今付き合っている人がいるけれど、別れようか考えているという方もいるでしょう。カップルが別れる理由にはいろいろありますが、そのときにはできるだけ相手を傷つけない別れの言い方をしたいものです。そこで今回は、カップルが別れる理由やその言い方、相手が傷つく言い方などについてご紹介します。
カップルが別れる理由は?
カップルが別れる理由にはいろいろあります。関係がマンネリ化したり、付き合っているうちに価値観の相違が目立ってきたりといった、2人がお互いに感じるものが変化してくることもあるでしょう。
それ以外にも恋人よりも優先にしたい事項ができたり、相手の欠点が目についてきたりするケースもあります。ここではそれぞれの理由について、少し具体的に掘り下げて分析してみましょう。
理由①マンネリ化
特に目立った理由はないものの、付き合い始めたときに比べ2人でいるときのときめきやドキドキ感がなくなると、お互いに物足りなく感じることもあります。
以前は出会い記念日や交際記念日などにレストランへ行ったりプレゼント交換をしたりしていたのに、関係が長くなるとそういった行為すらなくなるケースも珍しくありません。
「この先もこの人と一緒にいてよいのかな」「このまま付き合っているとこんな面白みのない日常を重ねていくのかな」と思うと、新たな刺激を求めて別れたくなる人もいます。交際年月が長くなればなるほど、マンネリ化が理由で別れるカップルの比率は高くなるようです。
理由②価値観の相違
そもそも最初から価値観が全く同じというカップルの方が少ないものです。付き合い始めの頃「私はこうしたいけれど、彼はこれが苦手」という事実が素直に受け入れられていたものの、時間がたつにつれ「やっぱり譲れない」と感じる場面も増えていきます。
付き合いが長くなると相手への甘えも出てきて、以前なら「そうは思わないけれど我慢して譲れていたこと」が次第に我慢できなくなり、自分の好みや価値観を前に押し出そうとしてしまうのです。
こうしてお互いの価値観に差が生まれ、自然と溝ができていきます。お互いに歩み寄ろうとする努力をしない限り、その先には別れがやってきます。
価値観の相違は、食の好みや金銭感覚、生活習慣などで感じることが多いので、「なんとなく相手と合わない」と思っている方は、もしかするとこのいずれかで相違を感じているのかもしれません。
理由③恋人より優先したいことがある
恋人と出会ったときは、仕事もプライベートも充実していて、毎日が幸せと感じていたことでしょう。しかし仕事や勉強などで次の目標が生まれ、恋人と過ごす時間よりも、その目標を達成するための勉強や経験を積みたいと感じることもあります。
昇進を目指したい、海外赴任のために語学力を付けたい、いつか開業するのに必要な資格を身に付けたいなどその理由はさまざまです。恋人よりもほかのことに神経が向いているので、無理に交際を続けていても、恋人と過ごす時間を負担に感じてしまいます。
結婚適齢期と仕事が面白くなってくる時期はちょうど重なっているので、性別に関わらず、こういった理由で別れを決意するカップルも少なくありません。
理由④欠点が目に付く
付き合っているうちに、相手の欠点が目に付くようになったというケースも多いです。最初は相手のすることなすことが新鮮に見えていたものの、次第にそれが受け入れられなくなってしまうのです。
たとえば、初めの頃は「まるで少年のようなピュアな心が可愛い」と感じていたのに、付き合っているうちに「どうしてあんなに子供っぽいのだろう。もっと大人の男性らしくふるまえないのだろうか」と思うこともあります。
ことあるごとに「君のしたいようにして」と言ってくれていたのを、最初は「優しい」と思えていても、次第に「何も決められない優柔不断な人」と批判的な目で見るようになるなど、次第にひずみは大きくなっていきます。
相手を傷つけない別れる理由の言い方
別れるときはできるだけ相手を傷つけずに円満にしたいものです。修羅場のような別れ方をすると、お互いに後々まで嫌な気持ちを抱えることになりますし、楽しかったころの思い出まで怪我されたような気持ちになってしまいます。
ここではなるべく相手の心を傷つけずに済む別れの理由についてご紹介するので、参考にしてみてください。別れがこじれると、相手が攻撃的になったりストーカーになったりしても怖いので、気を付けてみてください。
別れる理由の言い方①ありがとうと感謝をする
別れる理由を告げたら、「素敵な思い出をありがとう」と感謝の言葉を伝えてみましょう。別れを告げられた時点で、相手は気持ちの良い思いをしていません。そのままだと相手の中に不快な感情しか残らないでしょう。
