「結婚したくない女性」と「結婚できない女性」の違いがわかりますか?この記事では、「結婚したくない女性」の特徴心理を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。また、結婚しないことのメリットとデメリットもあわせて紹介しているので、チェックしてみてください。
目次
結婚したくない女性が急増している!
内閣府の調査によると、初婚年齢の平均が男女ともに上がっているという結果が出ています。1975年には、夫の平均初婚年齢が27歳、妻が24.7歳でした。
それに対し2019年には夫31.2歳、妻は29.6歳と、結婚したくない人が増えつつあります。また、50歳のときの未婚率も上がってきていて、離婚率に対しても上昇傾向があります。
総務省の調査では、1985年において女性25~29歳の未婚率が30.6%なのに対し、2015年では61.3%と大幅に上昇しています。
同様に1985年の女性30~34歳は10.4%なのに対し、34.6%と増加しています。このデータから、結婚したくない女性が増えてきていることがわかります。
「結婚できない」と「結婚したくない」は違う?
「結婚できない」人と「結婚したくない」人は、どちらも「独身」という共通点がありますが、何か明確な違いはあるのでしょうか。
実は、「結婚したくない」人は、自分の評価がきちんとわかっていて、物事を客観的で冷静な視点で見ることができるのです。
それに対して「結婚できない」人は、物事を自分中心に見ることが多く、客観的に見ることができていません。結婚は、それまで他人だった二人が一緒に生活するので、あらゆる物事を主観的に見ていると、結婚までの道のりが遠退いてしまいます。
もし、この決定的な違いを理解した上で、自分が「結婚したくない」のか、「結婚できない」のか判断に迷う場合は、身近な人に相談してみましょう。
結婚したくない女性の心理
では、結婚したくない女性の心理とは何でしょうか。ここでは、「1人の方が自由」「仕事を優先したい」「親戚付き合いが大変そう」「子どもを産みたくない」に分けて解説しています。
結婚したくない女性の心理①1人の方が自由で気楽
結婚したくない女性は、「1人の方が自由で気が楽」だと思っています。中には、過去の恋愛や男性に対してトラウマがあったり、自分自身の育った家庭環境に問題があるなど、ネガティブな体験があれば結婚は避けがちです。
どんなに信頼関係が築けていても、結婚生活に対する期待よりも、不安の方が大きいため、なかなか結婚に踏み出せずにいます。
また、今まで出会った男性の中で自分の理想に合う人が現れておらず、妥協してまでも結婚する必要がないと考える傾向もあり、無理して結婚するよりは独身でいたいと思っています。
独身のときは、仕事やプライベートで融通がきくため、結婚することに対して「自由がなくなる」というような考えも持っています。
結婚したくない女性の心理②仕事を優先したい
若い頃から仕事をバリバリしていて、そのやりがいや楽しさをわかっているのであれば、結婚をしたくない心理があります。
結婚すると、家事や育児に追われ、独身のときよりも自分の時間が少なくなってしまいます。そのため、結婚後に「キャリアアップしたい」「もっと勉強したい」となるとなかなか上手くいきません。
仕事や夢を追いかけるには、自由に時間が使える独身の方が有利だと考え、結婚することに対してデメリットしか感じません。
特に、子どもの頃から憧れを持っていた職業に就いていたり、今の職場で重要なポジションにいるのであれば、さらに結婚から遠退くでしょう。人生の目標を仕事にウエイトを置いている人ほど、仕事を優先したいと考えているようです。
結婚したくない女性の心理③親戚付き合いが大変そう
結婚後は、両家の親や家族を始め、親戚付き合いが始まります。お正月やお盆などのイベントごとに顔を合わせるため、人間関係が広がります。
楽しい時間になる人もいるかもしれませんが、知らない人と何時間も顔を合わせて話をしながら気を遣うのも疲れてしまいます。
そのような煩わしいことに巻き込まれるくらいなら結婚しない方がストレスを感じなくて済むといった考えに至るようです。
子どもが生まれると家の距離に関係なく、義理の父母は会いたがりますから、その度に気を遣うことに時間を費やすくらいなら始めから一人でいる方が気が楽です。
誰かの考え方や価値観に合わせる必要があることがわかっているので、結婚することに魅力を感じない人が多くなっています。
結婚したくない女性の心理④子供を産みたくない
