現在活躍している子役などを見て、ぜひわが子も子役にしてみたいという方もいるでしょう。子役になるにはいろいろな方法がありますが、中でもスカウトは一つの方法です。
そこで今回は、スカウトされやすい子供の特徴やスカウトされたときの注意点、スカウト以外の方法で子役になる手段などについてご紹介します。
目次
スカウトされやすい顔がある?子役とは
子役とは実際何歳までなのか、どんな仕事をするのか、子役のピークなどについてご紹介します。実際に自分の子供がスカウトされたらどうなるのか、想像してみてください。
子役は何歳まで?
テレビや雑誌などで活躍している子役を見ると、「本当は何歳なんだろう」と疑問に思うこともあるかもしれません。子役に厳密な年齢制限はないものの、オーディションの募集要項などには年齢制限が設けられていることがほとんどです。
一般的に子役には子供らしいあどけなさ、可愛らしさが求められるので、そういった雰囲気がなくなり大人に差し掛かる思春期には子役を卒業する子供が多いとされています。
一般的に小学校卒業をめどに子役をやめ、芸能界から離れて学業に専念するケースも多いですが、中には若手俳優および女優として芸能活動を続けていくこともあります。
子役のお仕事内容
子役と言っても具体的にどんな仕事をするのか、気になる方もいるでしょう。子役はチラシやサイトなどの広告モデル、写真スタジオの七五三などの撮影モデルが多いです。演技ができる年齢であれば、CMやドラマ、映画などへの出演も期待できます。
最初は広告モデルからスタートし、カメラの前でポーズをとることに慣れ、同時に演技のレッスンをしてからCMやドラマなどへステップアップしていくケースも多いようです。キッズ向け番組やイベントなどへの出演といった仕事もあります。
子役のピーク
子役のピークは一般的に7歳前後だとされています。この年齢は子供らしい可愛らしさを備えながらも理解力があるので、撮影内容などを理解して仕事に臨むことができます。さらに小学校1~2年生の場合、まだ部活動などもなく勉強の科目も少ないので学業と仕事の両立がしやすい年齢でもあります。
授業時間も長くないので撮影スケジュールが組みやすいというメリットもあります。今現在子供が7歳以下なのであれば、これから子役として活躍できるチャンスがあるかもしれません。
子役にスカウトされやすい顔とは
広告やテレビ、ドラマなどに出演している子役を見ていると、芸能界で好まれる顔立ちはあるのか疑問に思われる方もいるはずです。どんな顔立ちがスカウトされやすいのか、ここで「ベビー」と「キッズ」に分けてご紹介します。客観的にわが子の顔を見てスカウトされやすいかどうか判断してみましょう。
【ベビー】で子役にスカウトされやすい顔
ベビーで子役にスカウトされやすい顔は、顔立ちそのものが整っていることよりも、表情やしぐさの可愛らしさを重点的にチェックされています。たとえば通りすがりに目が合った大人に向かってニコニコしている様子や、手を振っている動作などが判断ポイントの一つに入ります。
実際に撮影をするときに人見知りをして泣いてしまうタイプの赤ちゃんだと、撮影がスケジュール通りに進まないだけでなく笑顔のショットが取りにくいため、敬遠されるかもしれません。
さらに赤ちゃんはみな頭が大きいのが特徴ですが、全身を見たときにバランスの良いスタイルの赤ちゃんはスカウトされる可能性も高くなります。
【キッズ】で子役にスカウトされやすい顔
顔立ちが整っていないと子役には向いていないと思われがちですが、実際、スカウトされやすい子供の顔立ちには法則はありません。しいて言えば芸能事務所によって好まれる顔立ちが存在する程度です。
ドラマや映画などを見ていても、出演している子供全員が同じような系列の顔立ちや全員が美男美女ということはありません。可愛らしい子もいれば、少し太めでたくましい雰囲気のする子、眼鏡をかけて色白なインテリタイプの、お笑い芸人のような雰囲気をまとった子などさまざまです。
「うちの子は可愛くないから無理」と諦めずに、子供が持つ個性を信じることも大切です。自分の子はどんなタイプなのか、客観的にチェックしてみましょう。
スカウトされやすい顔以外にあったスカウトされた共通点
スカウトされやすい顔以外にも、実際にスカウトされた芸能人には一種の共通点が存在しています。ここでその共通点について確認してみます。もしかすると当てはまる点があるかもしれません。
タレント性がある
タレント性のある子供はその容姿に関わらずスカウトされやすい傾向があります。たとえば話をしている時のしぐさや相手の話を聞いている時の反応、表情などそのすべてを見て総合的にタレント性があるかどうかが判断されます。
一見抽象的にも思えますが、たとえばお忍びで芸能人が変装して町中を歩いていてもなぜかわかってしまうというのは、こういったタレント性に由来しています。もしわが子にほかの子にはないようなきらりと光るものがあれば、チャンスはめぐってくるかもしれません。
話を聞くことができる
子役として仕事をするには、周囲にいる大人の話を聞ける子供でないと仕事が務まりません。撮影現場で会った初対面の大人の話でも、静かにしっかりと耳を傾けて理解できるという能力が子役には必須です。
子役として活躍するということは、いろいろな世代の人と関わりを持つということにもなります。普段から人の話をよく聞き、きちんとした返答ができる、その場の空気に合った相槌が打てるようになることが大切です。
子役にスカウトされやすい場所や服装とは
