不倫の代償を知っていますか?慰謝料や養育費を請求されるだけではありません。この記事では不倫の代償をバレた場合とバレなかった場合に分けて解説しています。また、支払う慰謝料の相場や不倫をやめる方法についても紹介しているのでぜひ参考にしてください。
悲惨な末路!バレると怖い不倫の代償
まず初めに、不倫がバレてしまったときの代償について解説します。不倫は、自身や相手だけでなく、お互いの家族や周りの友人、仕事仲間まで裏切る行為です。そのため不倫の代償はたくさんあり、良いことはありません。では、詳しく見ていきましょう。
不倫の代償①離婚されてしまう
不倫の代償は、離婚されてしまうことです。離婚は、法律上において「不貞行為」とされ、法廷離婚事由のひとつです。これは、離婚原因を作った側が離婚を反対しても裁判などで強制的に離婚が認められるということです。
つまり不倫をした結果、配偶者から離婚裁判を起こされると、拒否しても離婚しなければならないということです。抵抗すれば話し合いが進まず、場合によっては裁判になる可能性もあります。
どんなに優しい配偶者であっても、必ずしも許してくれるとは限りません。仲が良いほど配偶者が受けるダメージや怒りは大きくなります。
まれに離婚しない夫婦もいますが、以前のような関係性に戻ることは難しいでしょう。不倫をする前に配偶者の顔を思い出してみると良いでしょう。
不倫の代償②子供と会えなくなる
不倫の代償は、「子供と会えなくなる」ということもあります。未成年の子供がいる場合、離婚するときにどちらか一方を親権者にしなければならないという決まりがあります。中々決まらない場合は、親権者争いにもつれこみます。
親権者争いは、どちらが子育てをするのが望ましいかを決めるため、一般的には母親の方が有利になる傾向があります。もし不倫したのが男性の場合、不倫がバレて離婚の話になると、子供と離れ離れになる可能性が高いです。
しかし女性が不倫をした場合は、子供の世話をするのは一般的に女性の方が優れているという観点から、親権を獲得できる可能性もあります。
いずれにしても、親権を獲得できない場合は、子供と離れて暮らすことになります。もし子供と離れずに暮らすことができても、いずれ話さなければならない日が来る可能性もあるので、子供に深い傷を負わせてしまうかもしれません。
不倫の代償③離婚に至らずも家庭が崩壊する
不倫は、離婚に至らずとも家庭が崩壊する恐れがあります。配偶者が受けたダメージやできてしまった溝を修復することは困難だからです。
夫婦で離婚をしないという結論が出たとしても、一緒に暮らしていても雰囲気が重く、会話やスキンシップも以前のようになくなってしまうでしょう。最終的には、気まずい空気に耐えきれず、自分の居場所がなくなってしまう人もいます。
不倫は家庭が崩壊するだけでなく、関わっている人全てに影響が出ます。自身の家族に関わった人たちからは冷ややかな目で見られるでしょう。最悪の場合、距離を置いて今後一切関わらないようにするかもしれません。
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不倫の代償④会社にバレて職を失う
不倫をした相手に家庭がある場合、その家族から会社側に不倫がバレて職を失う場合があります。不倫は相手家族の恨みを買うことになりますから、妻や親族が会社に密告すると、社会的信頼を失うので、結果的に会社をクビになってしまうこともあります。
「不倫くらいで会社がクビになるわけにない」と思われがちですが、不倫は社会的にタブーであり、信用が第一な会社にとって「問題を起こす社員は雇えない」と考える人たちも多くいます。
万が一、取引先などにもバレてしまうことがあれば、会社自体の信頼を失ってしまいます。不倫はバレなければ大丈夫と思っている人もいますが、結果的にバレてしまうと職を失い、人生を狂わせる代償を負うことになるのです。
不倫の代償⑤慰謝料・養育費の支払い
不倫の代償は、慰謝料や養育費の支払いがあることを忘れてはいけません。慰謝料は配偶者に対して、子供がいる場合は養育費も発生します。慰謝料は、配偶者が受けたであろう精神的な苦痛への損害賠償です。
金額は、不倫で起こした内容や子供の有無、婚姻期間の長さなどで決まり、場合によっては高額な慰謝料を請求される可能性もあります。
養育費は、不倫した人の収入や支払い能力によって決定します。慰謝料と養育費の両方が高額の場合もあるので、生活することすら苦しくなってしまうかもしれません。
不倫の代償⑥子供が受ける精神的苦痛
子供は、父親と母親の仲が良いことを望んでいます。喧嘩をしているところを見ると耐えられないでしょう。ましてや不倫が理由で離婚することになると、子供が受ける精神的苦痛は大きいものになります。