近年では、結婚しても子どもを産まない夫婦が増えていますが、そもそも子どもを産みたくなくて結婚しない女性も増えてきています。
そこには、「結婚すると子どもは産まなければならない」というプレッシャーや根強い考え方があるからです。そのため、子どもが欲しくない女性は、結婚したくないと思っているのが現状です。
子どもを産みたくないと思っている人は、子どもが嫌いであったり、子育てに自信がないなど理由は様々です。しかし、仕事を大事にしている人は職場の都合上、子どもを産むと影響が出てくる可能性があります。
そうすると、自分のキャリアが絶たれるのではないか、仕事と家庭の両立は無理ではないかと考えてしまい、結婚する選択肢を選ばない人も増えています。
結婚したくない女性の特徴
続いて、結婚したくない女性の特徴について解説します。「生活に困らない収入がある」「趣味を楽しんでいる」「実家暮らしをしている」「高望みをしている」に分けて紹介しています。
結婚したくない女性の特徴①生活に困らない収入がある
生活に困らないほどの収入があることは、結婚したくない女性の特徴のひとつです。ある程度自分で稼ぐことができている女性は、仕事が順調に進んでいて、今の生活に満足しているので、それ以上の高望みはしないでしょう。
以前に比べると、結婚後の生活は、夫婦の数だけやり方がありますが、それでも家事と育児にかける時間があるのが現状です。
そうすると、収入やキャリアがある女性にとってはメリットが見いだせず、興味も薄れてきてしまいます。その結果、結婚しない女性が増えてきているのです。このような女性は、精神的にも安定して、自立しているので、結婚する必要性を感じないようです。
結婚したくない女性の特徴②趣味を楽しんでいる
結婚したくない女性の中には、自由な時間を趣味に費やして楽しんでいる人も多いことでしょう。しかし、結婚すると、家族に合わせたり、家事や子育てに時間を費やさないといけなくなるため、趣味に没頭する時間が減ってしまいます。
もともと一人でいる時間が多い人や、独身生活が長い人は、結婚すると自分の自由な時間が少なくなることがわかっているため、結婚しないという女性も少なくありません。
時間を忘れられるくらい多くの趣味を持っている人は、毎日が充実しているため、その時間を確保できなくなるイメージの結婚は避けてしまう傾向があります。
特に、旅行やスポーツなどが趣味の人は、まとまった時間が確保できないので、結婚することにメリットを感じません。
結婚したくない女性の特徴③実家暮らしをしている
実家暮らしが心地よくて、楽であることは、独身女性にとって、結婚したくない理由の一つになっています。
両親の仲が良い、家事をしなくてもよい等理由は様々ですが、結婚するのであれば、自分たちの生活になるので、切り替えなければ上手くいきません。
実家暮らしのいいところは、住み慣れた場所でストレスなく暮らすことができる、両親が健在であれば家賃や食品が節約できる、家事の負担を減らせることです。それらを手放してでも幸せになれる相手でないと結婚する意味がないと考えています。
結婚したくない女性は、「実家を離れたくない」「まだ自立したくない」「お金を貯めたい」など、実家暮らしからできない心理が働いています。
結婚したくない女性の特徴④高望みをしている
結婚したくない女性の特徴として、「理想が高い」ことは代表例です。このパターンの女性は、結婚に対してマイナスなイメージを持っているのではなく、高望みをしている状態になります。
たくさんの人と出会い、様々な経験が積み重なることで、「男性はこうあるべき」「理想の男性以外とは結婚したくない」と考えるようになった可能性があります。理想が高いことは悪いことではありませんし、実際に理想の男性と結婚している人もいます。
とても頑固な考えを持ち、結婚する相手に妥協したくないため、なかなか巡り合えないようです。そうすると、妥協した相手と結婚するより、一生独身を貫いた方がマシと考えるようになります。
結婚しないことのメリット
続いて、結婚しないことのメリットを紹介します。「時間を自由に使える」「いつでも恋愛ができる」「責任がなく楽」に分けて解説しています。
メリット①時間を自由に使える
結婚しないことのメリットは「時間の自由」です。好きな時間に起きたり寝たりできる上に、ご飯の時間や趣味に使う時間も全て自分自身のために費やすことができます。
他にも、時間だけでなく住む場所、仕事、恋愛、お金など、自分自身で決めて自由にできることがメリットです。結婚してしまうと、何かが犠牲になってしまい、自分の自由が減っていきます。
