フレディ・マーキュリーが愛した最後の恋人であるジム・ハットンとはどの様な人物だったのでしょうか。フレディが死ぬまで献身的に愛し続けたジム・ハットンについて、今回は生い立ちからフレディ・マーキュリーとの馴れ初めまでを詳しくご紹介していきます。
目次
ジム・ハットン(Jim Hutton)とは
世界的ロックスターであるフレディ・マーキュリーの最後に愛した人物であるジム・ハットンはいったいどの様な人物だったのでしょうか。
ジム・ハットンについての詳しいプロフィールや生い立ちについてご紹介していきます。映画「ボヘミアン・ラプソディー」のヒットにより注目を集める彼は何者なのでしょうか。
プロフィール
- 名前:ジム・ハットン(Jim Hutton)
- 生年月日:1949年1月4日
- 没年月日:2010年1月1日
- 出生地:アイルランド のカーロー
- 職業:美容師
ジム・ハットンの生い立ち
アイルランドのカーローという場所で産まれたジム・ハットン。兄弟が多く、10人兄弟の一人として育ちました。
若くしてロンドンに出たジムは「サヴォイホテル」で美容師として働いていたのですが、その時に偶然出会ったのがフレディ・マーキュリーでした。その後フレディ・マーキュリーがエイズによって亡くなるまで、交際を続け深い関係を2人は続けています。
ジム・ハットンとフレディ・マーキュリーの愛の軌跡
ジム・ハットンとフレディ・マーキュリーの二人はどの様な経緯で付き合い、愛し合う親密な関係になったのでしょうか。
ここからは二人の馴れ初めや、日常の様子、最後の別れまでの詳しい詳細をご紹介していきます。フレディが亡くなるまで共にしたジム・ハットンの彼への愛は深く変わる事のない真実の愛だった様です。
愛の軌跡①馴れ初め
ジムとフレディが初めて会ったのはゲイの人々が集まる「ヘブン」というナイトクラブでした。対面を果たした二人でしたが、ジム・ハットンは恋人もおり、ロックに詳しい訳でもなかったのでフレディが有名人である事にも気付かずに興味もなかったそうです。
ですが、一目あってジムに惹かれたフレディは彼に猛アタックをしてアプローチを続けました。最初は気がなかったジムも付き合っていた恋人との破局をきっかけにフレディの好意を受け入れる事にし、二人は晴れて恋人同士へとなったのです。
愛の軌跡②「庭師」として共に過ごした日々
交際を始めた二人はイギリスにあるガーデンロッジの大邸宅で一緒に暮らす事になりました。お揃いの結婚指輪をつけ、夫婦さながらの幸せな生活を送っていた様です。
これを機に美容師の仕事を辞めたジム・ハットンは大邸宅の「庭師」という立場になり、フレディが心休める場所として邸宅を維持していました。
この大邸宅には二人の他に、フレディの付き人であるピーター・フレーストーン、家政婦のジョー・ファネリも同居しており、男性四人で住んでいたそうです。
邸宅に帰ってきたフレディ・マーキュリーを気遣い、ジムは彼の好きな何組を一緒に見たり、マッサージしてあげたりとフレディがくつろぎ、リラックス出来るように配慮していました。
愛の軌跡③フレディがエイズになっても側に居続けたジム
フレディ・マーキュリーがエイズと診断されたのは1987年の事でした。彼はその事実をジム・ハットンに告げ、別れ話を切り出したそうです。
ですが、ジムはそれを断り「馬鹿にしないで、私はずっと君と一緒にいるよ」と言い彼が亡くなる最後まで人生を共にしました。
ジム・ハットン自身も1990年にエイズに感染している事が判明しましたが、約1年以上の間フレディには隠し通したそうです。彼に不安や、罪悪感を感じて欲しくなかったのかもしれません。
愛の軌跡④フレディの最後を看取る
1991年にフレディ・マーキュリーはエイズの合併症である「気管支肺炎」で亡くなりました。その亡くなる数日前にジムはフレディと言葉を交わしていたそうです。
その日フレディは下の階に飾ってある自分の肖像画を見たいと言いました。彼の願いを叶える為、ジムはフレディを抱え絵が飾ってある階まで移動したのです。
そんな彼の行動にフレディは「君はそんなに力持ちだったんだね、知らなかったよ」と言いました。これが二人の最後の会話となったそうです。フレディを失ったジムは後のインタビューで「完全に狂っていた」と語っています。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」に描かれたフレディとの愛
「ボヘミアン・ラプソディー」ではフレディ・マーキュリーがどの様な経緯でQueenを結成したか、メアリーとの出会い、別れ、苦悩、更にジム・ハットンとの出会い交際に発展するまでなどフレディに関する事実が詳細に再現されています。
