あまりにも自分の彼氏が怒らないと、何を考えているかわからず「本当に私のこと好きなのかな」と不安になってしまう女性がいる反面で、「何をしても大丈夫」と甘えすぎてしまう女性もいるでしょう。今回は、怒らない人の心理やそんな彼との上手な付き合い方について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
怒らない(イライラ)しない人の心理とは?
まずは、怒ったりイライラする事が少ない男性の心理について解説していきます。大きく異なるのは、もともと怒ることが苦手だったり基本的に怒らないという人と、ただ単に怒りを我慢しているという人がいることです。彼の行動にも注目しながら、その心理に気付いてあげましょう。
怒らない人の心理①怒るのが面倒
普段からあまり怒らない男性の心理として、怒る行為自体が面倒だと感じている方の割合は非常に高いようです。特に職業柄、肉体労働で日頃から疲労が溜まりがちな方や、元から感情の起伏があまり激しくない男性に多い傾向があります。
怒ると感情も高ぶり声も必然的に大きくなるので、疲れてしまいます。そのため、こういったタイプの男性は「無駄に体力を消費したくない」と考え、余程のことがない限り怒ることはないでしょう。
怒らない人の心理②好きな人のことは許しちゃう
友達や家族には怒るのに、あなたには怒らないという場合は、あなたのことが好きすぎてなんでも許してしまうという可能性も考えられます。
特に、交際を始めてから間もない時期は、好きという気持ちはもちろんのこと、相手に嫌われたくないという気持ちも強くなるため、大抵のことは許してくれるという男性は多いものです。
だからと言って、彼の嫌がることを頻繁に言ったり、浮気や常識はずれな行動など、度が過ぎたことをすると嫌われてしまうこともあるので、気をつけてください。
怒らない人の心理③怒り方が分からない
周りにいる誰もが怒っているところを見たことがないという程ほとんど怒らない男性は、そもそも怒り方がわからないというケースがあります。内心では頭にきていたとしても、今まであまり人に怒ったことがないため、どのようにこの感情を表現すれば良いのかわからないのです。
これは、心底優しい男性や、感受性が高く相手の気持ちを真っ先に考えてしまうタイプの男性に多く、自分が怒ったときに相手がどう思うかということを考えているうちに感情もおさまり、結局怒らずに終えてしまうのでしょう。
怒らない人の心理④気持ちを乱されたくない
男性は特に「常に冷静でいたい」「クールな男でありたい」という自分なりのポリシーを持っている方も多く、ちょっとしたことで気持ちを乱されたくありません。そのためには、腹立たしいことや少しイラッとくることがあっても、怒ったりせず平静を装うのです。
このタイプの男性は、あまり怒りの感情を自分の中に芽生えさせないためにも、彼女への関心や興味を強く持ったり、干渉したりしない方がほとんどでしょう。万が一感情が高ぶってしまった場合は、口に出さずに突然一人になったり、無表情・無口になって心を落ち着かせるという行動を取ります。
怒らない人の心理⑤怒るのを我慢している
このパターンも実は非常に多く、怒りたいけど必死に堪えて我慢しているというケースです。原因として考えられるのは、人前など怒りたくても怒れない状況にいたり、デート中などで空気を壊したくないという場合、もしくは怒ったら彼女が離れていってしまうかもしれないという不安がある場合です。
基本的にあまり怒らない彼氏だと「心が広いんだ」「優しい人だ」と認識されてしまうことも多いのですが、実は全て溜め込んで我慢しているだけかもしれません。特に、お互い信頼関係がしっかり築けていない場合は、本音をぶつけることが難しく、溜め込みやすいのです。
怒らない人の心理⑥感情を上手に出せない
基本的に自分の感情を表に出すのが苦手というタイプの男性は、怒ることも少ないでしょう。この場合、怒りという感情だけでなく、嬉しいときやツラいときもあまり態度や表情に出ません。良く周囲から「クールだよね」「ドライな人だよね」と言われている男性が、まさしくこのタイプです。
普段から何事にもリアクションが薄かったり、どのような場面でもテンションが一定である人は、感情を上手く表現できない分、内に秘めていることも多いのかもしれません。時々気遣って、彼の気持ちを聞いてあげることも必要でしょう。
普段怒らない人はどんなときに怒る?
