恋人同士で楽しく過ごしている中で、半同棲をするカップルも多いことをご存知ですか?しかし、この「半同棲」とは、「同棲」とどのような違いがあるのか理解している方も少ないと言われています。半同棲するカップルは、いったいどのようなメリットやデメリットがあるのか、また、半同棲を行うなら事前にルールを決めておくこと、さらに結婚へと発展させるためのコツを徹底解説してきます。
半同棲とは?
カップルにとっての半同棲とは、1週間ある中で3日以上、同じ家で過ごしている状態を指します。1日彼氏や彼女の家に泊まったくらいなら半同棲とは言いません。
逆に1週間を超えて同じ時間を過ごす状態は半同棲を超えた「同棲」として扱われます。中には週末だけ一緒に過ごしているのは半同棲と言われるようです。
半同棲の定義/頻度は?
半同棲の定義として言われているのが、1週間のうち3日を超えて彼氏や彼女が暮らす家に泊まり、同じ時間を過ごすことを指しています。
また、自分の必要なアイテムが彼氏や彼女の家にあり、持ち帰ることなく置いたままの状態であるのも半同棲を定義されます。
そして、何よりも普段から深く考えることなく自然と同じ空間で生活しているのも半同棲となり、その場合は自分の家に滞在する日数や時間が極端に少なくなると言えるでしょう。
半同棲と同棲との違いは?
同棲と半同棲と聞いても、やっぱり同じような捉え方をしてしまいがちですが、両者には明らかな違いがあります。まず、同じ家に毎日住み、共に生活を送るのは「同棲」です。
一方、いずれか一方の家に数日泊まりに行き、また自分の自宅へと帰るというスタイルが「半同棲」です。このようにお互いの都合に合わせて泊まることを指しています。
半同棲のメリット
ここからは、「半同棲」を行うカップルが、共に過ごす中で感じるメリットについて以下に4点詳しくみていきます。
半同棲は同棲よりも縛られたような感覚もなく、自由度が高いという理由から多くのカップルが楽しんで過ごしているようです。どのようなメリットを実感することができるかひとつずつ詳しくみていきましょう。
メリット①別れても気まずくない
同棲して常に毎日顔を合わせ、生活をする中でも、ケンカやその他、何らかの理由によって別れが訪れることもあるでしょう。
もしも別れが訪れたとしても半同棲なら、もとは彼氏や彼女のそれぞれの自宅であり、双方に自分の家を持っていることから、泊まりに来た者が荷物を持って退去すればそれで足りることが分かります。
そして、仮に別れが訪れたとしても気まずい思いをすることがありません。そのため、別れをきっぱりと決断することができるというメリットがあります。
メリット②長時間一緒にいられる
半同棲は同棲ほどの縛りを感じない分、共に長い時間一緒に過ごしても、結局は自分の家に帰る日もあるなど、週の大半を一緒にいられるので寂しさを感じることなく楽しく生活することができるでしょう。
また、いずれ自分の家に帰っていくので、一緒にいられる時間はとても新鮮な気持ちになれると言われているのです。
メリット③1人の時間も確保できる
完全に同棲してしまうと、お互いが一人で過ごす時間を作るのがとても難しくなってしまいます。また、一人一人に部屋が持てるような広さの家を賃貸すれば、それだけ家賃も高額になってしまうでしょう。
それならいっそのこと、半同棲の状態で過ごしている方が、自分一人の時間をしっかりと確保することができ、恋愛に対するストレスなく楽しく過ごせるでしょう。
特にケンカをして顔を見たくないと思った時は、半同棲なら少し距離を置くことが容易に行えるのもメリットだと感じるでしょう。
メリット④親の許可がいらない
半同棲は結婚とは異なる位置付けのため、気楽に楽しむことができます。また、相手の親に半同棲する許可を得る必要はなく、気軽に過ごすことができるでしょう。
このように、単に彼氏や彼女の家に泊まるだけの半同棲という状態は、同棲や結婚とは全く異なるため、二人で決めて行いやすくおすすめであることが分かります。
このようなことから、好きな人と楽しく過ごしていきたいと思う方にとって、半同棲は最適な方法であると言えるでしょう。
半同棲のデメリット
半同棲を行う際にメリットを実感することができる反面、デメリットに感じることもあると言われています。次は半同棲を行うことによるデメリットを以下に3点確認していきます。どのようなことをデメリットとして感じるのか詳しくみていきましょう。
デメリット①お金のトラブルが起きやすい
半同棲は相手の家にお泊りをする回数が増えているものの、完全に同じ家に毎日過ごしている同棲とは異なるため、生活費についての線引きがなく、あやふやな状態のまま暮らすカップルも少なくありません。