ジム・ハットンとの馴れ初めや交際するまでの経緯、フレディ・マーキュリーの死についても語られていて、フレディ・マーキュリーについて深く良く知れる作品です。
世界的に大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」
実力派俳優達が本物のQueenの様に演じた事でも話題となりました。名曲と共にフレディ・マーキュリーの生涯を観ていけるこの映画は、多くのQueenのファンのみならず、世界中の人々の間でヒットし人気をはくしています。
映画の予告映像だけでも、映画の内容からQueenとフレディへの愛、キャスト達の熱意がとても感じられる素晴らしい作品です。
ジム・ハットンをアーロン・マカスカーが好演
フレディが死ぬまで愛し続けた最後の恋人であるジム・ハットンを演じたのは、タレ目で優しそうな雰囲気が彼にそっくりな俳優の「アーロン・マカスカー」です。
日本ではあまり有名にはなっていませんでしたが、海外のテレビドラマなどでは活躍しており、「ボヘミアン・ラプソディー」を機に世界中に認知され、知名度が上がりました。
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ジム・ハットンとメアリー・オースティンとの確執
実はフレディ・マーキュリーにはジム・ハットンと付き合う前に交際していたメアリー・オースティンという女性がいました。
フレディは彼女と別れた後も恋人の時以上に信頼し合い、ビジネスパートナーとしても付き合いが続いていたので、恋人の立場からすると面白くはなかったでしょう。
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フレディの元婚約者メアリー・オースティン
フレディ・マーキュリーがバンドを組みQueenが結成される前からの付き合いがあり、交際し婚姻関係まで進展していたメアリー・オースティン。
彼女と別れた後、フレディはジムと交際を始めた事もあり彼が原因だと言われる事もありますが、フレディはジム・ハットンと付き合う前にも様々な男性とお付き合いをしていたので直接的な原因ではありません。
フレディがメアリーに「自分はバイかもしれない」と打ち明け、メアリーは「違うわ、貴方はゲイよ」と言い放ち交際が終了しましたが、二人はフレディが死ぬまで強い絆で結ばれていました。
フレディの遺産であらわになったメアリーとの確執
フレディの家であるイギリスの大邸宅「ガーデンロッジ」は彼の死後メアリーが相続しました。ジム・ハットンは生前フレディから「好きなだけここにいると良いよ」と言われていましたが、思い出の写真を持ち出す暇もなくメアリーに追い出され二人の確執は深くなったのです。
フレディの生前はフレディ・マーキュリー、メアリー・オースティン、ジム・ハットンの3人で仲良く写る写真も多く撮られ、仲睦まじい雰囲気でしたが、ジム曰く「メアリーは元々自分の事をあまり好ましく思っていなかった」とインタビューで答えています。
フレディの死により仲良くする必要はなくなったと判断し行動したのでしょうか。更に彼女は2人目の赤ちゃんを妊娠していたこともあり、感染症にかかっていた彼を早く自分から引き離したかったのかもしれません。
フレディが死を迎えたその後のジム・ハットン
フレディの死後、一緒に住んでいた家からも追い出されたジムはその後どの様に過ごしているのでしょうか。ジム・ハットンのその後を詳しくご紹介していきます。
その後①本「フレディ・マーキュリーと私」を出版
フレディ・マーキュリーとの出会いや馴れ初めをジム・ハットンの視点で執筆した「フレディ・マーキュリーと私」という本を出版しています。
恋人の視点から見えてくる、アーティストではないフレディの普段の姿や恋愛模様を感じられる本となっていて人気です。
その後②ジム・ハットンの死因は「肺がん」
フレディがエイズで亡くなった事もあり、ジム・ハットンの死因もエイズであると誤解している方が多いですが死因は肺がんでした。実際にはジムはエイズに感染していましたが、フレディに伝える事もなく彼が死ぬまで隠し通しています。
2010年1月1日に60歳で亡くなったジムは、ヘビースモーカーであったため肺がんを引き起こしそれが原因で亡くなったそうです。
ジム・ハットンはフレディを真摯に愛した
死の直前までフレディ・マーキュリーの為に行動し、エイズで苦しむ彼を献身的に支えたジム・ハットンは心からフレディを愛していたのでしょう。
フレディに気を使わせたくないからと、エイズに感染した事も最後まで隠し通し彼の事を想っていた事がわかります。最後までフレディ・マーキュリーという一人の男性を愛したジム・ハットンは素晴らしい人物でした。