現在の彼との結婚を望んでいて結婚の話題も出るのに、なかなかプロポーズしてくれないと悩む女性は、まず男性の心理について理解することが重要です。この記事では、なぜ彼が結婚に踏み切れないのか、考えられる男性心理や、プロポーズしてもらえないときの対処法について解説していきます。
目次
結婚の話はするけどプロポーズされない【男性心理】
まずは、結婚の話題は出すけれど一向にプロポーズをしてきてくれないという男性の心理について、考えられるパターンをご紹介しましょう。
男性心理①プロポーズの時期を探っている
結婚は人生の一大イベントでもあり、仕事や周囲の人間関係などにも影響が出る場合があるため、最適なタイミングを探っているという可能性があります。
例えば、2人の職場が離れていたり、転勤の可能性が高い職に就いている場合、どちらかが退職を考えるというケースも発生するでしょう。そうなった時に、仕事の目処がついた時期や、落ち着いたタイミングでないと話がこじれてしまう場合もあるからです。
つまり、自分のことだけでなく彼女にとってのベストタイミングもしっかり考えているため、お互いにとって1番良い時期にプロポーズをしてくれるかもしれません。
男性心理②金銭的な不安がある
結婚するとなると、やはり男性が家族を養っていくという認識が強いため、自分に経済的な余裕がないと結婚を躊躇する男性は多い傾向にあります。
特に、現在実家暮らしの男性の場合、家賃や光熱費などといった生活費が今まで以上にかかってくるでしょう。また、結婚式を挙げたいと考えている場合や、結婚後すぐに子供が欲しい場合などは、一気に支出が増えるため、ある程度の貯金額がないとなかなかその希望は叶えられません。
こういった将来の金銭事情を考えれば考えるほど、自分の収入や貯金に対して不安が生まれ「結婚はしたいけれど、まだ早いかもしれない」と考えてしまうのです。
男性心理③結婚後に彼女が変わるのが怖い
彼の周囲に結婚している上司や友達などがいると、中には「奥さんが怖い」「付き合ってるときと明らかに態度が変わった」「良くない部分が目につくようになった」など、結婚後の奥さんの変化について不満を持つ声を耳にする場合があるでしょう。
こういった話を聞くと「自分の彼女も変わってしまうのかな」「豹変したら怖いな」などと過剰な不安を抱えてしまう男性もいます。そして、結婚して彼女の姿が変化してしまうくらいならば、現状維持が良いと考え、なかなかプロポーズに踏み切れないというわけです。
男性心理④勇気が出ない
自分にあまり自信が持てない男性だったり、彼女の気持ちが十分に理解できていない状況である場合、プロポーズして万が一断られたらどうしようという不安がつきまとい、いまいち勇気が出ないというケースもあります。
これはお互いに「結婚したいね」という意思表示を一度もしたことがないカップルや、交際期間の短いカップルにも多く、傷つくことを恐れて言い出せないのです。
それもそのはず、交際を申し込んで振られてしまうのと、しっかり準備してからプロポーズに臨んで断られるのとでは、圧倒的に後者のほうがダメージが大きいでしょう。この場合は、あなたに結婚の意志があるならばしっかりその旨を伝えておくと良いかもしれません。
男性心理⑤準備をしている
普段から用意周到な面を持つ男性は、結婚後に気まずくならないようお互いの家族に挨拶をして彼女の両親と仲良くなったり、お金を貯めたり、新居を探したりと、プロポーズ後すぐに行動できるよう準備をしている可能性があります。
また、プロポーズ自体もサプライズで行いたい、レストランで豪華に演出したいという気持ちがある場合、婚約指輪を購入したり高級なレストランを予約したりと、そのための準備に時間をかけていることだってあるでしょう。
この場合、彼の立場からすれば彼女には徹底的に隠しながら準備を行いたいため、さりげなく彼の行動を探ってみたりすると何か気付けることがあるかもしれません。
男性心理⑥独身でいたい
結婚を真剣に考えている男性ほど、独身生活に未練を感じやすいと言えます。もちろん、大好きな彼女と結婚したい気持ちもあるけれど、結婚後の生活を想像すればするほど、独身特有の”自由な生活”をもう少し味わいたいと願う男性の本音も浮き彫りになるわけです。
結婚願望も、男性より女性の方が高いと言われており、これには出産に対する焦りなども少なからずあるでしょう。その点では男性の方が結婚や出産に対する焦りがない分、自分のためだけにお金を使えることや、誰にも干渉されず遊んでいられることが幸せだと感じる部分も大いにあるのです。
