ホラー映画は年代を問わず、誰かと観ても同じスリルを楽しめるところが魅力でしょう!しかし、ホラー映画も多くあるので、どの映画を観ればと悩む方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが『キャビン』です。
今回は『キャビン』のネタバレを含まない簡単なあらすじや、ネタバレを含むあらすじを紹介します。ホラー映画の人気作のオマージュキャラが数々登場する『キャビン』が気になる方はチェックしてみましょう!
目次
映画【キャビン】とは
ドリュー・ゴダード初監督作品
『キャビン』は2013年3月に公開されたホラー映画でR15指定がある作品です。監督は『オデッセイ』の脚本家としても有名なドリュー・ゴダードが務めています。
ドリュー・ゴダードは『キャビン』が初の監督作品となりますが、辛口の批評サイトでも飛び抜けた評価を得るほど視聴者の心を鷲掴みました。さらに、脚本は『トイ・ストーリー』や『アベンジャーズ』の人気作品を手掛けているジョス・ウェドンとドリュー・ゴダードが合同制作しました。
また、キャストの人気若手俳優クリス・ヘムズワースは、ドリュー・ゴダードとジョス・ウェドンの才能に惚れこみオファーを受けたようです。
過去のホラー映画にオマージュを捧げた作品
『キャビン』はホラー版のアベンジャーズと言われている程、過去の有名ホラー作品のモンスターたちがたくさん登場していきます。ホラー映画好きには堪らない作品となっており、日本では第5回したまちコメディ映画祭in台東で上映され好評だったことから、一般公開もされたのです。
驚くことに海外作品にもかかわらず、日本の王道ホラー作品のリングに登場する貞子もオマージュモンスターとして登場します。他にも古今東西様々なホラー作品のモンスターたちが登場するので、このモンスターはあの作品のキャラクターだと見つけながら『キャビン』を楽しみましょう!
さらに作中ではモンスターだけでなく、有名ホラー作品に関する小道具も多く使われているので、細かくチェックしたり、何度も見返すことで新しい発見があるかもしれません。
【キャビン】の簡単なあらすじ
次に『キャビン』をまだ観ていない方向けのネタバレを含まない簡単なあらすじを紹介します。夏休みに山奥へとバカンスに出かけた大学生5人は、山の奥にある山小屋に到着しました。山小屋は古くどこか不気味でしたが、気にすることなく5人は遊び始めます。
山小屋探索で地下を見つけると、そこには謎の日記がありました。その日記を音読してみると、なにかの呪文を唱えてしまったようで、何者かが目覚めたのです。
すると、バカンスを楽しんでいた大学生たちは、まるで誰かが作ったシナリオ通りに次々と命を落とすようになり、裏で謎の組織が動いていたことが判明するのでした。
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【キャビン】ラストまでの『ネタバレ』あらすじ
次にネタバレありの詳しい『キャビン』のあらすじを紹介していきます。『キャビン』はコメディ要素もあり、あまり怖くないホラー作品なので、ホラー映画が苦手な方にもおすすめできます。
ここで紹介するネタバレありのあらすじは『キャビン』を既に観てもう一度おさらいしたい方、ネタバレを気にしず『キャビン』の詳しいあらすじを観たい方向けですので当てはまる方はチェックしてみましょう!
『ネタバレ』あらすじ①週末を山小屋で
大学生のデイナとジュールズ、ホールデン、カート、マーティは週末に週末に山奥へバカンスに行くことになりました。デイナは大学教授に失恋したてで、ジュールズはデイナを励ましています。実はカップル同士のジュールズとカートは、デイナとホールデンを付き合わせようとしていたのです。
5人が集まると、早速山奥に向かいます。5人そろってのバカンスと言うことで、テンションの高いデイナたちは、電波も入らない山奥に向かっていることに不信感を持ちません。GPSも機能しなくなり目的地がどこだかわからなくなると車のガソリンも少なくなってきたので、古びたガソリンスタンドに寄ります。
ガソリンスタンドの老人に山小屋がどこか尋ねると、あそこの持ち主はコロコロ変わると意味深なことを口にしていましたが、大学生5人はその言葉を気に留めませんでした。そして、やっと目的地にたどり着いた5人は、自然を満喫します。
問題の山小屋は古く、不気味な絵画やマジックミラーが設置されていますが、バカンス+田舎で誰にも邪魔されない環境が居心地の良いデイナたちは気にしずに遊び始めました。
