映画『アベンジャーズ』シリーズは、最新作が発表されるたびに絶大な人気を獲得しています。シリーズの作品数は増え続け、その数は35作にもなりました。そこでこの記事では、時系列を踏まえたおすすめの鑑賞する順番と、MCUやマーベルといった言葉についても解説いたします。それぞれの作品についても紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
マーベル映画(MCU)『アベンジャーズ』シリーズとは
『アベンジャーズ』シリーズは、魅力溢れるスーパーヒーローたちが大活躍することが特徴のシリーズです。アメリカの大人気コミックシリーズであるマーベル・コミックが原作となっています。
アベンジャーズシリーズの時系列
アベンジャーズシリーズは公開順に楽しむことがおすすめです。しかし作品内の時系列通りに作品を楽しみたい場合には以下の表の順になります。
劇中年代 | タイトル |
---|---|
1940年代 | 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アドベンチャー』 |
1990年代 | 『キャプテン・マーベル』 |
2008年 | 『アイアン・マン』 |
2008年 | 『アイアン・マン2』 |
2008年 | 『インクレディブル・ハルク』 |
2011年 | 『マイティ・ソー』 |
2012年 | 『アベンジャーズ』 |
2013年 | 『アイアンマン3』 |
2013年 | 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』 |
2014年 | 『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』 |
2014年 | 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 |
2010年代 | 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』 |
2015年 | 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 |
2015年 | 『アントマン』 |
2016年 | 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 |
2016年 | 『ブラック・ウィドウ』 |
2016年 | 『ドクター・ストレンジ』 |
2017年 | 『スパイダーマン:ホームカミング』 |
2018年 | 『ブラックパンサー』 |
2018年 | 『マイティ・ソーバトルロイヤル』 |
2018年 | 『アントマン&ワスプ』 |
2018年 | 『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』 |
2023年 | 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 |
2023年 | 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』 |
2023~2024年 | 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 |
2023~2024年 | 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 |
2023~2024年 | 『エターナルズ』 |
2025~2026年 | 『ドクター・ストレンジ2』 |
未定 | 『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』 |
MCUの映画の分類フェーズとは?
アベンジャーズシリーズを楽しく鑑賞するためにまず知っておきたいのは「MCU」と「フェーズ」という単語です。それぞれについて解説します。アベンジャーズシリーズの原作は、アメリカの漫画であるマーベル・コミックです。
「MCU」とは、こちらのマーベル・コミックで活躍していたアイアンマンやキャプテン・アメリカなどが登場する同一世界の映画作品群を指します。「MCU」は「マーベル・シネマスティック・ユニバース」の頭文字から作られた単語となっています。
そして「フェーズ」とは、作品群の区切りのことを指します。「フェーズ」を直訳すると「段階」や「局面」といった意味を表します。
同じフェーズ内の作品は互いに伏線や物語の中で繋がりがあります。各ヒーロー単体にスポットライトが当たる映画から、フェーズの最終に『アベンジャーズ』シリーズが製作されています。
『アベンジャーズ』シリーズは公開順に見るのがおすすめ【フェーズ1】
ここからは1から5までの作品を各フェーズ、公開された順にご紹介します。それぞれの作品についても解説しますので、ぜひご覧ください。
アベンジャーズ順番①『アイアンマン』(2008年)
『アイアンマン』は、MCUのフェーズ1で最初の作品です。2008年に公開され、全米で大ヒットを記録しました。主演はロバート・ダウニー・Jr.です。監督はジョン・ファブローが務めました。
映画批評家からも高い評価を獲得し、アカデミー賞の音響編集賞と視覚効果賞にノミネートされます。主人公のトニー・スタークは巨大軍事企業の社長です。
しかしアフガニスタンで、テロ組織に誘拐されてしまいます。テロ組織に新兵器の開発を命令されますが、密かに戦闘用パワードスーツを製作しました。パワードスーツを装備して「アイアンマン」となったトニーは、世界からテロを無くすために戦う決意をします。
アベンジャーズ順番②『インクレディブル・ハルク』(2008年)
『インクレディブル・ハルク』は、スーパーヒーローアクション映画として2008年に公開されました。主演はエドワード・ノートンです。監督はルイ・レテリエが務めました。本作に登場するスーパーヒーローは、超人ハルクです。
