「ファイト・クラブ」「アメリカン・ヒストリーX」をはじめ、数々の名作に出演しているエドワード・ノートンについてまとめます。プロフィールから代表的な出演作まで、幅広くエドワード・ノートンの活躍に迫るのに適した内容です。エドワード・ノートンやハリウッド映画に詳しくなりたい方は、ぜひチェックしてみてください。
エドワード・ノートンのプロフィール
エドワード・ノートンはアメリカ・マサチューセッツ州ボストン出身の俳優です。1969年08月18日生まれ、身長は183cmです。主に「アメリカンヒストリーX」や「ファイト・クラブ」などに出演したことで知られています。
また、映画監督としても活動しており、監督デビュー作は2000年公開の映画「僕たちのアナ・バナナ」です。さらに2019年には小説「マザーレス・ブルックリン」をもとに同名映画を監督しています。
エドワード・ノートンの生い立ち
エドワードノートンの父エドワード・モーア・ノートンJrは、環境問題に取り組む弁護士です。さらにカーター政権時代には連邦検察官を務めていました。母のリディア・ロビンソンは英語教師でしたが、1997年に脳腫瘍のためこの世を去りました。
そんな両親に育てられたエドワード・ノートンは、幼い頃から演劇教室に通っていました。その当時の有名なエピソードがあります。彼は演劇の練習中、先生にこう質問をしたということです。
「このシーンでの私の役割はなんですか?」これが8歳の頃の話ということですから、いかに幼い頃から演劇への情熱を持っていたかが窺えます。
エドワード・ノートンは日本通?
エドワード・ノートンは過去に1年ほど日本に住んでいる時期がありました。その後もことあるごとに来日しており、プライベートではお忍びで来日することもあるのだと囁かれています。
映画「インディブル・ハルク」で共演したリヴ・タイラーは、彼のことをかなりの日本通と語っています。というのも、エドワード・ノートンは居酒屋から高級レストランまで、幅広い店を熟知しているようです。
リヴ・タイラー自身も、日本に来た際は彼におすすめのお店を尋ねることがあると言います。またエドワード・ノートンは大阪に住んでいたこともあり、お好み焼きを気に入っているようです。
エドワード・ノートンの日本語力
エドワード・ノートンはイェール大学在学中、日本語を勉強していました。そして卒業後、祖父ジェームズ・ラウズ氏の手伝いのため来日しています。それというのも、ジェームズ・ラウズ氏は都市計画家であり、大阪の海遊館の設立を任されていたのです。
そしてこれを機に来日したエドワードは1年ほど大阪に滞在したのですが、この期間だけで日本語を習得したのだと言いますから驚きです。上に添付した動画内では、エドワードが大阪弁で話している姿が見られます。
エドワード・ノートンの現在
マルチな才能を発揮するエドワード・ノートンですが、現在はどのような活動を行っているのでしょうか。ここからは、エドワード・ノートンの最新情報をお伝えします。
監督・ 脚本・製作・主演で活躍
2020年1月、エドワード・ノートンがおよそ20年ぶりに監督を務めた作品「マザーレス・ブルックリン」が公開されました。この作品では、エドワードが監督のほか、脚本、制作、主演を一挙に担っています。
この作品を公開するにあたり、エドワードは影響を受けた作品や、本作品を今公開する意義について語っています。まず、彼が映画を制作するにあたり参考にしたのは、ロマン・ポランスキー監督の「チャイナタウン」だと言います。
彼にとっては、この映画の「富が全て犯罪の上に作られた」というエピソードが印象的だったようです。そしていざ映画が作られるにあたり、予想外に時間がかかってしまったのだと話します。
脚本を書き終えた頃、世の中ではオバマが大統領として再任されており、「もしかすると今書いている作品が時代と合わなくなってしまうかもしれない、人種差別は過去のことになるかも」と感じたと振り返りました。
しかし、そうこうしているうちにドナルド・トランプ大統領が台頭し、この映画が時代と関連のあるものとして息を吹き返しました。
そしてエドワードは「今こそがこの映画を作るにふさわしい」と感じ、公開するに至ったと語ります。特に映画の後半部分は現在起きている出来事と非常に関連しているのだそうですから必見です。
2019公開「マザーレス・ブルックリン」
エドワードが監督、脚本、制作、主演を務めたマザーレス・ブルックリンは、障害を抱えながらも驚くべき記憶力を持つ私立探偵のライオネル・エスログを主人公に据えた作品です。ある日彼の唯一の友人、フランク・ミナが殺害されてしまいます。
この事件の真相に迫るため、エスログはハーレムのジャズクラブやブルックリンのスラム街など、大都会の闇に迫ることとなるのでした。

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ナイブズ・アウト続編のキャストに!