大好きな父親または母親がいなくなり、これまで通り一緒に生活できないので精神的なダメージが大きくなるでしょう。離婚の意味がわからない年齢の子供であれば、両親が離れて暮らすということは理解するのが難しく、どちらか一方しか会えなくなるのは寂しい気持ちになるでしょう。
離婚の意味が理解できる年齢の子供は、親の不倫が理由だとわかると距離を置くかもしれません。その後の子供の人生にも関わってくることでしょう。
不倫の代償⑦親戚や友人が離れていく
不倫が明るみになると、親戚や友人が離れていくという代償もあります。不倫に対して嫌悪感を持っていたり軽蔑している人からすると、見逃せない不貞行為なのです。
近しい人に不倫の相談を持ちかける人もいますが、たいていの場合止められます。そうすると、自分ひとりで悩むことになり、後には引けず事態が悪化してしまいます。
たまに会う親戚であっても不倫をした事実に対して厳しい目で見られるようになりますし、とても仲の良い友達も次第に離れていくでしょう。不倫をすると今まで良好だった人間関係を悪くし、疎遠になることは間違いないでしょう。
不倫の代償⑧一生後悔や罪悪感に苛まれる
不倫をしている最中は、後にどうなるか想像もできないくらい楽しいでしょう。しかし、不倫がバレ、社会的信用や家庭崩壊を経験すると、この先ずっと後悔や罪悪感に苛まれることになります。
不倫相手と一緒に過ごしたあと、一人になるときに後ろめたい気持ちやこのままでいいのかという不安を伴うでしょう。まだそのような気持ちがあるうちは、自分の家族だけでなく相手家族、会社の仲間を裏切る行為だと自覚しているのです。
不倫関係が解消したとしても、一生記憶に残り、罪の意識に苛まれることになります。不倫をするときの不安な気持ちは的中します。引き返せるタイミングあれば迷わず関係を解消すると良いでしょう。
バレなくても怖い不倫の代償
続いて、バレなくても怖い不倫の代償について解説します。バレていないと、いつバレるのか不安がつきまとうだけでなく、不倫に費やした時間とお金が無駄だと気付くときが来ます。どちらかが独身であれば婚期を逃すこともあります。では詳しく見ていきましょう。
不倫の代償①バレるかもしれないという不安感が常にある
不倫がバレていなくても、代償として「いずれバレるかもしれない」という不安感や危機感が常にあります。不倫にのめり込んでしまっているときは周囲の意見も聞こえないくらい夢中になっています。
配偶者の気持ちや相手家族の気持ちも考えることができず、不倫相手と過ごすのは楽しいかもしれません。しかし、ふと我に帰ったとき、「いつかはバレるかもしれない」という不安が襲ってきます。
それはストレスとなり、精神的にもダメージになりかねません。そのような状態が続くと、日常生活にまで支障をきたしてしまいます。社会のタブーである不倫を心から楽しむことは結局無いに等しいのです。
不倫の代償②婚期を逃す恐れがある
不倫は、言い換えると都合の良い関係性であるため、どちらかが冷めたり関係を終わらせようとしても、ずるずると長引く傾向があります。どちらかが独身である場合、婚期を逃す恐れがあります。
不倫の沼にハマってしまい、関係を解消できずにいると、周りは既婚者になっているのに、自分だけ結婚できずに独り身になっているかもしれません。
「妻または夫とは別れるから待ってて」という言葉を信じて待っているけど一向に関係性が変わらない場合は、相手は離婚の意思は無いでしょう。
不倫を続けたいために甘い言葉をかけている可能性が高いです。最終的に不倫していた瞬間や待っていた時間が無駄だとわかり、気付いたときは婚期を逃し後悔するかもしれません。
不倫の代償③不倫に費やした時間とお金が無駄になる
不倫をしていると一緒にいる時間が楽しくて、体も心も癒されているという関係性であっても、相手は結婚することを望んでいるとは限りません。
不倫相手と一緒になるには、離婚や親権争い、慰謝料、養育費などの協議が必要であり、これら全てのステップを終えないといけません。特に離婚することは容易であっても、不倫相手が別の人に乗り換える可能性も否定できません。
不倫中は楽しい時間を過ごしていて、「私にはこの人しかいない」と思えても、様々な問題を解決しなければ結婚できません。最終的には悲しい別れが待ち受けているため、不倫を客観的に見ることができたとき、費やした時間とお金が無駄になったことを実感するでしょう。
普通の恋愛では、ゴールが結婚や子供が生まれたりしますが、不倫は家庭崩壊や社会的信用も無くなるので、結果的に空しい人生を歩むことになるでしょう。
不倫の代償として支払う慰謝料はどのくらい?