ブルース・バナー博士は、感情が高ぶると緑色の巨人・ハルクになってしまう特異体質でした。そしてハルクの秘密を知ったテロリストがニューヨークを襲撃します。ブルースはニューヨークの人々と恋人のベティを守り抜くために、超人ハルクに変身して、戦う決意をしました。
アベンジャーズ順番③『アイアンマン2』(2010年)
『アイアンマン2』は、『アイアンマン』の続編です。MCUの同一世界感を持つ作品としては、3作目にあたります。主演と監督は、前作『アイアンマン』と同様ロバート・ダウニー・Jr.とジョン・ファブローです。
アイアンマンであることを公表したトニーは、パワードスーツを引き渡すよう命じられます。トニーはその国家命令を拒否しました。ある時、トニーの前にウィップ・ラッシュという強敵が現れます。トニーは再びパワードスーツを纏って、アイアンマンに変身しました。
アベンジャーズ順番④『マイティ・ソー』(2011年)
『マイティ・ソー』はMCU作品の4作目として、2011年に公開されました。主演はクリス・ヘムズワースです。監督はケネス・ブラナーが務めました。本作ではシリーズのなかでも、特に人気の高いスーパーヒーロー「マイティ・ソー」が活躍します。
主人公のソーは最強の戦士として、神の世界で有名でした。しかし横柄な性格をアスガルドの王オーディンに咎められ、地球に追放されます。地球でのソーは、神の世界での記憶と力を持たないドナルドという普通の人間です。しかし、力を失ったソーを付け狙う敵が差し迫っていました。
アベンジャーズ順番⑤『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、2011年に公開されました。本作で活躍するスーパーヒーローは「キャプテン・アメリカ」です。主演はクリス・エバンス演じています。監督はジョー・ジョンストンが務めました。
時は第二次世界大戦中です。体が弱いことから、兵士として不適格とされた青年スティーブ・ロジャースがいました。彼は正義感から、極秘計画「スーパーソルジャー計画」にその身体を実験体として差し出します。
そして、強靭な身体とこれまで以上の正義感を手に入れ「キャプテン・アメリカ」となり、世界征服を目論む悪の組織に戦いを挑むことになりました。
アベンジャーズ順番⑥『アベンジャーズ』(2012年)
『アベンジャーズ』は、フェーズ1最後の作品です。フェーズ1に登場したスーパーヒーローたちが大活躍します。豪華なキャスト陣が演じる個性溢れるスーパーヒーローたちの魅力が際立つ作品です。
国際平和維持組織の基地内で、強大な力を持つ四次元キューブの研究が極秘で進められていました。ある時、実験中に暴走したキューブによって、別の世界を開いてしまいました。開いてしまった別次元から、地球侵略を目論むロキが現れます。ロキはキューブを奪って姿を消しました。
ロキの野望を知ったヒューリーは最強のヒーローたちによる「アベンジャーズ」を結成します。しかし、それぞれの思いから戦うことを拒否するアベンジャーズです。しかしロキの地球侵略計画は着々と進行します。アベンジャーズが地球を救うことができるのか、注目です。
『アベンジャーズ』シリーズは公開順に見るのがおすすめ【フェーズ2】
続いては、フェーズ2のMCU作品のあらすじや見どころなどを公開された順にご紹介します。気になる作品を確認してみましょう。
アベンジャーズ順番⑦『アイアンマン3』(2013年)
『アイアンマン3』は2013年に公開されました。監督はシェーン・ブラックになりました。本作は、地球の危機を救ったアベンジャーズの戦いから1年後を描いた作品です。アイアンマンとなって戦ったトニー・スタークは、さらにアイアンマンスーツの研究に没頭していました。
アイアンマンを架空の存在の活躍というだけでなく、リアリティ溢れる人間らしい悩みに抱える一面にもフォーカスされる作品です。本作に登場する敵であるテロリストマンダリンとの対決は、これまでとは異なる戦いになります。
アベンジャーズ順番⑧『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年)
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は2013年に公開されました。アベンジャーズが集結したロキとの戦いから1年後を描いた作品です。ソーは故郷である神の世界に戻っていました。しかし神の世界には、闇の世界の脅威が迫っています。
さらに闇の世界は、地球も巻き込もうとしていました。これまでにないほどの強敵と対峙するソーは、かつてアベンジャーズの敵となったロキに力を借りることにしました。
アベンジャーズ順番⑨『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は2014年に公開されました。本作はキャプテン・アメリカザ・ファースト・アベンジャー』の続編であり、アベンジャーズが集結した戦いから2年後を描いています。
キャプテン・アメリカは国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」に所属して、ブラック・ウィドウやニック・フューリーと任務をこなす日々を過ごしていました。
ある日そんなキャプテン・アメリカを追い詰める強敵が現れます。その強敵は、70年も前に亡くなったはずのバッキー・バーンズの姿そのものでした。
アベンジャーズ順番⑩『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は2014年に公開されました。本作で活躍するヒーローは、MCU作品のなかでも異質です。全員が犯罪歴があり、擬人化されたアライグマや樹木など、メンバーの個性が際立っています。
彼らは凶悪犯ではあるものの、宇宙を守るための戦いに挑むヒーローです。笑いも涙もある彼らの活躍をぜひ鑑賞してみましょう!
