今回はフレディ・マーキュリーに愛された女性として「ボヘミアン・ラプソディー」で一躍話題となったメアリー・オースティンについて詳しくご紹介していきます。彼女の生い立ち、半生、子供達についても普通の平凡な人生とはかけ離れいました。彼女がどの様な人生を歩んだのかみていきましょう。
目次
メアリー・オースティン(Mary Austin)とは
世界中で人気と話題を攫った「ボヘミアン・ラプソディー」のモデルのフレディ・マーキュリーの恋人であったメアリー・オースティンはどの様な人物だったのでしょうか。
世界的ロックスターの妻であった彼女について、なぜ彼女はフレディ・マーキュリーと結婚したのか、今現在の様子、子供達、財産相続についても詳しくご紹介していきます。
フレディ・マーキュリーとは破局はしたものの強い信頼関係と絆は彼が死去した後も続いていました。一般女性であるメアリー・オースティンにはどの様な魅力があり、他の人ととは何が違っていたのでしょうか。
プロフィール
メアリー・オースティンについての詳しいプロフィールをご紹介していきます。「ボヘミアン・ラプソディー」の世界的ヒットにより、彼女の存在も注目を集める様になりました。
フレディ・マーキュリーの愛したメアリー・オースティンはどの様な人物だったのでしょうか。結婚、出産、離婚と苦労の絶えない人生を送った彼女は今どうしているのでしょうか。メアリーの生い立ちや生まれ故郷について探っていきましょう。
名前
本名でメアリー・オースティン、つづりはMary Austinになります。
生年月日
1951年生まれ、一般人の為に月日の詳しい情報はあまり公開されていない様です。
出身地
イギリス、ロンドンの南に位置するフルハムのバターシー(Battersea)近隣で誕生しました。
メアリー・オースティンの生い立ち
彼女が誕生したのはウェストロンドン南西部地区のバタシ―で、貧しい家庭で育ちました。両親は共に耳が不自由で、家庭を支える為に共働きしており父親は壁紙を張る職人、母親は家事使用人の仕事と家政婦をして生活をしていた様です。
それでも家計は苦しく、当時通っていた学校を15歳で中退し働きに出ていました。その時に働いていたのが「ボヘミアン・ラプソディ」にも登場する洋服屋の「Biba」でした。フレディと初めて出会ったのもこの洋服店だったそうです。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」の劇中でもメアリーが父親の手話の通訳をする場面が描かれ、触れられメアリーについて語られていました。
フレディと共に歩んだメアリー・オースティン
彼女がどの様にフレディ・マーキュリーと出会い恋に落ちたのか、二人の共に歩んだ人生を詳しくご紹介していきます。順風満帆だけではないさまざまなドラマがありましたが、二人の絆は強いものだった様です。
交際し婚約までしたのにも関わらず、バイセクシャルであることを打ち明けられ、「違うわフレディ、あなたはゲイよ」と言い切り婚約を破棄してもなお交流を切ることはなく、親交を続けたメアリーの心の広さに驚きます。
フレディ自身も雑誌のコメントなどで、「メアリーは結婚はしていないが僕の妻であり、メアリーに惚れたように他の男に惚れることはないだろう」と明かしており、メアリーへの絆の深さを表していました。
最初に交際していたのはフレディではなかった
ロンドンの古着屋「Biba」で店員として勤務している際に、フレディ・マーキュリーと出会ったメアリー・オースティン。彼と付き合う前はQueenのギタリストであるブライアン・メイさんと交際していました。
しかし相性が合わず破局してしまいます。その後に交際に発展していったのがフレディでした。同じメンバー内で交際を繰り返していたのは驚きの事実です。
フレディはいつもメアリーの働いていたお店で働いている店員を口説いていたようで、メアリーに先に声をかけデートに誘ったのがギタリストのブライアン・メイでした。フレディがメアリーに好意を持ち、交際に発展したのはその5ヶ月後のことです。
その後メアリーは有名になり、世間から注目される様になったフレディの恋人としてメアリーも注目されるようになりましたが、目立つのが好きではない彼女はインタビューで「居心地が悪かった」と明かしています。
同棲からプロポーズ、そして破局
メアリー・オースティンとフレディ・マーキュリーの出会いは1969年で、彼女は当時19歳でした。初めてフレディに会った時の印象を尋ねられたメアリーは「野性的な雰囲気のアーティスト風情のミュージシャン」だったと話しています。
次第に惹かれあい交際に発展した二人はロンドンのアパートで同棲を始め、1973年のクリスマスにフレディからメアリーに「結婚してほしい」というストレートなプロポーズを受け婚約者となったのです。
ですが二人が結婚し幸せが続くことはなく、1976年にフレディからメアリーへ同性愛者の為結婚できないと打ち明けられ破局してしまいました。
