その気がないのに告白されてしまったら、どのように断れば良いのでしょうか。この記事では、気まずくなることも相手の気持ちを傷つけることもない、上手な返事の仕方をご紹介します。告白に対する返事をどうするかでお悩みのあなたは、是非参考にしてください。
男性を傷つけない上手な告白の断り方

男性を傷つけずに告白をかわすには、様々な方法があります。ここでは、意識していない相手から告白をされた時に、波風を立てず断ることのできる方法をまとめます。断った後も穏便な関係を続けることができるよう、参考にしてください。
告白の断り方①直接伝える

告白を断るという行為は気まずいものです。それだけに、メールや電話で済ませてしまおうとする人は多いようです。また、告白自体がメールや電話で行われることの多い昨今、返事をするのも直接でなくて良いと考える人は多い傾向にあります。
しかし、相手の気持ちを尊重して断りを入れるのであれば、直接会って断るべきです。こうすることで、相手は自分の気持ちを蔑ろに扱われていないと感じるでしょう。真剣に受け止めた上で振られたのなら仕方がない、と思ってもらえるはずです。
告白の断り方②相手の気持ちに向き合う
異性として意識したことのない相手から告白されると、つい適当に流してしまいがちです。しかし、相手からすると一大決心をしてようやく心の内を打ち明けたのですから、真摯に向き合うべきでしょう。断るにしても、真剣に向き合った上で返事をするのが礼儀です。
内心では「まさか」と思ったとしても、相手の前で気持ちを軽んじるような受け答えは慎みましょう。また、告白されることでつい照れ臭くなって真剣に返事ができないという人もいます。照れ隠しだとしても、適当な態度を取ると相手を傷つけてしまいかねません。
真面目な受け答えをして、真剣に考えた結果を伝えれば、それが断りであろうと相手も納得してくれるでしょう。
告白の断り方③返事を待たせない
無駄に期待させることになってしまうので、告白をされてから長い間放置するのはやめましょう。いきなり告白をされたことで動揺して、返事を先延ばしにしてしまうという人は多くいます。しかしその上でもし断る場合、一旦保留にすることにはデメリットがたくさんあります。
まず、相手を無駄に期待させてしまうことです。保留ということはチャンスはあるのかもしれない、と思うのが通常の心理です。最初から付き合う気がないのに一旦保留状態に持ち込むことは、望ましくないでしょう。
もう一つのデメリットは、告白を断りづらくなることです。ただでさえ、相手を振るというのは気が引けるものです。しかし時間を置かずに答えを出せば、一時の気まずさだけで済むでしょう。

ですが、もし時間を置いたとすると、どうでしょう。より断りづらくなることは目に見えています。そのうち返事をすること自体が億劫になって、有耶無耶にして誤魔化そうという考えに至るかもしれません。こうなっては、相手の気持ちを弄ぶようなことになってしまいます。
最初から断ると決めているなら、希望を持たせるような発言はせず、その場ですぐに返事を出すのが良いでしょう。
男性を傷つけない上手な告白の断り方例文

男性を傷つけずに告白を断りたい方に向けて、実際に使える例文をご用意しました。告白をされて困った時は、参考にしながら自分の言葉で丁重にお断りを入れましょう。
告白の断り方例文①ごめん+一言

ストレートに「ごめん」と言ってから、もう一言プラスする断り方です。例えばこのような言い方があります。
- 「ごめんね。気持ちは嬉しいけど、付き合うことはできない。」
- 「ごめんなさい。これからも仲良くしてほしいけど、気持ちに応えることはできません。」
この時注意したいのは、真剣な表情で話すことです。真面目に考えているのだということが伝わるように、笑顔は見せない方が良いでしょう。
告白の断り方例文②友達のままでいたい
友達のままでいたいと伝えれば、完全否定されたわけではないのだと思えるため、相手が極度に傷つくことはないでしょう。ありのままに付き合えないと答えると、場合によっては相手には大きなダメージを与えてしまいかねません。
そこで、できるだけショックを和らげられるように上手く言い換えるのが大切です。次のような例文を参考にしてみてください。
- 「ありがとう。思ってくれていることは伝わったけど、あなたとは友達のままでいたいの。」
- 「気持ちを伝えてくれて嬉しいです。でも、ごめんなさい。付き合うことはできない。友達のままでいてくれますか?」
- 「あなたとは仲良しのままでいたいけど、恋人になることはできません。ごめんね。」
告白の断り方例文③感謝の気持ちを伝える
自分を好きになって、意を決して告白してくれた相手に敬意を持って接するためにも、感謝の気持ちを伝えることは大切です。普段からよく異性から告白されるという人の場合は特に、告白そのものの重大さに気づけません。しかし、ほとんどの人にとっては一大決心の末の行動なのです。
もしかすると、中には適当な気持ちで告白をしてくる軽い人もいるかもしれません。ですが、一部の例外を除けば長く思い悩んだ末に取った行動に違いないでしょう。そこで、感謝の気持ちをしっかり伝えた上で断る例文をおすすめします。
- 「気持ちを伝えてくれてありがとうございます。付き合うことはできませんが、その気持ちはしっかりと受け取りました。」
- 「わざわざ告白をしてくれてありがとう。想いに応えることはできないけど、気持ちが知れて良かったです。」
告白の断り方例文④恋愛をする気がないと伝える

