マスクを使っているうちに、何となく内側に匂いがついてしまったなんていう経験がある方もいるはずです。匂いが気になってどうしようもない時はどうすればいいのでしょう。
ここではそんなお悩みを解消するために、マスクの匂いの対処方法を詳しく解説しています。匂いをなくす方法や、匂いをつかなくする方法など色々あるので、ぜひ参考にして下さい。
目次
マスクに香水をつけてはいけない理由
匂いを打ち消すために直接香水をふきつける方法がありますが、実はその方法はおすすめできません。その理由についてご説明いたしますので、香水を手に持った方は1度その手を止めましょう。
理由①香水で匂いは消せない
まず根本的に香水は匂い消しの役割を果たすアイテムではないので、匂いがついたマスクに直接ふきかけたとしても、匂い自体が消えるわけではありません。
むしろ匂いの上に更に香料+アルコールが噴射されることによって、更なる悪臭に発展する可能性も大いにあるでしょう。匂いを消すためには香りで上書きするのではなく、別の方法を試すしかありません。
まっさらな状態のマスクであれば香水の良いところだけを移せるのですが、不快な匂いが付いてしまっている段階では無意味になってしまいます。
理由②肌への刺激がある
香水に配合されている成分をチェックしてみると、香料以外にもエタノール(アルコール)が含まれています。本来アルコールも香料も顔や肌に直接ふりかけるものではないので、顔に触れるマスクに香水をつけるというのは考えられません。
特に敏感肌の方や季節の変わり目の時は、肌荒れトラブルに発展する可能性が考えられます。湿疹ができてしまったり、赤く腫れてしまったりと、良いことは何もないのが現状です。
それでなくてもマスクをつけているだけで肌に悪影響が出てしまう方もたくさんいますので、これ以上の負担はできるだけ避けるべきです。
理由③食事がおいしくない
香水は香りを楽しむことができる一方、鼻に直接香料がついてしまうことで、正しい匂いが判断できなくなってしまいます。もちろんそれは食事の時も同じで、せっかくの料理が台無しに終わるでしょう。
美味しく食べたいご飯もまったく美味しく感じられなくなってしまっては意味がないので、マスク×香水の組み合わせは推奨しません。
外出している時はご飯を食べる時だけがマスクを外せる機会となるため、せっかくの癒しの時間を不快な時間に変えるわけにはいきません。
マスクへの香水の匂いの付け方
お気に入りの香水の香りをマスクにも纏いたい時は、直接かけるのではなく別の方法をおすすめします。使い方次第ではうまく香りを移せるので、ぜひ1度チャレンジしてみて下さい。
付け方①マスクに香水付きガーゼを挟む
例えばガーゼやコットンにお気に入りの香水をワンプッシュしておけば、自然と良い香りがふんわりとつくようになります。最低でも数時間マスクと共に放置するようにして置けば、即席の香り付きマスクの完成です。
これなら肌に直接タッチするわけではなく、効率よく香りだけをマスクに送ることができます。ガーゼもしくはコットンは水分の吸収率も高いので、少量の香水でもしっかり吸い込んでくれるでしょう。
マスクの匂いは意外と周りの方にも分かるようになっていますので、エチケットとしても気をつけておきたいところでもあります。さり気なく良い香りがすれば、それだけでも好印象に映るはずです。
付け方②マスクカバーに香水をつける
マスクではなくマスクカバーに香水をかけておけば、自然とマスクにも良い香りがするようになるのでおすすめです。肌に香水が直接触れるわけではないので、肌が弱い方でも利用できる方法となります。
ちなみにマスクカバーに使用する香水は香りが強いものではなく、できれば優しくふんわり香るタイプのものをセレクトしましょう。ボディミストなどもおすすめです。
ちなみにボディミストの場合は香りが比較的短い時間で消えてしまうので、何度かマスクカバーにプッシュする必要があります。
付け方③マスクケースに香水付きガーゼを入れる
ガーゼに香水を染み込ませる方法にマスクケースを活用すれば、どなたでも簡単にアロママスクが作れるようになります。マスクケースがなくてもジップロックさえあれば代用できますので、ぜひ作ってみて下さい。
方法はとても簡単で、ガーゼ(※コットンでも代用可)に香水をワンプッシュ程度軽くふきかけます。そしてジップロックの中に染み込ませたガーゼとマスクを一緒に入れておくようにしましょう。
