「稲荷祭りの神隠し」という事件をご存知ですか?二人の男女が14日間も行方不明になった後、無事に保護されるという不思議な事件です。この記事では稲荷祭り神隠し事件について、掲示板に書かれた、稲荷神社はどこにあるのか等の内容をもとに実際にあったのか検証しています。
目次
世界の何だコレミステリーで紹介された都市伝説「稲荷祭り」とは
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— 世界の何だコレ!?ミステリー【公式】 (@nandakore_8) January 26, 2023
まず初めに、フジテレビで放送されている人気バラエティ番組「世界の何だコレ!?ミステリー」にて、都市伝説になっている「稲荷(いなり)祭りの神隠し」について紹介します。事件のおおまかな内容と、神隠しにあった人はどうなったかについてふれています。
稲荷神社の夏祭り「稲荷祭り」で起きた神隠し
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🔹夏祭りで神隠しにあった2人!?
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稲荷祭りは、稲荷神社で開催される夏祭りのことです。2023年5月3日にフジテレビで放送された「世界の何だコレ?!ミステリースペシャル」において、稲荷神社で神隠しがあったことが都市伝説として特集されました。
都市伝説「稲荷祭り神隠し事件」は、当時中学生だった女子と高校生の男子行方不明になったというものです。行方不明になった期間は14日間でした。
神隠し事件は、20~30年ほど前に起き新聞沙汰にもなりましたが、2chの掲示板により全国的に有名になりました。事件を掲載した新聞は「築舘新聞」だと言われていますが、現在では廃刊しているため当時の記事はありません。
神隠しに遭った男女は無事保護されている
神隠しにあった男女は、14日間行方不明になった後、無事に保護されています。当時は、ベンチで眠っていた姿を警察が見つけたそうです。警察は行方不明であることを年齢や状況から考えて、家出として処理されています。
無事に保護された後、本人たちは「さまよった」と語っていましたが、事実確認のしようがないため、「14日間の家出」という形で発表したとのことです。
稲荷祭りを開催した稲荷神社の場所は東北?
では、神隠しがあった「稲荷祭り」が開催された「稲荷神社」の場所は一体どこなのでしょうか。神隠し事件は実際に起こり、新聞沙汰にもなったことで、掲示板に書き込みをした人は、身バレが怖いとのことで、詳細は明かされていません。
しかし、掲示板に書かれている会話の内容からして、「東北地方」ではないかと推測されています。「稲荷神社」について調査したところ、京都市の伏見区に総本宮を構える神社であることが判明しました。
ただし、稲荷神社は、主祭神として2970社、境内社など全ての分祀は32000社にも及び、個人企業をはじめたとし、路地、山野などあらゆる場所にあるかなり多くの数が確認されています。
各地に鎮座する稲荷神社は、北海道や関東地方、中部地方、近畿地方、中国四国地方、九州地方など全国津々浦々にあります。中でも、東北地方では、青森県や岩手県、秋田県、宮城県、福島県などのほぼ全域に稲荷神社が存在します。
稲荷祭りの神隠し事件の掲示板内容
稲荷祭りの神隠し事件では、中学生が友達と稲荷祭りへ行きますが、しばらくすると周りの人が気づいてくれない、声が届かないことが起こりました。その後、謎の影がついてきて、逃げながら3日間過ごしていると、寝ているところを警察に発見されたという流れです。
稲荷祭りの神隠し①中学生が友達と稲荷祭りへ
中学生が友達と一緒に稲荷祭りへ出かけたことがきっかけで事件は起きます。祭りにはたくさんの人がいて、準備や出店は近所の人がやっていました。
そのため、ある程度遅い時間の帰宅になっても問題ありませんでした。祭りには毎年行っていて、夜9時くらいまで楽しみ、片付けもして、お好み焼きを食べたそうです。
稲荷祭りの神隠し②周りの人達が気付いてくれない
名前を呼ばれて一緒に帰ろうとおじさんに声をかけられたので、返事をしましたが、おじさんはすぐそこにいるのに気づかないで何度も名前を呼びました。
聞こえていないのかな?と思い、立ち上がって少々大げさ気味にてをふって返事をしましたが、やはり気づかれませんでした。むしろ「あの子たちはどこに行った?」と周囲の人に聞いて回っていました。
食べ終わって出たゴミを急いで捨てに行った際、別のおばさんが「あれ?ここで二人で食べていたけど」といる場所を指差していましたが、まだ姿が見えていない様子でした。
