昨今レジャーとしてもファッションとしても話題の「アウトドア」ですが、今回は日本発のアウトドアブランドに注目しました。日本発ブランドならではの注目すべきアピールポイントがありますので、ぜひチェックしてお気に入りのブランドを見つけてみてください。
日本のアウトドアブランドの人気の理由
数あるアウトドアブランドの中でも、日本発のアウトドアブランドの人気が高まっています。その理由のひとつは、日本の風土や気候にマッチしていること。そしてもうひとつは日本人ならではのきめ細かい配慮が商品に反映されていることです。
ウェアなどは日本人に合ったサイズ感も日本のアウトドアブランドが高評価されている理由だと言えます。いつもの服を買うのと同じ感覚でアウトドア用のウェアを選ぶことができます。
タウンユースできるおしゃれなアパレルの宝庫
アクティビティとしてもファッションとしても、「アウトドア」が重要なキーワードとなりつつある昨今、フィールドでの着用のみならずタウンでもアウトドアアパレルが注目されています。
着るだけで、休日のフィールドの空気を都会でも感じることができるのも現代人にとって大きな魅力となっています。
日本のアウトドアブランドが世に送り出すアパレルは、機能面はもちろん、デザイン性も十二分に楽しめるものの宝庫となっています。ぜひ日本のアウトドアブランドのアパレル商品を生活に取り入れてみてください。
日本のアウトドアブランド人気10選
数ある日本のアウトドアブランドの中でも、おすすめの人気ブランド10選をご紹介させていただきます。それぞれに特徴のあるブランドばかりです。ぜひお気に入りのアウトドアブランドを見つけてください。
日本のアウトドアブランド①mont・bell(モンベル)
1975年に大阪で創業された総合アウトドアブランドです。テント、バックパック、寝袋、登山靴などの本格的な登山用品やキャンプ用品、防水性に優れデザインも秀逸なレインウェア等の各種アウトドア商品を扱っています。
モンベルは、他のアウトドアメーカーよりも手の届きやすい価格でありながら、優れた品質でコストパフォーマンスの良さが評価されています。モンベルがコストパフォーマンスの良さを実現できる最大の理由は、全て自社製造である、という点です。
デザイン、素材選びから仕入れ、製造まで全て自社で行うことで中間マージンを省くことができ、リーズナブルな価格に結び付けているというわけです。
日本のアウトドアブランド②Snow Peak(スノーピーク)
スノーピークは新潟県三条市に本社を置く総合アウトドアブランドです。「オートキャンプ」というキャンプスタイルを世界に先駆けて提案した会社としても有名です。
最近ではキャンプ用品に植栽などを組み合わせたキャンピングオフィス事業や、ワーケーションの提案などにも力を入れています。
オートキャンプ用のテントや寝具、タープ、チェア、クッカー等、キャンプシーンに映える見た目と性能を兼ね備えたグッズを豊富にラインナップしています。テントやタープの破れなどの破損や故障は、ほとんど全てのアイテムが同社のアフターサービスで修理可能なのも特徴です。
2014年にリニューアルしたアパレルラインは、最近ではセレクトショップでの取り扱いも増えるなど人気を集めています。
その理由は、昨今のトレンドでもあるアーバンライクなアウトドアミックススタイルを実現したクールなデザインにあります。そのデザイン性とアウトドアブランドならではの防水機能や難燃性素材の採用などのハイスペック機能の融合が高く評価されています。
日本のアウトドアブランド③DESCENTE(デサント)
デサントは1935年創業の歴史あるブランドです。スキーウェアやスイムウェアなど、特定のスポーツに特化したウェアを数多くラインナップしています。
そのスポーツウェアのノウハウを活かし、2012年にスタートした「デサントオルテライン」には、アウトドアシーンに最適なアイテムも提案されています。
中でも今や定番となった水沢ダウンは、雨の日や雪の日の快適性を飛躍的に向上させることに成功しました。その機能性とミニマルなデザインでハードなアウトドアフィールドシーンからタウンユースまでをカバーし、幅く人気を集めています。
その他にもスポーツテイストを活かした有名スポーツ選手とのコラボレーションアイテムなどもラインナップされ、人気を集めています。
日本のアウトドアブランド④NANGA(ナンガ)
ナンガは、1941年に寝具メーカーとして滋賀県米原市にてスタートした羽毛商品ブランドです。社名「ナンガ」はヒマラヤ山脈にある世界9番目に高い山の名に由来しており、たくさんの遭難者を出してきた登頂が困難な山として有名です。
ナンガでは、そんな厳しい環境での登山やキャンプでの使用にも耐える、ダウンシュラフや、パンツ、ジャケットなど登山用アパレルをメインに扱っています。国内生産にこだわり、高性能な羽毛製品を生み出し続けています。
羽毛を使ったアウター類は比較的後発ですが、同価格帯の他ブランド商品と比較しても羽毛の質や保温性、保湿性などが高く評価されています。
ファッションアイテムとしても、人気セレクトショップでの取り扱いが増え、有名ブランドとのコラボレーションも多数発表されるなど、日本における冬のダウンアウターの筆頭ブランドと言っても良いほど注目を集めています。
日本のアウトドアブランド⑤LOGOS(ロゴス)
メイプルリーフがシンボルマークのロゴスは、カナダのブランドだと思われがちですが日本のブランドです。創業は1928年、大阪の船舶用品問屋でした。キャンプ用品を最初に発売したのは1983年です。
ロゴスのブランドポリシーは「水辺5メートルから標高800メートルまで」です。ダイビングなどの水の深い場所での専門的な領域や、標高の高い本格的な登山の領域に踏み込まないことを指します。
