ジュエリーの中でも比較的インパクトがあり個性的な印象のあるシグネットリングですが、最近ではシンプルで男女問わずさりげなく付けられるデザインも増えています。そこで今回は、シグネットリングの歴史についれ解説するとともに、おすすめのアイテムやブランドをご紹介しますので、ぜひコーディネートに取り入れてみてはいかがでしょうか。
シグネットリングとは?
シグネットとは英語で認印、印鑑などの意味があり、シグネットリングはかつて身分証明の代わりとして作られたリングだと言われています。その歴史は非常に深いもので、指輪に施された円形もしくは台形の台座に印章や紋章を彫刻し、自身の署名や封蝋として使われていました。
シグネットリングは紳士の小指につけていた?
もともと発祥はヨーロッパであり、自分を象徴するものとして貴族の男性が左手の小指につけていました。そのため、小指に付けるイメージが強かったのですが、現在はどの指に付けても問題ありません。もちろん性別も関係なく、男性だけでなく女性でも着用している方は多い印象です。
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シグネットリングはマフィア映画のイメージ?
マフィア映画の主人公がシグネットリングを付けていることが多いため、シグネットリング=マフィアというイメージを持つ方も多いでしょう。
有名な作品では「スカーフェイス」のアル・パチーノ、「華麗なるギャツビー」のレオナルド・ディカプリオ、「キングスマン」のコリン・ファースなどが印象深く、劇中では多くの場面で小指のシグネットリングが存在感を放ちます。
指輪をつける位置と意味
リングは付ける指によってそれぞれ意味が異なるため、自分の持つ願いによって付ける指を選んでいる方も多いでしょう。また、同じ指でも左右で少しずつ違ってくるので以下で解説していきます。どの指に付けようか迷っている方は、こちらも参考にしてみてください。
小指につけるピンキーリングの意味
ピンキーとは小指の意味があり、その言葉通りピンキーリングは小指に付ける指輪として作られています。しかし左右の指で少しずつ意味が異なるため、付ける指も意識してみてください。
右手の小指は、表現力の向上や魅力アップに繋がるとされているため、自分にもっと自信をつけたいという方におすすめです。一方で左手の小指は、チャンスを手に入れたり、願いを叶えてくれると言われているため、特別な願いがある方は左手が良いでしょう。
薬指につけるアニバーサリーリングの意味
日本では婚約指輪を右手の薬指に、結婚指輪を左手の薬指に付ける習慣がありますが、これは左手の薬指に心臓に繋がる太い血管があるとされ「黄金の指」とも言われているためです。しかし、これは国や宗教によって異なっており、右手の薬指に結婚指輪を、左手の薬指に婚約指輪を付ける国もあります。
実際のところ、右手の薬指は心をリラックスさせたり、強い力を身につけてくれると言われているため、そういった目的でリングを付けるのもおすすめです。
左手の薬指は、昔から「愛の絆を深める」とされており、結婚指輪だけでなく恋人同士のペアリングをこちらの指にはめるのも良いでしょう。
中指につけるミドルフィンガーリングの意味
「真ん中の指」を表すミドルフィンガーリングは中指に付ける指輪であり、創造力を高める指だと言われているため、仕事運をアップさせたい方や高い目標を持っている方におすすめです。
右手の中指は、総合的な運気を上げるとされているため、強運や強いパワーを身につけたい時に付けると良いでしょう。左手の中指は、協調性を高めて人間関係をスムーズに築かせてくれる指だと言われているため、仕事などで周りとのコミュニケーションを大切にしたい時に付けてみてください。
人差し指につけるインデックスリングの意味
インデックスとは「指標」「指針」という意味があり、人差し指は何かを指し示す際に頻繁に使う指であることから、インデックスリングと名付けられました。このインデックスリングにも左右で異なる意味があります。
右手の人差し指は、集中力がアップする指だとされており、仕事や勉強に集中したいとき、物事に対して前向きに進みたいときは、こちらの指にリングをはめると良いでしょう。
左手の人指し指は、精神力を高めて積極的な気持ちにしてくれる指だと言われているため、物事に対してポジティブに取り組みたいときにおすすめです。
親指につけるサムリングの意味
サムリングは、英語で親指を表す「thumb(サム)」から由来しています。そんな親指には自分を高める力が宿るとされており、仕事運アップにおすすめのリングです。左右の親指で、その目的が少し異なるので自分にあった方を選びましょう。
右手の親指は、リーダーシップを発揮する指とされており、自分の力を示し周りを導きたい時に良いでしょう。左手の親指は、相手からの評価を得たい時に良いので、仕事に一生懸命に取り組む方は左手につけておくのがおすすめです。
シグネットリングおすすめブランド5選