夜になるとお酒も飲み始めバカンスを満喫する5人でしたが、いきなり地下室の扉が開きます。気になったデイナが地下に降りると、アナ・ペイシャンズ・バックナーの日記を発見し、ラテン語で書かれているある家族の日記を読み上げてしまいました。すると、小屋の外で謎の生物が蘇ってしまったのです。
『ネタバレ』あらすじ②監視していた謎の組織
謎の組織はデイナたちの様子を監視していました。白衣を着ている謎の組織は、シナリオ通りに進めば良いと言っており、デイナたちを山小屋に誘ったのも、地かの扉が開き、デイナに日記を読ませるよう仕組んだのも、この謎の組織だったのです。
謎の組織達によって、シナリオ通りに導かれているとも気がつかないデイナたちでしたが、ジュールズとカートが姿を消したことを不審に思ったマーティは、謎の日記を読んだせいだと勘ぐります。しかし、マリファナを吸っているデイナとホールデンはマーティの言葉が届きません。
その頃、小屋の外でイチャイチャしていたジュールズとカートは、二人の世界に夢中でした。ところが、いきなりゾンビが二人を襲い掛かりジュールズが死んでしまいます。カールも重症を覆いますが必死で小屋の中に逃げ込みました。
カールのひどいケガに驚いたデイナたちは、謎の日記を読み上げてしまったことで身の危険が生じていることに気がつきます。
一方デイナたちの様子を見ていた謎の組織たちは賭けをしていたようで、復活したのがバックラー家のゾンビだと判明すると勝った、負けたと騒いでおり、組織が地下室へ誘導し呪文を唱えさせたのは、ある儀式を成立する為なのでした。
『ネタバレ』あらすじ③脱出を試みる5人
そうこうしているうちに、ゾンビは小屋まで攻撃するようになり、反撃を試みるデイナたちですがゾンビに敵うわけがありません。さらに、マーティは窓から外に引っ張り出されてしまい、このままでは殺されてしまうと悟った残りの3人は山奥から脱出することを試みます。
ところが、組織によってトンネルが壊されており山奥からの脱出ができない状況に立たされてしまいました。そんな中、カートはこのまま居ても死ぬだけだと、バイクで助けを呼んでくると告げると一人で道を進もうとします。
トンネルは崩壊し、道は亀裂まみれな為、バイクでジャンプしたカートでしたが人為的な結界により粉々になり姿を消してしまいました。残された二人は恐怖の中、他の道を探すため車を走らせます。しかし、ゾンビの襲撃は続いており、ついには車の中に入ってしまいホールデンを殺してしまいました。
デイナ―は一人になってしまい、車が暴走したことで湖に落ちてしまったのです。その様子を監視していた組織達は大喜びで全てがうまくいったと盛り上がっていました。ですが、一本の電話がかかってきたことにより一同は大慌てで対策をし始めます。
その電話の内容は、死んだはずのマーティが生きていたことで、デイナが助かったと言うものでした。マーティはマリファナを吸っていたことで、噴射された有毒な薬が十分に効かず一命をとりとめたのです。
『ネタバレ』あらすじ④生き残った2人の決断
マーティはデイナを助ける前にエレベーターを発見しており、デイナを助けると二人でエレベーターに乗り込みました。地下へ着いた二人は、謎の組織の拠点で様々なモンスターたちが監視されている光景を目の当たりにします。
デイナとマーティは目の前に広がる状況を観たことで一連の騒動のきっかけを理解したのです。すると、二人を捕えるために組織の関係者たちが到着しましたが、デイナが偶然見つけたボタンを押したことで、モンスターたちが開放され謎の組織たちはモンスターの餌食となりました。
間一髪逃げることができたデイナとマーティの前に、謎の組織のトップであるシガニーが現れます。シガニーの説明によると、デイナたち5人は古き神を鎮めるための生贄で、デイナたちが生贄にならなければ世界が崩壊するとのことです。
ところが納得ができないマーティはシガニーと戦い、結果シガニーはモンスターと共に地下に落ちていきました。全てが終わったと安堵したデイナとマーティはその場で座り込みますが、儀式が失敗に終わったことで巨神が復活し、施設もろとも踏みつけてしまいます。そして、人類の滅亡が始まるのでした。
【キャビン】の主な登場人物
次に、『キャビン』の登場人物について紹介していきます。各登場人物の性格やラスト(ネタバレ)、それぞれ生贄に選ばれた理由を分かりやすく紹介していくので、内容をおさらいしたい方はチェックしてみましょう!
