ハリウッド俳優として幅広い活動を見せるサム・ニールについて、この記事では現在の活動に焦点を当ててご紹介します。2022年夏に公開される予定の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に出演が決まっているサム・ニールの過去の人気出演作品もまとめますので、この機会に映画史とともに彼の活動を振り返ってみてください。
サム・ニールは現在に注目!
ハリウッド俳優として今もなお活躍を続けるサム・ニールですが、現在はどのような活動をしているのか、まずはその具体的な仕事ぶりに迫ります。
現在①「ジュラシック・ワールド」最新作に出演
「ジュラシック・ワールド」シリーズ最新作にして完結編とされる映画が、2022年の夏に公開されます。タイトルは『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で、サム・ニールはアラン・グラント博士役で出演します。
スティーヴン・スピルバーグ監督による恐竜映画『ジュラシック・パーク』シリーズは、2015年に新章として「ジュラシック・ワールド」を発表しました。こちらは国内年間興行収入第一位に輝くなど、大変な評判となりました。
そして2018年には、と『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が公開され、こちらもメガヒットとなりました。このジュラシック・ワールドの完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の公開に先駆けて、5分以上ものプロローグ映像が発表されています。
こちらの映像で確認できるのは、6,500万年前の白亜紀時代を舞台に、恐竜が地球を歩き回っている姿です。最新の撮影技術をふんだんに使って実現された、現実を超えるリアリティーを感じさせる映像には息を呑むばかりです。
また、ストーリーにおいては前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』で観られた衝撃的なラストシーンに続くエピソードが展開されます。前作において、オーウェンの元を離れたラプトルのブルーは、子を産んでいました。
しかし、オーウェンとブルーが再会した直後に、子供は何者かによって攫われてしまうのでした。子を失った悲しみに怒るブルーに対し、オーウェンは絶対に連れ帰ると約束します。
舞台はイスラ・ヌブラル島から北カリフォルニア州に連れてこられた恐竜たちが放たれた4年後の世界で、恐竜たちは繁殖し至る所に住み着いています。さながら、世界全体がジュラシック・ワールドのような様相を呈していました。
海から陸から空から襲いかかる恐竜や、逃げた先にも闊歩する恐竜たちに、人々は恐れ慄き世界は混乱に満ちていました。オーウェンとクレア、博士たちの前にも恐竜たちが出現します。地球を支配するのは人類なのか恐竜なのか、はたまた共生の道を選ぶのでしょうか。
また、ブルーに子供を取り返すと約束したオーウェンは、果たしてそれを果たすことができるのでしょうか。今作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』には、シリーズ初登場の新種恐竜が7種類も登場します。
サム・ニールが演じるグラント博士は、主人公のオーウェンがブルーの子供を取り返すのに協力を仰ぐ人物で、古生物学者です。
現在②日本人女性と結婚するも離婚
サム・ニールは、渡辺典子というメイクアップアーティストの日本人女性と結婚していた過去があります。二人が出会ったのは映画「デッドカーム」の撮影がきっかけだったということです。
渡辺典子は、『スパイダーマン2』で役者のメイクを担当するほど高い実力を持っており、数々の大物ハリウッド俳優と出会う機会があったものと思われます。そんな日本人女性とサム・ニールは親日家で、結婚していた当時は日本に毎年訪れていたようです。
また、サム・ニールは渡辺典子と結婚する以前にも、女優のリサ・ハロウと結婚していた過去があります。リサ・ハロウとの間には一人男児をもうけていますが離婚し、その後渡辺典子と出会い1989年に結婚しました。
二人は2017年に破局したと報じられており、2018年にサム・ニールは政治ジャーナリストのローラ・ティングルとの関係がニュースになりました。サム・ニールは渡辺典子と結婚していたときも、他の女性の影が見られたと噂されています。
現在③インスタで何気ない日常を投稿
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サム・ニールはインスタグラムにて、何気ない日々の様子を投稿しています。ここでは、そんなサム・ニールのプライベートが垣間見えるような投稿をご紹介します。
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ニュージーランドの登山家、エドモンド・ヒラリーが印刷された5ドル紙幣を持っての一枚です。サム・ニールはこの投稿で、エベレスト山に初めて登頂したことで知られる彼の功績を讃えています。
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自身の飼っている鳥を頭の上に乗せての一枚です。カラフルな鳥がとても愛らしく、懐いている様子がよく伝わってきます。思わずほっこりしてしまうような投稿で、サムの日常が垣間見えます。
サム・ニールに子供はいる?