ここで、シグネットリングを展開するおすすめのブランドを厳選してご紹介します。インパクトのあるものから、さりげなく上品に付けられるものまで様々なので、ぜひお気に入りのリングを見つけてみてください。
おすすめブランド①TIFFANY(ティファニー)
1837年にチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングによってアメリカで創業された、老舗ジュエリーブランドです。カルティエ、ブルガリ、ハリーウィンストン、ヴァンクリーフアーペルと並ぶ世界5大ジュエラーの一つであり、特別なリングとして選ぶ方も多いでしょう。
素材の輝きを生かした上品でシンプルなデザインが多く、女性の憧れという印章も強いですが、最近ではメンズジュエリーとしても非常に人気があります。
フラットトップで仕上げた大胆な、ティファニー 1837 メイカーズコレクションのシグネットリングは、男性に向けたモダンで上品な仕上がりとなっています。「T&CO MAKERS」の刻印がサイドに施され、洗練された存在感を放ちます。
おすすめブランド②VERSACE(ヴェルサーチ)
1978年にジャンニ・ヴェルサーチによって創業された、イタリア ミラノのファッションブランドです。80年代には、ジョルジオ・アルマーニ、ジャンフランコ・フェレと並ぶ「ミラノモードの3G」と呼ばれ、イタリアのファッションシーンを牽引してきました。
贅沢な素材を惜しみなく用いて、カッティングや縫製技術にも定評があったため、デザイン性だけでなく高級感のある質感がセレブたちから多くの注目を集めました。また、ヴェルサーチといえばセクシーなイメージを持たれることも多く、大人男性からも人気です。
シグネットリングでは、中央のメドューサとアイコニックなグレカモチーフが特徴的な、レジン メドゥーサ リングや、美しいクリスタルをヴェルサーチロゴで囲んだロゴ クリスタル リングが人気です。どちらもヴェルサーチらしいゴールドトーンで仕上げられており、セクシーな印象です。
おすすめブランド③TOMWOOD(トムウッド)
2013年にモナ・イェンセンによって創業された、ノルウェー発のファッションブランドです。当初はジュエリーブランドとしてスタートしましたが、現在はウェアも扱っています。
ノルウェーの大自然を背景に設立されたブランドであるため、天然石を使用したジュエリーを多数展開しています。ほとんどのジュエリーがユニセックスで、中性的でありながらもエレガントさを兼ね備えた、ミニマムなデザインが魅力でしょう。
シグネットリングはトムウッドのアイコンとも言われており、ラインナップも非常に豊かです。天然石を使用したアイテムでは、925スターリングシルバーにダークグリーンの天然マーブルストーンをあしらったオーバルリングが人気です。
また、シグネットリングの伝統を彷彿とさせる彫刻が特徴的なリングでは、中央にギリシャの女神であるアテナが描かれた、オニキスのシルバーリングがおすすめです。
おすすめブランド④MARIA BLACK(マリアブラック)
2010年にデンマークで、デザイナーでもあるマリアによって創業されたファッションジュエリーブランドです。「美しさと芸術性を兼ね備えるジュエリー」をコンセプトとし、個性的かつ斬新なデザインがデイリーウェアをより際立たせてくれます。
マリアブラックのシグネットリングは、基本的にユニセックスで着用することができるため、ペアリングとしても周りと差をつけられるでしょう。
スクエア型のイエローゴールドプレートに、立体的な波打つデザインを施したショアリングは、サイドから見ても美しく、おしゃれなアクセントとしておすすめです。
存在感を求める場合は、惑星のクレーターのようなデザインが特徴的なロック シグネットリングが良いでしょう。ボリューム感もあり、男性からも人気です。
おすすめブランド⑤ARTIDA OUD(アルティーダウード)
2018年に誕生した日本のジュエリーブランドで、株式会社サザビーリーグによって展開されています。オンライン販売を中心に行うことでコストを省き、ハイクオリティなジュエリーを手の届きやすい価格帯で提供しています。
シグネットリングでは、12星座の輪郭を彫り込み、ダイヤモンドを埋め込んだ「constellation」シリーズをラインナップしており、マットな質感にダイヤモンド粒の輝きが光ります。
また、メッセージやイニシャルを自由に刻印できるカスタマイズジュエリーは、ペアリングとして人気があります。フォルムやフォントも好きなものから選べるので、とっておきのリングが作れるでしょう。
シグネットリングをおしゃれに取り入れてみよう
存在感のあるシグネットリングは、おしゃれなアクセントとして男女問わず人気の高いジュエリーです。無骨なイメージを持たれがちですが、上品で洗練されたデザインのものも増えているため、普段からシンプルなアイテムを身につける方が多いという方でも、気軽に取り入れられるでしょう。