すらりとした抜群のスタイル、そして名演技で多くのファンを虜にしていたアメリカ人女優のレネ・ルッソですが、最近姿を見かけないと感じている方もいるでしょう。そこで今回はレネ・ルッソの過去の人気作と現在何をしているのか、さらにモデルとして活躍している愛娘ローズ・ギルロイについてご紹介します。
レネ・ルッソの基本プロフィール
レネ・ルッソの本名は「レネ・マリー・ルッソ(Rene Marie Russo)」といい、1954年2月17日にアメリカ合衆国のカリフォルニア州バーバンクで生まれました。国籍はアメリカ国籍です。
レネ・ルッソの若い頃
16歳のときにローリングストーンズのコンサートを観に行ったときに、その場でスカウトされモデルの世界へ足を踏み入れました。以後、数々のファッション誌やショーでモデルとして活躍し、「ヴォーグ」や「コスモポリタン」といった有名ファッション誌の表紙を飾ったことも一度ではありません。
モデルとして知名度を高めていたレネ・ルッソが初めて女優として映画に出演したのは、1989年公開のコメディー映画「メジャーリーグ」でした。1994年公開の「メジャーリーグ2」にも同じ役で出演しています。
大きなスクリーンでも見栄えのするその美しい姿、そして演技力が評価され、1992年公開の「リーサル・ウェポン3」や1995年公開の「アウトブレイク」や「ゲットショーティ」、1996年公開の「身代金」などといった世界的な有名作品にも出演しています。
2005年の「トゥー・フォー・ザ・マネー」以降、5年間は公的に姿を現すことがなかったレネ・ルッソですが、2011年に「マイティ・ソー」で再びスクリーンにその姿を現し、世界中のファンから再注目を浴びました。
レネ・ルッソの現在
若い頃からその凛とした美しさと演技力でファンを魅了していたレネ・ルッソですが、若い頃に比べ、近年はメディアでの露出が減っているように感じる方もいるでしょう。現在は何をしているのか、プライベートではどんな生活を送っているのか、スポットを当ててみます。
現在①結婚している
レネ・ルッソは1992年にアメリカ人の脚本家兼映画監督である、ダン・ギルロイと結婚しています。ダン・ギルロイはレネ・ルッソよりも5歳年下ということで、いわゆる姉さん女房です。
1992年に公開された作品「フリージャック」の脚本に関わっていたダン・ギルロイと同作に出演していたレネ・ルッソの結婚は、当時注目の的でした。結婚後も2人はいろいろな映画でともに仕事をしています。
現在②モデルとして活躍中
若い頃は頻繁に雑誌でモデルとして活躍していたものの、ここ最近は雑誌などへの露出度も少なくなっています。しかしながら、1999年あたりまでは、「ロサンゼルスマガジン」などでモデルとしてポーズをとることもあったようです。
現在③娘もモデル
レネ・ルッソとダン・ギルロイの間には、結婚した翌年である1993年8月31日に生まれた愛娘が一人います。娘の名前はローズ・ギルロイ(Rose Gilroy)といい、母親によく似た端正な顔立ちを持つ美人です。
ローズ・ギルロイは、大学で政治学と心理学を専攻していましたが、そちらの道には進まず、卒業後の2016年にエリート・モデル・マネジメントと契約しモデルとして活躍しています。2017年には、フェラガモのキャンペーンモデルとして大役を果たしています。
2019年に放送されたテレビシリーズ「The Edge of Sleep」や同年放送の短編ドラマ「Bella」などに女優として出演しており、母親と同じようにモデル兼女優として活躍しています。
現在④病気と闘っていた
レネ・ルッソは2014年に出演した番組「女王ラティファ・ショー」の中で、自分が幼少期から双極性障害、つまり躁うつ病を患っていることを明かしています。
しかし投薬治療をしているとのことで、仕事には支障がない様子です。同番組内で、レネ・ルッソは投薬治療は決して怖くないというメッセージを伝えており、同じ病を患っている人も励まされたことでしょう。ハリウッドで活躍する有名女優が自身の精神的病を公表したということで、大きな注目を浴びました。
レネ・ルッソの父親は彼女が2歳のときに家出をしており、金銭的事情から高校を中退していろいろな仕事を経験していたという過去があります。そういった過去がレネ・ルッソの病を引き起こすきっかけになった可能性もあります。
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レネ・ルッソ出演の人気作品
レネ・ルッソが出演している作品はたくさんあるので、どれを見たらよいのか迷われる方もいるでしょう。ここではレネ・ルッソが出演している人気作品5選についてご紹介するので、ぜひ一度チェックしてみてください。トップモデルから一流のハリウッド女優へと変化した彼女の魅力を再確認してみましょう。
