今もなお作中の名シーンが語り継がれるなど、映画史に残る話題作となった「氷の微笑」について、この記事ではあらすじやキャストなどの情報をまとめます。映画を鑑賞する前にチェックしておくと、より世界観を楽しめることでしょう。また、一度鑑賞したことのある方も、ぜひこれを機にあらすじを振り返ってみてください。
目次
映画『氷の微笑』の基本データ
映画「氷の微笑」は、1992年6月6日に劇場公開されたアメリカの作品です。元ロックスターの惨殺事件をめぐって女容疑者と刑事とが織りなす人間模様を描きます。ジャンルとしてはエロティック・サスペンスに分類され、この映画に出演したことでシャロン・ストーンはセックスシンボルとしての地位を確立しました。
監督は、シャロン・ストーンが世に出るきっかけとなった映画「トータル・リコール」のメガホンをとったポール・ヴァーホーヴェンが務めます。
さらに、エグゼクティヴ・プロデューサーにはマリオ・カサール、脚本はジョー・エスターハス、撮影はヤン・デ・ボン、音楽はジェリー・ゴールドスミスという豪華な面々が揃います。
映画『氷の微笑』の主要キャスト
次に、映画「氷の微笑」に登場する人物と、それぞれの役を演じたキャストをご紹介します。映画を鑑賞する前に、あらかじめキャストをチェックしておくことで、頭を整理した状態でストーリーを楽しめるでしょう。
主要キャスト①マイケル・ダグラス:ニック・カラン役
マイケル・ダグラスが演じるニック・カランという役です。ニックはサンフランシスコ市警の殺人課で手腕を振るう刑事ですが、麻薬捜査課に在籍していた頃に観光客を撃ち殺してしまったことがあり、そのために警察で内務調査を受ける身です。
定期的にベスの元へ通い、カウンセリングを受けています。そして禁酒喫煙を続ける生活を送っていましたが、キャサリンと出会ったことで彼に変化が訪れます。
主要キャスト②シャロン・ストーン:キャサリン・トラメル役
シャロン・ストーンが演じたキャサリン・トラメルという役です。ミステリー作家の女性で、頭の切れる才女です。その頭脳を駆使して、多くの人々に影響を与えることとなります。
彼女の両親は事故死しており、それによる莫大な遺産を相続したことでセレブな生活を送っています。バイセクシャルであり、なぜかキャサリンに愛された人々は次々と命を落としていきます。
主要キャスト③ジーン・トリプルホーン:ベス・ガーナー役
ジーン・トリプルホーンが演じたベス・ガーナーです。サンフランシスコ市警に常駐している精神科医で、ニックの元恋人です。キャサリンとは大学の同窓生の関係で、ニックのカウンセリングを担当しています。
主要キャスト④レイラニ・サレル:ロキシー役
レイラニ・サレルが演じたのは、ロキシーという役です。ロキシーはレズビアンで、かつてキャサリンと関係を持っていました。
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映画『氷の微笑』のネタバレあらすじ
『氷の微笑』1992年 ポール・バーホーベン監督 マイケル・ダグラス、シャロン・ストーン、ジーン・トリプルホーン他 アイスピック殺人事件の捜査線上に浮び上がった女性作家の妖しい魅力の虜になっていく刑事の結末は。シャロン・ストーンがノーパンで取調べ室…ドキドキ… pic.twitter.com/dRgToshrfN
— chiyomi★映画&ドラマ垢 (@chiyomik1) August 11, 2020
それでは、ここから「氷の微笑」のあらすじをネタバレを交えつつご紹介します。まだ鑑賞したことのない方で、結末は知りたくないという場合は、途中まで目を通すか読み飛ばしていただくことをおすすめします。
ネタバレあらすじ①元ロックスターが殺される事件が発生
ある夜、ロックスターの男ジョニーがベッドの上で惨殺された状態で見つかりました。アイスピックによる傷跡が身体中に残されており、サンフランシスコ市警殺人課のニック・カランとガスは、早速調査を開始します。彼らが訪れたのは、最後に彼と一緒にいた恋人のキャサリンの元でした。
彼女はミステリー作家で、事件の数ヶ月前に事件と酷似した「愛の痛み」という著作を発表していました。これにより、彼女に疑惑の目が向けられます。しかしキャサリンは、警察の尋問をあっさりとかわしてしまいます。
それどころかノーパンにミニスカを履いただけの状態で尋問中にやたらと足を組み替えるなど、挑発的とも取れるような行動を見せます。さらに、昨夜殺されたジョニーは身体の関係を持っているだけであり、昨晩はその気にならなくてすぐに帰ったと太々しく答えます。
ネタバレあらすじ②キャサリンの誘惑に落ちていくニック
そして、次回作では以前捜査中に間違って観光客を射殺してしまい、「シューター」というあだ名のあったニックをモデルに小説を書くと告げるのでした。キャサリンに翻弄されたこともあり捜査は進まず。ニックの恋人で警察常駐の心理学者ベスが心配するのをよそに、ニックはキャサリンに心惹かれていきます。
そんなある日、かねてより衝突していた内務監査局のニールセンと口論していたニックは、直後にニールセンが射殺されたことで容疑の目が向けられ、休職を余儀なくされることとなりました。
また、クラブでキャサリンに誘惑されたことで関係をもってしまったニックは、それをキャサリンの同性愛の相手ロキシーに目撃されます。そして彼女に嫉妬の目を向けられ命を狙われることとなりました。
ネタバレあらすじ③ニックは元恋人ベスへの疑いを深める