日常生活が忙しく、恋愛をする暇がないという人もいるでしょう。そんな時は、なぜ付き合うことができないのか、その理由を嘘偽りなく話すのがおすすめです。真剣に思いの丈を打ち明ければ、相手も分かってくれるでしょう。
学業や仕事、趣味や部活動など、様々な理由で自分の人生を優先させたい時は、次のような例文で断れば相手を過度に落ち込ませることもありません。
- 「せっかくだけど、ごめんなさい。今は恋愛をする気になれないんです。」
- 「告白してくれてありがとう。けど、今は交際することはあまり考えられないから、友達のままでいてほしいです。」
告白の断り方例文⑤職場関係

職場の人に告白をされた場合、断り方に気をつけないと今後の業務に支障をきたしかねません。上司・同僚・部下、どの立場の方から告白をされた場合においても、丁重にお断りすることを心がけましょう。以下に会社の方から告白をされた時におすすめの例文を添付します。
- 「お気持ちは嬉しいのですが、今はあまりプライベートのことを考える余裕がないので気持ちにお応えすることはできません。」
- 「嬉しいお言葉ありがとうございます。でも、今は交際を考えていないんです。ごめんなさいね。」
告白を断るうえでの注意点

告白を断る上で、気をつけてほしいポイントがあります。告白の返事をする際、ついしてしまいがちなミスを防ぐための注意点をまとめました。相手の気持ちを傷つけることのないよう、目を通しておいてください。
注意点①馬鹿にしたような断り方をしない

意を決して告白をしたのに、馬鹿にされたように返されると誰しも傷くでしょう。内心では相手のことを恋愛対象として見られず違和感を感じたとしても、決して馬鹿にしたような態度は取らないようにしましょう。
せっかく勇気を出してくれた相手の気持ちを踏み躙るような態度を取ることは、自分自身の品位をも貶めます。
注意点②周りに言いふらさない

告白をされると、つい周りに言いふらしたくなるかもしれません。しかし、噂は噂を呼び、思わぬ方向に広がることもあります。
また、相手の立場に立った時、自分が告白したことを面白半分に言いふらされていると知れば傷つくでしょう。告白をしてくれたことは、そっと自分の中で大切な思い出としてしまっておきましょう。
注意点③外見や人格を否定しない
告白をしてくれた相手の外見や人格など、その人そのものを否定してはいけません。いくら恋愛対象に見ることができないからと言って、傷つけて良いわけではないですし、その上相手はこちらに好意を持ってくれているのです。
好きな人から否定されるようなことを言われたら傷つくでしょう。無理に相手のことを褒める必要はありませんが、わざわざ貶すような言動は慎むべきです。
注意点④理由を必ず伝える

相手を振る時は、理由も併せて伝えるようにしましょう。理由も分からないのに振られてしまっては、あらぬことを考えてしまうものです。正直な気持ちを伝えるのが一番ですが、もし良い理由が思いつかないなら「学業に専念したい」など、プライベートに結びつけた回答をすると良いでしょう。
注意点⑤告白を気にしすぎない

告白をされると、妙に相手のことを意識してしまったり、気を使ってしまうことがあります。しかし、そのような態度は相手にとっても良くありません。告白をされて気にしないわけにはいかないかもしれませんが、必要以上に考えるのはやめましょう。
注意点⑥元カレへの返事は曖昧にしない

元彼から復縁の打診が来た場合、その気がないならキッパリと断りましょう。もし曖昧にしてしまうと、チャンスがあるかもしれないと勘違いさせてしまいかねません。新しい恋を探すにあたっては、復縁を迫る元彼とは縁を切ってしまうことこそが幸せへの近道であると言えるでしょう。
遠回しにせずはっきり断るのが上手な告白の断り方!
告白をされて遠回しにせずストレートに断るのは時に難しいことです。相手に対して気を遣いすぎてしまうのも、デリカシーがないのもいけません。適度な距離感を保ちながら、オブラートに包みつつはっきりと断りましょう。それこそが、勇気を出して告白をしてくれた相手への礼儀でもあるのです。



