映画『ロード・オブ・ザ・リング』で一躍その名が知れ渡った俳優、イライジャ・ウッドですが、最近は一時期に比べその姿を見かけることが少なくなってきました。そこで今回はイライジャ・ウッドのプロフィールや最近の出演作、恋愛などのプライベート事情や現在の活動などに焦点を当ててみます。
目次
イライジャ・ウッドとは
イライジャ・ウッドとはどんな俳優なのか、気になる方もいるでしょう。ここではイライジャ・ウッドのプロフィールや経歴などについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
イライジャ・ウッドのプロフィール
イライジャ・ウッドの本名はイライジャ・ジョーダン・ウッドで、アメリカのアイオワ州シーダーラピッズ出身です。1981年1月28日に生まれ、現在はアラフォー俳優として以前とは違った魅力を放っています。
デリカテッセンの仕事をしていた両親は、彼の幼少期に離婚し、その後は母親と共にロサンゼルスで暮らしていました。イングランド・ドイツ・オーストリア・デンマークとヨーロッパ諸国の血を引いています。
ザカリアという7歳年上の兄と、ハンナという2歳年下の妹がおり、2人とも俳優として活躍しています。気になる方はこの2人も合わせてチェックしてみるとよいでしょう。
イライジャ・ウッドの経歴
イライジャ・ウッドの経歴について確認してみます。イライジャ・ウッドが7歳のときに母親がエージェントに登録し、当初はモデルとして活躍していました。
その後、スカウトマンの目に留まり、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で俳優としてデビューしました。劇中ではカフェ80’sでビデオゲームを楽しむ少年を演じています。
1990年に公開された映画『わが心のボルチモア』ではロシア系ユダヤ人家族のマイケル・ケイを好演しています。この主役級の役を見事に演じたイライジャ・ウッドは、その実力を高く評価され、以後、子役として欠かせない存在になっていきます。
1993年公開の映画『危険な遊び』ではサターン賞若手男優賞を受賞し、一躍人気俳優としてその地位を確立しました。そして彼の俳優人生のターニングポイントとなったのは、2001年に公開された映画『ロード・オブ・ザ・リング』におけるフロド・バギンズ役です。
賢く慈愛に満ちあふれたホビット、フロド・バギンズのイメージは、イライジャ・ウッドにぴったりとはまったのです。以後、同シリーズで同役を演じ続け、彼のはまり役の一つとして世界的に知られるようになりました。
イライジャ・ウッドの最近の出演作
『ロード・オブ・ザ・リング』の印象が強いイライジャ・ウッドですが、それ以外にはどんな作品に出演しているのかが気になります。ここでは最近の出演作にスポットを当ててみるので、ぜひ鑑賞してみてください。
出演作①マニアック
1980年に公開されたサスペンススリラー映画『マニアック』が、2013年にリメイク版で公開されました。このリメイク版で、生きている女性を愛することができず、マネキン人形にひたすら愛を注ぐ怪しい主人公フランクを、イライジャ・ウッドが熱演しています。
15歳以下は視聴制限がついたこのサスペンススリラーにて、イライジャ・ウッドの役者としての新しい一面を発見したという視聴者も少なくなかったようです。ホビットのイメージを脱皮した作品と言えるでしょう。
出演作②グランドピアノ 狙われた黒鍵
2014年に公開された映画『狙われた黒鍵』では、コンサートホールで体臭の目の前で演奏している最中に、スナイパーから命を狙われていることを知ったピアニスト、トムの役を演じています。
亡くなった師匠とトムにしか演奏できないという難しい曲をコンサートホールで演奏し始めたトムは、楽譜に脅迫メッセージが記されているのを見つけます。
一音でも間違ったら殺されるという緊迫した状況の中、トムはピアノを弾き続けるのです。トラウマを抱え、5年間ピアノから遠ざかっていたという闇を抱えるトムをイライジャ・ウッドが好演しています。
出演作③ダーティー・コップ
ニコラス・ケイジとイライジャ・ウッドが共演したクライムサスペンス『ダーティ・コップ』は2016年に公開されました。ラスベガス警察の証拠品保管室で働くウォーターズの役をイライジャ・ウッドが、そしてストーンをニコラス・ケイジが演じています。
ある日麻薬がらみの大金が金庫に眠っていることを知った2人が、そのお金を奪おうと画策するストーリーです。警察でありながら犯罪に手を染めようとする2人の動向に注目です。
出演作④プライス 戦慄の報酬
2020年に公開された異色のサスペンススリラー作品『プライス 戦慄の報酬』では、都会でミュージシャンとして生活していた青年ノーバルを演じています。
ある日ノーバルの元に疎遠になっていた父親から手紙が届き、ノーバルは父親の住む島へ行ったものの、予期せぬ出来事に巻き込まれています。ヒゲ顔姿のイライジャ・ウッドにも注目です。
イライジャ・ウッドの現在【恋愛・結婚・子供】
サスペンススリラー作品を中心に、近年活躍している印象のイライジャ・ウッドですが、プライベートでは結婚しているのか、子供はいるのか気になる方もいるでしょう。ここでは彼のプライベート事情についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
現在までの恋愛の噂
イライジャ・ウッドはあまり私生活を語らないタイプの俳優なので、プライベートの詳細は常にベールに包まれた状態です。それでも、これまで噂に上った相手は何人かいます。
2002年公開の映画『17歳 ~体験白書~』で共演したドイツ出身の女優フランカ・ポテンテや、2005年の映画『僕の大事なコレクション』で共演のパメラ・ラシーンなどがいます。パメラ・ラシーンとは2005年から2010年ぐらいまで交際していたとのことで、どちらかというとじっくり付き合うタイプのようです。
現在結婚はしている?
