カルマは、あなたの人生に大きな影響を与えます。自分は不幸続きの人生だと思ったことはありませんか?それは、あなた自身に全く見覚えがなくても、前世で行った悪い行いが原因かもしれません。今回は、カルマとその解消方法について詳しく紹介します。幸せな人生を歩むためにも、ぜひチェックしてください。
カルマとは？
カルマは、あなたの前世での行いが現世に引き継がれて、現世でなんらかの報いを受けている状態です。人が生まれ変わっても消えることはなく、罪は次の世に引き継がれていきます。
現世で普通に生きている人や、良い行いばかりして生きている善良な人だとしても、大小様々の目に見えないカルマを背負って生きているのです。カルマは積み重なり、どんどん重くなることで、トラブルに巻き込まれたり突然不幸なことが起きたり、恵まれない生活を送ることになります。
ただ時間が過ぎるのを待つだけでは、カルマを解消することはできないのです。現世で幸せに生きるためには、背負っているカルマの根本を知ることが必要になります。そしてそのカルマを解消することで、現世と次の世での自分と親族の幸せに繋がるでしょう。
カルマとは業であり人間の行為を意味する
カルマとは、業であり人間の行為を意味します。そして、「業」という文字は音読みで「ごう」「業」訓読みで「わざ」です。業という文字が持つ意味は、読み方によって異なります。読み方の3つの意味は、以下の通りです。
| ごう | 善悪の行為で特に悪業を示します。または、前世で行った悪行の報いです。仏教の基本の概念で使われます。(例:業を背負う) |
|---|---|
| ぎょう | 生活を支える仕事や、やるべきことを示します。(例:学業、家業) |
| わざ | 行いや行為、仕事のことを示します。(例:至難の業、神業) |
スピリチュアルでいうカルマ
スピリチュアルな概念でいうカルマとは、とても中立なものです。良い行いをしても、悪い行いをしても起こりうる因果応報のシステムと言えるでしょう。そのためカルマは、なんら特別なことではなく誰にでも起こる普通のことなのです。
そして、スピリチュアルの概念でいう「カルマ」は、「前世」での行いにとても深い関係があります。前世や先祖が人を苦しめたり貶めたりした罪が、あなたの魂に深く刻まれており、本来のあなたを作り出しているでしょう。
カルマは、選ばれし人だけが持つ物ではなく、生きている限り全ての人が持っている物です。スピリチュアルに興味がなくても、目を向けてみると本来の自分に気づくことができるかもしれません。
カルマが重いってどういうこと？
カルマが重いということは、前世で悪い行いを積み重ね、その罪の罰が現世で引き継がれた状態と言えるでしょう。
貧しい家庭に生まれたり、人間関係に苦労が多い人生を歩まなければいけない人は、生まれた時から重いカルマを背負っている可能性があります。人間が輪廻転生を繰り返す限り、誰しもがカルマを背負っていて、完璧に無くすことはできません。
そして、あなたが前世で人を貶めたり傷つけたりしていなくても、先祖やさらに前の世での悪業を自分が重いカルマとして背負ってしまうこともあります。そのため、自分のことだけでなく行動や言動に注意し、丁寧に生きていくことが大切です。
カルマが重い人の特徴
カルマは誰しもが持っており、カルマの重さは重い人や軽い人もいます。そして、人が輪廻転生を続ける中で、カルマは魂の深い場所に刻まれているのです。重いカルマを背負っている人は、前世やそれより前に悪い行いをしてしまい、現世でその罰が与えられています。
あなたが善良で人に優しく生きていても、両親や祖先が行った悪い行いのカルマをあなたが背負ってしまうこともあるのです。ここからは、カルマが重い人の特徴を5つ紹介します。あなたやあなたの周りにも、カルマが重い人が居ないか確認してみましょう。
カルマが重い人の特徴①不治の病に侵されている
カルマが重い人の特徴で、不治の病に侵されている人があげられます。現世で悪いことをしていなくても、治すのが難しい不治の病になってしまったのは、前世で悪い行いをした可能性が少なからずあるのです。
生まれ変わりを繰り返す中で、カルマが蓄積して少しずつ重いものに変化していき、自分の行ったことの重さに気づくでしょう。重い病気を患うことで、生きていること、周りへの感謝などを改めて実感すると言われています。
自分自身の行動や考えや周りの人への接し方について見つめ直し、自分の内側にある本当の声に耳を傾けてみるのも良いでしょう。カルマとは、現世だけではなく長く続いていくことを理解するのが大切です。
カルマが重い人の特徴②人間関係が悪い
人間関係が悪い状態に置かれているのも、カルマが重い人の特徴です。学校や会社で理不尽な待遇をされたり、自分にとって良くない方向に人間関係が進んでしまったり、ツいてないと感じたりすることも多々あるでしょう。