本人たちは、大声を出したり、走ったり、肩をたたいているのにも関わらず、無視され続けていたそうです。一緒にお好み焼きを食べていた友達とは手をつなぐことができ、「なんだろう、どうしたんだろう」と会話をかわしていました。
稲荷祭りの神隠し③電話をしても声が届かない
周りの人に見えていない状態、すなわち透明人間となった二人は、その後も声をかけたり周りを歩いていましたが全く気づかれませんでした。祭りに来た際に駐輪していた自転車のカゴを見て、何も入っていないからおかしいということになり、大騒ぎに発展しました。
二人は、急いで敷地を出て、近くの公衆電話から友達の自宅の方に電話をしました。友達の親は留守だったので、自分の家にかけたところ、母親が出ました。
「もしもしお母さん?」としゃべりましたが「もしもし?もしもし」と会話ができずに電話が切られてしまいました。透明人間になり姿が見えなくなっただけでなく、電話をしても声が届かないことがわかったのです。
祭り会場に戻りましたが、未だ姿が見えておらず、二人は自転車に乗って帰ることにしました。しかししばらくして友達が「自転車おいて歩いて行こう」と提案があり、その通りにしました。
稲荷祭りの神隠し④謎の影がついてくる
祭りからの帰り道を見ると、人々が帰っていく姿がありました。その中に、黒色や白色の透明な影も確認しました。その影は人影に似ていたそうです。
二人は、影が見えていることと、街灯に当たった際に、人の顔のようなものが確認できたことを話していました。そしてその影は二人の後を追ってきました。ずっと影が追ってくるので、畑でしばらく座っていると、パトカーが目の前を通りすぎました。
それでもまだ影が追ってくるので、腰を低くしながら畑を抜け、川の土手をはうように逃げました。そのまま自宅ではなく、24時間営業のスーパーへ行きました。
スーパーは明るいため、誰かに見つけてもらえるだろうという期待がありましたが、店員にも無視をされたため、まだ姿が見えていないと確信しました。
スーパーでは飲み物と食べ物を買いたかったのですが、透明人間になっているので、多めのお金をレジに置いていきました。スーパーにあった公衆電話から再び電話をかけましたが、パニックになった母親が「誰?どこにいるの?」と言うだけでした。
稲荷祭りの神隠し⑤3日間影から逃げて警官に声をかけられる
スーパーに行った日を最後に、影のようなものから逃げながら3日の間、自宅や警察、神社を往復していました。そして疲れ果てて、座りながら寝ていると、警察が明らかにこちらへ向かってくる様子が見えます。
その警察に警戒しつつも、話しかけられたので、ようやく発見されたと悟りました。警察によると、14日間も行方不明だったことから、誘拐を視野に捜査していましたが、発見された当初は無傷だったため、不思議がられたそうです。
稲荷祭りの神隠し事件で元の世界に戻ってから
それでは最後に、稲荷祭りの神隠し事件で無事発見され、元の世界に戻った際に判明したことについて解説します。行方不明になった時系列や、事件解決後に発見された形跡などについてふれています。
14日間行方不明になっていた
警察に発見された二人は、泣きながらそのまま保護されました。行方不明になった二人は、あらゆる場所を往復していたり、影から逃げていた期間は3日くらいだと思い込んでいましたが、実際の世界では14日間という長い期間になっていました。
スーパーでの買い物・電話の記録は残っていた
二人の実家に電話した記録や、24時間営業のスーパーへ行ったときに買った形跡も確認できたそうです。スーパーにいった際、事務所の固定電話からも電話をかけたそうで、その記録も残っていたようです。
警備員がいたため、どのように侵入したのか不思議がられました。この時「電話借ります」と警備員に声をかけましたが、気づかれずにテレビを見ていたそうです。また途中で乗り捨てた自転車についても同じような形跡があったと判明しました。
自宅に残したメモで見つけてもらえた
スーパーに行った際、レジ横にあった紙とペンを使い、気づくように仕向けましたが案の定全く気づかれませんでした。スーパーの予定表が書かれた黒板に、二人の名前と日付、これから警察署へ行き、最後に自宅に戻ることを書いて去ったことも明かしていました。
そして警察署と自宅でも同じようなメモを書き置きしました。自宅に残したメモには、「追いかけられているから川の方へ逃げる」という内容を書きました。それがきっかけで二人は無事に見つかったようです。
稲荷祭りの神隠しは当時新聞にも掲載された不思議な話
いかがでしたか?今回は稲荷祭りで起きた神隠しについて解説しました。稲荷祭り神隠し事件は、男女二人が14日間行方不明になった後、無事に保護されたという結末を迎えました。この事件は当時新聞でも報道されるくらいの不思議な話として、テレビ番組でも特集されています。