そんなヒンツペーターをタクシーに乗せて光州の中心部に入ることになったごく平凡な市民がいました。彼の名はキム・サボク。
後日行方不明となり、ヒンツペーターさえ居所を知ることができませんでした。2人と光州で出会う人々が危険な状況でも屈することなく、最後まで信念を持って生き抜いた1日をリアリティたっぷりに描きます。
感動で泣ける韓国映画⑬ユア・マイ・サンシャイン
実話の純愛物語を映画化した「ユア・マイ・サンシャイン」です。辛い過去の記憶に苦しんだ挙句HIVに感染してしまった女性と、彼女と結婚して愛し抜こうとする純粋な青年との愛を描きます。
大ヒットした感動作「私の頭の中の消しゴム」の興行成績を抜いて韓国恋愛映画史に残る記録を残した作品です。
感動で泣ける韓国映画⑭あなた、そこにいてくれますか
フランスの作家、ギヨーム・ミュッソによるベストセラー小説「時空を超えて」の実写映画化作品「あなた、そこにいてくれますか」です。医療ボランティアのためカンボジアを訪れた医師のスヒョンは、現地の人から見返りとして願いを叶えられる薬を受け取ります。
30年前に亡くなった恋人との再会を願って薬を飲んだスヒョンは、過去の自分と会います。若い自分は恋人のヨナを助けたいと願いますが、もし彼女を助ければスヒョンが亡くなってから10年後に誕生する娘が存在しないことになってしまいます。過去と現在、2人のスヒョンはどのような決断を下すのでしょうか。
感動で泣ける韓国映画⑮あの日、兄貴が灯した光
韓国で人気のアイドルグループ「EXO」のメインボーカルD.O.と韓国の実力派俳優チョ・ジョンソクが共に主演を飾る「あの日、兄貴が灯した光」です。兄弟の絆を描く作品で、脚本を手がけたのは「7番房の奇跡」のユ・ヨンアです。
試合中に起こった事故により視力を失いオリンピック出場への夢を諦めた柔道選手のコ・ドゥヨン。ある日、詐欺前科10犯の兄コ・ドゥシクと15年ぶりに再会を果たします。お互いに積もる憎しみをぶつけ合い、ドゥヨンは兄が作った食事を食べることも拒否して栄養失調で倒れてしまいます。
韓国映画の特徴
韓国ドラマに比べると注目度が低いように思われる韓国映画。しかし、近年はその人気が高まっています。邦画とも洋画とも違う韓国映画は、息つく暇なく斬新な展開を見せてくれます。
韓国ドラマに出演している役者が映画に出演することもあるので、韓国のドラマが好きという方はこの機会にぜひ映画も視聴してみてください。また、韓国映画の特徴として、恋愛を題材にした作品であっても政治や戦争などの時代背景が反映されています。
また、登場人物の感情表現が豊かで、場面転換が分かりやすいのもポイントです。感動的な作品にも、韓国特有のユーモアセンスが組み込まれていたりと、色々な楽しみ方ができるのも韓国の映画が人気である理由の一つです。
感動の韓国映画をご覧ください!
韓国映画には、隠れた名作がたくさんあります。特に感動を誘うような映画のクオリティは高く、泣きたい気分の時にはぴったりです。普段から韓国の作品に触れている方はもちろん、あまり馴染みがない方も、これを機会にぜひ韓国の感動できる映画作品を鑑賞してみてください。