一緒に過ごした時間の中で、楽しかったこと、嬉しかったことなどもあったはずです。そういった思い出に感謝する気持ちを込めて、「ありがとう」が言えると素敵です。
別れる理由の言い方②ストレートに気持ちを伝える
別れるときは、その気まずさから関係のない話題で時間稼ぎをしたり、もじもじとして言い出せなかったりするかもしれません。しかし別れを決めたのであれば、ストレートに気持ちを伝えることが大切です。
なぜ別れたいのか、どうしてそんな気持ちになったのか、飾らない言葉でストレートに伝えれば、相手も理解しやすく受け入れざるを得ません。ダイレクトに言うと相手の心を傷つけてしまうと思いがちですが、別れを告げられた時点で相手はショックを受けています。
回りくどいわかりにくい言葉でいうよりも、ストレートな言葉で気持ちを伝えた方が理解してもらいやすいでしょう。はっきりと気持ちを伝えれば、相手も未練を引きずらず次に進みやすくなります。
別れる理由の言い方③相手のせいにしない
別れる理由を伝えるときは、相手のせいにしないことも大切です。相手のせいにしてしまうと、相手は怒りを感じますし、逆にあなたの欠点を指摘してくるかもしれません。別れ話がこじれるのは確実です。
たとえば「私の技量ではあなたを受け入れてあげられない。あなたを幸せにできない」「あなたには私よりも、もっとふさわしい人がいると思う」というように、あくまでも自分のせいにした方が無難です。
相手をけなしたり責めたりしないので、相手に未練がある場合、もしかすると再び連絡してくるかもしれません。しかし一度別れたら相手の連絡には応じず、できるだけ無視するようにしましょう。
職場の同僚などで別れた後も顔を合わせる場合は、あくまでも仕事上の会話のみにとどめ、それ以上の会話はしないことが大切です。
別れる理由の言い方④直接会って話す
別れを伝えるときは、LINEやSMSなどではなく、直接顔を見てきちんと話すようにしましょう。直接会って話すことにより、表情やしぐさ、雰囲気などで相手に気持ちをきちんと伝えることができます。
面と向かって別れ話をするのは辛いかもしれませんが、これまで共に過ごした時間に対して感謝の気持ちを込める意味でも、最後は会って話をしましょう。
こんな別れ方はNG!相手が傷つく
別れ方によっては相手が深く傷つくこともあります。ここではどんな別れ方をするとNGなのか、ご紹介するので気を付けてください。過去にこんな別れ方をしていないか、反省してみるのもよいでしょう。
NG①中途半端な別れ方をする
相手を傷つけたくないあまり、中途半端な別れ方をする人もいます。はっきりと別れの言葉を告げずに少しずつ連絡を取らなくなったり、一度別れたものの復縁を匂わせたりというのがこのケースに当てはまります。
中途半端に別れると、相手はまだあなたとの関係を期待してしまいますし、あなたが次に付き合う人を攻撃するなど、トラブルが起きる可能性もあります。相手も次の交際相手を探すための気持ちの踏ん切りがつかなくなるので、注意しましょう。
NG②自然消滅
もう別れたいからと、突然音信不通にするのはNGです。相手にしてみれば、もしかしてあなたに何かトラブルが起きたのではと心配してしまいますし、どうして連絡をくれないのか気になって生活に支障をきたしてしまうかもしれません。
はっきりと別れを告げられたわけではないので、他に気になる人ができてもその人と付き合うことすらできません。自然消滅を狙っているあなたの意向が相手にばれると、ずるいと思われることもあります。別れを決意したら、きちんと伝えましょう。
NG③LINEや電話で一方的に別れる
直接会って話すのが辛いからと、LINEや電話で一歩的に別れを告げるのもNGの一つです。スマホで送るメッセージのみだと、文面が冷たく感じるケースもあります。
また、本当はそんなつもりで書いたわけではない言葉も、相手が違った意味で解釈する可能性も否めません。別れを伝えるときはきちんと相手の顔を見て、自分の気持ちを打ち明けるようにしましょう。
相手を傷つけず、すっぱり別れよう!
今回はカップルが別れる理由や相手を傷つけない別れの言い方などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?別れると決めたら、相手を傷つけないストレートな表現で相手の顔を見て伝えるようにしましょう。今回の記事を参考にして、できるだけ円満に別れられるよう考えてみてください。