片思いをしている時や、付き合っているものの相手のことが好きすぎて辛いという時、自分でもどうしたらよいのかわからなくなることがあります。そこで今回は、そういった気持に陥りやすい方の特徴や原因、対処法などについてご紹介します。ぜひ参考にして、気持ちを楽にしてみてください。
目次
「好きすぎてつらい」とは
誰かを好きになる気持ちはとても素敵です。その人のことを想うだけで胸が熱くなったり、その人に何かしてあげたいと思ったりすることもあるでしょう。
しかしあまりにも好きになり過ぎると、そんな自分自身がつらくなることも多々あります。ここでは好きすぎてつらい時の心理状態や体調への影響などについてみてみましょう。
好きすぎてつらい時の心理状態
好きすぎてつらいと感じたら、改めて自分の気持ちを分析してみましょう。本来「好き」という気持ちはポジティブなものですが、その気持ちが強すぎると、相手が誰と何をしているのかが気になり始めて苦しくなります。
これは「相手が自分の知らないところで何をしているのか不安」「一緒にいる人への嫉妬」などといった気持が「好き」という気持ちを上回った結果、苦しくなるのです。
苦しいということは、すでにマイナスの感情に支配されている状態なので、できるだけ早くそんな自分の感情に気が付いて対策を取ることが必要になります。
好きすぎると体調不良になる?
「不安」や「嫉妬」などといった気持ちが強くなると、何を食べてもおいしく感じなかったり、相手のことを考えすぎて不眠になったりと、健康に悪影響を及ぼすかもしれません。
当たり前のことですが、食事や睡眠は健康な生活を送るために大切なことです。バランスの良い食事で栄養が取れないと免疫力が下がり、風邪をひきやすくなります。十分な睡眠がとれなくなると、疲れが抜けずにいつまでも疲労感を覚えた状態が続くことになります。
好きすぎてつらくなる人の特徴
好きすぎてつらくなるという現象は、恋をしている人全員に起こる現象なのか気になる方もいるでしょう。好きすぎてつらくなるパターンにはまりがちな人にはいくつかの特徴があります。自分はその特徴に当てはまるのか、チェックしてみてください。
特徴①自分に自信がない
自分に自信がないという方は、片思いをすると「どうせ自分なんて相手にされない」「あの人と自分では釣り合わない」と思いがちです。そうなると相手に自分の気持ちすら打ち明けることができないまま、相手の動向を見守ることになり、ストレスがたまっていきます。
また、好きな人と付き合っていても、常に自分の気持ちが相手よりも上回っていると思い込んでしまい、根拠のない不安な気持ちに駆られることも多々あります。
実際は互いに同じぐらい相手のことを思っていても、自分に自信がないあまり、「相手は自分のことはそれほど好きではないのでは?」と疑心暗鬼になってしまうのです。
その結果、必要以上に相手のことを束縛したり焼きもちを焼いたりして、関係自体がうまく続かなくなることもよくあります。相手が自分のどんな部分を好いてくれているのか、改めて思い返しながらその部分を無くさないようにしたいものです。
特徴②恋愛体質
「好きな人が途切れたことがない」という恋愛体質の方も、相手のことを好きになりすぐてつらい気持ちに陥ることがよくあります。恋愛体質の方は、日常生活の中心に恋愛があり、そこに依存した日常を送りがちです。
好きな相手の細かい言動に毎回神経を集中しすぎてしまい、ほかのことに気が回らなくなります。すべてにおいて冷静な判断が下せなくなり、ちぐはぐな言動をとるようになることもしばしば起こります。
仕事や勉強に悪影響を及ぼさないよう、注意する必要があります。過去の自分を振り返り、恋愛体質かどうか見極めてみましょう。
特徴③見返りを求める
恋愛をすると、無意識に見返りを求めていませんか?たとえば、「自分は相手にこれだけしてあげたのだから、相手も同じようにするべきだ」という考えが根底にあると、相手の言動にがっかりしてしまいます。
相手が同じようにしてくれないということは、自分は好かれていないのかと自問自答し始めると、恋愛そのものがつらくなることでしょう。
特徴④嫉妬深い
嫉妬深い方も恋愛がつらくなりがちです。好きな相手がだれかと話している姿を見るだけで「何の話をしているのだろう」「私も仲良くなりたいのにほかの人とばかり」というように、相手が誰かといる姿が目に入るたびに心中穏やかではありません。
付き合っている場合は、相手に送ったメッセージに既読マークがついているにも関わらず、返信が直ぐに来ないだけで落ち着かない気持ちになります。返信が来るまでほかのことが手につかなくなるなど、日常生活に支障をきたします。
好きすぎてつらくなる原因【片思い】
まだ自分の気持ちを打ち明けておらず、片思いの状態で相手を好きすぎてつらくなる原因はどこにあるのか、確認してみましょう。思い当たる部分があるかもしれません。
原因【片思い】①片思いから進展しない
相手に自分の気持ちを告白できずに悶々としていると、フラストレーションがたまっていきます。好きだという気持ちを相手に伝える勇気がない自分を責めてしまうこともあります。
