ボーンシリーズの第3作目にあたる映画「ボーン・アルティメイタム」について、ネタバレを交えたあらすじやキャスト、シリーズ全体の概観をご説明します。主人公ジェイソン・ボーンを取り巻く数々の陰謀や攻防を描くボーンシリーズの面白さを味わってみませんか?新たな映画をお探しの方は、ぜひボーンシリーズをチェックしてみてください。
目次
映画『ボーン・アルティメイタム』の作品情報
2007年に公開されたアメリカ映画「ボーン・アルティメイタム」は、ボーンシリーズと呼ばれる作品群の3作目に当たります。このシリーズは、ロバート・ラドラムによる小説「最後の暗殺者」をベースにしたもので、記憶を無くした暗殺者ジェイソン・ボーンを主人公に据えたアクション映画です。
「ボーン・アルティメイタム」の「アルティメイタム」とは、「最後通牒」のことであり本作品の内容に関わるタイトルとなっています。「ボーン・アルティメイタム」は、アメリカの興行成績が初登場1位になるほど注目を集めた作品で、日本でも本国で上映を開始してから3ヶ月後に封切られました。
第80回アカデミー賞において編集賞、録音賞、音響効果賞にノミネートされており、映画界でも高く評価された作品です。
映画『ボーン・アルティメイタム』の主要キャスト
ここからは、ボーン・アルティメイタムに登場する主要な登場人物とキャストをご紹介します。それぞれの役柄をどんな人物が演じたのか、あらかじめチェックしておくことでより作品を楽しめます。人物相関を整理する上でも役立ててください。
キャスト①マット・デイモン/ジェイソン・ボーン役
主人公のジェイソン・ボーン役を演じたのはマット・デイモンです。彼は役者としてだけでなく脚本家としても一流の腕を持つ人物で、幼馴染と共同で執筆した「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」はアカデミー脚本賞を受賞しました。さらにこの映画の主演を務め主演男優賞も受賞しています。
その後、ラスベガスを舞台にした作品「オーシャンズ11」に出演してから、一躍ハリウッドスターとしての道を上り詰めます。2002年からスタートしたボーンシリーズの主演に抜擢されたことも、彼のキャリアを語る上では欠かせません。
キャスト②ジュリア・スタイルズ/ニッキー・パーソンズ役
ニッキー・パーソンズ役を演じたのは、ジュリア・スタイルズです。ニッキー・パーソンズはシリーズ1作目から登場した人物で、CIAの女性エージェントです。この役を演じたジュリアは、他にもテレビシリーズ「デクスター」などに出演しており、実力派俳優として評価されています。
キャスト③ジョアン・アレン/パメラ・ランディ役
信念を持って調査を続けるCIAエージェント、パメラ・ランディ役を演じたのはジョアン・アレンです。ジョアンはイースタン・イリノイ大学にて演劇の勉強をしたのち、ステッペン・ウルフ劇団の創設に携わり数々の舞台に出演しました。
やがて舞台から映画の世界へと活躍の幅を広げ、「ニクソン」と「クルーシブル」ではアカデミー助演賞を受賞しています。
キャスト④スコット・グレン/エズラ・クレイマーCIA長官役
エズラ・クレイマーCIA長官役を演じたのはスコット・グレンです。当初は戯曲執筆の勉強をしていたスコットですが、演劇の世界を学んだことで演技に興味を持ち、オフ・ブローフォウェイやテレビへの出演を経験したのち、1971年の映画「受胎の契約」でスクリーンデビューを飾りました。
その後「地獄の黙示録」「アーバン・カウボーイ」など様々な作品に出演し、バイプレーヤーとして活躍の幅を広げています。
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映画『ボーン・アルティメイタム』のネタバレあらすじ
ボーン・アルティメイタムに出演するキャストをチェックしたところで、次に映画のあらすじをネタバレを含めつつご紹介します。未視聴の方で、ネタバレを避けたい場合はこちらの項目を読み飛ばしてください。
ボーン・アルティメイタムのネタバレ①起
前作で恋人マリーの仇を取ったボーンでしたが、未だCIAに追われる立場にありました。一方、パメラは上司達にボーンが潔白である証拠となる録音テープを聴かせましたが、ボーンのことを危険視するエズラ・クレイマー長官たちは、彼を始末するという考えを変えようとしません。
その頃、イタリアではCIA情報員のニール・ダニエルズが、イギリスの新聞記者サイモンにある計画を話していました。それは、中止となり闇に葬り去られたはずの「トレッド・ストーン計画」に代わる新たな計画でした。
ロンドンに戻ったサイモンはこのことを記事にしますが、動きを察知したCIAの担当者ノア・ヴォーゼンもまた、情報源の特定と事態の収束に向けて動き始めていました。
ボーン・アルティメイタムのネタバレ②承
サイモンの記事を読んだボーンは彼に電話し、直接会って話を聞くことにします。そこで聞かされたのは「トレッド・ストーン作戦」をさらにエスカレートさせた「黒バラ作戦」についてでした。
ボーンの顔が監視カメラに映ったことで、尾行していたCIAは情報源がボーンだと勘違いし、サイモン記者は射殺されてしまいます。
その頃、サイモンが殺されたことを受けて真の情報源の男は逃走を始めていました。ボーンを追う作戦の指揮をとっていたパメラとヴォーゼンでしたが、パメラは黒バラ作戦の真の情報源の男にたどり着きます。一方のボーンも同じ人物にたどり着きます。