映画「ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密」 は、名探偵ブノワ・ブランの活躍する様子を描く密室殺人ミステリーです。世界総興行収入は3億を超えており、第92回アカデミー脚本賞を受賞しました。
そんな大作の続編の制作が、ネットフリックスにより3月に実現しました。配信作品としては史上最高額である約4億を投じて制作される本作では、ジョンソンが引き続き監督、脚本を務め、主演も前作と同じくクレイグです。
この話題の続編に、エドワード・ノートンの出演が決定しました。彼が出演することで、脚本のクオリティが高いものであろうと期待が集まっています。
結婚生活はベールに包まれている
エドワード・ノートンは、2013年3月に第一子の男児が誕生したと発表しました。この時初めて彼は、男児の母である映画プロデューサーのシャウナ・ロバートソンと結婚していたことを明らかにしたのでした。
エドワードはプライベートについてあまり多くを語らないため、シャウナが妊娠したことも事前に話してはいませんでした。結婚式に関する詳細のスクープも試みられましたが、あまり詳しいことは分からなかったようです。
エドワード・ノートンはこれまで、コートニー・ラブやサルマ・ハエックと交際した過去があり、妻のシャウナとは6年交際した末、2011年に結婚したということです。
エドワード・ノートンの人気出演作品
次に、エドワード・ノートンの出演作の中で人気の映画をご紹介します。映画史を語る上でも欠かせない名作が揃うラインナップをお楽しみください。
出演作品①アメリカンヒストリーX
衝撃を読んだ「アメリカン・ヒストリーX」です。白人至上主義の極右組織「ネオナチ」のメンバーとなった兄弟の悲劇を描く作品です。エドワードノートンは兄弟の兄役を演じ、弟役はターミネーター2で話題となったエドワード・ファーロングが務めました。
ノートンが演じたデレクは、父を黒人に殺された恨みから白人至上主義のグループに身を置きます。そして殺人事件で刑務所送りになりやがて出所しますが、そこでデレクを慕う弟がメンバーとなっていることを知るのでした。
出演作品②真実の行方
1996年公開の映画「真実の行方」です。大司教惨殺事件が起こり、その侍者である青年アーロンが容疑者として逮捕されます。売名家と呼ばれる弁護士のマーティンは、事件が注目を集めていることに目をつけて無償で弁護をすると申し出ます。
マーティンはあどけないマーロンの表情を巧みに利用して作戦を企てますが、元恋人の検事ジャネットは様々な物的証拠を提示し、なす術がなくなります。その頃、アーロンの精神分析を担当していたアーリントン女医は、ある事実を掴むのでした。
出演作品③インクレティブル・ハルク
2008年公開の映画「インクレディブル・ハルク」です。科学者ブルース・バナーは、恋人の父にあたるロス将軍の命を受けて人体への放射線抵抗の研究を行っていました。しかしその実験の最中、多量のガンマ線を浴びてしまいます。
このことが原因で、ブルースは怒りを感じ心拍数が200を超えると、2.7メートルもの巨大な身体を持つモンスター=ハルクに変異する 特殊体質となってしまいます。また、この能力を利用しようとする軍に追われる身となってしまったのでした。
彼は軍から逃れブラジルで治療薬開発と細胞の解明に勤しみますが、居場所が割れてしまい、特殊部隊員に包囲されます。そこでブルースはハルクに変身し、危機一髪逃亡に成功しますが、更なる試練が彼を待っていました。
出演作品④ラウンダーズ
1998年公開の映画「ラウンダーズ」です。マット・デイモンとエドワード・ノートンが共演し、熱くて危険な友情を描きます。マッド・デイモン演じるマイクは、高い金を賭けたゲームに惨敗し、それから法律の勉強をするためギャンブルから卒業します。
そして恋人と共に新しい生活を始めるのでした。しかしそこへ、かつての親友が出所し、ポーカーゲームで惨敗してしまいます。そのことを知ったマイクは、親友への忠誠心とゲームの危険な誘惑から逃れられず、またもやポーカーの世界へ舞い戻るのでした。
出演作品⑤ファイト・クラブ
1999年公開の映画「ファイト・クラブ」です。若くして企業の重役に就いたジャックは、正体不明の男テイラーに招かれ、謎の組織「ファイト・クラブ」の一員となります。そこには日々鍛錬を続ける男たちが切磋琢磨し、素手で戦いを繰り広げる世界がありました。
この映画では、血飛沫が飛び散るほどの迫力あるファイトシーンが多々見られます。また、名作「セブン」を手がけたデヴィッド・フィンチャー監督ならではの世界観を垣間見ることもでき、混沌とした映像美を楽しめます。
エドワード・ノートンの映画を見てみよう!
ハリウッド俳優として根強い人気を誇るエドワード・ノートンは、数々の名作に出演しています。日本通でもある彼の活躍は、50歳を超えた今も広がり続けています。これを機に、ぜひその出演作をチェックしてみてください。