そのまま太陽に光が当たらない場所に1晩おけば、次の日には凄く良い香りがするマスクが出来上がっています。ふんわり香るマスクは他のマスクとは一線を引いておしゃれで、嫌な匂いももちろん気になることはありません。
優しい香りのマスクをしていれば、周りの方達からも高い評価を得るのではないでしょうか。今の時代はマスクをいかに楽しく、おしゃれに使いこなせるかも、1つのポイントとなっています。
マスクに香水の匂いをつける時の注意点
マスクに香水をつけても何の意味もないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません。優しく良い香りをずっと感じられるというのは気持ちもリラックスさせてくれるため、メリットはあります。
ただしマスク越しということで香りが思っているよりも薄く感じてしまうこともあるでしょう。しかしそこで香水をプラスしてふきかけるのは止めて下さい。
ご自身が思っているよりも周りに香水の香料が強く主張しすぎてしまうことになるので、良い香りじゃなく悪臭に変わってしまう危険性があります。
もしそれでも香り方に不満を感じるのであれば、香り付きのガーゼを入れたジップロックに再びマスクを入れて密封してあげましょう。少し時間はかかってしまうものの、効率よく香りをマスクに吸収させることができます。
追加で香水をかけたい気持ちはあっても、必ずしもそれが良い香りになるとは限りません。普段香水をつける時もそうですが、香料はほどよい量であるからこそ良い香りになるのであって、つけすぎてしまうと、それはもう香水の良いところを無視してしまうことになります。
マスク内側の匂いが気になる時の対処法
購入した当初はまっさらなマスクで何も感じることはありませんが、何度もマスクを使用したり、食事の後は、どうしても内側に匂いがこもってしまうものです。
ここではその匂いを解決するための対処方法を3つご紹介いたしますので、活用しながらうまく匂いをなくしてあげるように努力しましょう。
対処法①食後に歯磨きをする
マスクが匂うということは、口臭に原因があるということが考えられます。特に何かを食べたり、飲んだりした後は匂いがマスクの内側で留まってしまうので、どうしようもありません。
解決策としては歯磨きをすることです。歯ブラシセットを持ち歩くようにして、食事の後は歯磨きをしてあげて下さい。もし歯磨きが難しい状況の場合は、うがいをするだけでも症状はかなり改善されます。
面倒なひと手間に感じてしまうかもしれませんが、マスクの匂いを気にしなくてよくなる方がメリットになるのではないでしょうか。
対処法②口臭予防タブレットを活用する
最近はコンビニやスーパーなどにも口臭タブレットが販売されていますので、いつでも活用できるようにバッグやポーチに入れておくと良いでしょう。
これなら歯磨きができなくても瞬時に口臭をリセットさせてくれるため、マスクにも嫌な匂いが移りません。スッキリ爽やかな吐息のおかげで、マスクをしていても快適な1日を送れるようになります。
しかもタブレットであれば周りの方の視線を気にすることなく、マスクの中でも口に入れることができるので一石二鳥と言えます。
対処法③水分をこまめに摂取する
口の中が乾燥してしまっていると菌が大量に繁殖してしまうので、知らないうちに口臭になっていることもあり得ます。乾燥させないためには水分補給が必須となりますので、こまめに水分を補給するようにしましょう。
水をコップ1杯飲むだけでも全然違います。できれば普段からボトルに入れて水分を持ち歩くことをおすすめしますが、無理な場合はガムなどで代用してみて下さい。
ご自身が思っているよりも口の中は乾燥しやすい環境にありますので、季節関係なく口腔環境は見直しが必要になります。
香水を上手に利用してマスクの臭いを解消しよう
マスクを嫌な臭いでこびりつかせないためにも、効率よく香水を使って、ほどよい香りに仕上げてみましょう。ご自宅でアロママスクのようにすることができます。
もちろん香りをつけすぎることで魅力は下がってしまうので、適切な量にするようにして下さい。お好きな香りのマスクになれば、マスク生活が苦痛になることも和らぐはずです。
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