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【実録】メルカリでブランド品の偽物販売業者に遭遇!戦いの一部始終を公開!

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今回は、ブランド品のバイヤー歴6年以上の経験を持つ筆者が、メルカリでブランド品を販売している悪質業者と戦った時の実話をお話しします。悪質なブランド品の偽物販売業者撲滅のため、間違ってフリマアプリでブランド品の偽物を購入してしまった時の対処法を説明します。最後には驚きの展開が待っていますので是非ご一読ください。

メルカリでブランド品の偽物を購入してしまった友人からの相談

ある時、ブランド品をイタリアより輸入して国内で販売している筆者に、友人から相談がありました。あるプラダのバッグがほしいのだけど、今在庫で持っていないか?という相談でした。

あいにく、そのプラダのバッグはたくさん在庫を持っていたのですが、大変人気のアイテムで短期間に売り切れてしまっている状況でした。その旨を友人に伝えると、メルカリで中古で安く売っているのを見つけたので、購入したという連絡をもらいました。

実際に購入してしまった偽物のプラダ のバッグ

こちらが友人がメルカリで購入したプラダのバッグです。販売価格は7万円ほど、とのことで、商品の画像と販売価格、使用回数を聞いた時に、筆者は「おや?」と思いました。

弊社が撮影した本物のプラダのバッグ

こちらが弊社で撮影した本物のバッグです。筆者の場合はイタリアの代理店を経由して、イタリアのプラダより購入しているので間違いなく本物であり、普段から万が一の時のために書類ベースで法的根拠を持って証明できるように準備しています。

また何より、こちらの記事にありますように、正規品であるため国内のプラダの直営店に持ち込んでもメンテナンスを受けることができます。それが何よりの証明でしょう。

そしてこの商品に関しては非常に人気でどんどん売れていったので、筆者としましても印象に残っている商品でした。その筆者が感じた違和感が、以下になります。

筆者が偽物と疑った根拠

バッグの形の歪み

まず、偽物のプラダのバッグと本物のプラダのバッグの正面画像を見比べてください。明らかに偽物のプラダのバッグの方が、正面右上の部分の形が歪んでいます

よくお客様より、「このバッグは長財布は入りますか?」というお問い合わせをいただいており、本物はしっかり入れることができたのですが、偽物の画像をみると歪みのせいで長財布が入らないサイズなのではないか、と思いました。

ファスナーがチープ

現代の偽物はかなり精巧にできていると言われていますが、やはり金具部分はかなり本物と偽物で差がでます。画像ではわかりにくいかもしれませんが、本物の金具は美しいゴールドであるのに対し、偽物は輝きのない黄色みたいな色になっていました

価格がおかしい

こちらのバッグは国内の定価でも20万以上するバッグです。メルカリの出品画面では、数回のみ使用したものという説明書きがあり、出品価格は7万円でした。普通に20万円以上するものを数回使っただけで、7万円で出品するでしょうか?冷静に考えるとおかしいです。

メルカリで購入したブランド品が偽物と発覚

以上の点から、友人が購入した商品が偽物であるかもしれないため、友人にはブランド品の中古買取店を複数店回って鑑定してもらった方がいいというアドバイスをしました。

そこで友人が3店舗、ブランド品の中古買取店を回った結果、全て「買取NG」という結果に。ある1店では、商品を渡した瞬間に「メルカリですか?」「やられましたね」という返答でした。プロが見たら一発でわかるレベルだったのでしょう。

※ここでは犯罪に関わる緊急事態だったため、中古買取店に鑑定してもらっています。中古買取店はただ鑑定をするだけのサービスをしているわけではないので、鑑定のみの目的で中古買取店に行くのはなるべく控えましょう

※ここも難しい点ですが、中古買取店は過去の豊富な買取データを元に鑑定している場合が多いです。そのため、日本未入荷商品、最新アイテムを持ち込んだ場合、稀にですが判定不可ということで「買取NG」が出る場合もあります。なので、「買取NG」=100%偽物、というわけではないので注意が必要です

悪質な偽物販売業者とのやりとり

こちらが偽物販売業者とのやりとりになります。中古買取店での鑑定結果を受け、商品が偽物であることを追及しました。先方からのメッセージを見ると、言っていることが支離滅裂で、ところどころ日本語がおかしいです。もしかしたら先方は日本人ではなかったのかもしれません。

一点、この手口がずる賢いなと思ったのが、最後のメッセージです。なぜか、偽物を販売している張本人が、消費者庁、警察庁に通報すると言っています。正直、意味不明ですが、この内容に驚き怖くなって泣き寝入りしてしまう方もいらっしゃるのではないかと感じました。

