手軽にケアができるとして人気の高いフェイスマスク。普段のスキンケアにプラスして使っている方も多いですが、どのくらいの頻度で使っていますか?ケアした後は肌がしっとりモチモチで、使えば使うほど効果があるような気がしますが、毎日使用するのは逆効果になってしまうことも…。
ここでは、フェイスマスクの選び方から正しい使い方をご紹介します。フェイスマスクを使っている方は、今一度ケア方法を見直してみましょう!
パックの選び方
手軽に使用できるフェイスマスクは、シートパック・シートマスクとも呼ばれ、多くの方が愛用するスキンケアアイテムです。しかし、各メーカーから様々な商品がラインナップされており、何を選んだら良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。まずは、フェイスマスクの選び方からチェックしていきましょう。
選び方①種類
フェイスマスクと言っても、様々な種類が展開されています。コスパ良くスキンケアを行いたい方は、ボックスに入った大容量タイプが◎です。ボックスの中に化粧水で満たされたシートが30枚ほど入っており、ティッシュを取り出すような感覚で、1枚ずつ取り出すことができます。
スペシャルケアには、高級ブランドのフェイスマスクがおすすめです。個包装されており、大容量タイプと比べて1枚あたりの価格が高いですが、使う直前に開封するので衛生的で、肌を整える美容成分たっぷりと配合されており、より高いスキンア効果が期待できるでしょう。
普段使っている化粧水でパックできる圧縮フェイスシートもあります。小さな丸い形状で、化粧水を含ませて広げると顔の形になっており、そのまま肌にのせてローションパックができます。プチプラで、旅行など外出先でケアしたい時に便利です。
選び方②成分
配合されている成分にも注目してみましょう。フェイスマスクは、保湿・美白・エイジングケアなど、タイプによって配合成分が違います。自分の肌質や目的によって、適した成分が入っているフェイスマスクを選んで下さい。
保湿 | ヒアルロン酸・セラミド・コラーゲン ※3大保湿成分 |
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美白 | ビタミンC誘導体・アルブチン・トラネキサム酸・プラセンタエキス |
エイジング | レチノール・ユビキノン・ナイアシンアミド・ペプチド |
選び方③毛穴やシミなどの悩みに合わせて
フェイスマスクには、保湿・美白・エイジングケア以外にも、毛穴やシミ、ニキビ、くすみ、敏感肌など、目的別にケアできるに様々な商品が展開されています。不調な肌を効率良くケアする為には、自分の肌悩みに合ったアイテムを選ぶことが大切です。
フェイスマスク(パック)のNGな使い方
効率良く肌ケアができるフェイスマスクですが、使い方を間違えると逆に肌を乾燥させたり、効果を得られないこともあります。続いては、意外とやってしまいがちなフェイスマスクのNGな使い方を解説します。もし以下のような使い方をしているのであれば、今すぐに改めましょう。
NGな使い方①入浴しながら使う
お風呂タイムを利用してパックをしている方も多いのではないでしょうか。入浴中は毛穴が開いているので、”美容成分が浸透しやすそう”と思うかもしれませんが、それは逆効果です。
湯船に浸かって身体が温まっている時は、美容成分が浸透するどころか汗と一緒に流れていくばかりです。また、シートが乾燥しやすく、肌の水分もシートが奪ってしまう危険もあるので、入浴しながら使うのは控えるようにして下さい。
NGな使い方②長時間つけたままにする
「長時間パックをする=美容成分が肌の奥まで行き渡る」と思ってはいませんか?テレビを見たり、本を読んだりと、ながらパックで優雅な時間を過ごしたいところですが、実はそれもNGな使い方です。
長時間マスクを付けたままにしていると、シートの水分が蒸発し、逆に肌の乾燥を招くことになります。パッケージに記載されている指定時間以上使うのはやめましょう。
NGな使い方③スキンケアがパックだけ
スキンケアが、フェイスマスクによるパックのみでは十分なケアができません。化粧水と同じように、フェイスマスクで肌に潤いを補給しても、そのままでは水分が蒸発してせっかくの美容成分が逃げてしまいます。
フェイスマスクを使用した後は、保湿の仕上げに乳液やクリームでフタをして、美容成分を閉じ込めることが大切です。ただし、化粧水・乳液・美容液など複数の機能を持つオールインワンのフェイスマスクであれば、それ1つでも良いでしょう。
NGな使い方④冷蔵庫で保管する
