エルツティンは韓国のドクターズコスメで、もともとはレーザー治療の後の傷んだ肌のケアに使われていたものです。ベースに使う水をはじめ成分に徹底的にこだわっており、乾燥肌や肌トラブル対策効果が高いと評判です。この記事では、そんなエルツティンのシルククリームを詳しくご紹介します。
目次
エルツティン(ARTZIN)とは
「エルツティン」とはいったい何のことでしょうか?美容に敏感な方なら心あたりがあるかもしれませんが、そうでない方にとっては聞き覚えがない単語かもしれません。
韓国のドクターズコスメブランド
エルツティンは、韓国の美容クリニック「Abijou(アビジュー)」がドイツの科学企業である「BASF社」との共同開発でできたドクターズコスメで、アメリカ食品医薬品局(FDA)にも登録されています。
ドクターズコスメであるメリット
ドクターズコスメは明確な定義やジャンルがあるわけではありませんが、一般的には医療機関や医師が開発に携わったり監修したりしているコスメのことを指します。
皮膚に関する専門家が自分の持つ知識をフルに用いて有効成分やサポート成分にこだわって作っているため、「品質が高い」「効果が高い」「安心して使うことができる」などのメリットがあります。
実際に、化粧品や医薬部外品を手がけている株式会社ハイサイド・コーポレーションが、2019年にインターネットで全国の美容従事者630人に聞いたアンケートでは、「ドクターズコスメは効果や品質の良さ、使い心地がよく、使っていると他人から肌の美しさを褒められる経験がそうでない場合よりも12.1%多い」という結果がでています。
ただし、メリットだけがあるという訳ではありません。ドクターズコスメは開発の段階から専門家が多くかかわっているので開発費も高く、その分価格が高くなっています。
また、ドクターズコスメは明確な定義がないので、製品の中には効果があやふやな商品がある場合があります。購入の際には、ホームページなどで開発者の名前や機関が明記されており、顔写真なども公表されているものを自分で確かめて選ぶ必要があります。
ベースの水からこだわるエルツティン
エルツティンには、世界4大名水のひとつである「ノルデナウ水」が使われています。ノルデナウ水は、ドイツのノルデナウというスレートの採掘が盛んに行われていた地域の廃坑の地下300メートルから湧き出ている水のことです。
1992年頃よりこの水を飲むと、「肺がんが改善された」「肩や背中の痛みが改善された」と言う人が続出して注目を浴びました。その後、数々の専門家がその秘密を解明しようと試みました。
その一人、ツヴィニエフ・ガーデニック博士はこの地の近くに診療所を建て、この水を飲んでいる人の追跡調査を行いこの水を飲みにやってきた人のほとんどに効果が現れていることを確認しました。
その後、1996年に九州大学の農学研究員である白畑寛隆教授がガーデニック博士と共同研究を行い、ノルデナウ水は活性酸素を消去する働きがある活性水素を多く含んでいることを発見しました。
活性酸素は人間が呼吸する過程で必ず発生する物質で、本来は体内に侵入した細菌やウイルス、カビなどの異物を攻撃して除去する良い働きがあります。しかし、加齢やストレス、たばこなどが原因となって増えすぎると、悪玉活性酸素となって健康な細胞も攻撃してしまいます。
攻撃された細胞はダメージを受けて機能が低下したり死滅したりするため、老化や肌トラブル、生活習慣病など身体のさまざまな不調を引き起こしてしまいます。
エルツティン「シルククリーム」
エルツティンのシルククリームとはどんなものなのでしょうか?商品の由来や、形態の特徴について解説します。
肌再生クリームとして話題
エルツティンはドイツ語で「女医」という意味の単語です。韓国では医療レーザーで治療した後の、乾燥したりダメージを負ったりした肌のケアのために使う保湿クリームとして使用されていました。
レーザー治療を受けた患者さんからの評判が高く話題となり、治療後のケアだけでなく日常のスキンケアにも使われるようになりました。
商品の形態
エルツティンシルククリームは、チューブに入ったジェル状のクリームです。クリームは空気に触れると酸化して劣化するため、一般のチューブよりも空気が侵入しにくいアルミニウムチューブが使用されています。
また、アルミニウムチューブは、端から押して順に使うと最後の一絞りまできれいに使うことができます。
シルククリームがおすすめの肌の状態
シルククリームは、次のような肌の状態の方におすすめです。
- 乾燥肌の人、乾燥によるかゆみが気になる人
- 肌荒れが気になる人
