劇場版「スラムダンク」の話題をきっかけに、アニメ版の主題歌を担当したWANDSが再注目されています。しかし、ここ最近テレビや雑誌で見かけるWANDSのメンバーを誰かわからないという人もいるでしょう。実はWANDSは第1期から第5期、現在までの活動期間があります。そんなWANDSのボーカルから交代したメンバーまでを詳しくご紹介しています。
目次
WANDSボーカルは変わった!①初代は上杉昇
1990年代の初代WANDSを知っている人ならWANDSといえば上杉 昇と答えるのではないでしょうか。また、WANDSのボーカルが何人かいることを知っている人も少ないはずです。
現在、注目を浴びているアニメ『スラムダンク』をリアルタイムで試聴していた方はWANDSと聞き思い出す声は上杉 昇さんでしょう。まずは初代WANDSのボーカリストを務めていた上杉 昇さんをご紹介していきます。
上杉昇のプロフィール
名前 | 芸名:上杉 昇(うえすぎ しょう) 本名:鈴木 昇(すずき のぼる) |
---|---|
生年月日 | 1972年5月24日 |
出身地 | 神奈川県横須賀市 |
身長 | 172cm |
血液型 | A型 |
所属レーベル | pojjo record |
事務所 | office pojjo |
職業 | シンガーソングライター作詞家音楽プロデューサー |
WANDS時代に発表された主な楽曲
1992年(7月1日) :もっと強く抱きしめたなら
1993年(2月26日) :時の扉
1993年(4月17日): 愛を語るより口づけをかわそう
1993年(7月7日) :恋せよ乙女
1994年(6月8日) :世界が終るまでは…
1995年(2月13日) :Secret Night~It’s My Treat~
上杉昇は歌唱力&作詞家として天才
上杉 昇さんはWANDSで活動中にも歌唱力の他に作詞家としての才能を発揮していました。WANDSの代表曲の1曲である「世界が終わるまでは…」は上杉 昇さんが単独で作詞を行った作品です。
また、他にも「時の扉」「愛を語るより口づけをかわそう」「恋せよ乙女」も上杉 昇さんが作詞を手がけています。
その才能はWANDSのみならず、当時話題になったDEENのヒット曲「このまま君だけを奪い去りたい」、Mi-Keの「Please Please Me, LOVE」なども手がけています。
上杉昇の脱退理由
上杉 昇さんはなぜ、WANDSを脱退してしまったのでしょうか。どうやら他のメンバーとの音楽性の違いに原因があったようです。
上杉 昇さんはオーデションをきっかけにWANDSの他のメンバーと出会い、バンドを結成しました。しかし、その頃から音楽に対する考えにズレを感じていたようです。その後、1995年頃から作詞以外にも楽曲作成に興味を持ち、自分の音楽を見つけたようです。
また、ニルバーナのボーカリスト、カートコバーンに憧れていた上杉 昇さんは、彼の死をきっかけに自身の音楽に対しての考えも変わってきたと話しています。
上杉昇の現在
WANDS脱退からしばらく時間が経ちましたが、現在でも上杉 昇さんは自身の音楽活動を続けています。WANDS脱退、他のメンバーとバンドを組んだり、他のアーティストとコラボしたりと活動を行なっています。
また、ライブ活動をメインに動いているので興味のある方はぜひライブ会場にも足を運んでみてください。
ソロ活動後の主な楽曲
2005年(8月3日):飛んで散れ
2005年(11月9日):poo pee people
2006年(10月25日):TOY$!(scrambled mix)
2013年(5月22日):FROZEN WORLD
2018年(1月10日):棘と吹雪と
2018年(8月1日):Survivor’s Guilt
WANDSボーカルは変わった!②二代目は和久二郎
続いてご紹介するのは2代目WANDSのボーカリストの和久二郎さんです。和久二郎さんは1970年12月11日に生まれ、本名は松元 治郎(まつもと じろう)さんです。元々は1980年代にジャニーズJr.の「スケートボーイズ」に所属されていました。
このチームは俳優の反町隆史さんも所属されていて、かつて大人気だった光GENJIのバックダンサーだった様です。その後、18歳の時に、ボン・ジョビのコンサートを東京ドームでみて衝撃を受けます。そして、ジャニーズ事務所を退社後に6年半の時間を費やし、自己流のボイトレを続けました。
和久二郎の加入経緯
1997年に第8回BADオーディションが開催され、この時にデモテープ提出しました。和久二郎さんがデモテープに入れた楽曲はWANDS「Little Bit…」でした。
このデモを聞いた長戸さんは、和久二郎さんの才能に気づき、初代ボーカリストの上杉さんの後任にピッタリだと確信したのではないでしょうか。和久二郎さんは2代目WANDSのボーカルに抜擢されました。
和久二郎の脱退理由
和久二郎さんがWANDSでボーカルを務めていた期間は1997年~2000年でした。なぜ和久二郎さんはWANDSからの脱退という道を選んだのでしょうか。
実は和久二郎さんがWANDSで活動されてた期間にWANDSが注目されたことは1度もありませんでした。なかなかヒット曲を出す事ができず、2000年は所属していた事務所からWANDSの解体を告げられます。