化粧水を冷蔵庫で保管している方もいるのではないでしょうか。特に暑い夏は、気持ち良い使い心地で、毛穴引き締めにも効果的です。しかし、それは目的が違います。フェイマスクはあくまでも保湿目的、潤いを浸透させる役割を果たします。
マスクが冷たくなっていると、肌にのせた瞬間に毛穴が閉まってしまい、美容液が十分に入っていきません。フェイスマスクは日の当たらない、常温の場所に保管して下さい。
NGな使い方⑤パックを立てて収納している
ボックスタイプなら問題ありませんが、個包装タイプのものは保管方法に注意が必要です。パックを立てて収納していると、美容液が下にたまってシート全体に行き渡らず、効果が半減してしまいます。
フェイスマスクは、シートがしっかり美容液に浸るよう、横にして保管して下さい。そして使用前は、袋の上から軽く揉み込んでから封を開けましょう。
パックは毎日必要ない?!正しい使い方
最後は、フェイスマスクを使った正しいパック方法をご紹介します。フェイスマスクは、使い方次第で、その効果が違ってきます。間違えた使い方は逆効果になることもあるので、しっかりマスターし、美容成分をしっかり肌に浸透させましょう。
パックは毎日必要ない?!正しい使い方①週に1~2度使用する
フェイスマスクは、使えば使うほど良いというわけではありません。大容量タイプで、肌に負担をかけないデイリーケア向けのものもありますが、一般的なフェイスマスクは美容成分が多く含まれているので、毎日の使用は肌に栄養を与えすぎて肌の負担になったり、ニキビの原因にもなるので気を付けましょう。
商品によって異なりますが、基本的なフェイスマスクの使用目安は週1~2回です。使用頻度についても、パッケージに記載されているので必ずチェックして守るようにして下さい。
パックは毎日必要ない?!正しい使い方②化粧水や乳液も使う
オールインワンのフェイスマスク以外は、しっかり化粧水や乳液、クリームを使ってスキンケアをしましょう。フェイスマスクは、基本的に化粧水で肌を整えた後に使用します。
化粧水の後に使うことで、フェイスマスクの美容成分だけてなく、化粧水も肌に効率良く浸透させることができます。フェイスマスクの後は、乳液やクリームで美容成分をしっかり閉じ込めましょう。
パックは毎日必要ない?!正しい使い方③夜の使用がおすすめ
フェイスマスクを使うタイミングは、夜の入浴後が最もおすすめです。入浴後は身体が温まり、毛穴が開いて肌も柔らかい状態になっているので、美容成分が浸透しやすいです。また、夜であればたっぷり時間をかけて、丁寧なスキンケアができるでしょう。
フェイマスクには「朝用」と明記されているものもあります。朝用を使えば、夜に失われた水分を補うことができ、化粧ノリが良くなったり、肌にツヤがでるメリットがあります。特別な日は、夜と朝でパックを使い分け、スペシャルケアをするのも◎です!
パックは毎日必要ない?!正しい使い方④使用時間を守る
先にも解説しましたが、フェイマスクを長時間使用すると肌の乾燥を招きます。商品によって、含まれている美容液量が異なり使用時間も様々ですが、一般的なものは5~10分程でしょう。パッケージに記載されている指定時間確認し、それ以上放置せず時間になったら外すようにして下さい。
パックは毎日必要ない?!正しい使い方⑤パックの上にシリコンマスク
フェイマスクと一緒にシリコンマスクを使うと更に効果的です。フェイマスクの上に重ねることでラップの役割を果たし、美容液成分の蒸発を抑えてくれます。
また、シリコンマスクがしっかり固定してくれるので、下を向いてもシートマスクがずり落ちません。パック中に好きなことをしながら、時間を過ごすことができます。シリコンマスクは100均でも購入することができるので、是非取り入れてみて下さい。
パックは毎日必要ない?!正しい使い方⑥残った液は首などにも使う
フェイマスクには、美容液が滴り落ちるほど、たっぷりと含まれているものもあります。指定時間になって取り外しても、まだ美容液が残っているシートを捨ててしまうのは勿体ありません。
美容液が残ったシートは、首やデコルテ、腕などに使用しましょう。フェイスケアだけでなく、ボディケアも一緒にできれば、コスパ的にも効率良くスキンケアができます。
パックを正しく使って綺麗な肌を手に入れよう!
ファイスマスクの選び方、正しいパック方法をご紹介しました。クリームやマッサージを兼ねているパックもありますが、フェイスマスクは、取り出して顔にのせるだけなので、面倒くさがりな方でも手軽にスキンケアができるでしょう。
ただし、間違った使い方は逆効果になってしまいます。ここでご紹介した正しい方法でパックを行い、潤いのある綺麗な肌を手に入れましょう!