アベンジャーズ順番⑪『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は2015年に公開されました。2012年に公開された『アベンジャーズ』の続編です。これまで幾度となく戦いに挑み、世界の危機を救ったアイアンマン。
彼は、万一アベンジャーズでは勝てない敵が現れたときに備えて、人口知能「ウルトロン」を起動させました。平和のためを思って起動したウルトロンは、皮肉にも究極の平和のために人類を抹消しようとします。アベンジャーズと、人知を超越した存在ウルトロンとの戦いが始まろうとしていました。
アベンジャーズ順番⑫『アントマン』(2015年)
『アントマン』は2015年に公開されました。本作で活躍するヒーローは、最小のヒーロー「アントマン」です。仕事も家庭も失った主人公のスコットは、身長1.5cmで特殊能力を持つアントマンになれるスーツを手に入れます。アントマンになった彼は、人生のチャンスを掴むための戦いに挑みました。
MCU作品シリーズは『アントマン』で12作目ですが、ストーリーは分かりやすく、飽きさせないユーモアも散りばめられています。本作のヒーローであるアントマンは、これまでのヒーローにない魅力を持ち合わせる点も必見です。
『アベンジャーズ』シリーズは公開順に見るのがおすすめ【フェーズ3】
続いては、フェーズ3のMCU作品のあらすじや見どころなどを公開された順にご紹介します。気になる作品を確認してみましょう。
アベンジャーズ順番⑬『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は2016年に公開されました。本作では『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が終了したあとの物語です。キャプテン・アメリカとアイアンマンの対立をメインに描かれています。
アベンジャーズは世界を危機から救った一方で、その戦いで人的・物的被害を拡大させてしまいました。強大な力を危険因子だと見なされたため、政府組織の断りなく活動をすることを禁止されます。
アイアンマンは自分達にも非があると判断したため、政府の条件に賛成しました。しかし、キャプテン・アメリカは強く反発します。アベンジャーズ内で二人がすれ違う最中で、新たな事件が起きようとしていました。
アベンジャーズ順番⑭『ドクター・ストレンジ』(2016年)
『ドクター・ストレンジ』は2016年に公開されました。本作は、スーパーヒーロー誕生エピソードとなってます。素晴らしい医療技術を持ちながらも、性格にやや難がある神経外科医のスティーブン・ストレンジが本作の主人公となります。
彼は事故で両手の機能を失い、それまでの積み上げてきたキャリアを失います。しかし彼は諦めずに、両手の治療について研究しました。魔術の力にたどり着いた彼は、魔術の力を操るドクター・ストレンジとなります。ユニークなストーリーとキャラクターだけでなく、映像の美しさも魅力的な作品です。
アベンジャーズ順番⑮『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は2017年に公開されました。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズの2作目です。個性豊かなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー達が再び強大な敵と戦うアクション・アドベンチャーとなっています。
ユニークさと感動を併せ持つストーリーです。そして、独創的で楽しいカオス感が本作の魅力です。一見すると方向性もテンションも散り散りのメンバー達ですが、確かな心の繋がりがありました。作中で使われる音楽も、雰囲気作りに良い役目をしています。
アベンジャーズ順番⑯『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)
『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年に公開されました。スパイダーマンの正体は、15歳のピーター・パーカーです。彼は、憧れのアイアンマン(トニー・スターク)に特製スーツをもらいました。気分はヒーローではあるものの、街を飛び回る姿は初々しい様子です。
彼の目標はヒーローとして認められ、アベンジャーズに仲間入りすることでした。そんな思いを抱きながら、密かにヒーロー活動を行うスパイダーマン。ある日、トニー・スタークに恨みを持つバルチャーという敵が登場します。
スーパーヒーローとしてアベンジャーズの仲間入りを果たしたいスパイダーマンは、スタークの忠告を無視して一人敵を倒しに向かいました。