初代の華やかな舞台とは裏腹になかなかスポットライトを浴びることができないプレッシャーはかなりのものだったようで、解体を告げられた時は「正直、すごくホッとした」と話しています。
和久二郎の現在
2012年に本名の松元 治郎でソロ活動をスタートしています。その後、2016年の2月2日にはセカンドミニアルバムを発売し、ライブ活動を行なっていました。
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WANDSボーカルは変わった!③三代目は上原大史
続いては3代目WANDSのボーカリストで、現在のボーカリストです。1代目、2代目と時を経て、新たに若くイケメンのボーカリストがWANDSに加入しています。まずは現在のWANDSボーカリストのプロフィールからご覧ください。
上原大史のプロフィール
名前 | 上原 大史(うえはら だいし) |
---|---|
生年月日 | 1987年8月20日 |
出身地 | 福岡県北九州市 |
身長 | 170cm前後 |
所属レーベル | D-GO |
事務所 | Ading |
職業 | ボーカリストシンガーソングライター作詞家作曲家編曲家 |
WANDS加入後に発表された主な楽曲
2020年(1月29日):真っ赤なLip
2020年(5月20日):抱き寄せ 高まる 君の体温と共に
WANDS加入後の2020年10月28日に発売された初アルバム「BURN THE SECRET」では新しい楽曲の他にも、WANDSの代表曲をセルフカバーています。
1. David Bowieのように
2 .抱き寄せ 高まる 君の体温と共に
3 .賞味期限切れ I Love you
4 .Secret Night ~It’s My Treat~ [WANDS 第5期 ver.]
5 .Burning Free
6 .真っ赤なLip
7 .明日もし君が壊れても [WANDS 第5期 ver.]
8 .もっと強く抱きしめたなら [WANDS 第5期 ver.]
9 .世界中の誰よりきっと [WANDS 第5期 ver.]
10 .アイリメンバーU
上原大史の加入経緯
上原大史さんはアニメ、スラムダンクの挿入歌「世界が終るまでは…」でWANDSを知りました。そして、上原大史さんのお兄さんがWANDSの大ファンだった事もあり、WANDSを好きになりました。
WANDSの印象はかっこいい!というのが率直な気持ちだったようで、中学時代はカラオケでよく熱唱していたそうです。WANDS加入のきっかけはビーイング創業者、長戸大幸さんのプロデュースがWANDSの3代目ボーカリストの道に続いています。
WANDSの再結成を考えていた長戸大幸さんは上原大史さんの実力と才能を高く評価していました。そんな時に大島さんと柴崎さんが偶然に再開し、WANDSをもう一度やりたいねと話していました。そこで、長戸大幸さんが上原大史さんを2人に引き合わせたそうです。
「真っ赤なLip」は名探偵コナンのオープニングテーマ
上原大史さんを3代目のボーカルとして迎えたWANDSが第一弾で発表した楽曲は2020年1月29日にリリースされた「真っ赤なLip」です。この楽曲は人気アニメ、名探偵コナンのオープニングテーマとして発表されました。上記のMVが真っ赤なLipです。
WANDSらしいサウンドを残しながらも、現代の音楽をしっかりと取り入れた1曲で、まさに新生WANDSを感じさせてくれる1曲です。
WANDSで変わったのはボーカルだけじゃない!
この記事ではWANDSの歴代ボーカルについてご紹介しましたが、実はWANDSのメンバーは変わったのはボーカルだけではありません。ここからはボーカル以外のメンバーについてもご紹介していきます。
WANDSは第1期から第5期まである
初めにご紹介した上杉 昇さんがボーカルを務めていたのは、第1期WANDSです。第1期から現在の第5期メンバーまでを見てみましょう。
- 第1期:活動期間(1991年~1992年)
ボーカル:上杉昇 ギター:柴崎浩 キーボード:大島康祐 - 第2期:活動期間(1992年~1997年)
ボーカル:上杉昇 ギター:柴崎浩 キーボード:木村真也 - 第3期:活動期間(1997年~2000年)
ボーカル:和久二郎 ギター:杉元一生 キーボード:木村真也 - 第4期:活動期間(2018年~2019年)
ボーカル:上原大史 ギター:柴崎浩 キーボード:大島康祐 - 第5期:活動期間(2019年~)
ボーカル:上原大史 ギター:柴崎浩 キーボード:木村真也
WANDSはギター・キーボードも変わっている
上記でご紹介したようにボーカル以外のメンバーも変わっていました。第1期から活動していたギターの柴崎浩さんは1997年~2000年の時期には脱退されていましたが、その後の2018年からWANDSに戻りギターリストとして活動されています。
キーボードの木村真也は第2期からWANDSに加入し、2018年~2019年の間のみ脱退されていたようですが現在は柴崎浩さん同様、新生WANDSとして活動しています。
WANDSは変化しながら活動を続けている
劇場版「スラムダンク」の影響も受けて最注目されているバンドのWANDSですが、メンバーは入れ替わっても新生WANDSとして活躍しています。気になった方はぜひWANDSの楽曲を聞いてみてください。
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