ラテン系でセクシーなカッコよさが魅力の俳優と言えば、アントニオバンデラスが思い浮かぶ方も少なくないでしょう。
そこで今回は、アントニオバンデラスの若い頃の様子や、これまでに出演した人気作やその歌声などについてご紹介します。この記事を読んで、アントニオバンデラスの魅力を再確認してみてください。
目次
アントニオバンデラスとは
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アントニオバンデラスという名前をよくきくけれど、実際どこの国出身なのか、どんな背景を持った人物なのか知らないという方も多いでしょう。ここではアントニオバンデラスのプロフィールやその経歴などについてスポットを当ててみます。
アントニオバンデラスのプロフィール
アントニオバンデラスは「Antonio Banderas」と綴り、本名は「José Antonio Domínguez Banderas(ホゼ・アントニオ・ドミンゲス・バンデラス)」です。
ドミンゲスは父方の姓で、バンデラスは母方の姓です。警察官である父と教師である母の間に、1960年8月10日にスペイン王国マラガ、アンダルシア市で生まれました。
そのせいか、生まれ故郷のサッカーチーム「マラガFC」のファンであることも公言しています。アントニオバンデラスは、13歳からマラガの演劇学校で演劇とダンスを学び、20歳でマドリッドに引っ越してから舞台で活躍するようになりました。
アントニオバンデラスの経歴
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アントニオバンデラスは俳優としてどんな経歴を持っているのか、ここでご紹介するので参考にしてみてください。アントニオバンデラスは1982年に公開されたペドロ・アルモドバルの映画「セクシリア」で映画デビューを飾り、俳優としてのキャリアを本格的にスタートさせました。
以後、1987年に公開された映画「欲望の法則」や1988年公開の「神経衰弱ぎりぎりの女たち」など数多くのペドロ・アルモドバル監督作品に出演しています。「アルモドバルのミューズ」と呼ばれたこともあります。
ペドロ・アルモドバル監督以外の作品にも多く出演していたものの、スペインを拠点に活躍していた当時は繊細なキャラクターを演じることが多く見られました。
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1992年に「マンボ・キングス/わが心のマリア」でハリウッド俳優としてデビューして以来、ラテン系ならではの男性らしさやセクシーさを武器に好演しています。アントニオバンデラスの名を世界的に有名にしたのは、1995年公開の「デスペラード」でした。
この作品で、アントニオバンデラスは主役のエル・マリアッチを演じ、その魅力で世界中にファンを増やしました。アントニオバンデラスを一躍大スターにしたこの作品は、彼の経歴の中でもターニングポイントになった作品と言えます。
アントニオバンデラスの若い頃【出演映画】
アントニオバンデラスは、若い頃どんな作品に出演していたのか、若い頃の主な出演作についてご紹介します。DVDや動画などでチェックしてみるのもよいでしょう。
若い頃の出演作①欲望の法則
「欲望の法則」はペドロ・アルモドバル監督が、男同士の危うい三角関係を描いた作品で、公開当時は大きな反響を呼んだ作品です。
恋人ファンとの関係に悩んでいる映画監督パブロが、ある日アントニオという青年と関係を持ってしまいます。アントニオはファンの存在を知り、嫉妬に駆られてファンを殺してしまうのです。
パブロはファンの死を知り、ショックのあまり運転を誤って事故を起こし、記憶喪失に陥ります。アントニオはパプロの兄で、今は性転換をして女性となったティナの部屋に転がり込むのです。
アントニオバンデラスは自身と同じ名前のアントニオを熱演しています。同作には男性同士の三角関係だけでなく、性転換などのストーリーも盛り込まれ、当時はタブーを破った斬新な作品としていろいろな批評を浴びました。
若い頃の出演作②アタメ
1990年1月に公開されたペドロ・アルモドバル監督の映画「アタメ」は3歳で孤児になり23歳まで精神病院で人生を過ごした主人公リッキーを描いた作品です。
アントニオバンデラス扮するリッキーは、退院後、かつて一度だけ関係を持ったポルノ女優マリーナの撮影現場に押しかけ、求愛したものの拒否されます。
リッキーはマリーナの自宅に押し掛け、マリーナを縛り付けます。その後もリッキーは出かけるたびにマリーナを縛り付けるのですが、特に性的暴力をするわけでもなく優しいので、マリーナは次第にリッキーに心を開くようになるのです。
若い頃の出演作③デスペラード
1995年8月に公開された映画「デスペラード」にて、アントニオバンデラスは主役のエル・マリアッチを熱演し、一躍ショービズ界でのスターダムを駆け上りました。
この「デスペラード」は、1993年に公開された映画「エル・マリアッチ」の続編で、前作ではカルロス・ガラルドーが同役を演じ、同作では主人公の助っ人役で出演しています。