デイナ・ポーク/クリステン・コノリー
デイナ・ポークはクリステン・コノリーが演じています。デイナは生贄に必要な「処女」の役割で選ばれていたようです。おとなしい性格の持ち主ですが、ゾンビと戦うなど勇敢な一面も持ち、ラストではマーティを殺せば生き残ることができましたが、殺せなかったため人類滅亡が始まってしまいました。
カート・ヴォーン/クリス・ヘムズワース
カート・ヴォーンはクリス・ヘムズワースが演じています。生贄では持ち前の勇敢さから「戦士」として選ばれてしまいました。橋が崩壊しても一人だけ諦めずにバイクで突っ込みますが、ラストは組織の決壊に寄り粉々になってしまいます。
ホールデン・マクレア/ジェシー・ウィリアムズ
ホールデン・マクレアはジェシー・ウィリアムズが演じています。真面目な性格のマーティは「学者」として生贄に選ばれてしまいました。ジュールズとカートにデイナとくっつくように仕向けられていましたが、結果交際には至らずに、車内でゾンビに襲われて死んでしまいました。
ジュールズ・ローデン/アンナ・ハッチソン
ジュールズ・ローデンはアンナ・ハッチソンが演じています。ジュールズは「淫乱」の役割で生贄に選ばれていました。ジュールズは恋人がいても浮気がやめられないビッチで、外でカートと行為をしている最中にゾンビによって殺されてしまったのです。
マーティ・ミカルスキ/フラン・クランツ
マーティ・ミカルスキはフラン・クランツが演じていました。マリファナ常習犯だったマーティは「愚者」として生贄に選ばれています。組織が古き神の復活を妨げる儀式を成功させられなかったのは、マーティがいたからしょう。
また、エレベーターの存在に気づきデイナを助けるなど、最初の印象は悪かったものの、かなりのキーパーソンでした。
【キャビン】の見どころ
続いて『キャビン』の見どころについて紹介していきます。過去の有名作品の要素をたくさん取り込んでいる『キャビン』ですが、他にも『キャビン』の見どころがあるので、これから作品を観る方は参考にしてみて下さい!
ホラー映画の定石を巧みに利用した二転三転する演出
『キャビン』の見どころと言えば、二転三転する演出でしょう。作品の設定自体はホラー作品でよく見られる設定かもしれませんが、『キャビン』の登場人物は誰も山奥から脱出することができませんでした。多くのホラー作品は主人公やその恋人は助かる結末で終わるでしょう。
ところが、『キャビン』は最後まで生き残ったデイナですら脱出できずに終わっており、視聴者の期待を裏切りました。また、もう一つの裏切りと言えば、マーティです。マーティは愚者の役割で生贄に選ばれていますが、勘が鋭くラスト寸前まで生き残りました。
一般的な映画では、問題児ほど序盤ですぐ死んでしまう傾向にありますが、マーティは待ち合わせ場所に登場する時もマリファナを吸っているほど愚者なのに、謎の日記を読むことを止めたりと一番勘が鋭かったのです。お決まりのパターンをひっくり返してくるところが『キャビン』の魅力と言えるのではないでしょうか!
ネタバレ注意!【キャビン】に登場するモンスターの元ネタ
次に『キャビン』に登場するモンスターたちの元ネタを紹介します。オマージュ作品としても有名な『キャビン』はホラー好きには堪らない有名モンスターたちが数々登場しているのです。どの作品のモンスターが出ているのかチェックしてみましょう。
モンスターの元ネタ①【IT】のピエロ
謎の組織が監禁していたモンスターの中に、ITのペニーワイズをオマージュしたモンスターが紛れ込んでいます。檻が開放されてモンスターたちが出てくるシーンでペニーワイズが見られるので確認してみて下さい!
モンスターの元ネタ②【ヘルレイザー】のピンヘッド
デイナがエレベーターで遭遇したモンスターは、ヘルレイザーのピンヘッドを元にしているモンスターです。本家ピンヘッドは無数の釘のようなものが顔面に刺さりまくっていますが、『キャビン』のピンヘッドは歯車が刺さっています。
モンスターの元ネタ③【シャイニング】の双子
立方体の部屋が全面的に映し出されたシーンでは、シャイニングに登場している水色のドレスの双子が立っていました。この双子を見つけ出すのは、中々コアなファンでしょう。画面の左側に写っているので目を凝らして確認してみて下さい!
モンスターの元ネタ④日本映画【リング】の貞子
なんと言っても、嬉しいのが日本映画の代表ホラーであるリングの貞子も『キャビン』に登場しているのです!組織が監視しているシーンで日本の様子が映し出されている場面があるのですが、そこに髪の長い幽霊が清められています。
リングはアメリカでもリメイクが作られるほど有名な作品なので、このような海外のホラー映画に日本のキャラクターが登場するのはテンションが上がるでしょう!
【キャビン】は「面白い」と言えるホラー映画
今回は『キャビン』のネタバレを含む詳しいあらすじやネタバレを含まないあらすじ、オマージュモンスターについて紹介しました。これまでの人気作品を元ネタにしたモンスターたちが数々登場するので、モンスターを見つける楽しさもあります。
さらに、演出も期待を良い意味で裏切るなど予測できない面白い作りをしているので、気になる方はぜひ『キャビン』を観てみましょう!