フレディは「バイセクシャルだと思う」とメアリーに告白しました、しかしメアリーは「あなたはゲイよ」と言い放ち、きっぱりと関係を終わらせます。
メアリーは婚約後に結婚について話を進めないフレディに対し、薄々その気がなくなってしまったことに気づいていた様です。
破局後もフレディを支え続けたメアリー
婚姻関係を解消し、6年続いたこいぼと関係の後もメアリーはフレディの相談役と個人秘書として彼を支え続けました。フレディはインタビューで「メアリーは僕の唯一の女友達だ。他に女友達はいらない」とコメント。
さらに「僕にとって彼女は内縁の妻だ。結婚しているのと変わらない。僕たちはお互いを信頼している、それでいいんだ。メアリー・オースティンに惚れたように、他の男に惚れることはできないと」と答えました。
度々彼女への賞賛をコメントし、メアリーに約4300万円のアパートをプレゼントするなど彼女への愛と信頼を貫いています。
メアリー・オースティンに捧げた楽曲「Love Of My Life」
「生涯の愛」というタイトルでアルバムに収録された「Love of My Life」は、フレディ・マーキュリーのメアリーへの愛が歌われた曲として有名です。
この曲を歌う際には必ずピアノ独奏で、彼女を想いながら大事に演奏していたフレディ・マーキュリー。この曲はCD版とライブ版で2パターンが存在し、CD版の演奏ではギタリストであるブライアン・メイのハープ演奏が添えられています。
フレディよりも先に付き合っていた相手の演奏を用意するところは世界的バンドのユーモアなのでしょうか、二人のメアリーへの敬愛を感じる曲でしょう。
映画で描かれたフレディとメアリー
フレディ・マーキュリーは有名人でしたが、メアリー自身は一般人であった為あまり目立つことは好みませんでした。ですが映画「ボヘミアン・ラプソディー」の世界的なヒットにより彼女への注目度はとても大きくなりました。
2018年公開の「ボヘミアン・ラプソディー」ではフレディとメアリーの私生活や恋愛模様まで描かれ話題となった為です。ボーカルとしてのフレディと一人の人間としての彼を感じられる映画でファンたちは夢中になりました。
世界的大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』
当時のフレディ・マーキュリーの生活をそのまま映画にし、交際していたメアリーについても映画内で登場し、ありのままの彼の当時の様子を再現した映画になっています。
劇中ではフレディ・マーキュリーとメアリー・オースティンの馴れ初めも描かれ、フレディ・マーキュリーがメアリー・オースティンにプロポーズする場面では皆がほっこりする幸せいっぱいのシーンです。
メアリー役はルーシー・ボーイントン
2006年公開の「ミス・ポター」、2016年公開の「シング・ストリート未来へのうた」、2017年公開の「オリエント急行殺人事件」などに出演している実力派女優で、「ボヘミアン・ラプソディー」ではメアリー役として活躍しました。
メアリー・オースティン役を演じたルーシー・ボーイントンがインタビューに応じた際の映像です。映画の内容がQueenを賞賛し、フレディ・マーキュリーを称える内容であることを高く評価されています。
彼のことを心から愛する人たちが作った素晴らしい映画だとコメントし、役を演じた俳優たちがQueenそのものだったと明かし、驚きと賞賛を送りました。
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フレディと破局後のメアリー・オースティンの交際歴
フレディ・マーキュリーとの別れた後、彼女は結婚、出産、離婚を経験し、忙しい日々を送りました。メアリー・オースティンがどのような人物とお付き合いし、どの様な日々を送っていたのかを詳しくご紹介していきます。
どの様な事があろうともメアリーとフレディとの関係が終わることはなく、良き友人、信頼できる相手として常に側で支え合っていたのです。
交際歴①2人の子供の父親である塗装工の男性
フレディとの関係を終わらせた後の彼女は、1990年にイギリスで塗装工をしていた「ピアス・キャメロン」という男性と出会いました。交際を始めた二人は婚約はしませんでしたが二人の男の子が誕生しています。
しかし、二人が結婚する事はなく、いつの間にか破局し別れてしまいました。メアリー・オースティンは一般人のため詳しい時期や詳細などはあまり残されていない様です。
交際歴②唯一結婚し離婚した実業家の男性
メアリー・オースティンが人生で初めて結婚した相手はニコラス・ハルフォードという男性で、実業家をしていたと報道されています。フレディマーキュリーが亡くなってから7年後の1998年の事です。
結婚はした二人でしたが子供は産まれず、結婚から5年後の2002年に離婚しています。詳しい理由などは明らかになっておらず、その後メアリーが他の男性と結ばれることはありませんでした。
メアリー・オースティンの子供は?