では、普段ほとんど怒らない人が怒るタイミングはどのような時なのか、例を挙げてみましたので参考にしながら、彼に当てはまりそうなことがあれば十分注意してください。
怒るタイミング①大切な人を馬鹿にされたとき
彼が家族や友人など、周囲の人たちを大切にする方である場合や正義感の強い方である場合、第三者からこれらの人たちを馬鹿にされたり、本人が傷つくようなことを言われたときに、突然怒ることがあります。
自分のことを悪く言われた時は、自分が我慢したり気にしなければ良いと考えますが、その対象が自分の大切な人であった場合は、なんだか許せないのです。つまり、あなたのいない時に自分の彼女の悪口を言われたら、同じように怒っている可能性が高いでしょう。
怒るタイミング②浮気されたとき
彼はあなたのことが好きで信頼しているからこそ付き合っているので、当然浮気をされたら怒ります。逆の立場になって考えれば、あなたも彼に浮気をされたら腹立たしい気持ちになるはずです。普段ほとんど怒らない彼でも、裏切られたような悲しい気持ちになり、行き場のない感情がこみ上げるでしょう。
優しい彼なら少しくらい大丈夫だろうと思って、軽い気持ちで浮気をすると取り返しのつかないことになる可能性もあるので、注意してください。また、万が一浮気をしても怒らなかったら、それは優しいのではなく、あなたのことを本気で愛していないと考えたほうが良いでしょう。
怒るタイミング③一方的に責められたとき
誰でもそうですが、自分が100%悪いわけではないのに一方的に責められたら、温厚な彼でもさすがに頭にきてしまいます。ましてや、事実とは異なることや相手に誤解されたまま責め続けられたら、相当気分を害すでしょう。
誤解して少し強く言ってしまった程度ならばすぐに許してくれると思いますが、感情的になって暴言を吐いたり、何日も無視されたりすると、うんざりしてしまいます。普段から優しい男性はなかなか強く言えない部分もあるので、彼の意見や気持ちにもしっかり耳を傾けてあげましょう。
怒るタイミング④怒るツボを押したとき
その人によって、他人から突かれたくない怒りのツボが存在します。特に、男性はプライドの高い方が多いので、仕事や趣味に関してとやかく言われたり、過剰に指摘されたら突然怒ってしまうこともあります。また、自分自身がコンプレックスに感じている部分について口出しされるのも嫌がるでしょう。
こちらからしたら「なんでそんなことで怒ってるの?」と思うことでも、彼にとっては触れられたくないことかもしれないので、一度怒らせてしまったら繰り返さないよう注意すべきです。
普段怒らない人と上手に付き合う方法
最後に、普段怒らない彼と上手に付き合っていく方法をご紹介します。ついつい優しい彼に甘えて強く当たってしまうこともあると思いますが、くれぐれも以下のような点に注意しながら彼と向き合っていくことが重要です。
怒らない人との付き合い方①甘えすぎない
彼が怒らないとついついその優しさに甘えてしまいがちです。例えば、自分が悪いのに謝らなかったり、彼の善意を当たり前だと思い感謝の気持を全く伝えていなかったり、冗談で彼を頻繁にからかったりなどという行動は、表に出さなくても良い気分はしません。
最悪の場合、あなたに愛想を尽かして振られてしまうこともあります。「親しき仲にも礼儀あり」ということわざがあるように、互いに想い合っている仲でも最低限のマナーを忘れないようにしましょう。
怒らない人との付き合い方②彼氏のサインを読み取る
滅多に怒らない彼でも、たまにはイラッとしたり内心頭にきていることもあるでしょう。そんな時は、少なからず表情や行動に変化が出たり、LINEや電話の反応が鈍くなったりといったサインを出しているはずです。
彼は「できるだけ怒りたくないから気付いてくれ」と心の中では思っているのかもしれません。そんな彼のちょっとした変化に気付いてあげましょう。彼のサインを読み取ることができるようになれば、自分から謝ったり彼を怒らせるのを未然に防ぐことができます。
怒らない人との付き合い方③わざと怒らせるようなことをしない
彼があまりにも怒らないからと言って、わざと嫌がることをしたり、過剰にからかったりなど彼を怒らせようとする行動は絶対にやめましょう。日頃から怒らない男性というのは、もとから温厚な性格である場合が多く、さすがに誰もが腹を立たせるようなことをすれば普通に怒ります。
相手の嫌がることをするのは自分自身の評価も下げており、彼から徐々に嫌われてしまうこともあるので、くれぐれも気をつけましょう。
怒らない人との付き合い方④言いたいことは言い合い、きちんと向き合う
怒らない人の中には、嫌なことや彼女に直してほしいと思うことを溜め込んで、自分の中で解決してしまうという男性も少なくないでしょう。
しかし、繰り返すとどんどんストレスとして蓄積され、突然嫌気が差してしまうこともあるので、お互いに言いたいことや改善してほしいと思うことは言い合うというルールを決めておくことが大切です。向き合う時は決して喧嘩腰ではなく、お互い冷静になれば、彼も本音を話せるはずです。
怒らない人との付き合い方⑤馬鹿にした態度をしない
いつも優しい彼に対して、馬鹿にした態度を取ることはやめましょう。怒らない=プライドがないというわけではないので、馬鹿にされると少なからず自身のプライドに傷が付きます。
たとえ怒らずに笑って流してくれていても、そのうちあなたへの愛情が冷めていってしまうかもしれません。いつでも彼を尊重し、彼の長所を褒めてあげることで2人の絆もより深まります。
普段怒らない人の感情を上手にくみ取って付き合っていこう
普段怒らない人は感情を表に出さない分、心の中に秘めている思いが少なからずあるはずです。彼の行動や表情から小さな変化でも読み取ってあげることができれば、これからもお互いの愛を深めながら上手に付き合っていけるでしょう。