ロキシーは彼を車で轢き殺そうとしますが、激しいカーチェイスの末、反対にロキシーが亡くなります。その後落ち込むキャサリンの話の中から、彼女が過去に関係を持っていた女性リサ・ホーバマンという女性の名が出てきます。彼女は一度だけ関係を持ったキャサリンを執拗に追いかけていたのだと言います。
さらに、リサ・ホーバマンは改名前のベスの名前であるということが判明します。しかしベスは、反対に自分がキャサリンに追いかけ回されていたのだと話します。このこともあって、ニックは一連の犯行はベスの仕業なのではないかと疑い始めるのでした。
そして、キャサリンが警察に当時のことを話してあると言ったのを聞いたニックは、真偽を確かめにいきます。しかし当の事件の資料はニールセンに貸出中となっており、閲覧ができませんでした。さらにその後、ベスの別れた夫が謎の死を遂げていたことが判明します。
さらにこの事件に関する情報も、ニールセンが握っていたのです。さらに、元夫とニールセンは同じ方の銃で撃ち殺されていました。このことを知ったニックのベスに対する疑いは確信に変わります。
ネタバレあらすじ④事件が解決?本当の犯人は誰なのか
しかしベスはキャサリンの罠だと警告します。そんな中、ラストで刑事が死ぬオチのついた「シューター」という小説が完成し、キャサリンはニックに別れを告げます。その小説の中には、「相棒の刑事はエレベーターの中で息絶え、女が彼を殺す」と書いてありました。
休職の身でありながらもガスと共に捜査を続けるニックは、ガスと一緒にかつてキャサリンの同居人だったという女の住むビルへ向かいます。休職中だったニックは車の中に残り、ガスを部屋へ向かわせますが、途中で小説の内容を思い出し彼の元へと駆けつけます。
しかし時すでに遅しで、ガスはエレベーター内でアイスピックにより惨殺された状態で見つかりました。すぐに犯人を追いかけようとするニックでしたが、廊下でベスと鉢合わせになります。ニックはベスに銃を向けると、ベスは「ここに来るように留守電が入っていたから来ただけだ」と言います。
ですが、ベスがポケットに手を伸ばしたのをみて、ニックは彼女を撃ち殺してしまいます。ベスのポケットの中には、ニックの家の合鍵が入っていました。彼女は最後に「愛していたのに」と言い残して息絶えます。
その後、ベスの部屋からは殺人の物的証拠が次々に見つかり、警察は彼女が犯人であると断定します。そしてニックが家に帰ると、キャサリンが来ていました。彼女は愛する人を次々に失ったことが怖くて、彼に別れを告げに来たのだと言います。
そんな彼女を家に招き入れて情事に及ぶニックでしたが、そのベッドの下にはアイスピックが隠されていたのでした。
映画『氷の微笑』の口コミ・評価
次に、「氷の微笑」に寄せられた口コミをご紹介します。良い口コミ、中立的なもの、悪い口コミに分けてまとめるので、それぞれの意見をチェックしてみてください。良いところと悪いところを知った上で鑑賞すると、新たな発見が見つかるかもしれません。
良い口コミ
カメラワーク、音楽ともにサスペンスを盛り立てている。最後まで飽きずに見れた。サスペンスとして実に秀逸なエロティックサスペンスの秀作だと思う。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp
ポール・ヴァーホーヴェンの演出はジャンクフードみたいに大味で、大衆受けするのがわかる。もちろん褒めているし、この演出が大好きだ。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp
中立的な口コミ
ストーリーはミステリーだと思うと平凡だが、ファッションも古臭くないし楽しめる作品ではあると思う。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp
矛盾があるわけではないのですが、若干ストーリーには無理があるようにも思えてその点でミステリーとしては落第気味なのかなと思います。サスペンスとしては優秀だと思います。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp
悪い口コミ
この手のエロティックサスペンスは沢山転がってる。マイケル・ダグラスが出演していなければよくあるB級サスペンスにしか見えない。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp
見どころはストーンとダグラスのラブシーンだけか?と思うほど冗長に感じられた。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp
続編として『氷の微笑2』が2006年に公開される
氷の微笑の続編作品である『氷の微笑2』が2006年に公開されました。この作品では、以前と同じくシャロン・ストーンがキャサリン役として続投しており、また新たなエピソードが楽しめます。前作と同じくキャサリンが主人公の作品です。
ある日、小説家のキャサリンが運転する車が事故を起こしてしまいます。恣意的に事故を起こしたのではないかと容疑をかけられたキャサリンは、そこで精神鑑定位のマイケルに出会います。しかし、キャサリンと出会ってしまったことで、マイケルの運命は次第に狂い始めるのでした。
映画『氷の微笑』のエロティック・サスペンスを楽しんで!
恐ろしい女性キャサリンを見事に演じ切ったシャロン・ストーンの演技など、数々の見どころがある映画『氷の微笑』はこれまでにない新しい感覚のサスペンスとして話題になりました。今もなお世界中で「面白い」と絶賛の声が上がり続けるこの作品を、ぜひチェックしてみてください。
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