不倫の代償として支払う慰謝料はどのくらいなのか気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、慰謝料の相場と金額が決定する条件について解説しているので参考にしてみてください。
慰謝料の相場は50〜300万円程度
不倫の慰謝料は、法的な相場があり、およそ50~300万円程度であると言われています。法的な相場は、慰謝料について算定するときに採用される金額のことを表しています。裁判をする場合は裁判所が支払いを命じるときに、法的な相場に従った金額になります。
不倫の事例は様々なケースがあるため、一概にはまとめることができないですが、法的な相場は50~300万円で幅があります。ざっくりとした相場なので、あくまで目安として覚えておくといいでしょう。
婚姻期間の長さ子供の有無などで金額が増減する
不倫で支払う慰謝料は、婚姻期間の長さや子供の有無などで金額が増減します。夫婦の婚姻期間が長いほど、高額になる傾向があります。
これは長い間、良好な関係を築きあげてきたにも関わらず、パートナーを裏切ったという観点から責任が重いと考えられているためです。
また、夫婦に子供がいる場合も、慰謝料が高くなる傾向があります。子供がいる家庭を崩壊へと導いた罪が重いため、その後の影響の大きさを考えられているためだと言われています。
他にも、不貞行為の回数や期間、反省・謝罪の有無によっても金額が左右されることがあります。不貞回数や期間は言うまでもなく多ければ多いほど慰謝料は高くなります。そして、反省の意思や謝罪する気持ちがあれば、慰謝料が低くなるケースもあります。
後悔する前に今すぐ不倫をやめる方法
ここまで、不倫の代償や慰謝料について解説しました。最後に不倫をして後悔する前に、今すぐやめられる方法を紹介します。
不倫をした事実は消えませんが、取り返しのつかない状態になる前に試してみてください。基本的には話し合いや関係を解消など時間を要するものもありますが、今日からできることもあるので、あわせてチェックしてみてください。
2人で話し合いすぐに終わらせる
不倫という不貞行為に対して後悔する前に、二人で話し合いをしてすぐに関係を終わらせましょう。どちらかが別れを切りだすと、別れたくない意思を伝えてくることもあり、うやむやにされて関係が長引く可能性もあります。
ポイントは、「冷静に」「きちんと時間を作る」ことで、何を言っても別れの選択肢しかないことを伝えましょう。不倫の期間が長いとお互いがつらくなるので、決心がついたらすぐに別れを告げましょう。
不倫相手との連絡を一切断つ
不倫相手と話し合ってもまだ連絡が来るまたは会って別れを言うのがつらい場合は、一方的に連絡先を消去して断ちましょう。自然消滅に近い形になりますが、LINEや電話番号など物理的に連絡が取れないような状況を作りましょう。
SNSも知っている場合は非表示にするなどの対策をすることがおすすめです。相手は連絡先を消していないので再度来るかもしれないですが、返信しないようにしましょう。
新しいことにチャレンジしてみる
不倫で悲しい気持ちになったり、お別れをしたときは、何か新しいことにチャレンジしてみましょう。新しいことを始めるのは、自分に良い変化をもたらすことが多く、前向きな気持ちになります。
すぐにできるのは、髪をばっさり切る、メイクやファッションを変えるなどです。趣味がある場合は没頭してもいいですし、無ければ新しくチャレンジしてみましょう。
以前から気になっていたことや、やってみたいことがあればこの機会に挑戦してみましょう。何かを始めると、小さな変化でも楽しく感じ、新しい自分を発見することができる上、不倫のことを忘れられるでしょう。
不倫の代償はあまりに大きすぎる!
いかがでしたか?今回は不倫の代償や慰謝料の金額について解説しました。また、後悔する前に不倫をやめる方法も紹介したのであわせて参考にしてみてください。不倫の代償は大きすぎるため、やる前に一度自分の心に聞いてみましょう。