人生で関わる人に恵まれないのも、前世やもっと前の世であなたがした行いが原因かもしれません。そのような状態である時だからこそ、弱い人の立場が理解できたり、人を貶めたりすることが悪いことだと実感できます。
カルマが重い人の特徴③障害がある
生まれながらに障害がある、あるいは後から障害を抱えてしまったということも、カルマが重い人の特徴です。前世やもっと前の過去の世の中で、自分以外の人を何らかのことで傷つけた経験がある人が障害を持ってしまうことがあります。
生まれ変わった後に、相手につけた傷と全く同じ部分に傷があったり、欠損した状態だったり、不自由な身体で生まれてくるのです。自分が行った悪いことは、巡り巡っていつか自分に返ってくるということでしょう。
カルマが重い人の特徴④不幸が良く起きる
何もしていないのに不幸が良く起きる人も、重いカルマを背負って生まれてきた人の特徴に当てはまります。大きな怪我をしてしまったり、誰かに騙されたりということがよく起きる人は、カルマが重い可能性が高いでしょう。不幸が続いて、家庭環境や友人環境に恵まれずに生きてきた人も同様です。
前世やそれより前の世の中で人を怪我させたり、騙したりしたことがあるかもしれません。そのため、現世でその人たちの気持ちを知るために不幸な環境に置かれているのでしょう。
カルマが重い人の特徴⑤金銭的に恵まれない
金銭的に恵まれない人も、生まれながらにカルマが重い人の特徴です。人や生き物ではないお金に善悪はありません。ですが、経済の流れに対して、不満や思惑が生まれ人の気持ちとお金の関係は密接につながっています。
そのため、前世に人を騙したり脅したりしてお金を得ようとした人には、カルマの法則が働き現世では金銭的に恵まれない状態になっているのでしょう。貧しい環境の中で、謙虚な心や感謝する心を知るきっかけになります。同じ過ちを繰り返さないためにも、今ある環境を見つめ直してみましょう。
重いカルマの解消方法はあるの？
重いカルマは、前世の行いで起きたことだから取り返しがつかないと思っていませんか?カルマは誰しもが持っているので、完全に無くすことはできません。ですが、重いカルマを持った人がそのカルマを少しでも軽くする方法はあります。ここからは、誰にでもできる簡単なカルマの解消方法を見ていきましょう。
カルマの解消方法は、特別な修行をしたり、我慢をしたり、特別なことは必要はありません。ぜひ、重いカルマを背負ってしまっていると感じる方は、次の方法を実践してみてください。あなたの周りにいる重いカルマを背負っている人にも、解消方法を教えてあげるも良いでしょう。
カルマの解消方法①ボランティア
重いカルマを解消する方法の1つとして、ボランティアをするのが効果的です。カルマを少しでも解消するには、まずは人の役に立つことをするのが良いでしょう。
特に重いカルマによって不幸のどん底にいる人や、困っている人の手助けをすることで、背負っている重いカルマは改善へと向かうでしょう。ボランティアにはさまざまな種類がありますが、人の役に立つことであれば何でも構いません。
力仕事が得意な人なら災害の瓦礫撤去や、子供が好きな人なら孤児の支援など自分の得意なことで、不幸な人に救いの手を差し伸べてみましょう。お金などの見返りはありませんが、それ以上に色々なことを考えさせられる良い機会になります。
カルマの解消方法②寄付
カルマの解消方法として、寄付をするのも効果的です。お金や物というエネルギーは、一定以上溜め込み過ぎてしまうとそれ以上を得ることはできません。そのため、積極的に恵まれない環境の人や必要としている人に寄付を行いエネルギーを与えることで、自分の元へさらなるエネルギーが入ってきます。
お金や金品だけでなく、使わなくなった物を見返りを求めずに寄付することで、カルマが解消され人生がより良い方向へ向かっていくでしょう。たとえば、使わなくなった服や靴を海外の恵まれない人に寄付する方法も良いです。人に寄付や施しをする際には、感謝の気持ちを込めるのも良いでしょう。
カルマの解消方法③感謝
カルマの解消方法として、1番気軽にできるのが感謝することです。何事にも感謝することで、重いカルマも解消へと向かうでしょう。身近な人に何かしてもらった時はもちろん、見知らぬ人に親切にしてもらった時は、必ず感謝の心を忘れずに感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。
普段は当たり前に思えること、健康に生きられていること、食べ物に困らずに食事にありつけること、人に対してだけでなく感謝をすることが大切です。全てのことに感謝する気持ちを持つことで、カルマは徐々に軽くなっていきます。