自分の子供ではありませんでしたが、フレディはメアリーの子供を自分の子のように愛して愛情を注いでいました。フレディと二人の子供達との関係は血が繋がっていなくとも強い絆で結ばれていた様です。
フレディが名付け親の長男「リチャード」
本当の両親が名付けするのが普通ですが、スターにつけてもらえるとあって両親も嬉しかったのではないでしょうか。当時彼は有名で、世界中から注目される存在でした。
交際を終えた後も強い絆で結ばれていたメアリーとフレディの関係がよく分かる写真があり、フレディが心から愛おしそうに息子のリチャードを見つめる姿が印象的です。
男女の関係を凌駕したフレディとメアリーの二人にしか理解できない、特別な関係と信頼関係から来る愛情であったことは違いないでしょう。
フレディの死後誕生した次男「ジェイミー」
メアリーの次男であるジェイミーが誕生するよりも先にフレディ・マーキュリーは命を落としてしまいます。もし、ジェイミーがフレディと会う事が出来ていれば、リチャードと同様に心から愛し、我が子の様に可愛がっていたでしょう。
フレディの死後も続くメアリーとの絆
フレディは破局後もメアリーへの愛や支援を惜しみませんでした。それは彼の死後も変わらず、メアリーにはフレディが残した多くの贈り物が残されています。
フレディは生前から自分の遺産をメアリーに渡すと名言しており、メアリーとの絆と愛の深さを物語っていました。
フレディ・マーキュリーの遺言
フレディ・マーキュリーは生前から自分が死んだらメアリー・オースティンに財産の大半を譲ると明言していました。
婚約までしたのに、バイセクシャルになり破局になってしまったメアリーに対して、本来妻であれば受け取れる法的遺産を譲渡すると誓いました。さらにフレディの死後の印税50パーセントの受取人もメアリーとなっています。
メアリー・オースティンへの財産の相続
自分の遺産の半分をメアリーに譲ると言ったフレディの言葉通り、メアリーには多額の遺産が渡されました。
報道された内容によると、残された遺産は日本円で90億円とも言われており、半分を受け取るとされたメアリー・オースティンには約45億円もの遺産が相続されたと報道されています。
他にも印税の半分もメアリーが受取人にされたいるので、2021年の時点での純資産額は132億円になる予想です。
メアリーに託された遺骨の散骨
ザンジバル島生まれのフレディ。両親は共にインド出身で熱心なゾロアスター教徒のパールシーでした。フレディ自身もゾロアスター教で、本名のファルク・バルサラと出生はロックなイメージにそぐわないとして多くは語りませんでした。
ゾロアスター教では死体は道端に放置し、ハゲワシに喰わせる鳥葬が主流で、「沈黙の塔」と呼ばれるタワー型のタクマを建て、その上部からハゲワシが自由に侵入できるようし遺体を食べさせ直射日光で乾燥させる形式で葬儀が行われます。
遺体を自然にさらして鳥に食べさせることを違法とする国が多い事からヨーロッパのゾロアスター教徒は火葬が主流になっており、フレディも火葬されました。
遺灰は埋めずに自然に撒く、という方が多く、フレディの遺灰はも撒かれましたが、その役を務めたのがメアリーでした。メアリーは生前にフレディと約束していた場所に蒔いたとのことですが、詳細は詳しく語られていません。
メアリー・オースティンの現在
現在メアリー・オースティンはフレディ・マーキュリーが遺したロンドンにある豪邸で子供達と平穏に暮らしている様です。
フレディが亡くなった当初はインタビューを受けるなど多忙に過ごしていた様ですが、今は平穏が訪れています。
メアリー・オースティンとフレディの絆は計り知れない
フレディ・マーキュリーとメアリー・オースティンとの間には常人では計り知れない深く、強い絆と信頼、愛がありました。
生前フレディは「メンバーとの太い絆は無い」とコメントしており、夫婦や男女の仲を超えたメアリーが唯一の存在だと明かしています。それだけメアリーの事を心から信頼しあっていたのでしょう。