それはマドリッド支局のニール・ダニエルズマドリッド支局長でした。支局へ向かう2人でしたが、すでに支局長は逃亡しており、そこにいたのはかつてボーンの監視役だったニッキーでした。ここで、ダニエルズとある男が写っている写真を見たボーンは、記憶のフラッシュバックに襲われます。
一方CIAは、黒バラ作戦はアメリカを守るために暗殺工作をも行う内容であったため、ヨーロッパと北アフリカの工作員を知るダニエルズ支局長を野放しにするのは危険と判断します。
ヴォーゼンはニッキーも裏切り者であると考え、タンジールにいることが判明したダニエルズ局長の元へ工作員のデッシュを派遣します。
一方、ボーンはホテルの部屋を出たダニエルズを追っており、そこへデッシュも現れ3人で鉢合わせになります。デッシュはダニエルズの車を爆破し、彼は死亡しました。ボーンはデッシュを追いますが、その頃ボーンの帰りを待っていたニッキーは身の危険を感じ住宅街を逃げ惑います。
とうとうボーン、デッシュ共にニッキーのいる建物を見つけ、激しい攻防戦になります。結果、ボーンがデッシュの殺害に成功し、ボーンとニッキーの2人は自分たちが死んだという虚偽の情報を流します。
ボーン・アルティメイタムのネタバレ③転
同じ頃、パメラは改めてボーンについて調べていました。そこでトレッドストーン計画にはボーンを始めダニエルズ、さらにダニエルズを共に写真に写っていた男アルバート・ハーシュ博士も関わっていたことを知ります。一方ヴォーゼンはボーンの死が偽装であると見破り、パメラを見張るように指示を出しました。
その頃ニッキーと一緒にいたボーンは彼女を1人で逃がし、自らの記憶を追うため1人でニューヨークへ向かいます。そこでパメラに連絡し、彼女から自分の名前が「デヴィッド・ウェッブ」であることを聞かされたのでした。
ボーンはメールでパメラをある場所へ呼び出しますが、それを傍受していたヴォーゼンもバズと共に指定場所へ向かいます。しかしこれはボーンの罠で、彼はヴォーゼンのオフィスにあった黒バラ作戦のファイルを盗み出すことに成功します。
パメラから電話で聞いた暗号を元に、自分を暗殺者にした特別研究所の住所を割り出したボーンは、そこへ向かいます。到着した先で待っていたパメラに黒バラ作戦のファイルを渡し、パメラはそれを外部に転送しました。
ボーンはハーシュ博士と対面し、とうとう全ての記憶を取り戻します。かつて愛国心に燃える軍人だったデヴィッド・ウェッブを暗殺者ジェイソン・ボーンに生まれ変わらせたのは、ハーシュ博士だったのです。
ボーン・アルティメイタムのネタバレ④結
ハーシュ博士を殺そうとするボーンでしたが、名誉の殉職にさせないため、撃つのをやめます。そして逃亡を図りますが、CIAの工作員に追いつかれてしまいます。撃たれようとする寸前、ボーンは工作員に「なぜ人を殺そうとするのか」と聞くと、彼は躊躇いを見せます。
その隙に川に飛び込んだボーンでしたが、隠れていたヴォーゼンに撃たれてしまいます。一方、パメラは事件の聴聞会に呼ばれ、暗殺工作が明るみになったことでクレイマー長官は責任を追及されることとなりました。アルバート博士、ヴォーゼンも逮捕されます。
一方、ニュースではこの報道に加え、ボーンの遺体が発見されていないことが報じられます。このニュースを1人ホテルで聞いていたニッキーは、、ボーンは生きていると確信し笑みを浮かべるのでした。
映画『ボーンシリーズ』
次に、全部で5作品ある映画「ボーンシリーズ」に含まれるそれぞれの作品について、簡単にご紹介します。ボーンシリーズにはどんな作品がラインナップされているのかチェックしてみてください。
シリーズ①ボーン・アイデンティティ
シリーズ1作目にあたる「ボーン・アイデンティティ」です。2002年に公開され、ジェイソン・ボーンが全ての記憶を失い海を漂流している場面から始まります。自分の過去を探すボーンが陰謀に巻き込まれていく様を描きます。
シリーズ②ボーン・スプレマシー
2004年公開のシリーズ第2作、「ボーン・スプレマシー」です。2年前の逃走劇から生き残ったボーンが、過去の記憶の悪夢に悩まされる姿を描きます。さらに、ボーンを狙う何者かの影が現れるのでした。
シリーズ③ボーン・アルティメイタム
2007年に公開された3作目「ボーン・アルティメイタム」です。ジェイソン・ボーンの記憶を意図的に消し、暗殺者に仕立て上げたCIAの極秘計画の全てを明るみにするため、奔走するボーンの姿を描きます。
シリーズ④ボーン・レガシー
2012年公開の4作目「ボーン・レガシー」です。前作に引き続き自身の過去にまつわる計画を追うボーンでしたが、それはやがて別の計画にもつながっていることが判明します。さらに、新しい計画から生まれた暗殺者もまた、死闘に巻き込まれていきます。
シリーズ⑤ジェイソン・ボーン
2016年に公開された5作目にあたる「ジェイソン・ボーン」です。全ての記憶を取り戻したボーンは行方をくらませてから数年が経っていました。
ニッキーはギリシャにいるボーンの元へいき、トレッドストーン計画とボーンの父親について、衝撃の事実を伝えます。その頃、CIAから彼らの元へ暗殺者が派遣されていました。
続編含むボーンシリーズを全部鑑賞してみよう!
全部で5作あるボーンシリーズは、どれもスリル満点で面白い作品ばかりです。スパイ映画が好きな方はもちろん、シリーズもので長大な世界観をたっぷり味わいたいという方も、ぜひボーンシリーズをチェックしてみてください。
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