しかし、同じ家で生活する以上、電気代や水道代、ガス代、さらに食費など様々な必要費用がかかります。この費用を2人でどのような割合で負担するかを決め手おかなければ、いずれ金銭面でのトラブルに発展する恐れがあるため注意が必要です。
デメリット②友達を呼べない
自分の家に彼氏や彼女がやって来て、半同棲の状態だった場合、友達を家に招き入れにくくなってしまいます。
たとえば、友達が泊まりにくることもできなくなる上、友達同士で宅飲みを楽しむことも難しくなるでしょう。これをデメリットとして捉える方が多い傾向です。
デメリット③マンネリ化しやすい
結婚を前提としている訳でもなく、また、自由度が高いという理由から好きな人と半同棲を行うカップルが多い中、それでもお互いの素性が分かり出すと様々なことがマンネリ化してしまう傾向です。
そのため、新鮮な思いやドキドキ感が薄れてしまうというカップルも少なくありません。このようなマンネリ化を引き起こすと、お互いを男や女として見られなくなり、恋愛に対してときめきを感じなくなってしまうでしょう。
半同棲で注意すること
次は、半同棲を行う際に必ず注意しておきたい注意点があります。ここでは半同棲で注意したいことを以下に3点みていきます。どのような点に注意すべきであるか確認していきましょう。
注意①居座り続ける
いずれか一方の家であることを前提とし、相手の意思を尊重することなく自分が家に居座ってしまうのは逆に嫌われてしまう可能性があるため注意が必要です。
本当は共に生活を送るため、一緒の時間を過ごせる幸せな環境であることを実感することができます。また、彼氏や彼女が感じていることを理解することもとても大切なことだと言えるでしょう。
注意②彼氏の予定を確認せず家に行く
彼氏や彼女が一人暮らしをしているからと言って、相手の許可を得ることなく家に無断で出入りすることは避けなければなりません。
同棲している訳でもなく、まして結婚している訳でもないため、自分本位な考えで好き勝手な行動をするのはタブーであると言えるでしょう。もしも家に行く場合は事前に相手の予定を確認し、了承を得た上で行くようにしましょう。
注意③賃貸の契約違反となることもある
そもそも賃貸マンションに居住する際の約款に、シェアハウスとしての利用を禁止している事項を掲げている物件もあります。もしもそのようなマンションに居住している場合、半同棲状態となることじたいに契約違反を警告されることがあるかもしれません。
そのため、本気で半同棲を行うつもりであれば、そのような規約のないマンションへ引越することも検討することをおすすめします。
半同棲から結婚に持ち込む方法
ここからは、半分結婚生活を行っているような半同棲状態から、本気で結婚するために準備を進めていくにはいったいどのような方法があるか、以下に3つの方法をご紹介します。ひとつずつ方法を実践し、結婚への階段を上っていってください。
方法①プライバシーを尊重する
結婚している訳ではない状態でも、半同棲を行うことじたい、すでにプレ結婚生活を営んでいることに類似することになります。そのため、もしも彼氏や彼女の帰宅が遅い場合、それに対して束縛するような言動を起こしがちです。
しかし、まだ結婚という肩書にはまっている訳ではないため、そこまで強い束縛は行うべきではありません。あくまでもお互いのプライバシーを尊重し、相手の思いを理解することが大切です。
方法②お金のルールを決める
半同棲状態であっても、この後に結婚へと至った場合でも、いずれにしても生活を共にする時間が長くなる場合は、生活する上で必要となるお金に関するルールをしっかりと取り決めしておくことが大切です。
ルールを定めておけば金銭問題で大きなトラブルが起こることを防ぐことができます。そのため、食費や光熱費などの割合についても具体的なことを内容に含めておくことをおすすめします。
方法③両親に挨拶しておく
この後、結婚を前提とした半同棲状態を続けていくのであれば、お互いの両親に対してそれぞれきちんと挨拶を行っておきましょう。これは、中途半端な付き合いではないということ、また、将来、結婚を考えているという誠意を伝えるにも必要なことです。
きちんとした常識的な挨拶を行っておけば、双方の両親に対しても好感度が高く、半同棲を行うことを反対されることもなく安心して楽しく付き合っていくことができるでしょう。
ルールを決めておけば半同棲でも問題なし!
半同棲と同棲の違いについて、また、半同棲から結婚へと導くための最善の方法を詳しく解説しました。半同棲には様々なメリットやデメリットが存在しますが、それでもお互いを高め合うことができる良い経験になります。
また、円滑に過ごしていくことができるよう、二人で取り決めしたルールを守ることで、将来は結婚というゴールを迎える可能性が高くなります。ぜひこの記事の情報を参考に、楽しく半同棲生活を過ごしていきましょう。