子供をスカウトしてほしいのであれば、できるだけスカウトされやすい場所に、スカウトされやすい服装で行くことがカギになります。ここではどんな場所、服装がよいのかご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
スカウトされやすい場所
子供がスカウトされやすい場所としては、「子供が多く集まる場所」が挙げられます。たとえばディズニーランドやUSJなどといった有名どころの大型テーマパーク、ショッピングモールや百貨店、ピアノの発表会、おもちゃ売り場、キッズ向けの映画が上演している映画館などがあります。
ショッピングモールや百貨店では、子供向けのイベントを開催していることも多く、こういったイベント会場に足を運んで子供達の様子をチェックしているスカウトマンもいるようです。ただ買い物をするのではなく、子供が集まるイベントに親子で参加するようにしましょう。
スカウトされやすい服装
スカウトされやすい場所に行くときは、子供の服装にも注意したいものです。スカウトされやすい服装は、特にびしっと決まった可愛いもしくはカッコよいファッションではなく、ありのままの子供の魅力がわかるようなナチュラルで自然体のファッションです。
まるでミニチュアの大人のように完璧な服装だと子供の持ち味が分かりにくくなります。特に女の子の場合、色付きリップなどを付けていると本来の顔立ちが判断しにくいため、敬遠されることもあります。スカウトされたいと思うのであれば、シンプルで清潔感のあるファッションを心掛けるようにしましょう。
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子役のスカウトを受けた際の注意点
実際にスカウトマンから声をかけられると、つい親の気持ちも舞い上がってしまい冷静に判断できなくなります。ここで子役のスカウトを受けたときの注意点についてチェックしてみます。突然声をかけられても慌てずに済むよう、事前によく読んで留意しておくようにしましょう。
注意点①スカウトマンの名刺は必ずもらう
スカウトマンに声をかけられたら、その人の名刺は必ずもらうようにしましょう。名刺を見れば事務所の名前や連絡先などが書かれています。もし名刺を持っていないというのであれば、怪しい人物の可能性が高いので無視した方が無難です。
事務所名を見ても知らないことがほとんどかもしれません。一般的に名の通った大手芸能事務所はオーディションで子供が集まってくるため、あえてスカウトをする必要がなく、スカウトをする事務所は小さな規模のところがほとんどです。事務所の名前を知らないからと言ってがっかりしないようにしましょう。
注意点②名刺から事務所のwebサイトの内容を確認する
自宅に帰ったら、名刺に表記されている事務所は実在しているのか、webサイトの内容を確認します。もし公式サイトがないようであれば怪しいかもしれません。
実際に所属している子役やタレントはいるのか、どんな実績があるのか、よく調べるようにしましょう。口コミサイトなどで評判についてチェックするのも一案です。
注意点③厚生労働大臣許可の記載があるか確認する
モデル事務所として開業するには、厚生労働省の労働者派遣事業者としての資格が必須です。名刺には厚生労働大臣許可の旨が記載されているのか確認しましょう。
注意点④スカウトの内容と費用をチェックする
スカウトされたら、その内容についても確認しましょう。事務所が運営している養成事務所への勧誘なのか、モデルとしての勧誘なのかなど見極める必要があります。その内容によってかかる費用も変わってきます。
スカウトされたら無料で子役になれると思われるかもしれませんが、実際には商材写真の撮影費用や子役としての養成レッスンなどにお金がかかることも珍しくありません。
どんなに有名な大手事務所でもこれらの費用がかかることがあります。費用が掛かるからといって必ずしも怪しい事務所とは限らないので注意しましょう。
スカウト以外に子役になる方法はあるの?
子供を子役にしたいけれど、されるかわからないスカウトを待つのは嫌という方もいるはずです。ここではスカウト以外に子役になる方法についてご紹介します。
オーディションを受ける
親の意志だけでなく子供自身も子役になりたいと願っているのであれば、思い切ってオーディションを受けるのも一案です。育児雑誌や子供向け雑誌などにも広告が掲載されています。
子役オーディションでは必ずといってよいほど、親に対しての面接があります。面接中は親の人柄や考え方、家庭環境などについてチェックされています。
子供が芸能界に入ることにについてどのように考えているのかなど、しっかりと事前に考えをはっきりとさせておくようにしましょう。親の服装についても確認しているので、清潔感のあるファッションを心掛けてください。
子役の芸能事務所に入る
子役が多く活躍している芸能事務所に入るのも名案です。こういった芸能事務所に入るためのオーディションについても、やはり子供向け雑誌などに広告が掲載されています。
希望する事務所が決まっているのであれば、事務所の公式サイトをチェックして入所するための面接やオーディション情報について確認しましょう。
子役になる方法はスカウトだけではない
子供を子役にしたいのであれば、スカウトを狙うのも一案ですが、それ以外にもオーディションを受けたり、子役向けの芸能事務所に所属したりなど方法はいろいろあります。いろいろなチャンスを利用して、子供が子役になれるようベストを尽くしてみましょう。