見れば元気をもらえる映画として名高い「プラダを着た悪魔」について、そのあらすじや女性から共感を寄せられるポイントを解説します。あらすじはネタバレなし・ありに分けてまとめるので、ご自身の鑑賞スタイルに合わせて参考にしてください。鑑賞すれば明日への活力が湧いてくる「プラダを着た悪魔」の魅力をチェックしましょう。
目次
プラダを着た悪魔のあらすじ【ネタバレなし】
まずはネタバレを交えずに、プラダを着た悪魔のストーリーをご紹介します。まだ視聴したことのない方にも参考にしていただけるよう、結末には触れていないのでぜひチェックしてみてください。
プラダを着た悪魔のあらすじをネタバレなしで紹介
アンディは、ノースウェスタン大学を卒業後、ジャーナリストになるため田舎から上京します。しかしニューヨークへ来たアンディは、なぜか一流のファッション誌「ランウェイ」の編集部に配属が決まります。おしゃれに疎い彼女は困惑するのでした。
彼女が配属されたのは、ランウェイの編集長であり、ファッション業界で幅をきかせるミランダ・プリーストリーのアシスタントというポストだったのです。ミランダの秘書になったアンディは、すぐにこの業界が甘いものではないと悟ります。
ミランダは悪魔のように高水準な要求をし、昼夜問わず呼びつけてきます。さらに横柄な態度を崩さず、これまでに何人ものアシスタントが辞職を余儀なくされてきたのでした。しかしアンディは、夢の文芸誌で働くために、キャリアを積むべく悪魔のような要求に応えます。
しかし、仕事のせいで私生活は疎かになり、彼氏の誕生日もまともに祝えません。さらに友人にも愛想を尽かされてしまいます。果たして、アンディはこのままたくさんの前任者たち同様、辞めることを余儀なくされてしまうのでしょうか。
それとも、彼氏や友人に彩られていた私生活を捨ててキャリアを優先させることになるのでしょうか。アンディはの出した答えとは…。
プラダを着た悪魔の感想や評価
大好きな映画。何十回も観ていて、いつも勇気付けられる!成長すること、自分を貫くこと。バイブルの一つです。
引用元:https://filmarks.com
テーマとしてはありふれたものであると思う。その意味で最後まで自分が想像したシナリオとの予定調和感が大きかった。しかしラストはいい意味で期待を大きく裏切られた。
引用元:https://filmarks.com
プライベートが崩壊した時が昇格のタイミングだ、というような社会人なら心に刺さるシーンもある。内容もファッションも色褪せない、人生で一度は見ておきたい映画です。
引用元:https://filmarks.com
プラダを着た悪魔のあらすじ【ネタバレあり】
ここからは、プラダを着た悪魔のあらすじを、ネタバレを交えながらご紹介します。5段階に分けてまとめるので、気になるところまでチェックするもよし、全体のあらすじを追うのもよし、お好きに楽しんでください。
プラダを着た悪魔ネタバレあらすじ①オハイオからニューヨークへ
アンドレア・サックスは、大学を卒業してニューヨークへ上京したばかりでした。彼女は周囲の人からアンディと呼ばれ、シェフとして働くネイトと交際し充実した私生活を送っています。この日、ジャーナリストを目指すアンディは、ファッション誌「ランウェイ」の編集部の面接を受けに行きました。
ファッションに疎いアンディは、ランウェイという雑誌のことも、その編集長のミランダ・プリーストリーのことも全く知りませんでした。しかし、ここで1年間アシスタントとして働けば、その経験をもとに編集者になれると期待していたのです。
しかし、ファッションに関心がなく垢抜けないアンディを見て、第1アシスタントのエミリーは呆れます。直接面接をしたミランダも、アンディを見て壊滅的なファッションセンスを批判、あっさり追い返してしまいます。
アンディは「私にはファッションの知識はないけれど、頭は切れる」そう言い捨てランウェイを後にするのでした。彼女の意外性に着目したミランダは、アンディを第2アシスタントとして雇うことに決めます。しかし、アンディを待ち受けていたのは地獄のような日々だったのです。
プラダを着た悪魔ネタバレあらすじ②愚痴ばかりアンディ
翌朝の早朝、エミリーから電話で起こされたアンディは、ミランダのために熱いコーヒーを買ってすぐに出社するように言われます。もしアンディがミスをすれば、エミリーもクビになってしまいかねません。そのためエミリーは必死にアンディに指示を出します。
エミリーはパリコレでオートクチュールを着てパーティーに出るという夢を持っており、そのためだけに辛い仕事に耐えていました。そしてようやく第1アシスタントになったエミリーは、その夢の実現を目前に控えていたのです。
アンディは指示通りに行動しようと心がけますが、うまくいきません。ミランダはアンディのことをエミリーと呼び名前も覚えてくれない始末です。さらに、ミランダの部下のナイジェルからは、せめてヒールを履くようにと注意を受けるのでした。
そんな中行われたファッション誌の撮影の場で、同じようなデザインのベルトを必死に選ぶミランダたちを見て、アンディは笑いを堪えきれません。その様子を見て苛立ったミランダは、アンディの無知を嗜めます。アンディはネイトに愚痴を言いながら、後一年の我慢だから、と自分に言い聞かせます。
地獄のような環境でしたが、ミランダの元での仕事に耐え切れば、いずれは出版業界で花開くことは確実だったからです。ある日、ミランダがマイアミに出張することになり、アンディは安堵します。しかし、急遽飛行機を用意するようにと連絡が入ります。