イライジャ・ウッドは現在結婚しているかどうかは明らかになっていませんが、2019年7月に映画プロデューサー、メッテ=マリー・カッツと婚約していることを発表しました。
現在も彼女との関係は続いているようなので、もしかするとすでに極秘結婚をしているのかもしれません。海外では結婚という形を取らずに内縁関係を継続することも多いので、結婚にあまりこだわっていない可能性も考えられます。
現在子供は一人
イライジャ・ウッドは2019年7月に婚約を発表した際、同時にフィアンセであるメッテ=マリー・カッツのお腹に赤ちゃんがいることを報告していました。その後、特に出産についての発表はなかったものの、2020年2月にメッテ=マリー・カッツのお腹がへこんでいたことから、すでに出産をしていたとされています。
2020年頭に生まれていたとすると、現在2歳になる子供がいることになります。かつて子役として華やかなキャリアデビューをしたイライジャ・ウッドのことですから、もしかするとわが子も幼少期から子役としてデビューさせる計画があるかもしれません。
イライジャ・ウッドの現在【活動】
最近のイライジャ・ウッドは、以前ほど映画に出演する機会も減り、どこで活動しているのか気になる方もいるはずです。ここでは俳優活動以外の部分にスポットを当ててみましょう。
現在ゲーム分野でも活躍
イライジャ・ウッドは実はゲーム好きでも知られており、2018年にロサンゼルスで開催された「E3 2018 カンファレンス」では、自身が制作に参加したというVRゲーム「Transference」について紹介しました。
イライジャ・ウッドが代表を務める映像スタジオ「Spectre Vision」とユービーアイソフト・モントリオールスタジオとのコラボによって作られたゲームで、脳科学者レイモンド・ヘイズとその家族の脳内データを元に作られたデジタルシミュレーションの世界がテーマです。
ゲームプレイヤーはこのレイモンドの協力者となり、彼とその家族に何が起こったのか究明していくのが目的です。ホラーゲーム独特の薄気味悪い空間が巧妙に描かれており、ファンからも大きな評価を得たソフトとなりました。
俳優としてだけでなく、ゲーム制作のディレクターとしても活躍しているイライジャ・ウッドにも注目です。PlayStation4、XboxOne、Windows用ソフトがあるので、気になる方はプレイしてみるのもよいかもしれません。
趣味で音楽も
イライジャ・ウッドは趣味で音楽活動も行っており、ピアノが弾けるだけでなく過去に声楽を習っていたこともあります。4000枚以上のレコードを保有しており、これらのレコードを使って時折DJ活動もしています。
2007年には自分のオリジナルレーベル、『シミアン・レコーズ』を設立し、『アップルズ・イン・ステレオ』という名称のアルバムをリリースしたこともあります。ミュージシャンとしてイライジャ・ウッドも必見です。
子役から現在までイライジャ・ウッドの活躍から目が離せない
今回はイライジャ・ウッドについてご紹介しましたが、いかがでしたか?『ロード・オブ・ザ・リング』のホビット役で一躍有名になったイライジャ・ウッドには、ゲームや音楽などの分野でも活躍するマルチな一面があります。今回の記事を参考にして、イライジャ・ウッドの新たな魅力に触れてみましょう。