例えば、住む場所は、相手の職場と自分の職場、将来子どもができたときのために保育施設があるかなど、色々な条件を加味しなければなりません。しかし独身の場合だと、自分の職場や住みたい街、家賃などを一人で決めることができます。
「夫や子どもがいるから」という理由で我慢しなくてはならなくなりますが、「家庭のために何かを犠牲にするのは無理」だと思う人は結婚するとストレスがたまるかもしれません。
メリット②いつでも恋愛ができる
独身である限り、いつ誰と恋愛しようと自由です。しかし、結婚すると生涯その人だけを愛するということになります。
つまり、結婚後に誰かと恋愛すると浮気や不倫になってしまいます。職場などで「この素敵な人だな」と思っても、その先へ進展してしまうようなことがあれば、夫と離婚するリスクを背負ってしまう可能性があります。
色々な人と出会い、恋愛したいのであれば、結婚しない方が、いつでも恋愛ができるというメリットがあります。
恋愛関係の相手を一人に絞る必要がないので、気楽に恋愛を楽しむことができます。また、好きな人とほどよい距離を保ちたい人も結婚しない方が良好な関係を築けるでしょう。
メリット③責任がなく楽
独身でいると、自分自身だけを守ることができれば、生涯暮らすことができます。しかし、結婚すると子どもができ、大きな責任が伴います。
子どもがいると、生活のためにお金を稼がなければならないですし、その子たちを学校に行かせ、成人まで面倒を見なければなりません。
独身だと、そのような重大な責任がなく、自分だけの生活を維持すれば良いので、精神的にも気が楽なのです。
また、現代では共働きが一般的になっていて、パートナーが働けなくなった場合、女性が働いて何とかしないといけないため、責任がより重くなっています。
大企業に勤めていたとしても、この先どうなるかわからない世の中になりつつあるので、結婚しても責任が取れるかどうか不安な女性はたくさんいます。
結婚しないことのデメリット
最後に、結婚しないことのデメリットを紹介します。「周囲の目が厳しい」「親の介護問題に直面する」「老後に頼れる人がいない」に分けて解説しています。
デメリット①周囲の目が厳しい
様々なライフスタイルが許容されている現代において、結婚をしない選択肢も一般的になってきています。しかし、やはり結婚しないことについて、周囲の目が厳しいのも現状です。
結婚しないと決めたとしても、親戚や友人からは「あの人何か問題があるのではないか」「親が心配しているのではないか」などと裏でささやかれているかもしれません。
女性であれば、ウエディングドレス姿を見せることや、孫の顔を見せることは親孝行にもなりますから、結婚しないという選択肢を取ったとしても、少なからず心配されている可能性もあります。
デメリット②親の介護問題に直面する
両親はいつまでも健康とは限りません。介護が必要となり、あなたにも何かしらの影響が出てくる可能性があります。
介護の形態は、老人ホームに入居させたり、自宅でホームヘルパーにお願いしたりなど様々です。いづれにしても、無料で利用できないので、あなたが頑張って貯めたお金を切り崩すことになるかもしれません。
もしその時に貯金が無い状態であれば、必然的に家で介護することになります。そうなれば、あなたの生活にプラスして親の介護ともなればかなり大変であることが予想されます。
あなたのプライベートな時間は削られ、介護することが中心の生活になります。仕事と両立する人もいますが、仕事を辞めて介護に集中することになる可能性があります。
デメリット③老後に頼れる人がいない
若いときは、仕事をしっかりしていて、健康にも何も不安が無いと、老後の生活は想像しづらいです。
もし、老後に一人だと、誰も助けてくれる人がいないので、「誰も看病してくれない」「何かあったらどうしよう」などと孤独を感じて寂しくなってしまいます。
しかし、結婚しているとパートナーや子どもが金銭面においても、身体的にもサポートしてくれるかもしれません。
親しい友人や知人がいたとしても、助けを求めるのは気が引けますし、金銭的な援助も援助しづらいでしょう。
親の介護のところでも述べましたが、貯金がなければ介護費用を払うのが難しいので、その点においては結婚しないことはデメリットと言えます。
結婚しない人生についてしっかり考えよう!
いかがでしたか?今回は結婚しない女性の特徴や心理、メリットとデメリットについて解説しました。
結婚するにしても、しないにしても自分以外の人が関わってきますので、結婚しない人生についてしっかり考えてみましょう。