最近よく耳にする「メンヘラ」の本当の意味をご存じでしょうか?メンヘラの意味や特徴を確認すると、意外にもあなた自身や周囲の友人が当てはまる可能性があるのです。
今回は、メンヘラ診断について紹介します。自分では気づきにくいですが、実は周りからメンヘラ判定されているかもしれません。また、男性・女性問わず全メンヘラとの付き合い方も詳しく記載していくので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい。
「メンヘラ」とはどんな意味?
まず初めに、メンヘラの本当の意味を紹介します。「メンヘラ」と聞くと、メンタルが弱いだけのイマージがあるかもしれませんが、実際は少し意味が違うのです。メンヘラとは、「心に問題を抱えている」「精神が不安定」な方を指す、ネット用語です。
メンヘラは単にメンタルが弱い訳ではなく、「かまってちゃん」や「アブノーマル」な方に使用するワードとなります。また、メンヘラは空気が読めないことが多く、周りをハラハラさせがちです。
よくTwitterやInstagramに病み投稿をすることも多く、常にネガティブだったり、自分の弱さをすぐに病気に結びつけたりもします。さらに、メンヘラは基本的に「自分は可哀そうな人間」だと思い込んでいるので、仮に自分が悪いことをしたとしても、悪いことをさせた相手の所為にしがちです。
メンヘラ診断!よくある特徴や行動をチェック
続いて、メンヘラ診断を紹介します。「心に問題を抱えている」「精神が不安定」なことは意外と自分では自覚しにくいのです。自分が気づかないうちにメンヘラ呼ばわりされないように、まずは自分自身がメンヘラではないかチェックしてみて下さい。
特徴①感情の起伏が激しい
メンヘラは精神が不安定なので、喜怒哀楽の「怒」「哀」が通常より多いです。些細なことで不機嫌になりますし、全く関係ない相手と一緒にいたとしても、関係なく当たってしまいます。
先程まで笑顔で楽しそうだったのに、一件のLINEだけで不機嫌に変わり、急に態度が悪くなったり、相手のことも考えずに途中で帰ってしまったりする方は、メンヘラの可能性が高いでしょう。
特徴②いつもネガティブ思考
メンヘラは心に問題を抱えており元気ではないので、例え褒められたとしても裏を読もうとしたり、素直に相手の言葉を受け取りません。何事も疑ったり、いつも不安材料を自ら探しているため、常時ネガティブで病んでいます。
また、メンヘラのうちは「どうせ自分なんて」と言う思考に囚われているので、新しいことにも挑戦できません。自分にとって都合の悪いことは尚更で、受験の為に勉強しないといけない時期でも、何か理由を付けて逃げようとしますし、大人になっても気が向かない時は会社を無断で休むなど、とにかく自分に甘いです。
しかし、「自分をこうさせた周りの人間が悪い」と考えているので、叱られたとしても自分の非を認めませんし、自分の行いに後悔しても時間が経つにつれ脳内変換し、相手が悪いように思い込みます。
特徴③SNSを頻繁にチェックする
メンヘラは自分に自信がないので、周りと同じように生きなければ心配ですし、何なら周りよりも良い生活をしていないと負けた気分になりやすいです。また、自分から人を避けたとしてもSNSでは病み投稿をし、誰かに自分の気持ちを共感してもらいたいのです。
さらに、自分に自信がないため、自分だけでは自分を認められないので、承認欲求が人一倍強いです。メイクや髪型が盛れた日は自分で納得できれば良い話ですが、自分だけが可愛い姿を見ても満足できないため、多くのメンヘラは自撮りを頻繁にSNSに掲載します。
一方、本当に気分が落ち込んでいる時は、SNSで自分よりも過酷な状況のユーザーや、自分よりも見た目が怠っているユーザーをチェックし、「自分よりも下の人間がいる」と心を落ち着けるのです。
特徴④他人の目をやけに気にする
メンヘラは自分のことで精一杯なので、基本的に相手の立場で考えることはありません。その為、人から嫌われやすい傾向があり、メンヘラ歴が長い方やメンヘラ度合が高い方は、嫌われた経験から人の目を異常に気にするようになります。
特徴⑤平気で嘘をつく
自分に自信がないメンヘラは、本当の自分で他人と接することを避けます。その為、自分を良く見せる嘘は平気で付くのです。また、人から嫌われることや、自分が不利になることを異常に嫌うため、言い訳や出まかせもポロポロ言えてしまいます。
しかし、バレていないと思っているのは本人だけで、周りからは嘘がバレているので、嘘を続けていくにつれ、9割が嘘だと受け取られるようになります。
特徴⑥友達が少ないorいない
これまで紹介した特徴でも分かるように、メンヘラは嫌われやすい性格をしています。その為、性格重視で付き合いをする同性の友達が異常に少ないか、ほぼいません。異性の友達は「異性だからこそ許容範囲が広い」ため、最初こそ付き合いをしてくれますが、大体は長続きしないのです。
そして、決まってメンヘラは「私はサバサバしているから、同性の付き合いのネチっこいのが面倒」だと言います。しかし、実際に面倒で周囲から孤立してるのはメンヘラ側です。