翌日に双子の演奏会を控えていたミランダは、何が何でも帰りたかったのです。しかし、マイアミではハリケーンが発生し、飛行機は全て止まっています。アンディは至る所へ連絡を取りますが、結局どうにもならず、ミランダから散々責められます。
プラダを着た悪魔ネタバレあらすじ③生まれ変わるアンディ
ナイジェルにコーディネートされたアンディは、モードなファッションに身を包んで出社します。そのあまりの変貌ぶりに、エミリーもミランダも息を呑みます。ファッションも含め、プロとしてこの業界に染まろうと覚悟を決めたアンディは、雑務をそつなくこなし、ミランダからの信頼を得ていきます。
しかしある日、雑誌の見本を届けるためミランダの家を訪れたアンディは、双子の娘たちに言われるまま2階に上がり、そこでミランダと夫が喧嘩する様子を見てしまいます。その翌日、ミランダからは無理難題が押し付けられてしまうのでした。
それは、「出版前のハリーポッターの新作を双子のために手に入れろ、もし3時までにできなければ会社に来なくていい」というもので、実質クビ宣告とも言えるものでした。無理だと諦めながらも、以前パーティーで知り合いになったエッセイストのクリスチャンに掛け合うと、友人経由で原稿を用意してくれます。
流石のミランダもそれ以上は何も言えず、その後急遽入ったパーティーの予定でも、アンディはエミリー以上の活躍を見せるのでした。
プラダを着た悪魔ネタバレあらすじ④パリコレでの出来事
アシスタントとして優秀になったアンディを見て、ミランダはエミリーの代わりにパリコレに付き添わせようと考えます。しかし、エミリーはパリコレを目指して無理なダイエットをするなど、並々ならぬ熱量を持っていました。そんな姿を知るアンディは断りますが、結局パリに行くことになります。
しかし、パリ行きがきっかけで、以前から関係が悪化していたネイトから別れを告げられてしまうのでした。パリでは、ランウェイお抱えのデザイナー、ホルトのショーが無事成功を飾り、彼のブランドが立ち上がることになります。さらに、そのパートナーにはナイジェルが選ばれました。
独立が決まった彼を祝ったアンディは、パリでクリスチャンと再会し、彼と夜を共に過ごします。その翌朝、クリスチャンは出版社の会長がパリ版「ランウェイ」の編集者ファレをミランダの後任にしようとしていること、さらにそのことをホルトの祝賀会で発表することを話します。
急いでミランダにこのことを伝えようとするアンディでしたが、軽くあしらわれます。その後、祝賀会にてミランダはホルトの新ブランドの責任者の座に、ナイジェルではなくファレを任命します。そのことによって、彼女は自身の編集長の座を守ったのでした。ナイジェルの独立の夢は絶えてしまいます。
ミランダはすでにランウェイ編集長のポストを狙う動きを察知し、会長を説得済みだったのです。
プラダを着た悪魔ネタバレあらすじ⑤アンディの決断
そんなミランダに怒りを隠しきれないアンディは、自分とミランダは違うと感じ、彼女の元を去ることにします。帰国してからネイトとも仲直りし、アンディは新聞社の面接に向かうのでした。一方新聞社はアンディについてミランダに問い合わせます。
ミランダは「最も期待を裏切ってっくれたアシスタント。もしあなたが彼女を雇わないなら大馬鹿です。」と返事をしました。そのこともあって、アンディは見事に就職を決めます。そして、アシスタントとして働き続けるエミリーにパリできたオートクチュールを譲るのでした。
新しい生活へ漕ぎ出したアンディは、通りでミランダを見かけます。そして彼女に手を振るのでした。ミランダは素っ気なく車に乗りますが、車中で一人満足げに微笑むのでした。
プラダを着た悪魔が共感されるポイントはどこ?詳しく解説
プラダを着た悪魔は、多くの女性から共感を呼んだ作品です。その共感ポイントとは一体どこにあるのか、チェックしてみましょう。
プラダを着た悪魔の共感ポイント①パワハラ上司
なんといってもまずは、パワハラ上司のミランダの高慢ぶりです。無理難題を押し付けたと思ったら、最後には「以上よ」と言い放ち突き放す。そんな鬼上司の姿は、現代だとパワハラと言って非難されそうです。
プラダを着た悪魔の共感ポイント②ファッション
プラダを着た悪魔を語る上で欠かせないのが、登場人物たちの洗練されたファッションです。はじめこそ「ダサい」と言って非難されていたアンディも、途中で見事な変貌を見せ素敵なファッションに身を包みます。
プラダを着た悪魔の共感ポイント③生き方
常に自分の信念を貫き通すアンディの姿も、多くの女性の共感を呼んだポイントです。最初から最後まで一貫して「ジャーナリストになりたい」という夢を追うために頑張るアンディの姿は勇気をくれます。
プラダを着た悪魔の共感ポイント④映画音楽
シーンごとに流れる映画にピッタリの音楽も、この作品が人気を呼んだ理由の一つです。マドンナの「Jump」や「Vogue」など、華々しいファッション界にふさわしい名曲が次々に流れます。
プラダを着た悪魔のメインキャストたち
「プラダを着た悪魔」では、オーシャンズ8など数々のヒット作に出演してきたアンハサウェイが主演を務めます。意地悪な上司役を務めたメリル・ストリープは、これまでにアカデミ助演女優賞などを受賞しているベテラン俳優です。
主人公の上司エミリーを演じたのはエミリー・ブラントです。イギリス出身の女優で、アメリカの様々な映画賞に輝いています。他にもスタンリー・トゥッチなど、様々なスターたちが共演しています。
女性に大人気の映画!
プラダを着た悪魔は、働く女性から大人気の映画です。見終わった後はスッキリ爽快な気分になれること間違いなしな作品なので、これを機にぜひチェックしてみてください。
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