アベンジャーズ順番⑰『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』は2017年に公開されました。アベンジャーズと人工知能ウルトロンの戦いから2年後を描いたマイティ・ソーシリーズの3作目です。ソーはアスガルドを追放されてしまった父であるオーディンの行方を捜していました。
しかし突如現れた死の女神・ヘラによって、ソーは宇宙の果てに飛ばされ、そこでアベンジャーズのハルクと再会します。ソーは、ヘラを倒すために「リベンジャーズ」を結成しました。
リベンジャーズのメンバーには、かつての敵だったロキも加わっています。これまでのマイティ・ソーシリーズとは大きく雰囲気が異なる作品です。監督は、コメディアンや俳優としても活躍中の多才なタイカ・ワイティティが務めました。
アベンジャーズ順番⑱『ブラックパンサー』(2018年)
『ブラックパンサー』は2018年に公開されました。国王とヒーローの二つの顔を持つティ・チャラが本作の主人公です。彼の国であるワカンダでは「ヴィブラニウム」という、強大なパワーを秘める鉱石が産出されます。ヴィブラニウムの持つパワーは、全てを破壊し尽くすほど強力です。
そのため、ヴィブラニウムの存在は極秘となっていました。ティ・チャラは、ヴィブラニウムを狙う存在がいることを知ります。漆黒のヒーロー・ブラックパンサーの誕生と活躍に注目です。
本作は全米でメガヒットを記録しただけでなく、高い評価も得ています。アクションシーンの素晴らしさだけでなく、重厚でドラマチックなストーリーも楽しんでみましょう。
アベンジャーズ順番⑲『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年に公開されました。MCU作品でそれぞれ活躍するスーパーヒーロー「アベンジャーズ」と宇宙最強の敵サノスとの壮大な戦いを描いた作品です。
今回の物語で重要なアイテムが、6つ集めれば世界を滅ぼせるほどの力が手に入る「インフィニティ・ストーン」です。サノスはこのインフィニティ・ストーンを求めて地球にやってきました。
サノスの強力な力の前にアベンジャーズは苦戦を強いられ、全滅の危機に陥ります。アクション映画として迫力だけではなく、これまでの作品の伏線を回収する綿密なストーリーも魅力です。
アベンジャーズ順番⑳『アントマン&ワスプ』(2018年)
『アントマン&ワスプ』は2018年に公開されました。アントマンシリーズの2作目です。本作ではアントマンに加えて、ヒロインのワスプが活躍します。
2年前にアベンジャーズの戦いに参加したため、主人公のスコット・ラングは政府の監視下です。最愛の娘とも逢えない日々が続くなかで、アントマンスーツを開発した博士と新型スーツでワスプになれるホープ・ヴァン・ダインという女性が彼を訪ねました。
本作は前作と同様でストーリーが分かりやすく、家族で鑑賞して楽しめるような安定した面白さを持ち合わせます。
アベンジャーズ順番㉑『キャプテン・マーベル』(2019年)
『キャプテン・マーベル』は2019年に公開されました。MCUでは初となる女性単体ヒーローが主人公の作品です。舞台はアベンジャーズ結成以前の1990年代となっています。本作の主人公であるキャプテン・マーベルは、驚異的な身体能力を持っていましたが、過去の記憶がありません。
彼女の失われた記憶は、恐ろしい戦いに繋がる秘密が隠されていました。謎に包まれたキャプテン・マーベルが活躍するサスペンス・アクション映画です。
アベンジャーズ順番㉒『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年に公開されました。アベンジャーズシリーズは本作で4作目です。前作『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の続編にあたります。
宇宙最強の強敵サノスは、アベンジャーズのメンバーを含む世界の生命体を半分を塵と化して、消滅させました。大切な存在を目の前で失いながらも、残されたアベンジャーズは諦めません。僅かな希望を頼りに、最後にして最大の戦いが始まろうとしていました。
アベンジャーズ順番㉓『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年に公開されました。『アベンジャーズ/エンドゲーム』が終わったあとの世界が舞台となっています。『スパイダーマン:ホームカミング』の続編であり、フェーズ3のラストを飾る作品です。
スパイダーマンに扮する最年少のヒーローであるピーター・パーカーは、新たな戦いに身を投じます。夏休みに友人とヨーロッパへ旅行に行くピーターですが、ニック・フューリーというアベンジャーズを影から支えてきた人物が現れます。
『アベンジャーズ』シリーズは公開順に見るのがおすすめ【フェーズ4】