また、仲の良い友達に既婚者がいない場合、その友達と遊ぶ機会が減ってしまうかもしれない、結婚すると今までのように頻繁に声をかけてもらえなくなるかもしれないという不安がよぎってしまい、結婚を前向きに考えられないという可能性もあります。
男性心理⑦本当は結婚するつもりがない
最悪のパターンではありますが、そもそも始めから結婚する気がないという男性も中には存在します。その理由としては、結婚と交際は別物だと捉えていたり、付き合っているうちに「この人と結婚は無いかな」と感じてしまったなど様々です。
この場合、あなたが結婚の話を出した時に否定的ではなかったとしても「彼女に泣かれたら面倒だから」「彼女が傷つくのはかわいそう」などと考えて、話を合わせていたのでしょう。しかし、よく振り返ってみれば彼に結婚する意志が本当にあるのかどうかわかるはずです。
例えば、自分から結婚の話を出すことはない、結婚の話を出しても否定的ではないが深く掘り下げようともしない、親と会うことを避けようとする、などといった行動が見られた場合は結婚する気持ちがない可能性も高いです。
結婚の話はするけどプロポーズされない【対処法】
続いて「彼が、結婚の話はするのになかなかプロポーズしてくれない」と悩む女性に、彼の気持ちを結婚へと向かせるための対処法をご紹介します。
対処法①期間を決めてプロポーズを待つ
彼がプロポーズをしてくれなくてモヤモヤしている場合は、自分の中で「いつまでにプロポーズしてくれなければ見切りをつける」と期限を明確にしておくという方法もあります。こうすることで、あなたの気持ちにも余裕ができ、彼に対してイライラしてしまうことも避けられるでしょう。
または、彼に「あなたの仕事が落ち着く◯年(もしくは◯月)まで待つから」と期限を提示してしまうのも一つの手です。
いつまでも曖昧なままにしていると、彼はしばらくその状況に甘えて現状のままかもしれません。しかし、実質的な期限を言われると「それまでに意志を固めないと」と結婚をより意識するようになるはずです。
対処法②結婚した身近なカップルの話をする
これは”結婚”というワードについて、これまで深く考えてこなかったという男性に効果的な方法です。あなたの友達や兄弟・姉妹、親戚などといった周囲の人で最近結婚をした、もしくは結婚式を挙げたという方がいれば、その話題を出してみましょう。
それも「◯◯ちゃんは、彼氏に~~~とプロポーズされたんだって。幸せそうでいいな」「この間結婚式に参加したんだけど凄く素敵だった。私もあんな結婚式挙げたいな」などと、できるだけ具体的かつ自分の感想も含めて話すことが大切です。
「こんな話を聞いたんだ」「こんなことがあったんだ」と、出来事だけの報告だと話は流れてしまいますが、あなたの願望や前向きな感想も添えると、彼は「結婚願望があるんだ」「俺と結婚したいのかな」と具体的に考えてくれるようになるでしょう。
対処法③自分の気持ちを伝える
普段からあまり自分の気持ちを打ち明けたり、今後について真剣に話し合うことが無いカップルは、彼があなたの気持ちを十分にわからずプロポーズに踏み切れないという場合もあります。そのため、自分のありのままの気持ちを正直に話す時間を作りましょう。
その時に「結婚したいと思ってる」「あなたとの将来を考えている」など漠然とした願望ではなく、「最近結婚したいなという思いが強くなった」などと、“現在自分には結婚願望がある”という気持ちがわかるように伝えることが重要です。
もし彼も結婚を考えていた場合、彼女から真っ直ぐな気持ちを聞くことができれば、きっとプロポーズの準備をしてくれるはずです。
対処法④結婚への不安をなくす
結婚への気持ちがあったとしても、不安が上回ってプロポーズをしてくれないという男性もいます。例えば、女性は結婚式や素敵な婚約・結婚指輪、新居など結婚にまつわる新たな体験に憧れを持つ方が多いでしょう。しかし、これら全てをこなすためには決して少なくない額が必要になります。
また、お互いが「早めに子供が欲しい」という願望がある場合は、更に出費がかさむ上に奥さんが産休に入ると世帯収入も減ってしまいます。このように将来のことを考えると、ワクワクする反面で男性は大きな不安を抱えてしまうこともあるでしょう。
万が一金銭的な心配を察した場合は、彼女の方から「私もそれなりに貯金があるから、お金のことは2人で協力しよう」「子供ができても仕事は続けるよ」など、彼にとって安心材料になるような言葉をかけてあげると、肩の荷が下りて結婚を前向きに考えられるようになります。
対処法⑤自分からプロポーズする
そもそも、プロポーズは男性からでなく女性からしても良いのです。というのも、男性側が彼女に対してどうしても引け目を感じてプロポーズをする勇気が出ない場合があるのです。