サム・ニールは、女優のリサ・ハロウとの間に男の子を一人授かっているだけではなく、渡辺典子との間にも子供がいます。女の子を二人授かっており、そのうちの一人エレナ・ニールはドラマ「Top if the Lake」に出演するなど、女優として2013年まで活動していました。
サム・ニール主な出演作品
ここからは、サム・ニールが出演している主な作品をご紹介します。ジュラシック・パークシリーズから隠れた名作までまとめますので、ぜひ鑑賞の際の参考にしてください。
出演作品①ジュラシック・パーク
1993年のアメリカ映画、「ジュラシック・パーク」です。恐竜映画の金字塔ともいうべき作品で、クローン技術を使い古代の生物、恐竜を蘇らせて作ったテーマパークを舞台にした作品です。
この映画では、テーマパーク「ジュラシック・パーク」のオープン前、考古学者と創設者がパークを体験しているところを、ティラノサウルスなど野生を取り戻した恐竜たちが襲いかかる様子が描かれます。
出演作品②オーメン3 最後の闘争
1981年制作のアメリカ映画「オーメン3 最後の闘争」です。この作品はオーメンシリーズの3作目で、シリーズ完結編として公開された作品です。しかし実際にはのちに4作目も製作されたため、シリーズ最後の作品ではありません。
「オーメン3 最後の闘争」では、悪魔の子ダミアンが成長し、人々を恐怖に陥れますが、それに対抗する救世主が現れ、彼らが対峙する…というストーリーです。
出演作品③ピアノ・レッスン
第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した映画「ピアノ・レッスン」です。ニュージーランドの女性監督ジェーン・カンピオンが手がけた作品で、1台のピアノを中心とした三角関係を官能的に描き出します。
時は19世紀半ば、ニュージーランド入植者のスチュアートに嫁ぐべく、エイダは娘のフローラと一台のピアノをお供にスコットランドからこの地へやってきます。口を聞くことのできないエイダにとって、感情表現の手段となるピアノは大切なものでした。
しかし、スチュアートは重くて大きいピアノを浜辺に置き去りにしてしまい、地主の男ベインズの土地と引き換えに渡してしまいます。ベインズはエイダに興味を持ち、演奏を教えてくれるならピアノを返そうと提案します。
いやいや引き受けるエイダでしたが、レッスンを続けていくうちにベインズに惹かれていくのでした。第66回アカデミー賞では、エイダ役のホリー・ハンターが主演女優賞を、娘フローラ役のアンナ・パキンが助演女優賞を、カンピオンが脚本賞を受賞しました。
出演作品④トレイン・ミッション
2018年アメリカ・イギリス共作の映画「トレイン・ミッション」です。平凡な男性、マイケルは住宅ローンと息子の学費の支払いをするため、保険会社の社員として真面目に働く日々を送っていました。しかし、ある日突然会社からリストラされる憂き目に遭います。
途方に暮れたマイケルは、10年間乗り続けた電車でいつも通り帰路へつきました。すると、彼の前に突如謎の女性が現れます。その女はマイケルに、「乗客の中からある人物を探し出すことができれば、10万ドルを支払う」と持ち掛けます。
タイムリミットは、終点のコールド・スプリング駅に到着するまでの間とされました。しかし、女性がマイケルに課した謎解きは、大きな陰謀へと繋がっていくのでした。ニューヨーク中心部と郊外を繋ぐ通勤電車の中で繰り広げられるドラマが見どころです。
サム・ニールのプロフィールもチェック
サム・ニールは、1947年9月14日生まれで出身地は北アイルランドのオマーです。身長は182cmと大柄で、ニュージーランド人の英国軍人を父に持ち、幼い頃にニュージーランドへ移住し生活していました。
彼が俳優を志すことになったのは、大学時代に演劇に興味を持ったことによります。「わが青春の輝き」に出演した折、その才能を見出され「オーメン/最後の闘争」で主役を熱演、注目を集める存在となりました。
その後も、映画にテレビドラマにと、多くの作品に出演することとなり、その名を世界に知らしめました。
サム・ニールは現在も俳優として活躍!
現在も俳優としてジュラシック・ワールドの続編に出演するなど、幅広い活躍を見せるサム・ニールからは目が離せません。今後も幅広く活動を見せてくれるであろうサム・ニールの最新ニュースを、随時チェックしてみてください。