続いては、フェーズ4のMCU作品のあらすじや見どころなどを公開された順にご紹介します。気になる作品を確認してみましょう。
アベンジャーズ順番㉔『ブラック・ウィドウ』(2021年7月9日公開)
『ブラック・ウィドウ』は2021年7月9日に公開されました。本作の主人公はブラック・ウィドウです。本作は、一流の暗殺者でもあるブラック・ウィドウがアベンジャーズの一員となった経緯を深掘りする物語となっています。
時系列は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の間です。いつもクールに振る舞いながらも、淡々とアベンジャーズを支えてきた彼女の信念が明らかになります。
アベンジャーズ順番㉕『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021年9月3日公開)
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は2021年9月3日に公開されました。フェーズ4の2作目である本作の主人公は、シャン・チーです。シャン・チーは犯罪組織を束ねる父に昔から鍛えられてきたため、最強といわれる力を持っていました。しかし、心が優しい彼は、戦うことを好みません。
単純な勧善懲悪では終わらない重厚なストーリーになっており、随所に登場するカンフーアクションもスタイリッシュに魅せています。全体を通してアジアンテイストで、他のMCU作品とは異なる雰囲気を味わえる作品です。
アベンジャーズ順番㉖『エターナルズ』(2021年11月5日公開)
『エターナルズ』は2021年11月5日に公開されました。本作は『アベンジャーズ/エンドゲーム』が終わったあとの世界が舞台です。遥か昔から人類を守ってきたエターナルズと呼ばれる者たちの活躍が描かれます。
監督は同年に公開された『ノマドランド』で有名なクロエ・ジャオ氏です。アンジェリーナ・ジョリーが本作で10年振りに、アクション映画への出演を果たしたことも話題になりました。
アベンジャーズ順番㉗『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022年1月7日公開予定)
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日に公開されました。MCUに属するスパイダーマンシリーズは、本作で3作目です。
ミステリオ(クエンティン・ベック)に正体を暴かれたピーター・パーカーは、ヒーローから悪者といった評判になります。この評判に対する影響は彼だけでなく、家族や恋人だけでなく友人にまで及びました。
普通の生活が送ることが難しくなったピーターは、以前共闘したドクター・ストレンジに助けを求めます。アクションだけでなく、SFや恋愛の要素も散りばめられた作品です。懐かしのキャラクターたちの活躍を楽しんで鑑賞してみましょう。
アベンジャーズ順番㉘『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス (原題)』(2022年3月25日全米公開予定)
『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』は、2022年3月25日に全米公開予定となっています。2016年に公開された『ドクター・ストレンジ』の続編の作品です。舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』が終わったあとの世界となっています。
ドクター・ストレンジであるスティーブン・ストレンジは、タイムストーンの研究に没頭していました。しかし彼の計画は中断され、その結果恐ろしい悪を解き放ってしまいます。
アベンジャーズ順番㉙『ソー:ラブ・アンド・サンダー (原題)』(2022年5月6日全米公開予定)
『ソー:ラブ・アンド・サンダー (原題)』は2022年5月6日に全米公開される予定です。本作は、MCU作品群のマイティ・ソーシリーズの4作目にあたります。舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』が終わったあとの世界です。
エンドゲームが終わったあとのアベンジャーズは、それぞれ別の道を歩んでいました。ソーは自分の道を探す最中でしたが、意気投合したロケット・ラクーンと一緒に行動することに決めて、宇宙へと旅立ちます。
アスガルドはラグナロクにとって滅亡しました。しかし人こそ国そのものであるという信念のもとに、地球に建国します。新国王は勇敢な女戦士ヴァルキリーとなりました。
『アベンジャーズ』シリーズは公開順に見るのがおすすめ【フェーズ5】