カルマの解消方法④自分への許し
ここまで紹介した方法は、前世から背負ったカルマを解消するために、自分が誰かに施しをする方法でした。自分や人を許すことも、カルマの解消へ繋がります。
誰か特定の人に対して憎しみの気持ちを抱いたり、自分を責めたりするのをやめて、人を許すことで自分自身のカルマの解消へ向かうでしょう。許すということは、怒りや嫉妬のネガティブな感情と自分を切り離すことです。人を許すことで、自分を許せるようになるでしょう。
カルマの解消方法⑤瞑想
瞑想することも、カルマの解消方法の1つです。今の自分を取り巻く現実を整えることでカルマの解消に繋がります。前世やそれ以前のカルマは、自分の知らない本質を形成する部分でもあるのです。瞑想することで、自分の心を癒して、心を穏やかにすることができます。
心を穏やかに保つことで、前世から執着していたこと、負の感情も手放すことができるでしょう。自分の深層心理を知り、心を穏やかに保つことを、私たち人類ははるか昔から行っていました。それが、瞑想という行為なのです。
徳を積むということとカルマ
前世の悪業から重いカルマを背負ってしまい、現世で多くの辛いことや苦しいことを抱えて生きていてもそれを受け止め、自分の前世に行ったことを理解し、現世で同じ過ちを繰り返さないことが大切です。そして困難を乗り越えた先には、強い心を手に入れることができて、人としても成長することができます。
そして、徳を積むということもカルマを解消する方法の1つです。自分の利益のために行動するのではなく、人のためになること、社会のためになることをすることで、徳を積むことができます。重いカルマをを背負っていても、前向きな人生を歩めるかどうかは、あなた自身の現世での行い次第なのです。
スピリチュアル的観点から徳を積む意味
スピリチュアル的観点から見る「徳を積む」は、「天の貯金をする」ということです。天の貯金は、自分の行った良いことが積み重なり、幸せになるためのポイントが貯まっていきます。誰も見ていないところでも良いことをしたら、神様や天使が見守ってくれているでしょう。
天の貯金が貯まると、願いが叶ったり、臨時収入が舞い込んだりします。ただのラッキーな出来事ではなく、桁外れの運が舞い込む可能性が高くなるでしょう。天の貯金は、前世から貯め続けることができるのです。そのため、前世でたくさんの徳を積んできた人は、現世では幸せに暮らせます。
天の貯金は、自分自身だけでなく、先祖や親族の行いもあなたの人生に大きな影響をもたらすでしょう。そして、あなたの今世での行いが、あなたの子や孫にも影響を与えます。できるだけ現世でも徳を積んで生きていくのが良いでしょう。
徳を積むということは難しいことではなく、人として当たり前の善を心がけて生きることで、自然に徳を積むことができます。
自分のカルマを知るには？
自分のカルマを知るためには、自分の行動や出来事で拒否して認められない部分、物事を観察することです。拒否や拒絶、認められないという感情が自分のカルマに起因しています。
カルマを背負っている場合は、拒否という感覚で現れるでしょう。自分が前世で行った悪行が、カルマの法則によって自分に返ってきている状態です。
他にもスピリチュアル的な観点で自分のカルマを知る方法があります。次の方法はスピリチュアルカウンセリングや霊視で用いられる方法です。
- 前世療法を使って過去に行った行動の記憶を思い出します。
- 催眠療法を使って過去の拒否する記憶を呼び起こします。
- スピリチュアルカウンセリングを使って、拒否をする記憶の原因を診てもらいます。
- 霊視やオーラを使って、拒否の原因の追求をしてもらいます。
自分のカルマを知ることは、カルマの解消の第一歩です。ですが、カルマを知るだけではカルマの解消には繋がりません。自分のカルマを理解し、解消するための手段を選び行動することが大切です。
そして、カルマは自分自身が作り出し背負うものであるので、自分以外の人がカルマを解消したり背負わせたりすることはできません。カルマは、自分自身が行った良いことも、悪いことも返ってくるという考えです。
ですが、見返りを求めて良いことを行ったとしても、良いことは返ってきません。自分自身の本来の意志で行動することが大切です。
カルマは少しでも軽くしましょう
今回は、カルマについて詳しく紹介しました。あなたは、重いカルマを背負っていませんでしたか?カルマを背負っていると感じたら、今回紹介したカルマの解消方法を実践してみましょう。
自分のカルマを知ることで、適したカルマの解消方法が見つかります。自分自身を見つめ直し、現世ではカルマを少しでも軽くすることで、より明るい未来が見えてくるでしょう。