こういう、「警察に通報」や「しかるべき措置」などの文言ははったりで使う常套句なので、自分が明らかに間違ったことをしていない場合は気を強く持って対応してください。むしろ、こういう常套句が出てくるというのは相手が他にできることがないという裏返しでもあります。

メルカリ事務局側の対応

先方との話し合いではラチがあかなかったため、メルカリ事務局に今回の経緯を説明し、対応してもらいました。返答の一部を抜粋したものが以下になります。

今回お客さまがご購入された商品は、メルカリで出品を禁止している「正規品と確証のない商品」に該当すると判断し、事務局から出品者へ着払いでの返品に応じるよう連絡しました。通常、メルカリでは返品完了をもって返金を行っております。24時間以内に返送先を伝えるよう出品者へ依頼しておりますので、取引メッセージでの対応をお待ちください。

メルカリ事務局も商品を偽物と判定したのか、販売者側に返品を受けるよう連絡をしたようです。もちろん、購入者に負担がないよう、着払いでの返品です。しかし、偽物販売業者は以下のようにゴネてきました。

またしても意味不明な返答です。なぜ偽物を買わされた側が送料を負担しなければならないのか理解不能です。もはや先方と話しても意味なしと判断し、このことをメルカリ事務局に連絡しました。

いつもメルカリをご利用いただきありがとうございます。下記の商品が事務局によりキャンセルとなりました。お支払いいただいた商品代金については、キャンセルに伴いご利用されたカードの決済を取り消しております。

するとこのような内容の連絡がきた後、返品対応不要で取引キャンセルされ、無事返金となりました。メルカリの取引で販売者と購入者が揉めた場合、メルカリ事務局が仲裁に入り、販売者側には売上を補填し、購入者側には返品不要で商品が手元に残る、という解決方法を取る場合があります。

今回、もしそのような解決方法を取っていた場合、販売者側にも売上が入ってしまっている可能性があるので、非常に釈然としません。売上は振り込まれず、アカウント停止など厳正に処分を下されていることを祈ります。

フリマでブランド品の偽物をつかまされないポイント

そもそもフリマでブランド品を購入するのはどうなのか?

筆者としてはフリマでブランド品を購入することは全然問題ないことだと考えています。それだけ、真面目に正規品を販売している販売者の方も多いです。ただし、購入する際に、販売者の評価をよく確認することが重要だと考えます

評価数が1000以上あり、評価内容としても9割ほど満足評価を獲得している販売者であれば信頼できます。特に、フリマでは販売者の売れた商品も見ることができるので、高めの価格帯の商品が売れていて、それでいて満足評価がついているか、という観点からチェックするのも重要でしょう。

国内直営店で商品をチェックする

もし、どうしてもほしい商品があって購入するか迷っている場合は、事前に直営店で現物商品を確認することも重要です。一度実物を確認していれば、もし偽物を受け取った場合に違和感に気づくことができるでしょう。

また、国内の価格がどうなっているかも把握しておくべきです。先述の通り、定価20万以上するものが、数回使っただけで7万円まで値下がりするということは考えにくいです。異様に安い金額で出品されているものは注意が必要です。

ギャランティーカードは真贋鑑定の上で重要ではない

ここも重要な点です。先ほど紹介した偽物販売業者は、「ギャランティーカードもついているので本物です」というロジックで話をしてきています。しかし、冷静に考えてみてください。バッグの偽物を作るよりも、カードの偽物を作る方が遥かに簡単です

ギャランティーカードがある=本物である、という考え方は捨てた方が良いです。

どうしても気になる場合は鑑定してもらう

どうしても購入した商品が正規品か気になる場合は、先ほど申しましたように中古買取店に持ち込んで鑑定してもらうのも一つの手です。ただし、繰り返しになりますが、緊急時を除いて鑑定のみが目的で中古買取店に鑑定を申し込むのは、お店の迷惑になりかねません。

お店に事情を話して了承をもらうか、他に買取できる商品を一緒に持ち込むなど、マナーと節度を持って、鑑定してもらいましょう。

※ちなみに偽物販売業者の発送元は大阪でした。
https://daisin78s.com/news/1268/
こちらの買取店様の記事にもございますように、大阪が発送元である場合は注意が必要なのかもしれません。

正しい知識を持ってフリマでブランド品を購入しよう

以上が、メルカリで遭遇した偽物販売業者との戦いです。確かに、フリマはどうしても偽物を販売する業者が多いです。しかし、一方でしっかり正規品を販売している方も多くいます。また、自分の不用品を売ったお金でほしいものを買えるというのもフリマの大きな魅力の一つです。

正しい知識を持っていれば、ブランド品の偽物を購入してしまう事態は避けることが可能ですし、最悪の場合、今回のようにメルカリ事務局も救済してくれるはずです。こちらの記事を読んでブランド品の偽物を見分けるヒントにしていただければと思います。

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