ストーリーは、麻薬組織のボスに復讐をたくらむエル・マリアッチが、復讐を阻止しようと麻薬組織から命を狙われながらも、仲間の助けを借りて復讐を遂げるというものです。
ヒロインのキャロリーヌをメキシコ人美人女優のサルマ・ハエックが演じており、アントニオバンデラスとの美男美女コンビにも注目です。
若い頃の出演作④マスク・オブ・ゾロ
ゾロと言えば、これまでダグラス・フェアバンクス・シニアやアラン・ドロンなどの名優が演じ、注目を浴びてきた作品です。この「マスク・オブ・ゾロ」は1998年7月に公開され、アントニオバンデラスが若くてセクシーなゾロ役を演じ、彼の魅力に世界中がため息をつきました。
ヒロインのエレナ・モンテロをキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じ、美人で気が強いエレナとアントニオバンデラス扮する二代目ゾロ、アレハンドロ・ムリエッタとの掛け合いにも注目です。
アントニオバンデラスは若い頃【歌】
ラテン系俳優ならではのセクシーで男性的な魅力と、高い演技力で、今ではハリウッドでも名優の一人に入るアントニオバンデラスですが、実は演技以外にも歌唱力で評価されています。ここでは、アントニオバンデラスが若い頃どんな場面でその歌唱力を披露してきたのか、チェックしてみましょう。
「デスペラード」で歌とギターを披露
アントニオバンデラスは、映画「デスペラード」内で、情熱的なリズムのギターの演奏と歌声を披露しています。一俳優が演技として演奏して歌っているというよりも、その場面だけ切り取ると、まるでプロのミュージシャンと言っても通用する能力の高さです。
これ以外にも、アントニオバンデラスはいろいろな作品でその歌声とギターを披露しているので、演技以外にも音楽を楽しみに出演作品を選んで鑑賞してみるのもよいでしょう。
ブロードウェイのミュージカルにも出演
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アントニオバンデラスは、2003年にブロードウェイのミュージカル「ナイン(Nine The Musical)」にも出演し、トニー賞にノミネートされ、歌って踊れるハリウッド俳優であることを証明しています。残念ながらこれ以外のミュージカルに出演した経験はないようです。
アントニオバンデラスの妻・子供
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魅力的な俳優、アントニオバンデラスですが、結婚しているのか、子供はいるのか気になる方もいるでしょう。ここでは彼のプライベート事情について探っていきます。
2度の結婚と離婚
アントニオバンデラスは、1987年にスペイン人女優アナ・レサと結婚したものの、1996年に離婚しています。そして1995年に公開された映画「あなたに逢いたくて」で共演したアメリカ人女優、メラニー・グリフィスと交際し、1996年に再婚しています。しかしながら2015年に離婚しています。
2人目の妻との間に子供が1人
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アントニオバンデラスは最初の妻であるアナ・レサとの間に子供はいなかったものの、2人目の妻であるメラニー・グリフィスとの間に1997年に生まれた娘、ステラがいます。
ステラが芸能活動をしているのかどうかは、明らかになっていないものの、時折母親や父親と公の場に登場することもあります。母親と父親のいいとこ取りをした愛らしさのある美人なので、気になる方はチェックしてみてください。
現在の恋人は?
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2015年に独身となったアントニオバンデラスですが、2015年5月のカンヌ映画祭にて、20歳年下のオランダ人モデル、ニコール・キンペリを同伴して現れ、大きな注目を浴びました。
その後、このニコール・キンペリとの関係は続いているようで、ニコール・キンペリのインスタを見ると、「Nicole Banderas(ニコール・バンデラス)」と名乗っているので、もしかするとすでに再婚しているのかもしれません。
アントニオバンデラスは「インディ・ジョーンズ」に出演
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アントニオバンデラスは、2023年6月30日にアメリカ全土で公開予定の映画「インディ・ジョーンズ」の第5作に出演しており、その公開が待たれています。
コロナ禍での撮影延期や、主演のハリソン・フォードがリハーサル中に肩を負傷するなど数々のトラブルに見舞われ、首を長くして待っているファンも多いようです。
アントニオバンデラスは現在も俳優として活躍中
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今回はスペイン人俳優、アントニオバンデラスについてご紹介しましたが、いかがでしたか?セクシーな魅力を持つ俳優として名を馳せているアントニオバンデラスですが、その魅力は外見だけでなく演技力や歌唱力などにもあります。今回の記事を参考にして、いま一度、その魅力に浸ってみましょう。