さらに、付き合ったらこんなことがしたいのに告白する度胸がないからできないという、理想と現実のギャップに落ち込むケースも見られます。
告白は勇気が必要ですが、もしかしたら実る可能性もあるかもしれませんし、振られても自分の気持ちを正直に伝えられたという自信や満足感を得ることができます。そして次に恋をしたときはどうしたらよいのか、恋愛経験値も上がっていくのです。
原因【片思い】②実らない恋である
好きな相手が既婚者だったり、すでに付き合っている相手がいたりすると、告白しても両想いになる可能性はかなり低いです。そのため、実らない恋だと分かっているのに好きという気持ちだけが積もり積もってしまい、どうしたらよいのかわからなくてつらくなることも珍しくありません。
また、人によっては実らない恋だからこそ隣の芝生が青く見えてしまい、現実以上に相手のことを美化してしまうパターンもあります。
いつも既婚者ばかり好きになるといった方は、本当にその人のことが好きなのか、実らない恋だからこそ自分の気持ちが盛り上がってしまっているのか、冷静に判断しましょう。
原因【片思い】③失恋しても諦められない
思い切って告白したものの、よい返事が得られず失恋という結果に終わることもあります。ここで潔く諦められたらよいのですが、相手が変に気を遣って優しい声をかけてきたり、何事もなかったかのように友達として接してきたりすると、相手の本意がわからず気持ちが混乱するかもしれません。
こうなると、失恋しても諦められないという状態になり、次の恋へ進む踏ん切りもつけにくくなります。失恋したらその人とは距離を開けるなど工夫したいものです。
好きすぎてつらくなる原因【両想い】
両想いであるにも関わらず、相手のことを好きすぎてつらくなる方もいるでしょう。ここではその原因について探っていきます。原因がわかれば、より今の関係が楽しめるよう改善できるかもしれません。
原因【両想い】①恋人より自分の愛情が深い
自分に自信がないと、恋人よりも自分が恋人を想う気持ちの方が勝っていると思い込んでしまい、苦しくなることがあります。せっかく関係がうまくいっていても、自分で壊してしまうことになるので要注意です。
原因【両想い】②浮気や失恋の経験がある
過去に恋愛でつらい経験をしていると、それがトラウマとなって「また同じことが起きるのでは」と不安な気持ちでいっぱいになります。
せっかく両想いになったのに、恋人が浮気をするのではないか、ある日突然ふられてしまうのではと悲観的になり、良くないことばかり昼夜考えるようになってしまうのです。
原因【両想い】③嫉妬心が強い
恋人に自分の気持ちが届いていないと感じ、「相手がもう自分のことを好きではないのでは?」「ほかに好きな人ができたのでは?」とありもしないことを考えるケースもあります。
恋人が同級生や同僚の女性と事務的な連絡を取っているだけでも嫉妬に駆られ、そんな自分の気持ちにつらくなることも珍しくありません。
好きすぎて苦しい時の対処法
相手を好きすぎてくるしい時にはどうしたらよいのか、ここで3つの対処法についてご紹介するので実践してみてください。少しでも恋愛以外のことに意識を向け、気持ちを分散させることが大切です。
対処法①仕事に没頭する
どんなにうまくいっている時でも、恋愛のことばかり考えていると胸が苦しくなります。仕事をしている時は恋愛は忘れ、仕事に没頭してみましょう。
一度もやもやとした考えから離れてほかの作業に集中することにより、頭がリフレッシュされます。結果、「どうしてあんなにつらかったのだろう」と、少し距離を置いて自分の気持ちと向き合えるようになれるかもしれません。
対処法②趣味を持つ
プライベートの楽しみが恋人との時間しかない、好きな人のことを考える時間が唯一の楽しみといった状態も危険です。恋愛に依存しすぎないためにも、趣味を持つようにしましょう。
ヨガやピラティスなど体を動かす趣味もよいですし、ひたすら手を動かして頭を空っぽにできるような編み物や裁縫、塗り絵などもおすすめです。
登山やハイキングサークルなど趣味のサークルに参加すると、自然と人間関係や視野も広がります。そこから新しい出会いも始まるかもしれません。
対処法③信頼できる友人に相談する
好きな人のことを考えていて、心が苦しくなったら信頼できる友人にその胸の内を明かしてみましょう。人に話すことにより、自分の気持ちも整理できますし、自分では見えなかった新しい視点でアドバイスをくれるかもしれません。
周りに話せるような友人がいない場合は、匿名でネット上のフォーラムやブログで気持ちを綴ってみるのもおすすめです。気持ちのはけ口があれば、心の中にどんよりとした想いをため込まずに済みます。上手に気持ちのデトックスをはかるようにしましょう。
好きすぎてつらい時は対処法を実践してみよう
今回は、気になる人や恋人を好きになりすぎてつらい時の気持ちの原因やその対処法などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?今回の記事を参考にして、人を好きになることをもっと前向きに楽しめるように工夫してみてください。