例えば、彼女が非常に美人で結婚相手が自分でいいのかと不安になる、彼女のほうが年上で収入も高いなどの理由があると「もしかしたら自分と結婚する気はないかもしれない」と、どうしてもネガティブになりがちです。
そんな時は、女性から「結婚しよう」と言ってあげると、彼も喜んでくれるかもしれません。実際に、女性からプロポーズされるのも嬉しいという考えを持つ男性もいるので、彼はそのタイプの可能性もあるでしょう。
対処法⑥彼の家族と仲良くなる
結婚する前に彼の家族と仲良くなっておくというのも、非常に効果的です。やはり、彼の家族があなたのことを認めてくれていると、家族からも結婚の後押しをしてくれるため、ある意味では有利な立場につけるのです。
彼にとって家族が結婚を勧めてくれる相手であればスムーズに婚約ができ、万が一金銭的な不安がある場合も、家族にならば相談しやすいはずです。さらに、あなたが仲良くなっておくことで「2人のためなら協力してあげよう」と、家族の存在が今後も支えになってくれます。
このように、周りから固めていくと彼も結婚を強く意識するようになり、ある日突然プロポーズしてくれるなんてことが起こるかもしれません。
結婚の話はするけどプロポーズされない【不安な気持ちへの注意】
結婚の話が出てもプロポーズをしてくれないと、不安な気持ちが募ってついつい彼に当たってしまったり、良くない行動に出てしまう場合があります。しかし、以下のような行為は逆効果になる可能性もあるため、注意して下さい。
注意①理想を押し付けない
あなたにとって「◯歳で結婚したい」「◯歳で子供を作りたい」「結婚したら〇〇をしたい」など、様々な理想があるかもしれませんが、彼にあまり強く主張しすぎるとプレッシャーを感じて、余計プロポーズを渋ってしまう場合があります。
また、彼にも明確な理想があるかもしれないので、あなたの考えと一致していないと悩みのタネになってしまうでしょう。そのため、自分の理想を一方的に押し付けずに、彼の意見も聞きながら2人の考えを擦り合わせていくことが大切です。
注意②彼氏を責めない
なかなかプロポーズをしてくれないと、焦る気持ちが加速してイライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、彼にも何か考えがあるかもしれないので、むやみに責め立てないよう注意して下さい。
仮に腹立たしい気持ちになったとしても、その怒りを彼にぶつけると逆撫でして余計悪い方向に進んでしまいがちです。もし焦って気持ちの整理がつかなくなってしまった場合は、正直に「焦りがある」「周りから取り残されていくようでツラい」などと彼に訴えてみて下さい。
そうすると「自分のせいで悲しい思いをさせてしまっている」「そろそろ決断しないと」と真剣に結婚について考えてくれるようになるでしょう。
注意③他人を巻き込まない
彼からなんとしてでもプロポーズしてもらおうと、周囲の友人や上司などといった第三者を巻き込む作戦は逆効果になる場合があるのでやめておくのが正解です。
確かに、彼が仲の良い友人や信頼する上司からプロポーズを促してもらうと、彼も真剣に考えるようになる可能性もあります。しかし「余計なお世話だ」と、協力してくれた第三者と口論になってしまうことも考えられます。
そうなると彼の人間関係を悪化させてしまい、挙句の果てにあなたが巻き込んだこともバレてしまう危険性があるのです。できるだけ他人を利用するようなことはせずに、彼の意志でプロポーズしてくれる日を待ちましょう。
結婚の話はするけどプロポーズされない【いつまで待てばいい?】
早く結婚したいという願望があったとしても、交際してから最低でも1年は待ちましょう。やはり交際期間が短いカップルは、お互いのことを良く理解できていないまま結婚するケースも多いため、失敗する可能性が上がってしまうのです。
更にアメリカで行われた研究では、交際期間が1年未満で結婚した夫婦は、交際期間が3年以上で結婚した夫婦より約40%も離婚する確率が高かったという結果も出ています。
そのため、1年以上の交際期間をかけてじっくりとお互いのことを知っていき、絆を深めていくことで、男性も自然と結婚に対して前向きな姿勢を見せてくれるはずです。
結婚の話はするけどプロポーズされない場合でも焦りは禁物!
結婚の話は出ているのにプロポーズをしてくれないという場合でも、あまり焦りすぎず彼の気持ちも尊重しながら様子を見ることが大切です。2人の将来に向けて互いに良く話し合い、結婚への価値観を擦り合わせていきましょう。