また、メンヘラは精神が安定していませんし、自分で感情をコントロールしないので、度々人間関係で問題を起こします。すると、徐々に「面倒な人」だと噂が広まり、地元や知り合いが多い環境ではハブられるようになるのです。
メンヘラになってしまう原因
続いて、何故メンヘラが誕生してしまうのか原因を紹介します。生まれた時からメンヘラな方は一人もいません。育った環境や経験から徐々に心に問題を抱え、メンヘラが形成されてしまうのです。
原因①幼少期の家庭環境が影響
メンヘラの多くは、家庭環境が複雑であったり、両親が仲が悪い傾向にあります。目一杯愛情を貰わないといけない時期に、親からの愛情を感じずに育つため、「自分は愛されない」「誰からも大切にされていない」と思い込み、自己肯定感が乏しいまま大人になります。
その結果、大人になっても自分の機嫌を上手くコントロールできず、いつまでも自分に自信が持てないのです。また、「親の所為でこうなった」と言う考えにずっと囚われているので、本気で自分を変えたいと感じない限り、いつまでも自分の悪い部分と向き合わず、メンヘラを抜け出せません。
原因②トラウマを抱えている
誰しもトラウマになるような事件は起きたことがあるでしょうが、メンヘラは元々精神が弱い方がなりやすく、トラウマから立ち直るのが難しいのです。
また、一般的なトラウマよりもひどいトラウマを抱えている方も多く、以前は元気で自分に自信がある性格だったのに、トラウマを機に性格が180度変わってしまうこともあります。
誰でもトラウマを乗り越えることは難しいですが、自分を変えたいのであれば、考え方を無理やり変えて、何かに一生懸命になることが一番です。そうすれば、自ずと自信が付き、トラウマに打ち勝つことができるでしょう。
原因③ストレスが溜まっている
精神疾患は真面目や頑張り屋な方がなりやすいと言われていますが、メンヘラも同じです。元々は頑張り屋だったり、自分を犠牲にすることで穏便に問題を解決してきた方がストレスをため込んで、爆発させメンヘラになります。
その為、能天気だったり楽観主義に対し「なんであんなに適当に生きていても幸せなんだ」と感じ、「人生不平等だ」とさらに自分を追い詰めてしまうのです。
メンヘラな人との上手な付き合い方
続いて、メンヘラとの上手な付き合い方を紹介します。メンヘラな本人も苦しいですが、実は周りにいてメンヘラの愚痴の聞き役だったり友人・家族も同じく辛いのです。どのようにメンヘラと接すると、メンヘラを悪化させず、関わる側も楽になるのか、詳しく記載していくので、ぜひチェックしてみて下さい。
付き合い方①相手のペースに合わせすぎない
メンヘラの友人や彼氏・彼女がいる方は、可哀そうだからと言って相手に合わせすぎないようにしましょう。メンヘラに振り回され続けたり、受け止めすぎると、いつの間にか良くない共依存関係が出来上がってしまいます。
また、自分も同じような考えを持つようになっては大変です。自分の生活とメンヘラの生活は別と考えて、愚痴を聞くときはしっかり聞いてあげればよいですが、その時だけ共感するようにして、別れた後はすぐに自分の生活や思考に戻りましょう。
付き合い方②言葉や行動でちきんと愛情を伝える
メンヘラは常に怒っていたり、病んでいるわけではありません。一緒に楽しめる時や、こちら側の相談を親身に乗ってくれたり、良い部分も必ずあります。「そんな良い部分が好きだから、あなたといるんだよ」とぜひ言葉で伝えてみて下さい。
メンヘラは事故肯定感があまりにも低すぎますし、ネガティブすぎて自分の良さに気づけていません。そんな時に、彼氏・彼女、同性に友人からの愛情を貰うと、とても喜びますし、少しづつですが自分に自信を持つようになります。
その為、もし親友がメンヘラになってしまったとしたら、「性格が変わってしまった」とすぐに相手に会わせるのではなく、愛情を伝えこちらのペースに巻き込むことも大切です。
付き合い方③相手を否定しない
メンヘラだから、情緒が不安定だからと言って、経緯も聞かずに頭ごなしに否定することはよくありません。何故そのような結果になったのかしっかり聞いたうえで、認めるところは認めてから助言してあげましょう。
メンヘラは自分を否定されることに強い拒絶を感じるため、唯一心を開けていたあなたにも心を閉ざしてしまうかもしれません。誰しも頭ごなしに否定されては嫌な気持ちになるので、メンヘラだからと言ってすべてを否定することが違います。
あなたや周りのメンヘラ度をチェックしてみよう!
今回は、メンヘラ診断やメンヘラと上手に付き合う方法を紹介しました。メンヘラは心に問題を抱えており、精神的に不安定な特徴を持ちます。誰も好きでメンヘラになっていないので、周りにメンヘラがいた場合はあなたの負担にならない程度に話だけでも聞いてあげて下さい。
また、自分がメンヘラだった場合は、自分で自分を認める所から始めましょう。トラウマや幼少期の経験を乗り越えるのは簡単なことではありませんが、絶対にできないことではないです。