平坦なフィールドでのファミリーキャンプをターゲットにアイテムを展開していくという意志の表れです。
ですので、ロゴスのアイテムは価格が手ごろでアイディア満載、使い勝手が良いのが特徴です。それはウェアにも言えることで、ロゴスのファッションアイテムは機能的で、遊び心に溢れたデザインです。
アウトドアフィールドだけではなく、タウンでも自然の風を感じながらおしゃれに着こなせるアイテムが揃っています。
日本のアウトドアブランド⑥ALDIES(アールディーズ)
アールディーズは、帽子を被ったヘビがブランドキャラクターとなっている日本発のブランドです。2004年にメッセンジャーバックやリュックなどのバッグ類を中心とした構成でブランドをスタートさせました。
アールディーズの服は“LOVE&JOKE”をコンセプトに、何種類もの生地や色を組み合わせて複雑にレイヤードしていく独特の手法で生み出されています。
斬新なポップアートのようであり、かと思えば小さなパーツが複雑な色の組み合わせで出来上がっている繊細さがあったりと、丁寧に作られている服からは日本のブランドらしさが醸し出されています。
グループキャンプや野外フェスで映える個性的なアイテムは、若者やヤングファミリーとアウトドアフィールドをより身近にしてくれています。
日本のアウトドアブランド⑦caravan(キャラバン)
1954年に創業したキャラバンは60年以上続く日本の老舗登山靴ブランドです。登山靴のみならず、クライミング、ランニング、レインシューズなどアウトドアやスポーツに関連する靴を幅広く手掛けています。
登山靴やトレッキングシューズは海外ブランドでも有名なものがありますが、キャラバンの靴は日本人の足型に合わせた木型を使用しているので、履きやすく歩きやすいと高評価を得ています。
登山やトレッキングをしなくても、思い切り動け、足を守ってくれる靴があるとアウトドアフィールドでの活動の幅が広がります。特に雨の日や雨の後などは、その高い防水性で靴の中をいつでもドライに保ってくれるので、とても安心です。
キャラバンには自社内にリペアルームがあり、アフターサービスにも力を入れています。靴の状態によって柔軟に対応してくれますので、お気に入りの靴を長く履き続けることができます。
また、レインウェアはキャラバンオリジナルの防水素材を使用しており、高い機能性と手に取りやすい価格で評価されています。
日本のアウトドアブランド⑧Foxfire(フォックスファイヤー)
フォックスファイヤーは1982年に創業した日本のアウトドアブランドです。フォックスファイヤーが最初に手掛けたアイテムはフィッシングベストで、当時輸入品が主流だったフィッシング業界で、日本人の体型やフィールドにマッチしたフィッシングベストを世に送り出しました。
フォックスファイヤーは素材にこだわるブランドです。1987年には業界に先駆けてマウンテンパーカーにゴアテックス素材を採用しました。ゴアテックスは日本の高温多湿な気候には必要な素材だったからです。
その他にも着るだけで防虫効果がある「スコーロン」衣料の開発、ウールとポリプロピレンのハイブリッド繊維PPウールシリーズの開発などがあります。
そういった高機能素材を活かしたタウンユース向けの着心地のよいウェアもラインナップされ、アウトドアでのアクティブシーンだけでなく日常のワードローブとしても活躍するアイテムが揃っています。
日本のアウトドアブランド⑨PAAGOWORKS(パーゴワークス)
パーゴワークスは、2011年に設立されました。日本中が東日本大震災でアウトドアレジャーから遠ざかっていたとき、「何か世の中のためにできる事はないか?」という想いでスタートしたブランドです。
PAAGOWORKSとは、Pack and Go!(荷物を詰め込んで出かけよう!)という意味合いで、取り扱うアイテムとしては、パッキング力にこだわりぬいたバッグ類がメインとなっています。
パーゴワークスのバッグは、「独創性」と「実用性」に満ちており、その理由は徹底したユーザー目線の採用にあります。デザイナー自らがユーザーとなり、フィールドで実際に使ってみてはリニューアルを繰り返しています。
バックパックやカメラバッグ、チェストバッグや、小さいものではスマホと数枚のカード類が入るだけのミニウォレットなどがラインナップされており、どれもモノを快適に持ち歩くことに特化しています。
アウトドアフィールドでも街での日常生活でも、必要なモノを安全に使いやすく持ち歩け、さらには冒険心や創造力をも刺激してくれる、楽しさ溢れるバッグになっています。
日本のアウトドアブランド⑩CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
キャプテンスタッグは、1976年、家庭用品を扱うパール金属株式会社のアウトドア部門としてスタートし、当初は主にバーベキューコンロやアウトドア用の食器などを展開していました。
その後テント、シュラフ、テーブル、チェアから様々なアクセサリー、カヌーや自転車といったレジャーアイテムなど、非常に幅広い分野まで取り扱いを拡大しています。
キャプテンスタッグは、リーズナブルな価格でありながらも、ユーザーのニーズをきちんと捉え、ファミリーやグループキャンプに必要十分なアイテムが豊富に揃うのが特徴です。
ウェアもさまざまなアウトドアアクティビティに合わせ、例えばマリンスポーツ用のラッシュガードやスキー用のグローブなどの防寒用アイテム、タオルやマスクなどの小物まで多方面に展開しています。
デザインや機能は充実していますが価格は比較的リーズナブルなので、アウトドア用品同様、ウェア類も手に取りやすく入門編として最適です。