- しわが気になる人
- 肌のつやがなくなったと悩んでいる人
- 敏感肌の人
- 肌の弾力低下が気になる人
エルツティン「シルククリーム」の注目成分
エルツティン「シルククリーム」にはどんな成分が配合されているのでしょうか?ここでは、注目の成分を3つご紹介します。
注目成分①EGF
EGF(ヒトオリゴペプチドー1)とは皮膚の上皮を成長させるタンパク質の因子で、「Epidermal Growth Factor」の頭文字をとったものです。上皮成長因子と呼ばれていますが、上皮細胞増殖因子もしくは上皮細胞成長因子とも呼ばれています。
この因子を発見したスタンレー・コーエン博士は、1986年にノーベル生理学書を受賞しました。やけどに対する効果も高かったため、当初はやけどの治療に使われていました。
発見された当時はこの因子を多く抽出できなかったため、1グラムが8000万円と信じられないほど高価なものでしたが、科学や医学の発展により大量生産が可能となり、化粧品にも使われるようになりました。日本では2005年に化粧品への配合が、労働厚生省より認められています。
EDFはターンオーバーをスムーズに行う働きがありますが、加齢によってだんだんと減少してしまいます。ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのことで、古い角質を除去し、新しい皮膚が生まれます。ターンオーバーは約28日の周期で起こり、正常に行われるとみずみずしい肌が生まれます。
肌の角質にはEDFを受け止める受容体があるのでシルククリームでEDFを補給すると皮膚に作用し、ターンオーバーを促したりしみやしわを薄くしたりする働きが期待できます。
注目成分②シワ改善造成物
エルツティンには、蓮根エキス、プロポリス、ホワイトウィロー樹皮などのシワ改善造成物が含まれています。
蓮根エキス
蓮根エキスには、蓮の花に含まれている窒素が含まれた特別な有機化合物のアルカロイドが含まれています。アルカロイドは、多くの美容液に含まれているアルブチンの10倍以上の美白効果や抗酸化作用(活性酸素を除去する作用)があるので、高い美白・保湿効果が期待できます。
プロポリス
プロポリスはミツバチが自分で集めた植物や樹皮などを唾液で固めた物質で、ミツバチの巣の材料となっています。プロポリスには、ターンオーバーを促して皮膚のハリを保つ効果が期待されています。
ホワイトウィロー樹皮
ホワイトウィロー樹皮は、セイヨウシロヤナギとも言うヤナギ科の落葉小高木です。肌に潤いを与え肌のキメを整える効果が期待できます。
注目成分③抗ニキビ性造成物
エルツティンには、次の3つの抗ニキビ性造生物が含まれています。
覆盆子エキス
別名をポップンジャと言う韓国産のバラ科のクマイチゴまたは、トックリイチゴの実のことです。ビタミンやポリフェノールを豊富に含んでいるので、ニキビや吹き出物ができにくくなる効果が期待できます。
プロポリス
プロポリスには抗菌作用や抗炎症作用もあるので、ニキビや吹き出物を抑える効果が期待できます。
ホワイトウィロー樹皮エキス
ホワイトウィロー樹皮エキスには抗炎症効果もあるので、ニキビや吹き出物ができたり増えたりするのを防ぐ効果が期待できます。
エルツティン「シルククリーム」の使い方
では、エルツティン「シルククリーム」の使い方を詳しく紹介します。わかりにくい、と思われる方には動画を用意しましたので、そちらをご覧ください。
スキンケアで使う順番
エルツティンシルククリームをスキンケアで使う場合は、普段のスキンケアをした後に最後に使います。一般的な使い方は以下の通りです。
- 丁寧に洗顔し、皮膚の汚れを優しく落とします。
- 化粧水、乳液、美容液などのスキンケアをします。
- シルククリームを塗ります。
- とくに気になる部分がある場合は重ねづけをしてください。
エルツティンの商品でスキンケアする動画を見てみよう
もう少し具体的に使い方を知りたい!と思う場合には動画を参考にするとわかりやすいでしょう。
エルツティンの美肌クリームを体験してみよう
エルツティンは、日本でも美容コスメが人気の韓国で作られたクリームです。ドクターズコスメなので少々値が張りますが、肌荒れや肌トラブルに高い効果が期待できます。美容部員などのプロの評価も高く人気を集めています。
ノーベル賞を受賞したEGFをはじめ美肌効果が高いと言われている成分を厳選して使用しているので、夜寝る前のスキンケアに使うと朝肌がしっとりしてメイクののりが違うと評判です。
ぜひ、一度エルツティンの美肌クリームを体験してその効果を実感してみましょう!