続いては、フェーズ5のMCU作品のあらすじや見どころなどを公開される予定順にご紹介します。気になる作品を確認してみましょう。
アベンジャーズ順番㉚『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(仮題)』(2022年7月8日全米公開)
『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(仮題)』は2022年7月8日に全米公開される予定です。前作『ブラックパンサー』で主演を務めたチャドウィック・ボーズマンは2020年に急逝しました。本作は、前作の主人公であるブラックパンサーは不在のまま進められます。
他のキャスト陣は続投です。本作は当初、ブラックパンサー(ティ・チャラ)をにフォーカスされた物語の予定でしたが、チャドウィック・ボーズマンの逝去を受け、キャストの交代及びデジタル復活はしないとMCUが公式発表しています。監督及び脚本は、引き続きライアン・クーグラーが担当です。

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アベンジャーズ順番㉛『ザ・マーベルズ(原題)』(2022年11月11日全米公開予定)
『ザ・マーベルズ(原題)』は2022年11月11日に全米公開予定の映画です。2019年に発表された『キャプテン・マーベル』の続編です。主演は前作と同じブリー・ラーソンが務めることが判明しています。
前作と本作のタイトルを比べると、本作は複数形です。これは複数のマーベルが本作で登場する可能性が予想されています。
アベンジャーズ順番㉜『アントマン&ワスプ:クワントゥマニア(原題)』(2023年2月17日予定)
『アントマン&ワスプ:クワントゥマニア(原題)』は2023年2月17日に公開される予定です。MCU作品群アントマンシリーズの3作目にあたります。
本作に関して、ジョナサン・メジャースが征服者カーンを演じるという情報が公開されました。征服者カーンは原作のマーベル・コミックでは、アベンジャーズの強敵の一人です。カーンは、後に発表される作品『ファンタスティック・フォー』にも関わる大きな影響力があるでしょう。
原作のマーベル・コミックの設定によると、カーンは30世紀の未来人です。タイムトラベルをして、古代から40世紀を行き来できるうえに、40世紀の未来を征服したあとに現代を征服しようと登場します。
アベンジャーズ順番㉝『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3 (原題)』(2023年4月公開予定)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3 (原題)』は2023年4月に公開が予定されています。アメリカでの公開は5月と発表されているため、日本がアメリカよりも先の公開となる可能性があります。
MCU作品群のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズは、本作で3作目です。監督と脚本は前作までと同様にジェームズ・ガンが務めることが確定しています。
アベンジャーズ順番㉞『ブレイド(原題)』(公開日未定)
『ブレイド(原題)』はまだ公開日が確定していません。映画ブレイドシリーズは、1998年から2004年にかけて発表された3部作です。人間とヴァンパイアの混血として生まれた主人公のブレイドが、ヴァンパイアハンターとして活躍します。
『ブレイド(原題)』は、主演をマハーシャラ・アリが務めるリブート作品として再始動すると発表されました。過去に発表されたブレイドシリーズは大ヒットを記録を記録し「マーベル映画の名作」と名高く、世界中の期待が高まっています。
アベンジャーズ順番㉟『ファンタスティック・フォー(原題)』(公開日未定)
『ファンタスティック・フォー(原題)』はまだ公開日が未定です。監督はスパイダーマンシリーズのジョン・ワッツが務めることが発表されています。まだ脚本やキャストが確定されておらず、謎の多い作品です。
原作マーベルコミックでファンタスティック・フォーは、初のスーパーヒーローチームとされています。アベンジャーズの強敵とされる征服者カーンの本名はナサニエル・リチャーズ公表されており、ファンタスティック・フォーのリーダーであるリード・リチャーズとの血縁が暗示されています。
アベンジャーズを復習して最新作も楽しもう!
この記事では、MCU作品についてそれぞれ解説をさせて頂きました。一口にMCU作品といっても、コメディ要素が強いものから重厚でシリアス寄りの作品まで系統は様々です。
しかしヒーローたちが希望を与えてくれるという方向性は一貫しています。MCU作品群のシリーズが増えても、飽きさせずに多様に楽しませてくれる作品をぜひ楽しんでみましょう!