出演作品①マイ・インターン
「マイ・インターン」は2015年に公開されたアメリカ映画で、ニューヨークのオンラインサイトのCEOとして働くキャリアウーマンが、40歳年上の男性アシスタントとの出会いをきっかけにして、人間的に成長していく姿を描いた、コメディ系のヒューマンドラマです。
主役のジュールズ・オースティンをアン・ハサウェイ、男性アシスタントのベン・ウィテカーをロバート・デ・ニーロがコミカルに演じており、2人の初共演にも注目が集まりました。
同作にてレネ・ルッソはジュールズ・オースティンの会社専属のマッサージ師フィオナを演じており、ベンと交流をしていくうちにやがてデートに発展するという展開も見ものです。大人の恋愛模様を微笑ましく感じる方もいるでしょう。
出演作品②アベンジャーズ/エンドゲーム
2019年に公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、約1年前に衝撃的なエンディングで話題を呼んだ「アベンジャーズ インフィニティウォー」の続編です。興行収入は27億9020万ドルを記録し、全世界歴代興行収入世界一となりました。
サニスは自身の野望を叶えるために、巨大な力を持つ6つの石「インフィニティ・ストーン」を集めるために宇宙をめぐっていました。ときには殺戮を犯しながら、野望を遂げようとするサニスから地球を守るため、アベンジャーズが立ち上がります。
レネ・ルッソは劇中でソーの実母で、アスガルドの元王妃であるフリッガを好演しています。彼女はダーク・エルフのアスガルド侵攻時に殺されているので、「あれ?」と思われる視聴者の方もいるかもしれません。
この作品内では、タイム泥棒作戦でソーたちが訪れる2013年のフリッガという設定になっています。
出演作品③ベスト・バディ
「ベスト・バディ」は2017年に公開されたアメリカンコメディ映画で、シニア向けリゾート施設「ヴィラ・カプリ」を舞台に、住民たちから絶大な人気を誇る支配人デュークが、自分の命を狙うマフィアから逃れるドタバタ劇を展開していきます。
元敏腕弁護士でマフィアから狙われる羽目になるデュークをモーガン・フリーマンが、そしてライバルで元FBI捜査官だというレオをトミー・リー・ジョーンズが好演しており、ハリウッドを代表する名優2人の掛け合いにも注目です。
レネ・ルッソはリゾート会社の支部長であるスージー・クインズを演じており、名優2人に負けず、ストーリーにほど良い華を添えています。
出演作品④ナイトクローラー
「ナイトクローラー」は2015年に公開された犯罪スリラー映画で、深夜のロサンゼルス舞台に、事件や事故などといった刺激的な映像を探している報道パパラッチの姿をテーマにした作品です。
主役のパパラッチであるルイス・ブルームを ジェイク・ジレンホール、準主役であるニュース番組のディレクターであるニーナ・ロミナをレネ・ルッソが熱演しています。
劇中では、 ジェイク・ジレンホールの目力の強さも印象的で、彼にとってのはまり役の一つと言えそうです。レネ・ルッソの安定感ある演技と共にチェックしてみてください。
出演作品⑤マイティ・ソー
2011年に公開された「マイティ・ソー」は、その後も続くソーシリーズの最初の作品です。ソーはアベンジャーズのメンバーでもあるので、アベンジャーズシリーズにも登場しています。
アスガルドの第一王子であるソーは、いろいろな理由から地球へ追放され、ジェーン・フォスターという天文物理学者と出会います。追放された自分の罪を受け入れようとしたものの、王の座を狙う弟ロキの悪だくみを知り、戦いへと発展します。
ソーをクリス・ヘムズワース、ジェーン・フォスターをナタリー・ポートマン、アスガルドの王妃でソーの実母であるフリッガをレネ・ルッソが演じています。
レネ・ルッソは2005年以降映画に出演していなかったものの、これが復帰作となりました。このフリッガの役で、2013年公開の「マイティ・ソー ダークワールド」にも出演しているので、一緒にみてみましょう。
レネ・ルッソは様々な賞も受賞している人気女優
今回はレネ・ルッソについてご紹介しましたが、いかがでしたか?レネ・ルッソは「ナイトクローラー」でサターン助演女優賞を受賞、英国アカデミー賞助演女優賞にノミネートされるなど、輝かしい功績を持っている女優です。今回の記事を参考にして、彼女の出演している作品を今一度鑑賞してみてください。
合わせて娘のローズ・ギルロイのモデルや女優としての活躍にも注目していきましょう。もしかするといずれ母親を超える有名人になるかもしれません。